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(株)リボミック【4591】の掲示板 2017/06/09〜2017/10/07

リボミックとシミック、以前いっしょに研究する契約を結んでいましたが、
その後どうなったのでしょうか?

今日の日経産業より
薬物の受託解析、核酸医薬向けに照準
シミックHD、米に専用施設、分析対象の種類・量拡大。

 医薬品開発業務受託機関(CRO)大手のシミックホールディングス(HD)は、次世代医薬品として期待される核酸医薬品向け事業を強化する。米国の子会社に専用施設を設け、生体内での作用を調べられる医薬品の種類と量を増やす。臨床試験の前段階から顧客との関係を強め、新薬開発を目指す米国のバイオベンチャーなどからの受託を拡大する。

 米イリノイ州にある子会社の研究施設を増床し、10月から受託解析できる薬の種類を増やす。核酸医薬品の中には、細胞内のたんぱく質を合成する場所で作用する薬剤もある。不純物が混ざると、目的とは異なるたんぱく質が合成される場合があり、解析結果が乱れやすいという。
 このため、計数億円を投じて、空気が循環しない専用室を設けて新たな解析用装置なども導入した。
 核酸医薬品はDNAやRNA(リボ核酸)など遺伝情報をつかさどる物質を医薬品として活用する。化合物を合成してつくる低分子医薬品と、抗体医薬品の中間程度の分子量があることから、中分子医薬品とも呼ばれている。

 特定のたんぱく質に結びつきやすい抗体医薬品の特徴を持ちつつ、分子量が大きくないため細胞内の物質を標的にできる。次世代の医薬品として注目を集めており、開発競争は激しい。
 核酸医薬品の候補物質などが生体内でどう作用するかを測るには、細胞内で標的のたんぱく質と結びついているかを調べる必要がある。シミックHDは効果に伴って増えるたんぱく質の計測装置や、たんぱく質を作る鋳型となるメッセンジャーRNA(mRNA)を解析する装置を新たに導入。たんぱく質が生成される直前に生じるmRNAの量を解析できるようになるという。
 同社によると核酸医薬品は空調設備や解析装置に多額の投資が必要となるため、一般的な医薬品に比べて3割程度高い価格で受託できるという。日本に比べて研究が進んでいる米国のバイオベンチャーを中心に売り込む。

 多くの製薬会社は製造や開発などを外部委託する傾向を強めている。これを受けて、シミックHDの医薬品の受託解析を含めたCRO事業も好調な業績が続いている。
 核酸医薬品の市場はまだ立ち上がったばかりだが、20年には世界の市場規模が5000億円を超えるとの推計もある。対応できる医薬品の幅を広げることで、米国の受託解析事業で早期に10億円の売り上げを目指す。