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CYBERDYNE(株)【7779】の掲示板 2017/04/22〜2017/05/04


発表日:2017年4月28日,,


製造業・非製造業向けやサービス系、AI(人工知能)など

世界のロボット市場を調査

2025年の世界市場予測(2016年比)

■ヒト協調ロボットは2,700億円(8.7倍)

・・・欧州を中心に市場形成。アジアでは市場が急拡大

■パワーアシスト・増幅スーツは160億円(5.2倍)

・・・国内で介護・リハビリ関連の需要が好調。海外では需要が限定的



■パワーアシスト・増幅スーツ 介護・リハビリ関連の需要が好調。海外では需要が限定的

  2016年  2025年予測  2016年比

  31億円   160億円    5.2倍


 パワーアシスト・増幅スーツは、装着することでその人の歩行や動作(持ち上げ、運搬など)をアシストし、負担を軽減する装置である。自立歩行が困難な方の歩行補助、介護をはじめ、建設や土木、工場、物流現場などで利用できる。

 2016年の市場は31億円となった。国内市場が中心で9割以上を占める。国内では介護支援用や自立支援用など、介護・リハビリ関連で需要が好調である。介護現場では介護による腰痛を理由に離職する職員が多く、負担を軽減するため、厚生労働省の「ロボット介護機器開発・導入促進事業」などの補助施策を活用し、導入する施設が増加している。

 海外では医療・福祉向けに歩行アシスト装置を、Rewalk RoboticsやEkso Bionicsなど複数のメーカーが販売している。ただし、価格が高いことなどから、需要の伸びは低い。国内メーカーではサイバーダインが海外市場へ進出しており、欧州ではドイツを中心に、オランダやデンマーク、フィンランドなどに輸出している。アメリカでは2015年6月に米食品医薬品局(FDA)に医療機器としての承認を申請している。

 今後は介護やリハビリのほか、医療用途での需要増加が予想される。国内ではサイバーダイン「HAL(R)」医療用(下肢タイプ)が2015年11月に厚生労働省から緩徐進行性の神経・筋疾患用として医療機器製造販売を承認され、レンタル事業も2016年に開始されている。将来的には適用疾患の拡大も期待される。農業や水産業、建設現場、倉庫内作業用途など、介護やリハビリ、医療用途以外でも潜在需要は大きいと考えられるが、現状では価格が高いことが普及のネックとなっている。

h ttp://www.nikkei.com/nkd/company/article/?DisplayType=11&n_cid=DSMMAA13&ng=DGXLRSP444002_Y7A420C1000000&scode=7779&ba=1