ここから本文です
  • 1

    *****

    私は、映画が大好きです。
    年代・ジャンルは問いません。思い出深い映画・これから見てみたい映画について毎日話しましょう。
    映画好きな方是非話しましょう。待ってます。
    (毎日じゃなくても結構です。気が向いたらどうぞ。)

  • <<
  • 20780 20761
  • >>
  • 20780(最新)

    kenbowest0 4月20日 20:07

    >>20779

    皆様こんばんは。
    今日の名古屋は朝から青空がいっぱいに広がり、日中の外気は27℃まで上がりましたが、暦によると今日から、五穀豊穣をもたらす穀雨だそうで、雨の季節になります。立春で春が始まり穀雨で終わるとなれば、もうまもなく夏の到来です。道理で暑いわけだ。

    女神湖さんは「おかあさん」をご覧になりましたか。あの映画は昭和27年の作品なので、私は田舎で育っていた10歳のころですね。まだまだ戦後色の濃かった時代で、当時のリアルタイムで作られた映画には、映像の重さがありますね。今の時代にあの頃の時代の映画を撮っても、例えば「北の桜守」で吉永さんが、ぎっちょでおにぎりを作ってもそれは嘘っぱちになってしまいます。あの頃の体型や目の色、当時のセリフをしゃべる俳優は、もはやどこにも存在しませんね。

    成瀬作品の「おかあさん」は市販のソフトを買いましたが、その他の作品はレンタル屋にありましたので、5本ばかり借りたのですが、代表作である「めし」が置いてないのが不思議に思い、昨日レンタル屋に出かけ探してみたところ、成瀬作品は一カ所にまとめてあったのですが、少し離れた場所に「めし」を見つけ出し、さっそく借りてきました。この映画は「おかあさん」より1年前の、昭和26年の作品ですが、もちろん私は後年に名古屋へ出てから見ました。当時はこう言うものを面白いとは思いませんでした。

    この年のベストワンが小津安二郎の「麥秋」で、ベスト2が成瀬巳喜男の「めし」となっています。この2作品の共通点は、特に大事件が起こるわけでもなく、ドラマの起伏に乏しく、日常生活が淡々と描かれています。こう言うものを若い時にに見ても、面白いとも何とも思いませんでした。昨夜、画質はどうだろうかと思い、冒頭の部分だけ確認して、後日ゆっくり見ようと、DVDの再生を始めたら目が離せなくなり、結局最後まで見てしまいました。それで寝不足になり今日は昼まで寝ていました。

    大恋愛の末、周囲の反対を押し切って岡本(上原謙)と三千代(原節子)は結婚し、大阪へ落ちて裏長屋暮らしで5年が経っていた。ここでの原節子は所帯やつれが目立ち、大女優の輝きを失っている。岡本は証券屋で働いているが仕事は良く出来て真面目で、終わるときっちり家に帰ってくるが、家ではゴロゴロして会話がなく、「オイ、めし。めしはまだか!」ぐらいのことしか言わない倦怠期。余白残0。

  • >>20778

    ケンさん、皆さま今日は。

    昨日といい今日といい、本当に爽やかな晩春の日が続いております。
    季節に背いて私的にはウンザリな○○ハラスメント事件が多く報道され、流石に面白がってばかり居られない、何かヒステリックな流れの世相に隠遁でもしたい気分でしたが、この映画を見て物の不自由な子供時代 (この時はまだ生まれてはいませんが…) を思い出し「あぁ、あったあったこんな事、」と懐かしく思い出すシーンがてんこ盛りの成瀬監督らしいキメの細やかな、さしづめ今なら吉永小百合にでも演じてもらえたら、「母ぁべえ」とはまたひと味違った伸びやかで優しい映画となったことでしょう。

    「おかあさん」1952年作/成瀬巳喜男監督 出演: 田中絹代・香川京子・加東大介・岡田英二
    クリーニング店を開いた中年夫婦、頼みの長男を病で亡くし、相次いで夫も亡くし、未亡人の母親に田中絹代。
    18歳の長女に香川京子、小学生の妹といとこの少年とカツカツの生活の中、「おじさん」と呼ばれる加東大介が助っ人で働きに来てくれて、やっと何とか洗濯屋を営んでいたが、切羽詰まる事情で次女を養子に出し、長女との暮らしをスタートさせる訳ですが、あの時代背景の色々なシーンは、何度見ても聞いても今や発掘不可能なお宝映像ですね。

    住んでた家も、どこか小津作品の「お早よう/1959年作」にも出てきた様な文化住宅みたいな粗末な建物。
    チャルメラの音、夜道には平気で痴漢が横行するシーンとか、帽子やマフラーを染め直したり、なんと生活の糧にイタチや狸を飼って毛皮を売る? 素人の家で、、??

    ケンさん、タイトル画面でいつも思う事、脚本家の「水木洋子」さんという方は素晴らしい作品を数々手がけておられたのですね。
    そして中村是好 氏、あの頃から老人役を長く演じられて、その名前から武者小路実篤 氏の「日々是好日」を思い浮かべますが、調べたら本名は何とも異色なお名前で「中村愚堂」← ポッカ~ン ……
    さぞかし親御さんは風流好みだったのでしょうか。
    経歴も「俳優・僧侶・盆栽家」とか、良き人生だった事を勝手に想像してしまいました。

    おっしゃつていた通り、成瀬監督にしては柔らかな懐かしさ溢れる作品でした。

  • >>20777

    皆様こんばんは。
    今日の名古屋は快晴で、新緑が目にしみる季節となりました。気温は23℃まで上がったようですが、外へ出れば暑いし家に籠もっていると寒さを感じます。春って昔からこんな気候だったんですかね。単に私が歳を取って、そんなふうに感じるようになったのかも知れません。相変わらずマスクをした人が多い。花粉症にはご注意を。

    この一月、映画の本数は見たのですが、その割には新作ネタが少ないと言う妙な現象。で、昨日の続きに少々お付き合いのほどを。マイケルは見知らぬ女性ジョアンナに、ゲームを持ちかけられ、金欲しさに引き受け25000ドルを手にするのだが、その封筒の中には妻カレンの指輪が入っていた。と言うことは相手はマイケルが元警官だったことも知っていて、妻は人質に取られている。そうなるともうマイケルは、ゲームから降りることが出来なくなる。

    相手は列車内でプリンという人間を探せと言うが、それにどんな意味があるのだろうか。マイケルは昔の警察仲間に連絡を取って調べると、都市計画課のエンリケという男が殺害され、それを目撃した証人がプリンという名前だったことを知る。プリンがFBIに証言すれば困る奴らがいる。もちろんFBIもプリンを探しているので、その前に見つけ出して始末しようというわけである。そのプリンがこの列車に乗っているので、通勤の常連で元警官のマイケルが選ばれたというわけ。マイケルが理由もなく会社をクビになったのも奴らの仕業らしい。

    プリンという名前が分かっているだけで、顔はもちろん男か女かさえ分かっていない。そんな人間を乗客の中から探すのは至難の技である。そこは元警官の勘を働かせ、マイケルは次第に事の真相に迫っていく。プリンを見つけ出したら殺せとの命であったが、元警官のマイケルは正義漢である。自分の命をかけてでもプリンと乗客を守ろうとする。ここから列車内での爆発、脱線、追跡と格闘の大アクションが展開されるわけ。リーアム・ニーソンも役柄ぐらいの歳だと思われるが、よく頑張っている。

    細かいことは省略し、マイケルは無事プリンを保護しFBIに届ける。しかしジョアンナは逃げ延びていた。ラストは列車に乗っているジョアンナの前にマイケルが座り「ちょっと頼みがある」と言い警察バッジを示す。ジョアンナは会社をクビにしたが、逆に警官に復職させてしまったと言うオチ。今日はこれまで、余白残0。

  • >>20776

    フリー券を消化するのにいささかの無理があり、このところ暫く休みひたすらぐうたらを決め込んでいます。それに今はあまり見たいものが少ないですね。「午前十時の映画祭」で「タイタニック」をやっていますので、この映画は見ておかなくてはと思っています。あんまり好きな映画とは言えませんが、この映画は195分の長尺ものなので、マイルを稼ぐのに格好の素材と言えます。そんな理由で映画を見る人はあまりいないんでしょうがね。要するに私はみみっちいのですね。

    フリー券の期間中に見た映画で、もうちょっと古くなりましたが「トレイン・ミッション」という映画がちょっと面白かったのですが、まだ書いていなかったようでした。この映画を一言で言えば、リーアム・ニーソンの列車を使ったアクションものです。この手の映画はいくつもあったと思うのですが、映画に出てくる列車が、豪華なオリエント急行や、超高速の特急列車ではなく、普通の通勤電車というのが特徴でした。

    主人公のマイケル(リーアム・ニーソン)は60歳で、10年勤めた保険会社を突然クビになる。彼はごく普通のサラリーマンで、妻と大学生の息子がいると言う普通の家庭。会社をクビになると家のローンも息子の学費も払えなくなる。会社をクビになったことは妻には告げずいつも乗る通勤列車で帰途につく。電車に乗っている客はみんな顔見知りの常連ばかりである。ところが見知らぬ女性が前に座り、突拍子もない話を持ちかける。

    この女性はジョアンナと名乗り、これは一つのゲームだと言う。「この列車のトイレに封筒が隠されていて、その中に25000ドル入っている。さらに終点に着くまでに乗客の中から“プリン”という名の人物を見つけ出し、GPS付きの追跡装置を着ければ、あと75000ドル差し上げましょうと言う。マイケルは冗談だろうと思うのだが、トイレに行くとちゃんと封筒に25000ドルが入っていたのでびっくりする。

    マイケルは会社をクビになり、明日からどうしようかと途方に暮れていた矢先のことで、この25000ドルが欲しくなる。マイケルは保険会社に入る前は警官をしていたようだ。この仕事は毎日家族を不安にさせるので、身の危険のない保険会社に転職したらしい。元警官としては、列車内でプリンという人物を探し出すことは、さして難しい仕事ではないと思い、このゲームに参加することになるのだが・・・。余白残0。

  • >>20775

    どうもこのところ阿倍さんの支持率が急低下しているようですね。政権も長くなると腐敗色が濃くなるようですね。ここは一発大逆転を狙ってか、阿倍夫妻が訪米したようです。一体何の用事があるんでしょうかね。米朝会談で拉致家族のことに触れてくれと、トランプさんに頼みに言ったのだろうか。トランプ氏もそんな話は迷惑だろう。すぐ隣国だから自分で直接に行って交渉し、拉致被害者を何人か連れて帰れば、支持率も一気に回復すると思うのがだが・・。

    女神湖さんは「ショウほど素敵な商売はない」をご覧になりましたか。私もこの映画は大好きで、時々ラストのフィナーレの場面だけニコニコ動画で見て楽しんでいます。「ショウほど素敵な商売はない」は、ブロードウェイの大ヒットミュージカル「アニーよ銃を取れ」の中で歌われるメインナンバーで、アーヴィング、バーリンの名曲ですね。舞台の主役はエセル・マーマンが務めました。この舞台の映画化が決まった時、エセル・マーマンは当然、主役のアニーは自分がやれるだろうと思っていましたが、主役の座はベティ・ハットンに取られてしまいました。

    たしかにエセル・マーマンの素晴らしい声量と歌唱力は舞台向きで、映画向きとは言えないかもしれません。エセルはそのことが悔しかったことでしょうね。これを知った20世紀フォックスは、そんなエセルの救済事業でもないんでしょうが、エセルのために1本撮ろうと言うことになり、題名がそのものズバリの「ショウほど素敵な商売はない」と言うわけですね。エセルは期待に応えその見事な声量で、映画の客も魅了しましたね。そんなことでこの映画は、エセル・マーマンの映画だと言えます。そんなこと百も承知のモンローは脇役に徹していました。

    大ヒットミュージカルの映画化に関しての主役の交代は「マイ・フェア・レディ」のジュリー・アンドリュースが、オードリー・ヘップバーンに主役を取られたことに似ていますね。それでアンドリュースは「メリー・ポピンズ」で挽回したことも同じですね。「ショウほど素敵な商売はない」の、エセルが最後に歌う場面で、ジョニー・レイの長男とミッチー・ゲイナーの長女が、舞台の袖で見守っていると、弟のドナルド・オコナーが帰ってきます。まず姉と抱き合いそして兄と抱き合って再会を喜びますが、この時のミッチー・ゲイナーは弟の頭を撫でています。私はこの場面が一番好きです。余白残0。

  • >>20774

    ケンさん、皆さん今晩は。

    「寒い!」と言いたくなるほどの冷え込みの一日でした。
     「ショーほど素敵な商売はない」1954年/20世紀フォックス
    あー、この映画を見られて本当に良かった!
    こんなに楽しく優しく美しいショーの数々を次々と繰り広げ見せてくれた映画は圧巻でした。
    完全に最敬礼です。
    出演者で私が知っているのはマリリン・モンローとミッチーゲイナーだけでした。
    劇中歌はどれも小さい頃に耳にしたメロディーで、「スワニー」も色々なパターンでアレンジし、魅せて聞かせてくれるところなど、この映画はミュージカル映画じゃ無いようですが、3/5がショーで圧倒的です。
     それにモンローがとても可愛くセクシーで、歌が本当に上手でしかも魅力的な歌声とその仕草、、若くして世を去ったのが今更ながら残念です。

     初めは夫婦二人から始まり、2男1女の5人家族となってからは、ショーも華やかな大世帯となり、それぞれの成長と時代のエピソードを交えた中で、当然のように紆余曲折の家族問題を抱えながらも、こと、舞台になると一家は団結力が素晴らしい。
    さすが役者の本領発揮で舞台に穴など絶対にあけないし、そんな悲しい気配は微塵も見せず家族の変わらぬ絆の強さが暖かく、最後は祝福の涙でウルリとします。

    この映画には誰一人として悪人は出てきませんでしたね。 \(^^)/
    (ケンさん、全部見終えました。有り難うございましたm(._.)m )

  • >>20773

    今月は2日を除いて15日まで、1日1本ずつ映画を見ました。その中にはミニシアターで見たものが2本と、試写室で見たものが1本ありますので、全てフリー券ではありませんでした。行きつけのシネコンだけでは限界がありますね。あと見たいものは単館系の「ラブレス」という映画がありますが、疲れたので暫く休憩です。

    友人が黒澤明の「天国と地獄」のDVDを買ったが、あまりが画質が良くないので、一度見てくれと言いますので借りて、身代金の引き渡しのところまで見てみました。これは最近発売になったもので、発売元が朝日新聞社だったので、当然デジタル修復版だと思って見たのですが、昔発売になったものと同じアナログのテレシネ版でした。要するに発売元が違うだけなんですね。ナルホド黒澤作品にしては価格が安いので仕方がないかと思いました。安いと言えばジョン・フォードの「荒野の決闘」や「駅馬車」が、200円で売られているのを目にしますと、何だかフォードが可哀想な気がします。DVDの安売りも程々にした方がいいでしょう。

    「ダンガル きっと、つよくなる」と言うスポ根映画、私は面白く見ることが出来ましたが、この映画、2週目から1日1回の上映になりましたので、あまり客が入っていないようです。インドや中国のような観客動員は日本では無理のようですね。スポ根はどんなスポーツであっても、ハングリーという要素がないと、受け入れられないという部分があると思います。私が面白いと思ったのは、ハングリーな時代を過ごして来たからかも知れません。ハングリーがなくなった今の日本では、女子レスリング界で、協会幹部のパワハラ問題が出て来たり、女子のスポーツだと、当然セクハラも出てくる。

    戸塚ヨットスクールのようなしごきは、今の世の中では教育の指導とは見なされず、ただの暴力である。「巨人の星」のように、親が子をしごくのはDVとしか見なされない。そんな日本でスポ根映画のヒットは望めない時代なんでしょうね。しかしまだまだ大衆がハングリーなインドでは、これが娯楽の要素となり、泣かせるエンタメとして観客の喝采が得られるのでしょう。そんなインド映画は、日本の映画全盛期のようなパワーを感じます。そんなインドのパワーは、経済的にも日本を追い越す日がきっと来るでしょうね。そんな時に日本はどうなっているのか、政治家にも真剣に考えて貰いたいものです。余白残0。

  • >>20772

    皆様こんばんは。
    今日が一ヶ月のフリー券の期限でした。と言っても行きつけのシネコンでやっているものは、ドラえもんやクレしん系を除いてほとんど見ていたし、夜一回だけ上映の「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」と言うSFものがありますが、この映画はあまり乗り気がしないし、歳を取ってからは夜はあまり映画に行きたくない。それでも最後に何か見なくてはと思い、ピクサースタジオの「リメンバー・ミー」を見て、フリー券の打ち止めとしました。その間に見たものが21本になりました。我ながらよく見たものです。

    女神湖さんは木下恵介の「お嬢さん乾杯」をご覧になりましたか。戦後色の濃かったあの当時の日本映画は使い捨て的な感覚で、まだ芸術文化として認められていませんでした。それでネガの保管状態が悪いので、あまりいい状態で残っているものはないようですね。日本映画が見直されたのは「羅生門」などの、海外の映画祭でグランプリを取って以降のことでしょう。DVD化された「お嬢さん乾杯」が雨降り状態なのは、ネガからプリントしたものではなく、映画館や野外映写で100回以上も映写機で擦ったフィルムから、テレシネで起こしたものでしょう。

    「お嬢さん乾杯」は昭和24年の作品で、この年に木下恵介は「破れ太鼓」と2本撮っていて、その年のベストテンで「破れ太鼓」が4位で、「お嬢さん乾杯」が6位に選ばれています。ちなみにこの年のベストワンは、小津安二郎の「晩春」でした。以下今井正「青い山脈」。黒澤明「野良犬」。稲垣浩「忘れられた子等」と続いています。この顔ぶれを見るとまさに日本映画の黄金期でしたが、当時の政府はそんな映画を芸術として、貴重なフィルムを保存し後世に残すような、予算を取るだけの余裕はなかったのだろうと思われます。

    日本は敗戦により貴族社会が崩壊しました。戦前の貴族社会には、深窓の令嬢と言われた人たちが、いっぱいいたことでしょう。このお嬢さんたちが敗戦により世の中に放り出されたらどうなるか。この対極として登場したのが、佐野周二や佐田啓二に代表されるアメリカかぶれの若者でした。これらが複雑に絡む戦後の混乱は、映画の終盤に村瀬幸子のバーで佐野周二がビールを一気に飲んで出て行きます。ここで画面いっぱいにグラスのアップが出て来ます。ビールの泡がサーッと消えてゆくシーンが、この時代をすべて象徴しているようでした。余白残0。

  • ケンさん、皆さま今日は。

    春の嵐もこちらは大したこともなく、今朝はいかにも春の雨らしい優しい雨音で目が覚めました。

    「お嬢さん 乾杯」1949年松竹/木下恵介 監督
    …を、見ました。
    如何にも木下作品らしくのびのびと明るくユーモアセンスに溢れた作品で、初めタイトルからして丸の内OLあたりのお嬢さんを取り巻く恋ばなストーリーかと思っていましたが、この1940年代をモチーフにした映画らしく戦中・戦後を色濃く残した背景が生きていますね。

    没落寸前の深窓のご令嬢、泰子を原節子、働き者でプチブル目指して町の修理工場で頑張る若きオーナー、石津を佐野周二。
    お金のために身分違いの石津との見合い話に乗った泰子、「掃き溜めに鶴」のごとき美貌に石津はイチコロ。
    ♪ 昨日町で会った 可愛い娘さん 、、
    とか情熱的なシーンにはショパンの調べ、、まるでトーキー時代のオペレッタの舞台劇のような作品です。
    あの時代にしては驚くようなコントシーンの出来はホント実に上手く意表を突いていてコケますし。

     結果、打算から出た真実の愛を求めるひたむきさが功を奏してハッピーエンドとなるわけですが、こうしてフィルムにアメが降ったり、横縞が流れたりするのもしみじみ良いもんですね。
    若い二人を祝う席の盛り花が、カーネーションとガーベラだけとは時代的にまだまだガーデニングどころでは無かったのが分かりますし、あの時代の日本人はそれぞれ自分の立場に合った帽子を被り、服装も全体的にベーシックなスタイルで品があり興味深く見れました。

    花束にピアノ、揚げ句の果てにはお嬢さんちの借金を肩代わりし、男純情の生きる道、気取ったお嬢さんもイチコロ、ということでめでたしめでたし。
    こんな昔のお伽噺のような話は「恋愛」という不思議な魔力が成せるわざ、惚れたが弱味で一途になれる、今でもたまには聞きますけど。

  • >>20770

    郷里の熊本地震から、今日でちょうど2年が経ちました。未だに仮住まいを強いられている人たちが3万8千人もあると言う。地方都市のことで、神戸や東日本のような大震災には至りませんでしたが、それだけに復興の方も時間がかかりそうです。名古屋は幸運にも戦後は大きな地震に見舞われておりません。過去最大級の南海トラフ地震が近いと言われ続けていますが、明日来るのか30年後なのかさっぱり分からない。備えあれば憂いなしと言うが、これはいつ来るか分からない珍客に、ご馳走を準備して待っているようなものである。

    今日は友人と2人でミニシアターに行って、アキ・カウリスマキの「希望のかなた」を見ていたら、始まって15分ぐらい経ったころ、地震がありました。天井がゆらゆら揺れたので、小さなビルの2階に入っている、ミニシアターなのでちょっと不安になりました。しかし揺れはすぐ収まったので、映写を停めるには至りませんでした。家へ帰って同居人に聞いたところ、震源地は隣の町で震度4を観測。私の住む地域は震度3とのことでした。私が映画館で地震を感じたのは2回目でした。数年前に知多半島方面のシネコンで「ゴッドファーザー」を見ていた時は、震度4の揺れで思わずロビーに飛び出してしまいました。

    で、今日見た「希望のかなたは、「ル・アーブルの靴みがき」と、カウリスマキの難民2部作として再公開された作品です。私は「ル・アーブルの靴みがき」は見ていましたが、この新作は見ていませんでした。カウリスマキに限ったことではないが、ミニシアター系で公開される監督の作品は、日本やアメリカのメジャー系の映画とは、語り口が違います。それは何の説明もなく、突如として語られるので戸惑ってしまうのだが、それだけに一体何が始まるんだろうという興味があります。

    場所はフィンランドのヘルシンキで、いきなり船に積まれた石炭の中から、真っ黒い顔をした男が飛び出して逃げる。これが主人公の青年カーリドだと言うことが後で分かる。一方では中年の大柄な男が、女房らしい女にカギと指輪を渡し家を出る。この男はワゴン車に洋品を積んでいて、あちこち回るのでたぶんセールスであろうと思うが、この男の得体が知れない。博打場で大金を稼いでレストランを買ったりする。始めの石炭から出て来た男と、この中年男の接点はどこにあるのだろうと、のっけから興味が尽きない語り口である。余白残0。

  • >>20769

    アメリカン大リーグのエンジェルスで、大谷翔平が脚光を浴びている。二刀流など大リーグでは通用しないと思われていたが蓋を開けてみると、投手として2勝、打者で3試合連続ホームラン、今日の試合では走者一掃の3塁打と大活躍である。これに一番びっくりしているのは日本人だろう。この勢いがどこまで続くか注目したいところです。

    日本にも封建時代の名残だろうが、未だに男尊女卑という言葉が生きている。先日大相撲の地方巡業で、土俵上で挨拶した市長が突然倒れるという事件があった。この事態に急遽土俵上に看護師の女性が4人、駆け上がって応急処置をした。これは人間として当然のことだが、そのとき場内アナウンスで「女性の方は土俵を下りて下さい」と2度も放送した。つまり協会側としては、土俵は神聖な場所であるからして、不浄な女性は上がってはならんと言うことだろう。これは男尊女卑の最たるものであると思う。

    私の住む町内にも小さな神社がある。周辺の4町内でこの神社を維持していて、祭礼の前や、定期的に掃除当番が回ってくる。一軒から1人出てこの掃除に当たるのだが、大抵は奥さん方が出て来ている。現在ではお年寄りだけなので問題はないと思うのだが、まだ若かった頃に同居人が「私は生理なのでアンタお宮へ行ってきてよ」と言う。生理中の女性は、神社の鳥居をくぐってはならないと言うことを、この時私は初めて知りました。つまり女性の生理は不浄と言うことなんだろう。

    相撲はスポーツではなく、神事であると言うのが私の持論である。神事として神聖な土俵の女人禁制は、古いしきたりとして解らなくもない。ところが八百長問題が持ち上がったりして、相撲はスポーツとしての地位を築いて現在に至っている。もはや相撲は神事ではなく、スポーツの格闘技として生まれ変わり、協会は日本伝統の国技と言いながら外国人力士の育成に余念がない。そんな状況にありながら、未だに女人禁制とはどういうことだろうか。これでは男尊女卑と言わざるを得ない。

    今日は書きかけの「ダンガル きっと、つよくなる」の続きを書きたいと思っていました。この映画にインドの男尊女卑の現実が出てくるので、そのことに触れようとしたら突然脱線してしまいました。フリー券があと3日なので、今日から公開の「パシフィック・リム・アップライジング」を見てきました。怪獣とロボットの戦争なんてバカバカしい。余白残0。

  • >>20768

    皆様こんばんは。
    昨夜地元のドラゴンズは最下位に喘いでいる。と書いて今朝の新聞を見たら、突如として最下位に読売ジャイアンツが割り込んでいた。タイミング良くと言うか、地元スポーツ紙の勧誘がやってきた。私はドラゴンズが勝った翌日だけ、配達してもらう契約をしましょうと提案したところ、そういう契約は出来ないとのことだった。球団のスポンサーだったら、そのぐらいのことをしないと選手が奮起しない。

    「ダンガル きっと、つよくなる」という映画を見ました。これはインドのスポ根映画でした。この映画は中国や香港の外国語映画興行で、史上一位を記録したという大ヒット映画です。日本でスポ根が言われ始めたのは、東京五輪のバレーボールで、東洋の魔女と呼ばれた女性チームが、出た以降であったと思います。テレビで「アタック・ナンバーワン」や「巨人の星」などが放映され、ドラマやアニメでスポ根の全盛期でしたが、それも遠い昔の話です。インドは今がそんな時代に差しかかっているのだろうと思います。

    マハヴィル(アーミル・カーン)は、レスリングの国内チャンピオンになった男だったが、生活が貧しくてオリンピック出場の夢を断念していた。彼は若手の育成に励んでいたが、自分の息子を金メダル選手にすることが夢だった。しかし生まれてきたのは女の子だった。失望した彼は、友人知人や医師や占い師などに、男の子の作り方を伝授して貰い、今度こそはと子作りに励み、次々に子供を作るのだが、生まれてきたのは6人とも全て女の子ばかりだった。そう言えば近所にも7人目に男の子が出来たという人もいたなぁ~。

    ある日長女のギータと次女のバビータが、男の子と喧嘩しボコボコにやっつけて、やられた男の子の親が文句を言いに来る。「アンタは娘にどういう教育をしているんだ!」というわけである。その時父親のマハヴィルは、この子たちにはレスリングの素質があることに気付く。さあそれから母親に「娘に家事は一切させるな」と言い、朝の5時に娘たちをたたき起こしトレーニングを始める。ランニングから始め田圃に四角い土俵のようなものを作り、近所の従兄を駆り出し練習に励む。

    娘たちは練習がきつく、何度もくじけそうになり反乱を起こしたりするが、友達に励まされたりして、父親の厳しいスパルタ教育に耐えるのでした。こうして地域のレスリング大会で男の子に勝って優勝したりする。余白残0。

  • >>20767

    皆様こんばんは。
    プロ野球も開幕してほぼ半月になりますが、地元球団のドラゴンズは最下位に喘いでいます。先日テレビが映っていたのでちょっと見たら、松坂大輔が出ていた。この男大リーグから帰って往年の力は落ちたものの、ドラゴンズにテスト生で入り人気は抜群である。松坂はベテランの貫禄を見せそこそこの好投を見せスタンドは大喝采である。ここでスタンドの風景が映し出された。4人のグループらしい女の子が、松、坂、大、輔、と、一文字ずつのブラカードを持って立てているのだが、輔、と言う文字を持った女の子だけのプラカードが倒れている。よく見たらこの子はスマホに夢中だった。これでは松坂は勝てませんわな。

    今日はフリー券も一段落したので、夕方からミニシアターに行っていて、書き込みが遅くなってしまいました。映画は「わたしたちの家」という日本映画で、新人監督のデビュー作らしく、一軒の家で違った二つの物語が進行するという前衛的なもので、ネタバレ専門の私としては、こう言うものが一番苦手で書き込みのネタにはなりません。

    この映画はパスして昨夜のつづきを少々。バーナムの一座は、髭面でデブの大女だったり、小人であったり身障者とかの、当時の社会からのけ者にされていた人たちの集団だった。見ていて何だか居心地が悪くなるのは、私たち観客の中にいくらかの差別意識が残っているからかも知れません。みんなで渡れば怖くないの例えのように、彼らや彼女らは集団となれば力を発揮する。大衆の拍手喝采を浴びると、これが魅力的なキャラクターに変身する。これがこの映画のテーマなのかも知れません。

    下層階級から成り上がったバーナムとしては、お金はともかく欲しいのは名声です。名声を手にして妻の実家と肩を並べるのが望みのようです。出自の悪い人間は、お金が足りると名声を欲しがるものらしい。しかし妻のチャリティはそんなふうには思っていない。愛を欲張らないのがチャリティの願いであった。と言うようにこの映画は、多くのミュージカルで描かれたように、ハリウッドの伝統でもある家族愛、夫婦愛の話なんですね。しかし時代は変わり、映画評論家の世代も交代しました。

    今の世代にはこうしたハリウッドの華やかさや伝統、そうしたものは甘っちょろいと受け入れられないのかも知れません。しかし私はこの「グレイテスト・ショーマン」はお奨めしたい映画の1本です。余白残0。

  • >>20766

    只なら何でも見てやろうと言うことで、4月3日から今日まで毎日1本計8本見ましたが、ここで途切れそうです。8本見れば書くネタには困らないようですが、実際には何本もないのが現状です。

    8日に見た「グレイテスト・ショーマン」は、公開時に見るのを躊躇して先送りにして、やっと見ることが出来ましたが、思ったよりいい映画でした。 昨年は「ラ・ラ・ランド」がアカデミー賞を席巻しましたが、今年の「グレイテスト・ショーマン」の方が音楽性が高く、遙かに面白く見ることが出来ました。題名がショーマンとなっているので、私は現代のショーマンの話かと思っていたが、これは19世紀に実在した興行師の話でした。

    1964年ヘンリー・ハサウェイの「サーカスの世界」では、ジョン・ウェインがサーカスの団長を演じました。または1952年、セシル・B・デミルの「地上最大のショウ」では、チャールトン・ヘストンがサーカスの団長でした。今回ヒュー・ジャックマンが興行師を演じる「グレイテスト・ショーマン」は、これらの作品に近い映画です。時は19世紀半ばのアメリカで、あまり育ちの良くないバーナム(ヒュー・ジャックマン)は、真面目な会社勤めは長続きしない。それでも幼なじみで良家のお嬢さんチャリティ(ミシェル・ウイリアムズ)を、必ず幸せにすると約束して結婚する。

    しかしこの男、夢は大きいがなかなか成功出来ない。子供が出来ても食うに困るような生活をしている。切羽詰まった彼は詐欺紛いなことをして、銀行から融資を引き出す。そして社会から疎外された、外見や人種的にマイノリティな人たちだけを集め、大衆向けのショービジネスに乗り出す。まあ、言ってみればゲテモノの見世物小屋と言ったところ。この時代の音楽や芝居は上流階級のものと思われていた。そんな時代にバーナムのショーは、大衆の喝采を浴びるものの、インテリ層社会からは強い反発を招くのでした。

    そんな時代に生きた興行師のバーナムは、サーカスと言う娯楽を大衆に広めた伝説の人物。ただこの時代に障害者や有色人種を、見世物にした当時の社会状況を、今映画化することは、それなりにリスクが高いと思われます。今の観客には受け入れられず、映画は興行的に大コケになる危険性があります。このあたりが非常に難しい問題ですが、風変わりな出演者たちが自らを表現して、力強く歌い上げるシーンが胸を打つのです。余白残0。

  • >>20765

    皆様こんばんは。
    昼間はいくぶん暖かくなったのですが、朝晩はまだまだ寒い日が続いている名古屋です。桜の時期が過ぎてもういいだろうと、」油断していたのがいけなかったようです。我が家ではまた炬燵とストーブを使っています。

    4月3日からまた一日一善を続けています。今年は日本映画と洋画を平均に見たいとスタートしたのですが、どうしてもに日本映画が遅れてしまいますね。そんなこともあって「娼年」いう日本映画を見ました。娼年って一体何だろうか。そんな言葉があったのだろうかと言う疑問もありました。ショウネンと言えば、少年少女を連想しますが、どうもこれは娼夫のことを指しているようです。当然これは“R18”指定の映画でした。いわゆるAVと呼ばれるジャンルがありますが、この映画とAVの描写の違いは、モノが映るか映らないかの違いだけですね。

    映画には題名というのがありますが、この題名次第で興業のメリットとデメリットがあると思います。例えば単館の成人映画と言うのがあります。このジャンルの題名にはカタカナ文字がない。「濡れ濡れ義母の太股」とか、「未亡人下宿、奥まで入れて」などと言う直接的な題名が多いようです。これだとマニアの固定客だけしか寄りつきません。どうせモノは映らないんだったら、若い女性がこれと同等の映画を一度見たいと思えば「娼年」という題名は適切だと思います。現に若い女性が何人も入っていました。この映画を見た人がお友達との会話で「何を見たの?」と聞かれれば、「マツサカトーリの娼年を見たわ」と応えれば、音の響きとして違和感がない。

    「で、面白かったの?」と聞かれれば「ええ、とっても良かったわ」と応えれば、一般の人だったらそこで会話が途切れる。私のように細かく説明する人はいないし、どこがどのように良かったのかと追及する人もいないだろう。そんな理由で「娼年」はいい題名だと思います。こう言う映画は宣伝がやり難いし、口コミで広がって若い女性がどっと押し寄せることもないのが、今の興業の難しさでしょう。これが園子温のミュージカル仕立ての映画であっても、題名が「クソ野郎と美しき世界」では若い女性が、シネコンのチケットカウンターで題名を言うのが憚られる。

    ネタバレ専門の私としては、「娼年」のエロ度について細かく紹介しようと思ったのですが、残念ながら後がないようなので次の機会にしましょう。余白残0。

  • >>20764

    皆様こんばんは。
    今日は3月に見た映画を、いつものように面白かった順に並べてみましょう。

    1.「シェイプ・オブ・ウォーター」ギレルモ・デルトロ
      出演:サリー・ホーキンス マイケル・シャノン
      寸評:アマゾンの半漁人の如きだが2人の死後のハッピーエンドがいい。
    2.「素敵なダイナマイトスキャンダル」富永昌敬
      出演:柄本 佑 前田敦子
      寸評:異論もあろうがこうした仕掛け人がいないと世の中味気ない。
    3.「ペンタゴン・ペーパーズ」スティーブン・スピルバーグ
      出演:トム・ハンクス メリル・ストリープ
      寸評:テーマもさることながら新聞の出来るまでの過程が面白い。
    4.「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」J・ライト
      出演:ゲイリー・オールドマン クリスティン・スコット・トーマス
      寸評:こうした非常時には有能な政治家では務まらないようだ。
    5.「15時17分、パリ行き」クリント・イーストウッド
      出演:アレク・スカラトス スペンサー・ストーン
      出演:本人出演には驚くが3人のそれぞれの立場が興味深い。
    6.「トゥームレイダー・ファーストミッション」ロアー・ウートッグ
      出演:アリシア・ヴィキャンデル ドミニク・ウエスト
      寸評:冒険好きの資産家の娘は前作のA・ジョリーよりこちらがいい。
    7.「ブラックパンサー」ライアン・クーグラ
      出演:チャドウィック・ボーズマン マイケル・B・ジョーダン
      寸評:マーベルスタジオの新顔?登場アベンジャーズ入りを狙う。
    8.「去年の冬、きみと別れ」瀧本智行
      出演:岩田剛典 斉藤 工
      寸評:正義のルポライターと思いきやこの映画にいい奴は出て来ない。
    9.「北の桜守」滝田洋二郎
      出演:吉永小百合 堺 雅人
      寸評:吉永には長い間ご苦労さんだが堺雅人のヘタクソが惜しい。
    10.「空海-美しき王妃の謎」チェン・カイコー
      出演:染谷将太 ホアン・シュアン
      寸評:豪華絢爛の絵巻物としては超一流なのだが面白くない。
    11.「ちはやふる-結び-」小泉徳宏
      出演:広瀬すず 野村周平
      寸評:お嬢様方のカルタ取りを格闘技の領域まで押し上げた映画。
    12.「坂道のアポロン」三木孝浩
      出演:知念侑季 中川大志
      寸評:高校時代には誰しも忘れられない思い出がある。
    余白0。

  • 桜の時期が終わってこのところまた寒くなりましたね。先日まではシネコンの自動ドアを出ると、外気でムッとしたのですが、このところまた北風が吹いて寒さが戻ってきました。娘の嫁ぎ先の地域では、今日が桜祭りだったそうですが、もうとっくに葉桜と化し人影もまばらだったそうです。こう言う行事は毎年同じ日に決めてはダメですね。

    ああそうそう「レッド・スパロー」が書きかけになっていたようです。思い出してこの続きに少々お付き合い下さい。ヒロインのドミニカは、母親の介護と生活のために叔父の仲介でロシアの情報局に入ります。共産主義国家はどこも似たようなものでしょうが、人民の命は国家のものという意識が徹底しているようです。国がここまで育ててくれたのだから、国家に対して恩返しをしなけらばならない。と言う考え方が常識として通っているようです。日本でも戦前は、天皇陛下に命を捧げるのが、日本男子の義務だとの教育が成されていました。

    スパローの仕事は、女の武器である肉体を敵に捧げることで、情報を引き出すのが仕事です。そんなこと急に言われても出来るはずがありませんね。その仕事を遂行するには、それなりの訓練が必要です。そこで登場するのがスパローの養成所です。ここで訓練を終えて一人前のスパローになるわけです。我が国でも今の時期は、新入社員の研修という形で、基礎訓練が盛んに行われています。これはせいぜい一週間程度ですが、私の孫娘も新入社員として、今は東京本社の研修に参加しているようです。

    スパローの養成所は研修なんてそんな生やさしいものではありません。自分が一番嫌いな嫌な相手であっても、自然にその気にさせて誘惑しなければなりません。君らの肉体は自分のものじゃない。全て国家のものだと納得させられて、教室で実地訓練が行われる。みんなの見ている前で男女とも全裸になり、あらゆるセックスのテクニックがたたき込まれる。これらを全てクリアして、一人前のスパローとしてそれぞれの任務に就くというわけ。これはまさに娼婦の養成所なんですね。

    こうしてドミニカは一人前のスパローになり、最初の任務はCIAに潜っているスパイの名前を探り出すことでした。こうしてドミニカは、東欧や英国を舞台に、米国のスパイと渡り合う内に泥沼にはまり込む。もちろんR15で、二重スパイや裏切りなど先が読めない展開が、スパイサスペンスとして面白い。余白0。

  • >>20762

    皆様こんばんは。
    このところ隠蔽という言葉がやたらと流行ります。これも流行の一過性に終わらせず、中央省庁に隠蔽課という部署を新設したらいかがでしょうかね。ここで隠蔽は一手に引き受けて、年に一度政府主導で隠蔽コンテストを行う。各省庁で隠蔽の度合いを争い、マスコミの下馬評も出たりして、国家イベントに成長させ、この日は隠蔽記念日として国民の休日にする。なんてのはどうなんでしょうか。

    アニメーション作家の高畑勲さんが亡くなりました。日本にはヒットメーカーの宮崎駿という人もいますが、私はこの人はあまり信用していません。やはり日本のアニメ界では高畑さんが第一人者でしょう。その代表作は野坂昭如の原作をアニメ化した「火垂るの墓」でした。そして「アルプスの少女ハイジ」や「母を訪ねて三千里」など、数々のテレビアニメで一時代を築きました。どうぞ安らかにと合掌です。

    女神湖さんに限ったことでもないのでしょうが、だいたい車を洗ったりすると雨が降るものですね。で、さらに車庫の中でブルーシートですか。これは私の場合には有効かも知れません。私の家の小屋は元々車庫として作った物ではありませんので、建物がかなり古く天井裏には昨年までは大量のフィルムが入っていました。他にガラクタがいっぱい入っていますので、車を小屋へ入れると、猫の足跡が付いたり埃が落ちて、かえって汚れてしまうんですね。これにはブルーシートが有効でしょう。

    女神湖さんは木下恵介の「破れ太鼓」をご覧になりましたか。阪妻の代表作は伊藤大輔の「王将」と木下恵介の「破れ太鼓」がありますが、映画としては「破れ太鼓」方が面白かったですね。阪妻は独特の台詞回しと、その発声法に特徴が見られました。無声映画時代からやっている俳優は、セリフを覚えるのが苦手らしい。阪妻もその口で家の廊下やトイレの中などに、セリフを書いた紙を貼り付けて覚えていたようです。

    話は変わってハリウッドでは、マーロン・ブランドがセリフの覚えが悪かったらしい。彼は阪妻とは違って撮影現場に、その日のセリフをベタベタ張っていたらしい。ある撮影で製作者のタランティーノが、ブランドは生意気だってんで、セリフを書いた紙を入れ替えて困らせようといたずらをした。ところがブランドは長いセリフを見事にしゃべり一発で本番をこなした。つまりブランドの張り紙は、皆を欺く三味線だったんですね。余白残0。

  • >>20761

    ケンさん、皆さま今日は。

    梅雨の走りのような空模様、そんな時に限って車をピッカピカに磨き上げたので、悔しいから車庫の中の車にブルーシートを掛けた。
    事故車を隠蔽している訳では無いけれど。

    「破れ太鼓」昭和24年作/木下惠介 監督
    を見終えました。
    この時代の父親は明治生まれが100%、私の父も似たような発火点の低いカミナリ親父でした。
    けれど人知れずラジオの浪花節を聞きながら涙を流していたのを覚えています。

    この映画の阪妻演じる親父も、若き日に電車にも乗れずボロボロな身なりで立身出世の志しを胸に、故郷をあとに労務者となり、工事現場を渡り歩き、いつの日か功成り名を遂げ土建会社を設立したのだが、残念ながら6人も居る子供たちの誰一人として親父の会社を継ごうとしない。
    長男は早々と親父の会社を離職し、ロマンチックなオルゴール会社を起業する。
    残った子供たちも、芝居、OL、無職、、継ぎそうな出来物は誰一人として居ない。
    父親は反面教師だったのか。
    家族を拘束したがる父親にとうとう妻も家出、そしてどうやら阪妻演じる社長も自社の先行きを読み黒字倒産させ土建会社を閉めた。
    その後は思いがけなく人間が丸く成りジャンジャンとなる、、、

    ……これは映画のストーリーだけれども、現実は、、、
    この映画と全く同じパターンの家族を知っているが、こちらの方は一家離散となり大きな御殿のような屋敷と畳8帖分の巨大な古墳みたいな墓だけが残った。
    跡取り息子も娘も早世し、家系は絶えた。
    飛ぶ鳥落とす勢いの時代を知っている私は言葉もない。
    よく父親の背中を見て子供は育つと言うけれど、物心つく頃にはすでに恵まれすぎた環境で育った子供は真逆になるのか、、

  • >>20760

    女神湖さんはスマホでの書き込みでしたか。私などにはとても考えられません。私がスマホで書いたら“余白残0” にたどり着くには、夜中までかかってしまうでしょう。「放浪記」と「車輪の一歩」をご覧になりましたか。たしかに仰る通り、成瀬巳喜男作品はリアルタイムで見れば年に2本程度ですが、立て続けに見ると重すぎますね。黒澤作品なら立て続けでもいいのでしょうが、小津作品や成瀬作品は時間を置いて見た方がいいのかも知れません。しかし歳を取ってから見るのは、残り時間のことを考えると、立て続けでも見た方がいいですね。

    山田太一作品はどれもそうですが、取っ掛かりも展開も意表を突いているのが面白いですね。普通、車椅子の青年がいきなりガードマンに「ピンク映画が見たい」などとは言わないと思うんですよね。たしかにあの手の映画館は、階段のあるところが多いですね。それで車椅子ごと階段を下ろしてくれと強引に頼む。それはいいのだが、彼らは集団で幸せな家庭を、目茶苦茶にしてやろうと思ったと告白します。つまりこれ世の中に対する彼らの復讐なんですね。いくら何でもこれは行き過ぎですね。

    普通、このテーマでテレビドラマを書く人は、もっとソフトに立ち上げると思います。しかし山田さんは見る者の想像を超えた、非常に荒っぽいとも言える意表を突いた立ち上がりを見せます。つまりこれこそがテレビドラマと言えるでしょうね。これが映画だと溜が必要なので、いったんお金を払って見ている客は我慢します。しかしテレビを見ている人たちは、取っ付きがかったるいとチャンネルを変えてしまいます。そのためにテレビは立ち上がりで、視聴者を釘付けにしなけらばなりません。山田さんはテレビの特性をよく心得た脚本家だと思います。

    今日は友人と2人で試写室へ行ってきました。今日の作品は珍しくオランダの製作で「ラジオ・コバニ」というドキュメンタリー映画でした。舞台となるのはISとの戦闘で廃墟と化したシリア北部の街コバニ。ここで手作りのラジオ局を始めた女子大生のディロバン。毎日ラジオから聞こえる彼女の「おはよう」が街の復興の息吹きを届ける。そして彼女は「わが子へ。戦争に勝者などいません。どちらも敗者です」。この言葉がテーマとして深く心に突き刺さります。生まれて来る子供たちに国や時代を選ぶことは出来ないのだ。そんな叫びが心に響くドキュメンタリーでした。余白残0。

  • <<
  • 20780 20761
  • >>
並べ替え:
古い順
新しい順
アプリでサクサク「掲示板」を見る Yahoo!ファイナンス公式アプリ
かんたん口座開設・販売手数料無料!! ヤフーグループのYJFX! 投資信託