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ブライトパス・バイオ(株)【4594】の掲示板 2018/02/16〜2018/02/18

健全なるホルダーの皆様へ

昨日リリースされたお知らせ「三重大学との産学官連携講座の設置」について、まとめてみました。

どうやらBP社の中期的な戦略の軸になるのは「ネオアンチゲン」のようです。というより、がん免疫学会や製薬業界の賢者たちが「ネオアンチゲン本命」を認め出しているということだと思います。

車の両輪、すなわち
「最新の遺伝子解析技術による患者ごとのネオアンチゲン解析」と「解析結果に対応する創薬モダリティの開発」です。
敵(がん細胞)を正確に見つけ出して、その敵の特性に応じた個別の免疫療法で敵をたたくという作戦です。

今回の講座をリードするのは三重大の珠玖洋先生です(しくひろし、と読みます)。
ノーベル賞候補として、しばしば名前があがる本庶佑先生(ほんじょたすく、京大、オプジーポの開発)や坂口志文先生(阪大、制御性T細胞)ほどの派手さはありませんが、伊東恭悟先生とともに、がん免疫治療の分野では実力・権威とも秀でている先生です(ちなみに、日本がん免疫学会の第5回会長は珠玖先生、第6回会長は伊東先生です)。
珠玖先生は、免疫治療の様々な組み合わせで、がんを克服しようという「複合的がん免疫治療法」を早くから手掛けておられ、BP社と目指す方向性が一致したのではないでしょうか。

とにもかくにも、各方面の大学や研究所との提携・共同研究が順調に進んでおり、安定感がさらに増してきているのは頼もしい限りです。

もちろん、ITK-1の認可取得と適用拡大が、直近の最重点課題であることには変わりはありませんが、その先を考えた場合「ネオアンチゲン」は外せません。

追伸・・・現在シカゴ大学に籍を置いている中村祐輔先生に注目しています。諸事情で日本を離れていらっしゃいますが、がん免疫治療の最先端を走る御仁で「ブレーク スルー」という言葉がピッタリのエネルギッシュな先生です。
この先生が、今年の6月末でシカゴ大学を離れて日本に帰って来られるとのこと。現在、まだ日本でのポジションは決まっていないと、自らの「シカゴ便り」に書かれていました。
個人的には、永井社長に是非とも触手を伸ばしてほしい人物です。
ご興味のある方は「シカゴ便り」で検索すると出てきます(最新情報が満載です)。

明日は、文京シビックホールに行く予定です。

以上、私見です。