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NEXT NOTES インドNifty・ダブル・ブル ETN【2046】の掲示板 〜2020/09/16

News | 2015年 08月 21日 17:50 JST
中国株と逆相関で上昇のインド株、投資家に資金シフトの動きも

[シンガポール 21日 ロイター] - 中国株式市場がこのところ下落基調となる中、インド市場は上昇している。投資家は今年に入りインド株へのエクスポージャーを減らしていたが、最近の中国株安を受けてインド市場に再び資金をシフトしている。

上海総合指数は年初から6月12日までのピークの間に60%上昇したが、インドのSENSEX指数(ムンバイ証券取引所に上場する30銘柄で構成) はその間4.1%下落した。この6月12日はSENSEX指数が底値を付けた日でもある。この日を境に動きが反転し、上海総合指数が27%下落、インド株はその間5.9%上昇した。

当局のデータによると、7月のインドへの資金流入は531億9000万ルピー(約8億1600万ドル)だった。それまでは2カ月連続の資金流出だった。一方ロイターの算出によると、株式市場相互接続を通じた香港から上海への投資は、7月初め以降に約470億元(約73億ドル)の資金流出となっている。

マニュライフでインド株を担当するラナ・グプタ氏は、インドが中国経済の低迷から受ける影響は他のアジア市場に比べて少ない、と指摘する。インドの2014年度の対中輸出規模は110億ドルと、国内総生産(GDP)に占める割合はわずか0.5%にとどまっている。

アバディーン・アセット・マネジメントのアジア株チームは「当初は域内の関心は中国市場に集まっていたが、バブルがはじけた現在、中国の貿易相手国は困難に直面している」とした上で、インドは中国の影響から比較的守られており、これを受けてアウトパフォームしている、と説明した。

豪ファンドの関係筋2人も、今年に入り中国投資拡大のためインドに対するエクスポージャーを減らしたが、現在では再び高めていると述べた。


マニュライフのアジア株式部門責任者、ロナルド・チャン氏は「信用取引の拡大を背景とした中国A株をめぐる高揚感は、持続不可能とみられていた」と指摘。「インドはマクロ経済のデータが改善しており、よい代替投資先だ」と述べた。マニュライフはインド投資のオーバーウェイト幅を拡大し、中国についてはオーバーウェイトからニュートラルに引き下げた。

http://jp.reuters.com/article/2015/08/21/china-markets-india-idJPL3N10W22Z20150821