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ブライトパス・バイオ(株)【4594】の掲示板 2017/03/24〜2017/03/26


以下は伊東先生の著書「がんを生きよう」より。
2015年の中間解析までの膠芽腫治験の経緯と、第Ⅰ相の結果が記載されている頁があったので原文ママ抜粋。
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進行膠芽腫患者さん(21例)において、がんの縮小が5例
がんの増大なしが8例、がん増悪が8例という成績がえられました。
ワクチンに関連した重篤な副作用もなく、免疫反応が得られた方に限って良好な臨床結果が得られました。
そこで、企業治験として、治療抵抗性の膠芽腫患者(12例)を対象に、
第一相/継続投与試験を実施して以下結果を得られました。
高い免疫反応が得られた患者さんでは腫瘍の縮小(部分寛解)がみられました。

・至適容量:3mg/1ペプチド
・安全性:主な副作用は投与部位の反応でワクチンに関連した重篤な副作用無し
・免疫能:6~12回投与以降に上昇し始める
・平均投与回数:15.7回
・部分寛解:2/12例
・生存期間中央(MST):10.6ヶ月

このように良好な成績であったことから2011年から厚生労働省の支援をいただきながら
医薬品承認を目指して第三相医師主導治験を開始しました。そして2015年3月に中間評価が行われ
「治験継続」が奨励されたために、残り約一年間、全国20施設にて治験を実施中です。
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他にも久留米大学のHPにも一つだけ膠芽腫に関する研究成果の記事があります。
・膠芽腫のワクチン後の偽増悪について
h
ttp://www.med.kurume-u.ac.jp/med/cvc/F/disease.html#glioblastoma

また先日この掲示板でも話題にもなった
血液脳関門(リンパ球や抗体、分子量の大きなタンパク質(抗がん剤も)などは入っていかない機構。)
に関して。
伊東先生もやはり、血液脳関門があることで脳腫瘍の治験を開始するのを当初は躊躇していたようです。
ですが、「腫瘍ができるとその脳血液関門は破城してリンパ球は入っている。」
との持論をもつ新潟大学脳神経外科の山中龍也先生や周囲からの強い後押しもあり、治験を恐る恐る開始したとのことです。

脳腫瘍の場合、ワクチン投与部位は、大腿部ではなく上背部に投与。
その理由は首の後ろのところに後頚部リンパ節があり、そこが脳につながっているリンパ節であるという理由だそうです。


三相の結果はまだまだどっちになるとも断言できる状態ではありませんが、
以上参考までに。