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サンバイオ(株)【4592】の掲示板 2017/07/29〜2017/09/12

バイオVB、再生医療品の早期承認狙う
2017/8/7 日本経済新聞

再生医療で新興市場に上場するバイオベンチャー企業(VB)の存在感が高まってきた。国内で数年先の再生医療製品の実用化を目指している。再生医療製品の早期承認制度で短期間で製品を市場投入でき、活躍の舞台が広がっている。黒字化までの期間が短くなる可能性もある。

 「患者の持つ再生機能を最大限に引き出して自然な形で脳を再生する」。サンバイオの森敬太社長は主力開発品の「SB623(開発番号)」に自信をみせる。健常者の骨髄から採取した幹細胞を使う。脳梗塞や交通事故で脳が傷つき手足がまひする外傷性脳損傷向けに臨床試験(治験)を進めている。神経や血管を作る特殊なたんぱく質が放出され、機能回復するとみられる。

 外傷性脳損傷向けでは日米での国際共同治験を実施中だ。数年後には日本で最初の製造販売承認の取得を目指す。

 セルシードは東京女子医科大学発の細胞培養の技術を使う「食道再生上皮シート」の治験を実施し、2月には厚生労働省から画期的な医薬品などを世界に先駆けて実用化する「先駆け審査指定制度」の採択を受けた。

 食道がん治療後に食道が狭まるのを防ぐために患者の口内粘膜から採取した細胞をシート状にして移植する。先駆け審査制度は承認申請した場合の期間を通常の半分ほどにあたる半年に短縮できる場合があるという。橋本せつ子社長は「2年後には承認を得られる可能性がある」と期待する。

 リプロセルは台湾のVBが開発中の脳疾患治療向けの細胞医薬品を日本で開発・販売する独占的な権利を得た。対象とするのは神経細胞の変性によってまっすぐ歩けなかったりする疾患だ。開発品は他人の脂肪組織から採取した幹細胞を使う。18年度から国内での治験を始め、20年ごろに発売を目指す。

 14年施行の医薬品医療機器等法(旧薬事法)で再生医療製品については、条件・期限付きの承認が認められるようになり、市販までの期間が短縮された。VBにとって早期の製品化は大きい。


■制度変更、黒字化に追い風

 みずほ証券によると、米国では上場バイオ企業の時価総額が98兆円で製薬企業全体(204兆円)の半分を占める一方、日本のバイオ企業は1.8兆円。製薬企業(28兆円)の約15分の1にとどまる。バイオVBの数や成功例が米国より少ないためだ。日本は大手製薬がVBとの提携に消極的なことが成功例が少ない理由の一つとされる。

 ただ最近では変化の兆しも出てきた。塩野義製薬や第一三共などと提携するペプチドリームなど時価総額が1千億円を超える大型バイオVBが誕生。成功例が出たことで市場でお金を集めやすくなっている。早期承認制度で黒字化までの期間も短縮する可能性がある。

 サンバイオは2018年1月期に39億円の最終赤字予想だが、時価総額は600億円強。みずほ証券の野村広之進氏は「24年1月期に米国で脳梗塞治療薬が販売されると年100億円前後の収入が見込める」と予想、現在の株価は妥当とみる。セルシードやリプロセルも細胞培養容器やiPS細胞培養用試薬を販売している。野村証券の繁村京一郎氏は「需要は安定的に伸びる」とみる。

将軍の使い

  • >>182

    ホルダー諸君
    現物長期ホールドでいい(最低5年)

    野村證券の繁村氏は森氏とのアナリスト対談企画でサンバイオのホームページに載っていますね。

    対談では高品質な細胞を大量生産することの難しさ、SB623のGMPに準拠した量産体制、製造プロセスを確立するのに10年の歳月を要したことなどが語られています。
    バイオ医薬品は「製造プロセス自体が製品」と言われるほど製造プロセスが重要ですが、最先端の再生医療においてこの技術を確立している価値は計り知れないものがあります。
    現在はスタウト博士の加入もありさらに強化されていることでしょう。

    この高品質な細胞薬の治験も臨床後期。
    森氏によると再生医療の分野において自社開発の治験を日米で行っているのは知る限りサンバイオのみとのことです。
    日米においてよく整備された環境で質の高い治験がされており、また上市後を考えて多くの施設を開設しているのはご承知の通りです。

    外傷性、そして脳梗塞も組入れ完了予定が半年少々と近づいてきました。
    もはやホルダーは目先の小さな動きに動じる必要はありません。

    結果を心待ちにしています

    ホルダーは絶対に売るな
    将軍の使い