ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

ブライトパス・バイオ(株)【4594】の掲示板 2018/02/14

>>951

ご参考:
ガン治験の主要評価項目は、以前は「5年生存率」を使うことが多かったのですが、近年では「全生存期間(中央値)」を使うことが多くなっています。

ITK-1(前立腺ガン対応)も、「全生存期間(中央値)」を使うことが決まっています。

「全生存期間(中央値)」とは、例えば被験者が99人としたとき、生存期間の短い人から順番に並べて50番目の人の生存期間がそのグループの「全生存期間(中央値)」となります。
この計算方法で、偽薬グループと真薬グループの「全生存期間(中央値)」を比較するわけです。これで有意差が出れば「治験は成功」です。

「5年生存率」を算出するには5年の歳月を必要としますが、「全生存期間(中央値)」ですと、がん腫にもよりますが、2~3年あれば結果を算出することが可能です。
治験結果を短期間で出すためにも、「全生存期間(中央値)」が採用されているわけです。

今回の結果は未知数ですが、来月末でキーオープンされることに、ご心配されているような問題はありません。

  • >>967

    キイトルーダと化学療法の件を例にとると

    「非小細胞肺がん初回治療、キイトルーダ単独または併用療法で最長2年以上の長期フォローアップ最新データと日本人データ ASCO2017×JSMO2017 」から引用

    本解析の追跡期間は14.3カ月から27.6カ月で(中央値19.1カ月)、前解析から約8カ月経過し、治験実施計画に従い、化学療法群からキイトルーダ群にクロスオーバーした79例と、クロスオーバー以外で抗PD-1抗体による治療を受けた12例も解析対象に含めた。

    その結果、キイトルーダ群の全生存期間(OS)は中央値特定に至っておらず、化学療法群では中央値14.5カ月で、キイトルーダ群は化学療法群と比べ死亡リスクが37%低下したことが示された(p=0.003、ハザード比(HR)=0.63)。12カ月生存率は、キイトルーダ群が70.3%、化学療法群が54.8%、18カ月生存率はそれぞれ61.2%、43.0%であった。

    とまあ、OS未達でも