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カーリットホールディングス(株)【4275】の掲示板 〜2017/09/14

私はむすか大佐だ。

カーリット、いよいよかね?日刊工業新聞に記事が載っているな!


[ 化学・金属・繊維 ]
カーリットHD、ロケット燃料参入-宇宙産業拡大にらみ、試験製造設備建設

2017/2/24 05:00

カーリットホールディングス(HD)はロケット燃料市場へ参入する。3月までに群馬県の研究所に試験製造設備を建設して、実用化に向けた製品開発を行う。2016年11月に民間のロケット打ち上げや衛星運用を促進する「宇宙活動法」などが国会で成立。米欧に後れを取ってきた宇宙ビジネスの拡大が日本でも今後期待される。祖業の火薬などで培った技術を応用して成長市場を狙う。19年度に製品化して、24年度に30億円の売り上げを目指す。

カーリットHDは群馬県渋川市の「高エネルギー研究所」でロケット打ち上げや衛星姿勢制御に使う固体と液体の推進薬を研究してきた。まず約10億円を投じて固体燃料のパイロットプラントを設置して、生産量を増やして実用化を急ぐ。

メーンエンジン向けなどの固体燃料は自社製造する過塩素酸アンモニウムを主原料としており、一貫生産の強みなどがある。一方で、衛星姿勢制御向けの液体燃料は高エネルギー物質のイオン液体を用いる独自技術だ。液体燃料は新しい材料であり、規制当局などと相談しながら試験製造設備を設計する方針。

同社はもともとロケット推進薬原料の過塩素酸アンモニウムを長年製造してきたほか、約10年前に観測ロケット用のリチウムガス放出装置を開発した実績がある。それらの宇宙関連事業の一環として、ロケット燃料の研究開発が始まった。

従来の宇宙産業は事実上、政府予算を使う宇宙航空研究開発機構(JAXA)から大手のロケット・衛星メーカーなどへの発注に限られていた。今回の法整備により、米欧のような宇宙関連ベンチャー企業が活躍できる環境が整った。

日本の宇宙産業はこれまで市場構造に起因して高コストと言われており、燃料など関連資材も低価格化や高性能化が求められる。