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日経平均株価【998407】の掲示板 2016/09/20

  • >>1495

    ま、700億円買えや

    今回は情報漏れがない
    日銀の金融政策決定会合では、「総括的な検証」の内容や追加緩和の有無などを巡って、各メディアの観測報道や、エコノミスト、マーケット関係者の見解が出されているが、大枠は共通している。キーワードは、従来の大胆な金融緩和による短期戦から長期戦(持久戦)、国債買入拡大から残高維持、一方でマイナス金利の深堀り、つまり量から金利ターゲット、インフレ目標の弾力化、こうした対応を含めた金融政策の新たな枠組みへの転換といったところだろうか。
    さらに、国債買入の拡大を止めると、マーケットに「日本版テーパリング(金融緩和縮小)」の思惑が生じやすいため、金利の安定化を補強する意味でフォワードガイダンスの強化が打ち出されるとの見方が多い。
    もっとも、見方が分かれているのが、こうしたメニューがすべてなされるのか一部が選択されるのか。例えば、インフレ目標の弾力化。いかにももっともらしい言葉だが、金科玉条のように扱ってきた2%目標の旗が簡単におろされるとも考えにくい。
    さらに時期の問題。今回の日銀会合でどこまで決定されるか、今回は議論のみで方向性が打ち出され、次回または次々回に決定されるのか。この点に関しても見方は錯綜している。
    問題はマーケットの反応。緩和内容が打ち出されても「想定の範囲内で物足りない」、なければ「失望」を招いて円高のコースか。一方、マイナス金利の深堀りが前面に出されれば、マーケットはとりあえず好感するかもしれないが、金融・経済界からの反対も多く、中長期的にはその限界への懸念は払しょくしがたい。
    内容にもよるが、今回決まらず、次回以降の会合での実施が示唆されるような声明や黒田日銀総裁の会見での発言が出されれば、マーケットのマインドをつなぎとめることができる可能性も残される。いったんは円高へと進む確率が高いか。
    このようにみてきても日銀が今回どう動くのか全くの不透明、マーケットの行動も、その時の日銀が提示する内容によって変わるため、ここで予想しても意味がないともいえる