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 株式投資の情報なら大抵のことは「会社四季報」で足りる。あと、日本経済新聞と週刊のチャートブックがあれば文句はない。これまで、東洋経済新報社の「会社四季報」と後発の「日経会社情報」がシェアを争っていたが、今年の夏号から「会社情報」が突然の廃刊になった。天下の日本経済新聞が出版する「会社情報」から投資家の支持が離れたのには理由がある。それは、今期、あるいは来期の企業業績予想がいつも会社発表と同じで、独自性がまったくなかったことによる。読者としては、ネットで瞬時に検索できる、そのほとんどが保守的な、つまり控えめな、会社発表の業績予想などには興味はない。読者としては、企業業績の変化を予測し、「まさか」のサプライズ決算を見通す力量を「季刊誌」求めているのである。