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きっと大丈夫♪

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  • 2018/06/17 00:24
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  • 社会復帰を阻む、心の傷。「児童虐待」のトラウマに苦しむ人たち
    ――虐待の傷を超えて NHK「追跡!AtoZ」取材班
    https://diamond.jp/articles/-/7972?page=4


    NHK 追跡! A to Z 虐待の傷は癒えるのか

    NHK 追跡! A to Z 虐待の傷を超えて

    NHK 追跡! A to Z ずっと家族がほしかった

  • 産経新聞【なぜわが子を傷つけるのか】
    (1)息子の目は鬼でも見るかのようだった…止まらぬ虐待
     虐待は誰にでも起こりうることだと専門家は指摘している
     振り返れば、きっかけは、些細(ささい)なことだった。
     2年前のあの日、会社員の夫(31)は仕事へ出かけ、自分は寝坊して昼前に起きた。3歳だった一人息子は冷蔵庫の前にいた。空腹のあまりバターをそのまま食べていた。
     「『は?』とか思って、勝手に冷蔵庫を開けたことへの怒り、バターを食べて体は大丈夫かという心配、起きられなかった自分へのいら立ち、すべてが渦巻いて止まらなくなった。平手で顔をたたき、『てめー、この野郎』と言いながらげんこつで頭を殴ったり、け飛ばしたりしていた」
     千葉県に住む主婦、柴田かえでさん(23)=仮名=は、そのときの息子の目が忘れられない。恐怖と哀願。
     「鬼でも見るかのような目だった」
     翌朝、子供を着替えさせると、おなかや目の横が赤紫色になっていた。終わったはずの夜泣きが、それからしばらく続いた。
     「やっているときは『お前のために』『お前が悪いから』と、しつけのつもりでいる。でも外からは虐待にしか見えないと思う」
     おもちゃを片づけないときや、「道路を走ると危ないよ」と言い聞かせても飛び出してしまったとき、トイレで紙を無駄遣いしたとき

    娘を愛せない
     われに返ると、泣きやまぬ生後1カ月の長女の首に両手をかけていた。東京都内の高層マンションに住む主婦、秋山美樹さん(36)=同=も3年前、あと少しで一人娘の未来を奪ってしまうところだった。
     「おぎゃーという泣き声がめちゃめちゃむかついた。『こんなに世話しているのに、どうしてあんたばっかり要求してるの』という気持ちになっていた」
     その朝、外資系の生命保険会社に勤める夫(39)を送り出し、娘を居間のざぶとんにのせて掃除をしていた。突然、火がついたように泣き出した。
     「おむつを替えてもミルクを飲ませても、1時間たっても泣きやまなかった。がまんしていた心のスイッチが切り替わった。娘の首に手が伸びていた」
     このままでは娘を殺してしまうと思い、病院で相談した。児童相談所へ連絡が行き、長女は2カ月間、乳児院で暮らした。現在も、日中は保育園で預かってもらっている。
     「もう3歳になりますが今も娘を愛せない。『あんたなんかいらない』『育てたくて育てているんじゃない』とつい言ってしまう。毎日殺意とたたかっていて、マンションの29階からほうり投げたくなる。私はどうすればいいのでしょうか」

    実母が6割
     厚生労働省によると、平成20年度に全国の児童相談所が対応した虐待は4万2664件。前年度から約2千件増え、集計を始めた2年度の1101件から増加の一途をたどっている。主な虐待者は「実母」が60%と最も多く、次いで「実父」24%、「継父」6%、「継母」1%-の順。
     児童相談所出身で「子どもの虹情報研修センター」研究部長の川崎二三彦さん(58)は「父親は育児に参加するどころか、子供と接する時間が限られており、虐待してしまいそうな場面に遭遇する機会すらない。その分、子育てを一身に任されている母親が虐待者とならざるを得なくなっている」。川崎さんによると、わが国と同様に児童虐待が急増している韓国では、逆に父親が全体の6割を超えているという。
     虐待は、日常生活の常識をわずかに逸脱した軽度なものから、子供の生命に危険を及ぼす重大なものまで幅がある。東京都が19年に行った調査では、子育て家庭の母親の56%が「子供のことでどうしたらよいか分からなくなる」と答え、25%が「子供の顔を見るといらいらする」と回答した。
     社会福祉法人「子どもの虐待防止センター」の相談員、石川ゆうさん(60)はこう話す。
     「虐待は特別な家族の問題ではなく、どの家庭にも起こりうる。経済的に豊かな家庭でも起きる。だからこそ、社会全体で考えなければならない」
         ◇
     児童虐待防止法施行から今年で10年。子供への虐待は増え続けている。なぜ、わが子を傷つけてしまうのか。どうすればいいのか。原点に立ち戻って考えてみたい。

  • 産経新聞【なぜわが子を傷つけるのか】
    (2)虐待の「世代間伝達」 愛されなかった過去…親への憎しみ、娘に

    しっかりと手をつなぎ歩む母子

     わが子を虐げてしまうのはなぜか。専門家の間では、虐待を引き起こす親には4つの要素がそろっていることが指摘されている。
     「多くの親に子供時代、愛された体験がないこと」
     「経済不安や夫婦不和、育児負担など生活にストレスが累積していること」
     「心理的、社会的に孤立していること」
     「望まぬ妊娠や育てにくい子など、親にとって意に沿わない子供であること」
     連載の第1回で紹介した、3歳の一人娘をどうしても愛せないと苦しむ東京都の主婦、秋山美樹さん(36)=仮名。彼女は8歳のときから継父に性的虐待を受けてきたという。

     「妊娠して、子宮が毎日大きくなるにつれ、初めて虐待を受けた子供のころを思いだした。おっぱいが張ってくると、『小さいころに触られたおっぱい』と意識してしまった。娘が生まれても『何? このサルみたいなしわくちゃのかたまりは』としか思えなかった」
     虐待の記憶があふれ出てどうしようもなくなり、記憶を絵に描くことで心を静めたこともあったという。
     秋山さんは「本当は子供を持ちたくなかったが、女として1人は産みたかったし、世間体もあると思った」と話し、こう続けた。
     「自分の親への憎しみ、自分が愛されなかった寂しさから、娘に『なぜお前だけは愛されないといけないの?』と怒りや憎しみを抱いてしまう。秋田の連続児童殺害事件を起こした畠山鈴香(受刑者)っていましたよね。私は、娘を橋から突き落としたとされた、あの人の気持ちがよくわかる気がする」

    「連鎖は減らせる」
     子供時代に虐待を受けて育ち、やがて自分も親になったとき、わが子を虐待してしまう-。虐待の「世代間伝達(世代間連鎖)」と呼ばれ、虐待する親の3割に当てはまるといわれる。
     頼るべき親から踏みにじられ、自分がかけがえのない存在だという「自己肯定感」を持てずに育った結果、わが子さえ肯定できなくなる母親。親から「しつけ」と称して暴力を振るわれ、自分が親になったときにも暴力でしか問題を解決できなくなる父親たち…。
     茨城大学の数井みゆき教授(49)=発達心理学=は「虐待は、外部が何も介入しなければほぼ確実に連鎖する。3割にとどまっているのは、多くの人が成長の過程で、外部の大人たちから自然にさまざまな援助を受けているからだ」と指摘し、こう述べた。
     「ならば、適切な援助により連鎖は減らせるし、早期にきちんと介入すればゼロにもできる。それをしないのは社会の怠慢、ネグレクトというほかない」

    夫が「ネグレクト」
     ネグレクトされているのは子供たちだけではない。
     秋山さんの夫は生命保険会社に勤め、経済的に不自由はないが、帰宅後も米国公認会計士の資格を取るための勉強に没頭、子供や家庭に目を向けないという。
     5歳の長男に虐待を続ける千葉県の主婦、柴田かえでさん(23)=仮名=は18歳での出産だったこともあり、おむつのつけ方も母乳の与え方も分からなかった。げっぷをさせることができず、母乳を戻してギャーと泣くため、どうしようもなくて救急車を呼んだこともあったという。
     柴田さんは「たとえば、夫に『はい、はい』と聞き流してもらうだけでも、ずいぶん気持ちが楽になったはずなのに」と話し、祈るようにこう訴えた。
     「それでも夫がいるだけでぎりぎり子供を殺さずにすんでいる。友達も支えてくれている。本当に親身に話を聞いてくれる人が必要だと思う。誰かがいてくれることが大切だと思う」

  • 産経新聞【なぜわが子を傷つけるのか】
    (3)泣き叫ぶ姿「面白い」 子供で遊ぶ「ペット虐待」親たち
     虐待を受け死亡した小1男児の自宅アパートには、多くの花が供えられていた=10年2月、東京都江戸川区(中村昌史撮影)
     「子供をオーブンに入れた理由は何ですか」
     「特にありません。本当にいたずらというか、入れてやれ、と」
     2歳の長男をごみ箱に入れて窒息死させたとして、懲役11年の判決が確定した東京都練馬区の建築作業員、菅野美広受刑者(35)。
    先月24日、東京地裁で開かれた妻、
    菅野理香被告(35)=懲役7年判決、控訴=の裁判員裁判で証人出廷し、実の子をガスオーブンに入れた動機を淡々と説明した。
     「熱いものが理解できる年齢なのか試そうとスイッチを入れた。入れたのはおれです。すぐ消せば大丈夫だと思った。理香はたばこを吸ったりしていた。あと、洗濯機にも入れた。洗濯物も入っていたと思うが、その上にかぶせるように入れ、電源を入れた」
     厚生労働省によると、年間4万件を超える児童虐待では平成16年以降、心中を除いても毎年50~60人の命が奪われている。中でも、2歳の次女の胸をエアガンで撃つなど、子供を使って遊んでいるとしか受け取れない、常軌を逸した行為が目立ってきた。
     東京都足立区で昨年4月、2歳の長女をベビーバスの熱湯に1分ほど入れ両足に重症のやけどを負わせたとして、19歳の母親と友人の少女が逮捕された。きっかけは、長女がシューマイが熱かったためはき出した様子を見て、テレビでお笑い芸人が熱湯に入る場面を思いだしたことだった。
     母親らは容疑を認め「泣き叫ぶ長女の姿が面白かった」と供述したという。

    例外でない存在
     虐待を引き起こす4つの要素として、子供時代に愛された体験がないこと、生活ストレス、孤立、親の意に沿わぬ子であることが指摘されていることを前回紹介した。だが、山梨県立大学の西沢哲教授(52)=臨床心理学=は「4要素では説明がつかない、加虐性が強く了解不能な虐待がここ3~4年、無視できなくなってきた」と指摘する。
     西沢さんは埼玉県蕨(わらび)市で4歳の次男が「お水を下さい」と哀願しながら衰弱死した事件をあげた。「食事を与えず、目の前でわが子が衰弱死していくのを受け入れる親の心理は了解不能なものだ。いったい何が起きているのか。むろん人類として全く例外的な存在なら理解する必要はないが、どうも例外ではないようなのです」

    「心の闇」解明必要
     精神科医の斎藤学さん(69)は「『しつけをしただけ』と言い張る虐待と、まるでペットを残虐に扱うかのような虐待は異なるもので、一線を画すべきだ。『しつけ虐待』は家族の枠組みの中で起きる一方、家族の枠組みが崩壊したところで起きてしまうのが『ペット虐待』だ」とみる。
     一方、西沢さんは「正直に言って分からない。殴るけるのような発作的なものではなく、いわば慢性的な加虐性がどこから生まれてくるのか。それを理解するためには、われわれは親たちを断罪するのではなく、親たちと向き合わなければならないと思う」と話す。

     ごみ箱窒息死事件の法廷。
    菅野理香被告(35)被告への被告人質問では、
    女性検察官が「あなたは働いていませんでしたよね」と尋ねたところ「家で働いていますよ」と反論したり、「私は母親です」と反発する場面があった。対決姿勢に終始してしまい、「心の闇」の解明まではたどり着かなかった。
     西沢さんは「現在の司法システムはそうした心理を理解するには十分ではない。今、社会で起きている重大な変化を理解し、虐待に苦しむ子供と親を援助するために、司法は別種の社会的責任を果たす時期にきている」と訴える。

  • 産経新聞【なぜわが子を傷つけるのか】
    (4)小さな体はミイラのようだった…ネグレクトの果てに
     小さな体はミイラのようにやせ衰え、自力で立っているのが不思議なほどだった。神奈川県内の児童相談所にある一時保護施設の保健室。小児科医の丸田桂子さん(73)は数年前、目の前に現れた3歳の男児の姿に息をのんだ。
     もうすぐ4歳というのに体重は9キロ、身長は80センチに届かず平均を大きく下回っていた。丸田さんは「アフリカの飢餓難民の子供のようだった。恐らく生まれてからまともな食事を与えられたことはなく、泣き続けたため声はがらがらで難聴気味。言葉も理解できず知能の発達に遅れが見られた」と振り返る。

     母親が19歳のときに身ごもった子供という。父親は逃げ、母親はアルバイトをして育てたというが、実際はアパートの部屋に転がしていただけだった。
     部屋からは異臭が漂い、見かねた隣室の女性が食べ物を差し入れていたが、その女性も転居した。やがて母親も姿を消し、男児は開いていた扉からよろよろと外へ出たところを近所の人に保護されたという。

    人格形成にも影響
     食事を満足に与えない、病気やけがを医者にみせない、長期間入浴させないなど、保護者がなすべき育児を怠ったり拒否したりする虐待は「ネグレクト(育児放棄)」と呼ばれる。年間約4万2千件の虐待のうち、暴行などの身体的虐待が38%なのに対し、ネグレクトも37%とほぼ同じ数。
     「虐待の本質はネグレクトだ」。東京都内で虐待に関する区市町村の相談窓口「子ども家庭支援センター」の施設長を務める男性(43)はこう指摘する。ネグレクトは子供の精神的な発達をゆがめ、人格形成に影響を与えるといわれているためだ。
     施設長は「社会の関心は子供の生命に重大な危険を及ぼす身体的虐待へ向かいがちだが、さまざまな苦しみのために子供が安心して家にいられない、家に帰れない状態がどれほど子供の成長、発達を妨げるか考えてみてほしい」と話す。

    貧困との悪しき関係
     児童相談所の嘱託医を20年以上務める丸田さんが最近気になるのは、貧困と虐待の悪(あ)しき関係だという。
     数年前、一時保護施設へ身を寄せた中学2年の少女がいた。
     母親は夫の家庭内暴力(DV)に耐えかねて、少女が小学4年のときに離婚した。生活保護を受けるようになったが、半年もすると母親は外出が増え、娘の食事をまったく作らなくなったという。
     「生活保護を受けている母子家庭には保護費をねらって男が群がる。母親は男と遊び回り、子供が邪魔になってネグレクトする。男が同居すると男の子ならけ飛ばされ、女の子なら性的虐待が始まる。親の貧困は解消されるが虐待は複合してひどくなる。こうしたケースが今、ものすごく増えている」と丸田さん。
     生活保護の受給額は子供の数により増額されるため、保護された子供を取り戻しに来る親もいるという。
     国の統計で、主な虐待者の6割は「実母」だが、数字に表れない母子家庭での「内縁の夫」による虐待が相当数あるというのが専門家の共通した見方だ。
     「子どもの虹情報研修センター」の川崎二三彦研究部長(58)が、平成18年に全国で虐待により死亡した52件を分析したところ、内縁の夫や継父ら血縁関係のない男性が殴るけるなど外傷性の暴行により死亡させた例が10件あった。
     丸田さんは言う。
     「母親が主な虐待者であっても、その陰には逃げた実父がおり、住民基本台帳に載らない男がいる。虐待の問題を考えるとき、そのことを忘れてはいけない」

  • 産経新聞【なぜわが子を傷つけるのか】
    (5)子供、地域で支えて 躊躇しない態勢作り
     虐待され続ける子供と、虐待を繰り返す親。どうしたら、この現状を止められるのだろうか。
     30年にわたり援助の第一線で働き続け、昨年3月、闘病の末にこの世を去った医師がいた。東京都江東区の小児科医で、社会福祉法人「子どもの虐待防止センター」前理事長の坂井聖二さん(享年59)。
     「虐待を受けた子供は今も地域で暮らしている。つらくても声を出せないでいる。私たちがあきらめることは、私たちがその子をネグレクト(育児放棄)することだ」。江東区の保健師、太田富士子さん(49)は、今も坂井さんのこの言葉を胸に、自転車で家庭訪問を続けている。
     坂井さんは開業医の家に生まれた。医師になって2年目の昭和54年、虐待で左目を失った2歳の女児の主治医となったことから問題に取り組んだ。欧米の最新知識をわが国へ紹介する一方、「子供は地域で生きたいのだから、地域のネットワークで支えよう」と保健師をはじめ児童相談所、学校、保育所などの関係者と集まり、個々の家族をどう支援していくか考える「ケース会議」を重ねた。
     太田さんは「坂井先生がかかわり、地域で10年以上1つの家族を支え続ける会議もある。子供や家族を地域で粘り強く支援することがいかに重要なことかを学んだ。拒絶する親でも、必ず介入のチャンスがあることを知った」という。

    援助必要な家族とは
     坂井さんは亡くなる6年前、重い眼病にかかり視力をほぼ失った。やがて肺炎を発症し、キャリーバッグに酸素ボンベを入れケース会議に現れたこともあった。援助に携わる人々へ坂井さんが遺したのは次の言葉だった。
     《虐待という問題の存在を否認し、援助を拒否し、援助者を遠ざけ、援助者に攻撃的にさえなる家族こそ、真に援助を必要としている家族である》
     しつけと主張し虐待を認めない親。児童相談所の職員が訪ねてもドアを開けない親。悪態をつき「自分たちでやっていけるから」と周囲の支援を拒む親…。
     虐待がエスカレートした家庭への対応は難しい。そうした家庭に根気強く「介入」していくことが、問題の根本を解決する方法であることが、専門家らの話から分かってきた。
     ただ、事態はもっと切迫している。今この瞬間にも虐げられている子供がいて、命を落とす危険にさらされている。「根気強く」では間に合わない。

    親の言葉疑う時
     江戸川区で今年1月、親から虐待を受け死亡した岡本海渡(かいと)君=当時(7)。虐待に気づいた小学校側は両親と話し合い、父親は「もうしない」と約束した。小学校側はこれをうのみにした。ハイリスク家庭に「介入」できても、親がうそをつけば、意味がないことを浮き彫りにした。
     坂井さんとともに虐待防止に取り組んできた神奈川県伊勢原市の医師、山田不二子さん(49)は「子供は自ら症状を訴えられないため、治療は親の言葉を信じることから始まる。一方、虐待は親の言葉を疑うという相反する対応が求められる」と話す。
     海渡君の事件で、小学校はそれ以上、何もできなかった。区の虐待相談窓口である「子ども家庭支援センター」も安全確認を小学校からの情報提供だけで済ませていた。海渡君のSOSは二重三重にブロックされた。

     社会の無関心が虐待死を増大させている側面さえ、あるように映る。
     事件対応を検証した上で、センター側は新たな対応策を示した。「虐待が疑われる場合はセンター職員が児童の状況を確実に目視する。いざというときは躊躇(ちゅうちょ)することなく警察や児童相談所と協力し迅速な対応を取る」。遅きに失した感はぬぐえないが、こうした態勢を各地で早く整えるほかないのだろう。時と場合によっては、親の言い分を聞かずに通報する選択肢さえあるのではないか。事態はそこまで深刻だ。

  • 「ハイダーのバランス理論」

    それぞれの関係性が独立していると考えれば
     自分はA、Bの関係性だけ考えればよくて
     AとBの関係性がどうであれ、
     さほど気にならなくなるのではないだろうかってことです。」

    ******************************************************

    「自分」「相手」「その間にあるモノ(趣味、嗜好、物、人など)」

    三つがあった場合は、
    ①自分から相手への感情・・・ 好きを(+) 嫌いを(-)
    ②自分から中間にあるモノへの感情・・・ 好きを(+) 嫌いを(-)
    ③相手から中間にあるモノへの感情・・・好きを(+) 嫌いを(-)として

    ①×②×③が( + )になるように(あるいは-でも許容できる数値になるように)人は
    バランスを取りたがる傾向があると書いたんです。

    ①~③、すでに感情が出来上がっていれば、
    ①×②×③が(-)なら、なんとかして(+)にしようとしますし

    感情がまだ出来上がっていないものが①~③のなかにあれば、
    プラスになるように自分の感情が決まってしまう傾向があるってことです。

    「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」は
    ①が(-)、③が(+) とすでに感情が出来上がっていますから
    ①×②×③=(+)となるように、自分から袈裟への感情が必然的に「憎い」(-)になってしまうということです。

    「敵の敵は味方」 は
    ①が(-)、③が(-) とすでに感情が出来上がっていますから
    ①×②×③=(+)になるように、相手のことを必然的に「味方」=好き(+)になる、と言うことです。


    ①、②、③の感情がすでに出来上がっていれば
    ①×②×③が(-)になった場合は
    ①~③のうち、なんとか、変えられるものを変えて、あるいは変えたいものを変えて
    バランスをとろうとします。
    バランスが取れなければ心理的に不安定になるということです。

    ①と②は自分の感情だから本来はそのうちのどれかを変えればいいんですが
    どうしてもどちらも変えたくない場合は
    ③の「他人の気持ちをなんとか変えようとする」こともありますね。^^;

    例えると、
    自分とAさん、その間にBさんがいて
    それぞれの感情がすでに下のように出来上がっていたとします

    ①自分はAさん好き(+)
    ②自分はBさん嫌い(-)
    ③AさんはBさんが好き(+)

    ①×②×③が(-)ですから
    自分のできる範囲で、①のAさんを嫌い(-)にするか、②のBさんを好き(+)にすればバランスがとれるわけですが
    どうしてもそのどちらもしたくない場合、③のAさんにBさんを嫌いになってもらおうとすることもあるってことです。

    それができない場合は
    つらい気持ちになるってことですね。

    ちなみに、三つの間で感情がプラスとマイナスが生じている場合にバランスを取ろうとするわけですから
    「好きでも嫌いでもない」というふうに感情が変化すれば
    バランスを取る必要もなくなります。

  • ザ・婦人会
    No.13471
    これ良かったから永久保存させていただきます
    2014/02/11 21:05
    私にとっては耳が痛いと言えば痛い(^_^.)

    *********************

    被害を訴えるのを我慢したあげくに
    恨みつらみを持ち続けて
    憎しみに変わって攻撃的になる人も
    この世には少なからずいるようで。

    理不尽な仕打ちを受けたら
    きちんと訴えることは必要でしょう。
    例え、誰にも共感されなくても「自分の感情」を伝えることを
    遠慮する必要ないと思う。

    例え「そんなことで怒るとは・・・」と
    周りに呆れられても
    例え、相手が自分の言うことに耳を傾けてくれなくても、
    構わないんじゃないかと思うわ。
    それが「譲れないほど許せないこと」なら
    きちんと自分の気持ちを相手に訴えればいいと思う。

    ちなみに「自分の感情を伝える」とは「感情的になる」ということではありません。
    自分の気持ちを伝えるということです。
    感情的になって相手を非難することじゃありませんので。

  • エーリッヒ・フロム 好意的サディズム
    https://rikon-bible.com/blog/モラル・ハラスメント/fuufu/

    例えば、夫が、妻といると何だか分からないが、不愉快な気持ちになってくる、そして落ち着かない。
    「なんでこうなったのだろうか?」と感じる。
    妻が、「あなたは何を考えているのか分からない。何とか言いなさいよ」とか「あなたは本当にダメな人ね」というような、 直接的に攻撃する言葉を発しているわけではないのに、夫の心の中に不愉快な感情がめばえてしまう。
    このような妻が発する言葉として「あなたのためを思って、言っているのよ」「あなたがそうしたいなら、私はかまわないわ」
    このような言葉で夫の心を束縛しているということです。
    このような言葉の裏にあるメッセージは、批判性と攻撃性をあわせもった要求であり、妻が、自己防衛をしながらの攻撃的なメッセージと言えます。
    妻の言葉の裏には、夫が、妻に背くことを許さないという敵意が隠されています。
    さらに恐ろしいのは、このような言葉を発している妻も、このような言葉を聞かされている夫も、この言葉の本意を気づかないでいることです。
    聞かされている夫は、妻の本意には気づいていないのですが、なんとなく、妻に素直に受けとめることができない気持ちになってしまうのです。
    妻に背くことを許さないという敵意を隠して、美徳をならべても、夫は妻には素直になれないのです。
    しかも、一緒にいるだけで気が重くなってしまいます。「正論や美徳を並べて、夫の心を攻撃しようとしている」「正論や美徳を並べて、夫の心を束縛しようとしている」夫は妻に束縛をされているのだが、この束縛へ抗議するのは難しいことなのです。
    ドイツの社会心理学者であり精神分析にも詳しいエーリッヒ・フロムが、好意的サディズムとして説いています。妻が夫を支配しようとする、夫婦関係でのモラル・ハラスメントなのです。
    これが、迎合的なパーソナリティを具える人のモラル・ハラスメントなのです。妻の心にある攻撃性や敵意を隠して、夫を束縛し、いじめようとするときのハラスメントであり、正論や美徳による支配なのです。
    モラル・ハラスメントが攻撃的なパーソナリティを具える人がする場合は、分かりやすいので、強い夫なら戦えます。
    迎合的なパーソナリティを具える人は、敵意や攻撃性を隠しているので、外から見ると分かりにくいだけでなく、宗教的な教えや道徳、倫理、哲学がいう美徳や正論をならべて言ってくるので、夫に尽くす良い妻と錯覚されがちです。
    さらには、母親として、モラル・ハラスメントを子供にするのです。そして、子供も不快感を持つことになってしまいます。

  • 自分自身に絶望し、相手を強迫的に
    自分の理想の人間に変えようとしているだけである

    モラル・ハラスメントの心理構造
    加藤諦三 (著)

    きっと大丈夫♪ 自分自身に絶望し、相手を強迫的に 自分の理想の人間に変えようとしているだけである  モラル・ハラスメ

  • 娘は普段使ってる駅なので少しショックを受けたようだ。

    ところがウチノときたら、これが野次馬根性の女で

    普段は道が狭くて通らないくせに事故直後わざわざ通って見に行ったようだ。

    おまけに出てるかなと思って新聞もかったそうな。

    事故の話とか好きで娘にも呆れられてるのだけど

    まったくやれやれとしか思いようがない・・

    ┐( ̄ヘ ̄)┌

  • うちの父なんか、死ぬまでうつ病だった。
    いつも死ぬことばかり考えてた?人だ。
    年老いて一緒に住んでからも、まだそんなだった。

    その公園のベンチにぽつりと座って
    どうしたの?と聞けば
    死のうかと思って、なんて度々言っても驚かないぞ(笑)
    なに言ってんの。帰るよ!と言うのが私。

    近所で死んでしまった人も
    そう言ってくれる人がいれば良かったのにね・・

  • どういうことだろう。まただ。
    すぐ近所の駅で特急に人が飛び込んだ。

    自ら命を絶つということは数年前も。
    うちの子もよく遊んだ団地の公園で首を吊って死んでいたのだ。

    話に聞けば東京の人だったらしい。
    電車に乗って死に場所を探してるうちにこんなところまで来てしまい
    うちなんてトンネル抜けて山の中の無人駅だからよいと思ったか。

    特急にしろ鈍行にしろ死のうと思って時間かけて彷徨って
    その道行きを思うとやるせない。

  • 「やる気」は脳のほぼ真ん中にある側坐核(そくざかく)という部分が働き
    脳内物質が分泌することででる。

    側坐核(そくざかく)は脳の真ん中に左右ひとつづつある小さな器官。
    ここが刺激を受けると「やる気」が出るのだけど、この側坐核はやっかい。
    やる気を出そうと思っても、なかなか活発に動かない。

    では、どうすればこの側坐核が活発に働き、やる気が出るのか?
    答えは「実際に行動する」こと。

    脳の側坐核は作業すると興奮し活発に動き出し、やる気に繋がる。
    (作業興奮という)

    手足を動かすような、声を出すなど実際に行動すると
    脳に刺激が与えられ側坐核が活発に働きだし「やる気」が出る。

    そして一度、側坐核が働き出すと、どんどん「やる気」は出てくる。
    つまり「やる気」は行動しなければ出ないということ。

    乗り気ではないけど、やり出すと続けていたことなどあるはず。
    ただ行動に移すだけでいい。
    ほんの一歩行動を起こさないだけで「やる気」は起こらず、
    そのためにストレスを感じ自己嫌悪に陥りマイナスの方向にまわる。

    逆に、ほんの一歩行動を起こすだけで「やる気」は引き出され
    やってくほど楽しく感じ、出来ている感じがストレスを無くし、
    やればやるほど刺激され「やる気」が引き起こされ、
    プラスの方向にまわりだす。

    とりあえず動こう!

  • 仕事&生活の「困った! 」がなくなる マンガでわかる 私って、ADHD脳!? 単行本(ソフトカバー) – 2017/2/16
    司馬理英子 (著), しおざき忍 (イラスト)

    【前頭前野】
    脳の司令塔。感情や運動、思考をコントロールしたり、過去の記憶を参考にし未来を見すえて行動プランを立てたり、情報をまとめ、どう処理したらいいか指示するなど脳の中枢機能を司る場所です。
    ここがうまく働かないと、注意力をうまく持続させることができず、遅刻や忘れ物、ケアレスミスが増えたり、落ち着きのない行き当たりばったりの行動をしたりしがちです。

    【側坐核】
    楽しみを先延ばしにし、やる気を持続させる役割をします。
    ここがうまく働かないと、ワクワクするような刺激がないとすぐ飽きてしまい、日々の活動を継続することが難しくなります。

    きっと大丈夫♪ 仕事&生活の「困った! 」がなくなる マンガでわかる 私って、ADHD脳!? 単行本(ソフト

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