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日経平均株価【998407】の掲示板 2017/02/26

暴力団総長「ニセ診断書事件」を追う 病院側が付け込まれた背景とは?

 指定暴力団山口組系淡海一家の総長、高山義友希受刑者(60)を巡る京都府立医大病院(京都市)の虚偽診断書作成事件で、府立医大の評議会は24日、高山受刑者との関係が指摘され道義的責任は重いなどとして、吉川敏一学長(69)に辞任を勧告した。
 京都の建設会社からみかじめ料として、約4000万円を脅し取った事件で懲役8年の実刑判決を受けた高山受刑者は、2014年7月に同大病院で生体腎移植手術を受け、術後とその治療を理由に収監を逃れていた。
「今月14日に京都府警が、府立医大病院の院長らがニセの診断書を作成したとして同医大や病院などを家宅捜索。翌日、別のニセ診断書を作成した疑いで府立医大と提携する康生会武田病院を強制捜査した」(捜査関係者)
 事件発覚後、一部マスコミが府立医大の吉川学長が、京都府警のOBから高山受刑者を紹介され、食事をしていたと報じた。
「京都は狭い街ですからね。偶然、飲食の場で患者に会ったら暴力団といえども、知らんぷりできませんよ。それより、問題なのは武田病院です」と言うのは京都の病院関係者だ。
「武田病院は20年前から暴力団関係者の患者が増え、陰で“暴力団御用達”といわれるようになった。府立医大は巻き込まれたんだと思いますよ」(同)
 反社会勢力との“黒い交際疑惑”を巡って、元凶とささやかれているのは民間大手の武田病院というのだ。
「武田病院はグループ病院だが、優秀な医師が少ないため、提携している府立医大から医師を迎え入れ待遇もいい。(武田病院の)幹部医師に頼まれて、ニセの診断書を作成しろといわれても(府立医大側は)断れないんですよ」(同)
 だからといって、ニセ診断書で実刑判決が下っている暴力団総長の“収監”にストップをかけていいとはならない。

ttp://www.excite.co.jp/News/society_clm/20170225/TokyoSports_655950.html