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ひそひその掲示板

アトピー性皮膚炎はもちろん、花粉症などのアレルギー性鼻炎や、ゼンソクなどのアレルギー症状の治療薬、体質の改善薬として、医薬品「ルミンA」がいかに高い薬理効果を持っているかについて、その薬理作用と研究の経過を前回まで述べたが、その前提となるルミンの基本的な効果について簡単にふれてみる。

ルミンを服用するとマクロファージという免疫や細胞修復に働く細胞(大食細胞)が活性化され、まず免疫系に作用して、免疫の中心細胞であるT細胞というリンパ球を活発化(賦活)する。これによって体内外の創傷、アレルギー疾患、骨粗鬆症、膝の水たまり、虚弱体質、ヘルペス、貧血など、多くの症状に良い結果が現われる。

次に、マクロファージの活性化は、インターロイキン1などの情報伝達物質によって、脳の視床下部は自律神経の最高中枢で、この働きの高まりにより精神的な活力感が生まれ(β―エンドルフィンの産出)、ストレスの解消などはもとより、自律神経失調症の是正、食欲不振や不眠などの改善に結びつく。2月にこの欄23で紹介した、ボケを感じ始めた70代のご婦人が元気になったとの報告はその1つの例だ。

さらに、視床下部の情報は脳下垂体を経て副腎に伝えられ、その結果、副腎皮質からのステロイドホルモンの分泌が活発になる。これは脱ステロイド、抗炎症の働きがあり、生理不順、更年期障害、神経痛、筋肉痛の解消に有効になる。

ルミンは身体・精神全体に次々と連鎖的に反応し、各系の機能が調整されて、生体本来が持つ治癒力を急速に高めて行く。

とくにルミンが機能的に作用する免疫系が関係する病気は、肝炎ほかウィルスなどの感染症、腫瘍、免疫不全、アレルギー、自己免疫疾患(糖尿病やリウマチなど)など。ただし、臓器移植の場合には免疫力を極力抑えなければならないため、使用できない。