ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)ANAP【3189】の掲示板 2018/12/04〜2019/04/28

今日10時若干戻し?

「相場の福の神」として活躍する財産ネット・企業調査部長の藤本誠之氏が注目企業の経営陣にインタビューし核心に迫るシリーズ。今回は若い女性向けの衣料・雑貨ブランド「ANAP」を手掛けるANAP <3189> の家高利康社長です。

<若い女性向けブランド「ANAP」展開>

 ――ANAPはどんなブランドなのでしょう。

 「全国に32店舗を展開するほか、楽天市場、アマゾンなどのEC(=Eコマース、電子商取引)サイトや自社サイトを通じたオンライン販売にも力を入れています。読者の方にはまだなじみが薄いかもしれませんが、主要顧客の若い女性を中心に、ミセス層まで認知度は高まりつつあります。最大手のハンバーガーチェーンをはじめ有名企業とのコラボレーション企画も積極的に推進しています」

 ――2013年11月の上場後はしばらく赤字に苦しみましたが、その後は復調し、17年8月期には最終黒字に転じています。

 「上場で得た資金で大量出店に踏み 切ったことが裏目に出ました。失敗の反省から販売オペレーションを見直し、売上よりも利益を重視する戦略をとりました。不採算店も縮小し、ピーク時に100を超えていた店舗数を大幅に減らしたことで、収益力の高い店舗だけが残っています。ネット販売にシフトしたこともポイントです。現在ではオンライン経由の売上が全体の6割を占めています」

<AI活用しオンラインショップの機能強化>

 ――アパレルにもAI(人工知能)導入の必要性が叫ばれています。

 「その点については、子会社のATLABがAIシステムを開発していて、ANAPのオンラインショップの機能強化につなげています。その成果は売上にも着実に反映されています。また、技術力に定評のあるAIベン チャーのGAUSSにも出資していますが、同社は将来的な株式上場の可能性も秘めています」

攻めの経営に転換、海外取り込みも

 ――今後の成長戦略を教えてください。

 「ずばり『攻め』です。新規出店もまた少しずつ増やし、オンラインはAIによるビッグデータ解析を駆使して、一段の売上増を図ります。また、越境ECを介して海外市場も取り込む構えです。具体的には、有望な中国市場でのブランド認知度の向上を狙っています」

提供:モーニングスター社