ここから本文です

文学と文学賞。。

  • 10,473
  • 10
  • 2018/07/17 13:23
  • rss
  • 1

    *****

    新たなトピを立てました。。

  • <<
  • 10473 10452
  • >>
  • 10473(最新)

    ryuichiro 7月17日 13:23


     何か疲れて仕舞った。朝、奇妙な《夢》。寒暖差が激しく、異常な気象だなと感じる。グリーンランドで、高さ100メートルの氷山(?)が流れて来て崩れ去ってゆく映像をニュースで見て、驚かされた。超現実主義の画家・サルバドール=ダリの《記憶の固執》の様な。地球の環境が大きく変動している様な気がする。庭の木蓮は、花が直ぐに萎れ、他にも蕾はまだ幾つも付いているものの、矢張り季節が違うしこれから咲くのかどうかは分からない……
     カフカの《城》は余り読めず。唯々、膨大な言語の連なりに疲弊して仕舞う。フリーダと云う登場人物の女性(女性の人格)は、フランツ=カフカが現実に交際・婚約していた四歳年下のユダヤ人女性・フェリーツェの様に思えるものの、良く分からない。ユング派心理学に於いては、《結婚》は人格の統合の象徴として見做されるとの事で、カフカはフェリーツェとの結婚に依り自己の人格が統合されるのを怖れていた様にも思えるが、分からない。イエスとマリアの油絵(タブロー)に彩色。白かったヴェールを青くし、やや描けた様な感じ。ネットで、イタリアルネサンスの三大巨匠とされるラッファエロの《聖母》の絵を見たのだけれど、聖母が空中に浮遊し赤ん坊のイエスに寄り添っている様な作品は、ダリの宗教的(カソリック)な油絵を想わせる。モダンアートは、別にカラヴァッジォから始まった訳ではなく、中世を脱したルネサンス期から既に始まっていた。ユング派心理学は西欧的で、その儘で日本人の意識(精神)構造に当て嵌めて考えるのは無理で有るとの事。説明が難しいが、三島由紀夫の《豊穣の海》は、日本人特有の意識構造(構図)にピタリと符合するので非常に驚かされた。一方、西欧世界のグリム童話等で、例えば青髭の男と結婚する女性の物語はジャンヌ=ダルクの側にいたジル=ド=レイと符合する……東洋と西欧との、意識構造の相違・比較は興味深いが、例えばそこに宗教問題が絡むと複雑で余りにも難しくなる……美術(アート)では、古代ギリシャ彫刻の《ラオコーン》像を見ると、これは何の象徴なのだろうか? と、考える……ギリシャ神話に依れば、神官・ラオコーンはトロイア戦争の際、木馬をイーリオス市内に運び込もうとする民を諌め、アテーナーの怒りを蒙る。アテーナーはラオコーンの両目を潰し、更に海の二頭の蛇の怪物に襲わせる。米・トランプ大統領はプーチンと首脳会談……


  •  症状は依然として酷く、自分が置かれている状況が理解出来ない。病気や災害と云うのは、常識的・想定内のもので有るとは限らない。それを、私達は、七年前の《東日本大震災》の目を覆う様な津波被害やそれに付随した福島第一原発事故(メルトダウン)・甚大な放射線被害に依り嫌と云う程知った筈だったのだけれど。NHK・Eテレで、詩人・吉増剛造氏のドキュメンタリーを見て、何か救われた様な思い。吉増剛造氏は、昭和十四年(1939)東京・阿佐ヶ谷出身で福生市で育たれたとの事。《東日本大震災》についても触れられていて、復興と云う表現は或いは当たらないのかも知れないと云う風に語られていた。北海道先住民のアイヌとも交流が有ったとの事。吉本隆明氏の難解な詩の原稿を、忠実に一文字ずつ書き写す姿に驚かされた……
     睡眠不足でも有り疲れて仕舞った。深夜2時頃からずっと眠れず、夜が明けた5時頃に可燃ゴミの袋を近くのゴミ・ステーションに出す。病気だが、可能な限り家族の為に家事や作業は手伝う。木蓮の、赤紫色の花は少し焼け焦げた様になり、萎れて来て仕舞った。柿の樹の枝で、名前の分からない野鳥が綺麗な声で鳴いている……テレビでは、西日本各地の豪雨に因る災害の様子の報道。イエスとマリアの油絵(タブロー)に、多少彩色。マリアのヴェールが白だけだと単調なので、セルリアンブルーを塗った。人間的な絵画にしたい……鬼才の洋画家・関根正二の事等思い出す。《信仰の悲しみ》……先日の、NHK《日曜美術館》はミケランジェロ=ブオナローティの特集だった。イタリアルネサンスの頃は、中世から脱し、ローマ=カソリックも大転換期を迎えた時代だったのかも知れない。ミケランジェロ作の麗しい《ピエタ》は、余りにも有名だが、彼は自分自身の為にも別なピエタを制作しており、その表現には現代芸術(モダンアート)の萌芽が既に見て取れる。ミケランジェロも、古代ギリシャの彫刻の影響を受けた由。《ラオコーン》像……ギリシャ神話に於けるトロイアの神官・ラオコーンと二人の息子が海蛇に巻き付かれ苦悶の表情を浮かべ、身を捩らせている。この神話は何の象徴なのか? 国際社会の中で孤立を深める、現代の帝政ローマ・アメリカ合衆国。北朝鮮は、秘密裡にウラン濃縮施設を稼働させ、ポンペオ米国務長官が追及。一方韓国では、500人程のイエメン難民が押し寄せ、国民の反感が高まっている……


  •  激しい痛みに耐えず。朝、奇妙な《夢》。庭の木蓮は、夏なのにも拘わらず赤紫色の美しい花を二つ咲かせている。百合はもう散って仕舞った。今日は7月15日。後、丁度一ヶ月で終戦の日を迎える。NHK・Eテレで、詩人の吉増剛造氏のドキュメンタリーを見たのだが、広島で被爆した原民喜の事が話題に出ていた。原爆の音について語られていたのだが、『シュッポッ』と云う様なものだったとの事。原爆が投下された際の音は、勿論、それを耳にして聴いた被爆者にしか表現し得ない。カフカの《城》は余り読めず。テレビを点けると、公職選挙法で参議員の定数が増やされると云う話題で、山陰や四国の議席なのだが、西日本が豪雨で甚大な被害を受けているこの時期・タイミングで流石に無神経だなと感じる。国民不在の政治に耐え難い思い……
     《ペスト菌》は、この21世紀の現代でも世界中に蔓延しており、シオニズムを支持するプロテスタントとしての、米・トランプ大統領の信仰との事だが……娘の、イバンカ大統領補佐官と夫のクシュナー上級顧問はユダヤ教正統派の由。ペンス副大統領は、キリスト教原理主義・福音派(エヴァンジェリカル)ではなかっただろうか? ユダヤ教(ユダヤ教徒)とキリスト教(キリスト教徒)とは、水と油の様に全く相容れないものの様に思えるものの、良くは分からない……作家・プリーモ=レーヴィは、ナチス・ドイツに依るアウシュビッツ強制収容所からの奇蹟的な生還者で、1919年イタリア生まれ。アルベール=カミュより6年遅い。プリーモ=レーヴィは、第二次世界大戦下で化学者を志し、パルチザンに身を投じて逮捕されたとの事……ベニート=ムッソリーニは、1943年、連合軍の本土上陸に伴う危機感からファシスト党内でクーデターが発生し失脚、幽閉の身となったが、後に独・アドルフ=ヒトラーの命に依り救出される。更に、一旦は政界から引退したものの、ロベルト=ファリナッチと対立したヒトラーの要請で復帰、ドイツの衛星国として建国されたイタリア社会共和国(RSI)及び共和ファシスト党(PFR)の指導者を務めたが失脚、1945年、パルチザンに拘束された由……現代、米・トランプ大統領は過度の親イスラエル政策に依り国際社会から離反、シオニズムの名の下に中東に火種を齎せ、嘗ての第二次世界大戦当時とは逆転の構図を描き、ダヴィデ王のゴリアテ征討を蘇らせる心算だろうか……


  •  症状は絶望的に酷く、激痛で活動が困難。庭の百合は殆ど散って仕舞ったが、木蓮の樹に蕾が幾つも付いており、驚いて見上げると赤に近い紫の木蓮の花が二つ咲いていた。狂い咲きと云うのだろうか? 夏になり、寒暖の差が非常に大きく季節感が分からなくなり、その為に木蓮の遺伝子(?)が勘違いをしたのだろうか? 普通は、春、桜等と一緒の時期に咲くのだけれど。しかし、又、春爛漫の季節が戻って来たかの様で嬉しい。カメラで撮影すると、アンリ=ルソーの密林の油絵(タブロー)の様……
     カフカの《城》、昨夜は最後の第二十章から僅かに読んだ。朝、奇妙な《夢》。私はスポーツ選手なのだが、靴下(ソックス)が無く体育館へ行くのが遅れて仕舞う。実際、もっとゆっくりとした時間を生きたいと願っても、病気がそれを赦してくれない。テレビでは、西日本各地の豪雨に因る被害の様子は、民放一局でしか放送されていなかった。一体、何故なのか? これ程の甚大な被害が出ているのに……7月に入った頃、私は、幾ら何でも《平成》の時代にもうこれ以上大きな災害や事件は起こらないだろうと思っていたのだが、違った。愛媛で、家から激しい濁流を見て「怖いよー」と叫ぶ婦人の姿に絶句。丁度、某事件の刑の執行と重なり、混乱した。カミュの《ペスト》では、タルーの独白の件りが有るが、それは恐らくカミュ自身の考えを反映しているのだろう。EUは、非人道的な刑の執行を行わない様にと申し入れて来たとの事。だが、多分に政治的な問題で有り、詳しくは書けず……西日本の豪雨災害に、政府の対応は後手に回って遅れた。更に、公職選挙法で参議員の定数が増やされる由。既に、働き方改革法案も成立し、過労死は確実に増えるで有ろうとの事。カジノも造られる……《イエスとマリア》の油絵(タブロー)に、多少彩色。《アンネの日記》の著者、アンネ=フランクとシオニズムについて、漠然と考えてみたのだが……人間として生まれて仕舞った以上、私達は、内的信仰と政治的活動との両義に挟まれ、実存的に苦悩し選択を迫られる事になる。カミュは、ジャーナリストとしてナチス・ドイツ(フランスの対独協力派)への反抗(レジスタンス)を行ったのだけれど……歴史は一周し、《ジャポニスム2018》がパリで催されるとの事。東京オリンピックは、1964年以来56年振りに開催される。米英は接近し、ロンドンでは反トランプデモ……


  •  朝、目覚めても中々起き上がる気力が湧かず。症状は極めて酷い。不思議な《夢》……フランツ=カフカの、明瞭な物語(ストーリー)が提示されない小説は、《夢》の構造に似ているなと思う。カフカは、ギムナジウム時代にラテン語やホメロス等のギリシャの古典を学んだとの事だが。ユング派心理学に於ける、人間の共同的無意識と云う物は、例えば有名な《ギリシャ神話》に良く表れているのかも知れないけれど、専門的な知識に乏しいし上手く書けない。私には、現代人(特に先進国)の意識構造は皮相的過ぎる様にも思えるが、勿論良くは分からない。米・アップル社等IT関連企業や著名人は、マインドフルネス理論を活用しているらしいが、一慨には言えず難しい問題……
     庭では、百合が二輪まだ美しく咲いている……痛みが酷く、新聞記事を読んでも頭に入って来ない。様々な思惑に妨げられると、結局、何も書けず……中国・習近平は、《デジタル保護主義》との事。現代社会を規定する物は、矢張り、或る意味でITやAI等のテクノロジーになった。医療では、パーキンソン症やALSの治療で正常な遺伝子の注入が行われる様になるとの事……中国南部の貴州省貴陽市で、この春に《国際ビッグデータ産業博覧会》が開催され、習近平(シー・ジンピン)国家主席は祝賀メッセージで、『ビッグデータ発展の機会を掴み関連企業の健全な発展を促し、サイバー空間のガバナンスに対処する』と、強調し述べた由……今の時代、最も重要とされるのは情報なのだ……日本の企業は、IOT化に伴うセキュリティー保全の危機管理面で万全とは言えず、情報漏洩の危険性が有るそうなのだが、詳しくは分からない……こうした時代に、所謂文学(小説等)の成立が非常に困難になったのは自明の理で、例えば、カミュの時代に現代のIT化(グローバル化)された21世紀を想像する事は困難だったろう……憂慮すべきは、《デジタル・シルクロード》と云う旗印を掲げて、中国が主導する巨大経済圏構想・一帯一路の沿線国に統制強化・保護主義等の中国モデルを広げようとしている事との由……カミュの《ペスト》は、第二次世界大戦当時のナチス・ドイツだけに限らず、時代に依り様々に形を変える。最も恐ろしいのは、人間が人間性(人間らしさ)を喪失する事だ。テレビでは、西日本各地の豪雨に因る災害の報道。米・トランプは国際社会で孤立。ロシアは中東各国に接近……


  •  激痛に耐えず。だが、無理矢理に活動。庭では、名前の分からない青い花と、橙色の百合、白い秋桜(コスモス)等が咲いており、春・夏・秋の季節の混淆の様にも感じる。何処か、遠くの森の方から時折り鶯や郭公の鳴き声も聴こえる。テレビでは、西日本・広島県等に於ける豪雨に依る土砂災害等の報道。メディア、特にテレビで良く報道されている地方・地区へは救援が比較的早く向かうが、過疎地は遅れる由。兎に角、油絵(タブロー)にニッケル・アゾ・イエローをルソルバンで溶いて彩色。今は、微香性の良い物が販売されている。小さな黒蟻の異常発生等、日常生活の面倒事も容赦はしてくれず……
     カミュに比べると、カフカには明快な脈絡(コンテクスト)や論理(ロジック)と云う物が欠落しており、その分混沌として無意識を反映しているのかも知れない。朝、奇妙な《夢》。戦場で、多国籍軍の様な様々な人種の兵士達が、裏切りを重ね乍ら激しく闘っている。ユング派の心理学に依れば、《夢》とは象徴(シンボル)に依る無意識の表象(イメージ)で有り、個人的無意識と共同的無意識が有るとの事。米・トランプ大統領は、各国に国防費を倍増する様にと要求。特にドイツを名指ししている由。カミュの《ペスト》は、第二次世界大戦(ナチス・ドイツ)だけが念頭に有った訳でもなかったのだろう……トランプ大統領の発言の背後に、一体何が存在しているのだろうか? もう、かなり以前になるが、新聞紙面で或る紛争地で大量の兵器が押収された際のカラー写真(配給元は、生憎と記憶していない)を見て、構図が記念写真の様だし、まるで超現実主義の画家・サルバドール=ダリ晩年の超リアルな油絵(タブロー)の様な印象を受けた。CG合成の様な……今は、欧米ではAIがニュースの配信を始めたらしく、今後は当然益々そうなるのだろうが、AIにはニュースソースの真贋の識別機能はプログラミングされているのだろうか? AIは、指数関数的に急増するとの事で、つまりネズミ算式と言っても良いのかも知れないが、カミュが《ペスト》を書いた頃には現代の様なITは存在していなかった……嘗て、ナチス・ドイツ政権は二つの方策を実施、一つはユダヤに対する思想戦争で有り、カフカの父方の祖先はユダヤ教のラビやタルムード学者だったそうだが、カフカは第二次世界大戦勃発前に結核で死没。しかし、現代では構図が逆転したのかも知れない……


  •  矢張り症状は酷く、唯単にパソコンに向かう事も辛い。新聞を読む気分にもなれず。庭の百合は、一輪が花弁が散って仕舞い、残った二輪だけ綺麗に咲いている。まだ七夕を過ぎて間も無いのだけれど、柿の樹は既に青い小さな実を枝に付け秋の準備に余念が無い。蝉の鳴き声はまだ稲荷神社の方から聴こえて来ない……テレビでは、西日本各地の豪雨に因る土砂災害等の報道。中国の人権活動家・劉暁波氏の妻、劉霞氏は出国しドイツ(ベルリン)へ。嘗て、1989年に《ベルリンの壁》が崩壊した時、群衆の中に混じっていたメルケル氏の姿が撮影された映像を見て驚かされた。歴史とはどう転がるか全く分からない……
     日本でのクルド人難民(家族)のドキュメンタリー(十年前に制作された物の再放送)を見て衝撃を受けたが、夥しいシリア難民を受け入れて来たドイツも、イタリア経由で欧州に上陸するアフリカ等の難民の受け入れには難色を示しているとの事。アメリカと中国との貿易戦争は悪化し、《ペスト》の素地は世界中で益々広がってゆく様にも思える。ノーベル文学賞(アカデミー)は機能停止し、新たな文学賞を設立する動きが有るらしいが、詳しくは分からない……フランツ=カフカは、例えばトーマス=マンの《トニオ・クレーゲル》等を好んでいたらしい。《城》は、有力なユダヤ商人で一家で絶対的な存在・支配者だった父親に対するエディプスコンプレックスの表象とも解釈されるそうなのだけれど……心理学(精神医学)に於いて、男性の場合にはアニマ(無意識の女性的な面)の形成が阻害されれば人格に悪影響を及ぼす由。専門的に詳しくは分からないが……《城》に登場するフリーダは、カフカのアニマの表象・象徴で有り、現実に婚約をして置き乍らそれを破棄せざるを得なかった女性へのコンプレックスの様にも思える。実際の人生で、結婚生活への怯えの為に逃避して仕舞ったカフカは、《城》の創作に依る贖罪(補填)を必要としたのではないだろうかと想像するが、良くは分からない。官僚機構的に冷徹で寒々とした《城》の世界で、暖かみを感じさせるのはフリーダの存在、Kと彼女との人間的な遣り取りだけだ。カフカは、1924年にオーストリアで死没(40歳)し、第二次世界大戦に於けるナチス・ドイツの台頭、ホロコーストは当然知る由も無かった……油絵(タブロー)に、オリーブ=グリーンをルソルバンで溶き、ごく僅かに彩色……


  •  悲しみに耐えず。更に、酷い激痛。テレビでは、西日本の豪雨に因る災害の報道。平成最悪との事……《平成》は本当に大変な時代だったなと回顧する。庭では百合の花が三輪美しく咲き誇っており、矢張りそれが非常に確実な尺度の様にも思える……カフカの《城》、昨夜多少読んだが……岡山・倉敷市の映像等。凄絶なもの……どうも上手くは書けない。チャンネルを変えると、又、別な事件の報道。倫理的な問題も有り詳しくは書けず。コミュニケーションの問題との由。共感性の欠落の様に思えるが、分からず……昨夜、タブレット端末でO教に纏わる記事を読み非常に興味深かったが、有料記事で余り読めなかった……今、日本や世界で一体何が起こっているのだろうか? 中国では、人権派の弁護士達が消息不明との事。もう、文学の脈絡では完全に語り切れない時代を迎えたのだなと、痛感する……
     カフカの《城》。この、譫妄にも似た言語の膨大な堆積物(カフカは、城やその他多くの作品を纏め切れなかったらしいが、親友のマックス=ブロートが遺稿を整理したとの事)が、第一次世界大戦前後の世相を反映しているのかどうか、良く分からない。テルアヴィーヴ(テルアビブ)は、イスラエル第二の都市との事らしいが、マックス=ブロートが何故大戦後間も無くの1946年にテルアヴィーブにいたのだろう? ユダヤ系の作家で有った為、終戦後、イスラエルを訪れたのだろうか? 勿論、何も分からない……昨夜遅くに、アルベール=カミュの妻についてネットで少し調べてみたのだけれど。シモーヌ……それが、例えば《異邦人》に登場する女性に反映しているのだろうか? カミュは、アルジェリアの気候、太陽の様な明朗さが在るが、カフカは真冬に雪に閉ざされた屋敷の様に沈鬱にも感じる……イエスとマリアの油絵(タブロー)は、上手く描けない。アンリ=ルソーが稚拙な画家と云うのは誤りで、高い技巧(メチエ)を持った優れた画家だった……カフカの《城》には、フリーダと云う女性が登場し、若しも私達が一緒に暮らすなら南フランスかスペインへ移住しなければなりませんわ、とKに向かって言う。Kは、カフカの意識的自我の表象なのだろうか? カフカは、或る女性と婚約したものの、結局それを破棄するに至った由。それが、心的外傷(トラウマ)となり苦しんだのかも知れない……平成以降、日本や世界は果たしてどうなるのか? 未知数だが……


  •  症状は形容に絶して酷く、何事にも相当な意志力を要する……庭の百合は、今日も美しい二輪の花を咲かせており、何かそれが一つの確実な尺度の様にも感じられる……《カフカ全集1》〔城:S社版〕をネットで購入。書籍自体の価格は100円だった。中には1円や3円と云う様な物も有り、送料の方が高い……西日本の各地は豪雨。甚大な被害が出ているが、昨日は土曜日でも有りテレビニュースもNHKでしか放送されていなかった。岡山でも相当な被害で《東日本大震災》を彷彿とさせる……
     《カフカ全集1》〔城〕の奥付けを見ると、昭和二十八年發行、昭和四十一年七刷となっている。フランツ=カフカ〔Franz Kafka〕は、十九世紀も終わりに近付いた1883年7月3日生まれで、出生地に則せば現在のチェコ出身のドイツ語作家との事。カフカは、例えばガラス製のコップを持っていると『コップが何かの拍子に割れて、その尖った危険な破片が自分の方に飛んで来ないだろうか?』と心配する、不安神経症(?)的な性格だったとの事だが、心理学的・精神医学的に詳しくは分からない。プラハのユダヤ人家庭に生まれ、法律を学んだ後に半官半民の様な保険局に勤務し乍ら、何処かユーモラスで抗し難い孤独と不安感が横溢する作品(小説等)を書いた由……私が読んだのは、余りにも有名な《変身》と、《アメリカ》をごく僅かに……第一次世界大戦が行われたのは、1914年7月末~1918年11月なので、大戦が勃発した時にはカフカは31歳。或る女性との婚約破棄の後、(それは、一因として結婚し家庭を持つ事に因り創作に支障が出るのでは? との危惧が有ったらしいが、詳しくは不明)カフカはバルト海に臨む保養地へ友人・エルンスト=ヴァイスと共に旅行に出掛けたとの事。その頃、初めて勤めを辞め小説で身を立てる事を考えたらしいが、その計画は第一次世界大戦勃発の為阻害された由……カフカは、傷害保険協会からの申請に依り徴兵を免れたとの事だが、大戦が異常に神経過敏な文学青年に如何なる影響を及ぼしたのかは不明。当時の日記には、執筆中の《審判》に関する記述が多く、戦争への言及は少ない由……《カフカ全集1》〔城〕の巻末には、附録が在り、最後に[一九四六年、テルアヴィーヴにて。]マックス=ブロートと書かれている。マックス=ブロートは、オーストリア出身のユダヤ系作家で、カフカの友人・紹介者……


  •  朝から強い雨。症状は極めて酷く、この状態に置かれている事が理解出来ない。庭の百合は、一輪が散り二輪だけが美しく咲いている。カミュの《ペスト》、昨日は読めず。1944年6月6日、ノルマンディー上陸作戦が行われてから以降、占領者ドイツ軍とその傀儡ヴィシー政権に対するフランス国内のレジスタンス運動の動きは更に活発化したとの事。第二次世界大戦に於いては、多くの国でナチス・ドイツに依る侵略へのレジスタンス運動が行われ、中でも特にナチスのフランス占領に対するフランスのレジスタンスは最も有名で、戦後に於いても政治・文学等で《レジスタンス》は大きく取り上げられる様になった由……
     酷い体調だが、兎に角どうにか描き掛けの油絵(タブロー)に多少彩色……テレビを点けても、今日は土曜日でも有りニュース番組は殆ど無く、又まるで何事も無いかの様な日常に復して仕舞った。人間が生きてゆく上で、日常と云うものは絶対に必要で有り、《ペスト》でもオランの街の人々はオペラに興じたりしているが、役者がペストに侵され舞台上で突然に倒れると皆恐慌(パニック)に陥る……ネットで、パリ解放の時の白黒(モノクロ)写真を見るとその迫力に圧倒される。漸く戻って来た《自由》に歓喜し集って来る無数の男女達。今、世界にこうした或る意味狂気染みた歓喜や熱気は何処を探してみても見付からないな、とも思う……それが、良い事か悪い事なのかは難しく分からないが……中国で、イスラム教を信奉する(ムスリムの)少数民族ウイグル族が多く暮らしている新○(シンチャン:漢字が出力出来ない)ウイグル自治区で、監視カメラと最新の顔認証システムを用いた住民監視機構が強化されているとの事……アルベール=カミュの倫理(モラル)観とは、錯綜したグレーゾーンに於ける一種の身体感覚で有った由。成る程、確かに戦時下と云う状況では恐らくそうした《感覚》が重要で必要とされるのだろう……《アルジェリア(独立)戦争》は、1954年から62年に掛けて行われたフランス支配に対するアルジェリアの蜂起・独立戦争だが、アルジェリアは公式には植民地ではなく海外県と海外領土の中間的存在とされたらしい……オランの町に立つモスク。ムスリム・イスラム教と西欧文明との緩衝地帯で有り、カソリックは然程支配的ではなかったのかも知れないが良く分からず。カミュと、カソリックとの現実的な関係も不明……


  •  百合が三輪目の花を開かせ、その美しさは神々しく感じられる程。朝テレビを点けると、嘗て日本中を震撼させた某宗教団体の事件に関わる緊急ニュースで、他の番組と差し替え。午後も、刑の執行手続きが行われた事のニュースが報じられており、《ペスト》のリウーの独白を思い出す……
     昨夜は、フランスがエジプト政府(政権)に2千億近い莫大な費用を掛けて武器供与を行い、デジタル機器で高度な監視社会とさせる様に強力していると云うネットニュース。皆知っている事だし、余りこうした話ばかりを書くべきではないとは思うのだが……《ペスト》では、本当の社会悪(ナチズムに象徴、代表される)と云う物は直接的に描かれておらず、それはカミュの潔癖さに依るものだったのかも知れない。カミュは《不条理》や《反抗》と云った言葉で表象されるイメージが強過ぎて、その為に現実の作者の人間像は不当に歪められて仕舞ったのだろうか。第一次世界大戦勃発の前年に生を享けたカミュは、二度の大戦とスペイン内乱とを体験したとの事。他に、二度の大戦に人生を蹂躙された芸術家として、私にはドイツ・ブレーメン出身の画家ヨハン=ハインリヒ=フォーゲラーが頭に浮かぶ。スペイン内乱では、詩人のガルシア=ロルカ……カミュは、第二次世界大戦後、レジスタンスの地下新聞《コンバ》〔Combat〕紙の編集長を務め、革命を志向する論調に於いて、対独強力派の粛清問題と絡みF=モーリヤックと論戦した由……私の認識には、大戦当時の時系列に於いて根本的な認識の誤りが有った……実際的にカミュがレジスタンスに関わったのは、割りと短期間で、パリ解放前の約一年程で有った由。第二次世界大戦に於けるパリ解放は、1944年8月19日から8月25日迄に行われた戦闘で、西部戦線とフランスの歴史上の大きな節目だった由。凱旋門の前(シャンゼリゼ通り)を行進する、《自由フランス軍第二機甲師団》の物々しい車両とその場に集まった当時のパリ市民達のカラー画像(1944年8月25日)……プラカードには【ド・ゴール万歳!】【ド・ゴール政権】等と書かれている。又、その他の白黒(モノクロ)写真を見ると、圧倒的な群衆の姿、当時の時代の集団的な狂気に近い熱気が如実に伝わって来て、カミュが《ペスト》でナチスへの抵抗に依る人間の《連帯》を切望した心情が漸く呑み込める……謂わば、時代の必然性とでも呼ぶべきもの……


  •  雨が降った為かなり涼しい。庭の百合は、鮮やかなオレンジ色の花を二輪咲かせており、遠くから鶯の鳴き声が聴こえて来る……カミュの《ペスト》、昨日は文庫本で292頁の辺りから多少読んだ。テラスでの、タルーと医師リウー(結局、このリウーが筆記者で有った事が、最後に読者に対して明かされる訳なのだが)との対話。対話と云うよりは、タルーの独白……リウーやタルーと云う名前は日本人には全く耳慣れない物だが、カミュの頃フランスでは実際にいたのだろうか?
     昨夜は、NHK・Eテレで、日本でのクルド人難民のドキュメンタリー。クルド人〔英:Kurds〕は、中東・クルディスタンに住むイラン系山岳民族で、トルコ・イラク北部・イラン北西部・シリア北東部等、中東各国に広く跨った形で居住する、独自の国家を所有しない世界最大の民族集団との事……最も多く住んでいるのはトルコで一千万人以上、次いでイラン・イラク・シリア、欧州のドイツ等だが、ドイツのメルケル首相はイタリアから上陸して来る難民(アフリカ等)は受け容れないと云う風に政策転換したらしく、今後は一体どうなるのだろう? アメリカでは、一人の女性が《自由の女神》像に攀じ登り、移民の親子を引き離すトランプ大統領の施政に抗議した由……カミュのレジスタンス活動については、まだ余り調べておらず分からないが、第二次世界大戦中にナチス・ドイツに抵抗する事は現実問題として殆ど不可能で有ったのだろうかとも察せられる。それは、例えば今、朝鮮半島を中心に起こっている事を引き合いに出す迄でもないだろう……嘗て、ゲッベルスの秘書官を務めていた女性の証言に依れば、当時、ユダヤ系ではないドイツ国民に対してもナチスの行いはメディアで報じられず秘密にされていたらしいのだが、詳しくは分からない。その反面、ゲッベルスは『喧伝(プロパガンダ)は子供にでも分かる様に行わねばならない』と云う風に述べたそうなのだが……カミュの《ペスト》も、ナチスは日常を鋭利に引き裂く様な物と云うよりは寧ろ、陳腐で非ドラマチックな代物に過ぎなかったと云う様にも読める……タルーは、次席検事で普段は好人物で有った父親が社会の名に於いて被告に極刑を求刑する場面を法廷で目撃し、深く幻滅する。そうした、市井の善良な人物が突然無慈悲な権力者に豹変する場面を、カミュは知っていて、その機構に組み込まれる事を嫌ったのだろう……


  •  昨日は今季最高の猛暑だったが、今日は雨で涼しく助かる。症状は矢張り酷く、自分自身でもこれが現実なのだとは思えない程。庭では、スカーレットレーキに近い橙色の百合が二輪目の花を開かせ、自然の摂理の精緻さに驚かされる……カミュの《ペスト》は昨日は殆ど読めず。何で有れ、読書が出来ると云うのは《幸福》な事だ。そうではないだろうか? 例えば、今中国で《ペスト》が読めるのかどうか分からないけれど。《異邦人》は未だしも、《ペスト》が国民に読まれる事を習近平国家主席は好まないだろう。香港の中国返還から21年目の1日、香港中心部で民主派団体主催の恒例の大規模デモが行われ、主催者側発表で五万人もが参加した由……
     テレビでは、私が観たい、シリア・イスラエルやパレスチナ(ガザ地区)等の中東情勢や、ミャンマーのロヒンギャ・イエメン・アフリカ等の難民についての報道はされていない。一体、何故なのだろう? テレビ局(制作関係者)が、ニュースバリューが余り無いと考えている為なのだろうか? 日本国民が、どの程度中東情勢や難民問題に関心を抱いているのかは、私には知り得ず。正確には分からないが、今、世界の難民の総数が6800万人程だとして、人口の1%弱、百人に一人位は難民と云う事なのだろうか? 昨夜遅くに、比(フィリピン)・ドゥルテ大統領に纏わる《夢》。明確には覚えていないが……原因は分からないが、フィリピンでは、2日に北部タナウアンで市長が撃たれ、3日には北部ルソン島・ジェネラルティニオでも矢張り市長が何者かに銃撃されたとの事で、その影響で《夢》を見たのかも知れない。北部タナウアンの市長は、ドゥルテ大統領の熱心な支持者だったが、麻薬取引に関与した人物のリストに掲載され、昨年十月には地元警察の指揮権を剥奪されていた由……カミュの《ペスト》には、第二次世界大戦当時の対独協力派に相当する人物は登場しないが、それは果たして何故か? 私には、それはカミュの文学者としての矜持・倫理(モラル)の在り方の表れで有った様に思えるものの、勿論定かではない。アルジェリアの独立(戦争)後、カミュは立場を明確にさせなかった為に孤立し、《ペスト》ではナチス(ナチズムに代表される人間悪)への抵抗に依る連帯を文学上では示唆し乍ら、現実にはそう上手くはいかなかった。アルジェリア戦争は、1954年から62年に亘って行われたとの事……


  •  何かと悲しみに耐えず、気鬱で堪らず。症状は極めて酷く、幾らもうこれ以上はどうか悪化しないでくれと願っても、病気は勿論決して遠慮はしてくれない……昨日、庭で花開いた橙色(オレンジ)の百合が美しい。その他には、白い釣鐘状の花やコスモス、宮澤賢治の童話《ポラーノの広場》に出て来る、ツメクサが一面に咲いている……
     一体、何を書くべきだろう? カミュの《ペスト》は昨日も少し読んだ。第二次世界大戦後、アルベール=カミュは、レジスタンスの地下新聞《コンバ》〔Combat〕紙の編集長になったらしいのだが、何故、第二次世界大戦勃発直前や大戦中ではなかったのか、私には良く分からない。戦争が始まり、ナチス政権・支配に依る欧州各地(フランスを含む)への影響が大きく明確になり、レジスタンスは漸く活発化し、《ペスト》を媒介する鼠で有る対独協力派も蠢き始めたと云う事なのだろうか? なにぶん、私は、唯の一介の読者に過ぎない。今は、インターネットが有るから、誰でも或る程度の事は調べられるものの、ネット上の情報の信憑性と云うものは全く分からない……カミュは、レジスタンス活動には加わったものの、戦後、対独協力派の処刑(?)については助命嘆願を行ったとも聴いたが、詳しく調べておらずまだ良く分からない。アルベール=カミュの社会的・政治的活動と云うものに関して、私は、第二次世界大戦当時のナチス・ドイツ支配下に於けるフランス国民の極度に切迫した心理状況を真には知り得ず、本当の理解は難しいのだろう。唯、今は又、北東アジア・朝鮮半島(北朝鮮を中心とした)、中東、アメリカ合衆国、EU、南アジア(フィリピン)、ロシア、中国等で嘗ての全体主義・ポピュリズムの様なものが再び台頭していて、そこからカミュの時代・心理状況を類推するだけに過ぎない……又、例えば、ヴィクトール=E=フランクルのアウシュビッツやビルケナウ絶滅収容所に於ける心理学的記録・考察の《夜と霧》は、カミュの《ペスト》の歴史的背景を知る上で役立つのだろうと思う。アルジェリアの独立運動(戦争)については、まだ調べていない……今日も夕方になった。ユング派の臨床心理学に於いて、箱庭と言われたり、別な臨床心理学でもケルト刺繍の様な円形の図を被験者に彩色させるのは、仏教、真言密教で用いる《曼荼羅図》と共通する様で興味を覚える……油絵(タブロー)にごく僅かに彩色……


  •  7月も二日目。五日後の七夕迄に、一体どうなるのか? 暁闇が払われて、青に所々赤みが差した澄んだ空に白く輝く月。庭で、橙色の百合が突然に咲いており、その美しさに救われる思い……カミュの《ペスト》は、昨日は文庫本で120頁の辺りから僅かに読んだが、文学の修辞(レトリック)の問題でユーモラスに感じた。カミュが、ユーモアを意識していたのかどうか定かではないが、意図的で有った様にも思える。余りにも深刻過ぎるシチュエーション(第二次世界大戦、ナチスドイツ占領下のフランス)では、自ずと人間的なユーモアが表れて来た様にも感じられる……
     今、世界の難民は過去最高との事で、正確な数字を覚えていないが7千万人近く(?)と驚くべきもの。最も多いのはシリア難民だが、ミャンマーに於けるムスリムのロヒンギャやイエメン、アフリカからの難民等……前に、某局のニュースでロヒンギャ難民の様子が映し出され、高齢の婦人が倒れ込む姿を見て衝撃を受けた。有名な《聖書》のエクソダス、〔出エジプト記〕の様な民族の大移動(難民)は、この21世紀でも未だに終わっておらず、各種のメディアが発達した現代では生々しいリアルな映像として見る事が可能なのだが、紀元前数千年と云う過去から現在に至る迄、何故それが終息しないのか、私には分からない……カミュの《ペスト》で、カソリックの司祭(神父)で有るパヌルーは、修道士は神に総てを捧げた身で友と云うものは無いと云う風に語り、十字架像を握った儘で死んでゆく……現実には、ヴィクトール=E=フランクルの《夜と霧》で、アウシュビッツの強制収容所内で或るユダヤ人男性が、ナチス・ドイツに依る永遠に等しい様な束縛から解放される日を《夢》で予見するのだが、しかし、その日収容所はまだ解放されず、その男性囚人の突然の死と云う痛ましい結末を迎える……巻末に、ガス室のスケッチが載っていて、『心貧しき者は幸い也。天の御国はその者の物なれば』との《新約聖書》中のイエス(キリスト)の言葉、祈りの文句が書かれているが、ユダヤ人の中にカソリック等のクリスチャンもいたのだろうか? やがて、強制収容所が解放されても、外での生活に上手く戻れず、収容所に戻りたがったユダヤ人達もいた由……イエスとマリアの油絵(タブロー)に多少彩色。トルコ・カッパドキア遺跡のブラック・チャーチの壁に描かれた、半ば抽象化されたキリスト像……


  •  症状は凄まじく酷く、絶望。愈々7月……朝方、不思議な《夢》。アントニオ=ガウディの建築の様な書籍の堆積の中から、A=ランボーの著作二冊とジョルジォ=デ=キリコの著作一冊を取り出す。キリコの本は途中の頁が欠落しており、私は『棄てようか? どうしようか?』と躊躇する。その他も物語(ストーリー)性の濃い夢だった……庭の、名の分からない青い花は萎み、橙色(オレンジ)の百合の蕾が開こうとしている……カミュの《ペスト》。昨日は、カソリックの司祭(神父)で有るパヌルーがペストか何か不明の疾病に罹り死亡する場面を読んだ。現実に、嘗て第二次世界大戦のナチス政権・支配下に於いて、ユダヤ教やキリスト教(カソリック・プロテスタント・正教)の聖職者達が如何なる思惟や行動を迫られたのかは不明。パヌルーは、ペストを神の試練として受け容れ従容として(?)死んでゆく訳だが、結局原因は不明の儘でカミュは彼の為に救済を用意しなかった……
     今朝の新聞の一面を見て非常に驚かされた。《空飛ぶクルマ》との事……私が、F=K=ディック原作のカルトSF映画《ブレードランナー》を新宿の映画館で観て驚愕したのは、既に30数年前の事。その後、ウィリアム=ギブソンのサイバーパンクSF《ニューロマンサー》が発表された……暫く前に、トーマス=マン原作・ルキノ=ヴィスコンティ監督の映画《ベニスに死す》をBSで観たのだが、失われてゆく人類の精神文化と云うものに哀惜の念を禁じ得ず。長崎・大浦天主堂は世界遺産となった……米、最高裁判所は入国規制支持との事だが調べておらず詳しくは分からない。以前に見た《夢》。アメリカからの無蓋の貨物列車に、ヒスパニック系の黒い髪の夥しい人間達が薪の様に載せられている。それでも、トランプ大統領の支持率は下がっていない由。トランプ大統領は政治的理念よりは金銭の損得勘定を優先させる。北朝鮮の非核化には莫大な費用を要する由。金正恩委員長は非核化に逆行する動き。『日本は非当事者で有り、口を出すな』との事……シンガポールでの米朝協議を御膳立てした、カソリックで有る韓国・文在寅大統領の奇妙な立場は、どの様な歴史的評価となるのか? 何かもう馬鹿らしい限りで、カミュの《ペスト》を読み酷い病気と猛暑に耐えているだけ。WHOは、ゲーム依存症を精神疾患に位置付けた由。アルジェリア・オランの町も勿論非常に暑いのだろう……


  •  生存が困難。余りにも酷い症状。悲しく、気鬱で堪らなくなるし、多分もうこれ以上は何も書かない方が良いのだろう。朝、奇妙な《夢》……昨日、アーサー=C=クラーク原作の映画《2010年(宇宙の旅)》を見た影響なのかも知れない。私は、あれ程楽観的にはなれない。凄い猛暑。一体、どうなっているのか? 庭の、名前の分からない花はまだ美しく咲いている。昼間、暑い時には花弁が萎んで仕舞う。水分を蒸発させない為なのかも知れない。不思議に感じる……別に、名前が分からなくても、花の美しさに何等変わりは無い……
     カミュの《ペスト》は、余り読めず……テレビは、サッカーワールドカップの話題で持ち切り。昨夜は、日本―ポーランド戦。ポーランドで27日、ナチス・ドイツに依るユダヤ人の大虐殺(ホロコースト)に『ポーランド人が関与した』と主張する事を禁じた法律が改正され、最高三年の禁錮刑を科すとした罰則規定が削除された由……それにしても、症状は凄まじく酷く、何故、私がこうした《試練》に遭わされるのか分からず。こうした言い回しは、例えば、カミュは最も忌み嫌ったのかも知れない。《ペスト》には、パヌルーと云うカソリックの司祭(神父)が登場し、前半の方では些か紋切り型(ステロタイプ)なお説教をする。今、アルジェリアでは、ムスリム・イスラム教徒が大半を占めているらしいが、カミュの時代にどうだったのかは良く分からない。カミュに取っての、カソリック・キリスト教と云う物も良く分からず……イエスとマリアの油絵(タブロー)に、オレンジに近い色等を彩色……午後1時から、ロシア・プーチン国の人達と云う様なドキュメンタリー番組を見たが、複雑で良く分からない。激痛も有り、話が中々入って来ない。何か、奇妙な喧伝(プロパガンダ)の為の様な印象も受ける……ロシアでは、正教のキリスト教は未だに生きているのだろうか? 良く分からない……偶に、《新約聖書》を少し読むのだが、気鬱で胸苦しくなると止めて仕舞う。《黙示録》(アポカリプス)の中には、原爆(水爆)や核(原発)を連想させる記述も有る……ポーランドのホロコーストに関する法律は、右派政権のポピュリズム的な政策の一環で、2月に成立したが、イスラエルが『歴史の修正だ』と反撥、アメリカも自由な議論を妨げるとの懸念を示した由。アメリカは、国連人権理事会を離脱……益々暑く、熱中症になりそうだ……


  •  酷い症状で生きる事が困難……朝、不思議な《夢》。欧州(ヨーロッパ)の農村地帯の上空を自由自在に飛び回っているかの様な。夢は、言葉で上手く表現は出来ない……今日は6月28日で、既に約半年が過ぎ早いと言えば早い。後、十ヶ月程で元号が改まる訳で、昭和・平成、新たな元号の時代をどうにか生きたいなとも思う……美しい青い花は、まだ庭で咲いている。[青き花 庭の片隅咲きおりて 名も告げざりし 口も無ければ]……この話題は禁忌(タブー)だろうか? 前に、天皇皇后両陛下の御肖像画が新聞の一面に載っており、拝見したのだが一寸奇異な印象を受けた。素朴派(ナイーフ)のアンリ=ルソーか、マダム・タッソー館の人形の様な。何故、もっと普通の西欧絵画のリアリズムで描かなかったのだろう? だが、如何にも日本的と言えばそう。例えば、若しも青木繁がその絵を描いていたら? 等と、徒に考えてみる……
     カミュの《ペスト》は、小説として余り愉しんでは読めない。高度に抽象的で、観念的過ぎるのが些か難点。もっと、自然に愉しめる体裁の小説にすれば良かったのにとも思う。カミュが行っていたと云う、(ナチス政権・支配への?)レジスタンス活動については調べて居らず不明。《ペスト》は、恐らく、カミュの人間らしさが最も露呈している作品なのだろう。所々に、淡々としたユーモアが見受けられ、《異邦人》等他のカミュ作品の中では類を見ない……今は、BSでSF映画《2010年宇宙の旅》が放送されている。私は、大昔、東京の映画館で観たが……もう、既に2018年。AIと云う言葉も、日常生活の中でごく普通に用いられる様になった。携帯(スマートフォン)も、ウェアブル・インプランタブルと進化し続けるのだろう。某大手銀行(メガバンク)では、クレジットカード・電子マネー・仮想通貨の決済をスマホで一括して行えるサービスを始めたとの事で、今は、スマホアプリ等の商品が岩手の地方銀行でも主流になりつつ有り、何処も追従せざるを得ないのだろう……嘗て、第二次世界大戦に於いて、ナチス・ドイツの広告塔ゲッベルスの秘書官を務めていた女性の書籍が発売されたらしく、『知らなかった私に罪はない』と云う様な副題が添えられていた。出来れば、購入して読みたいとも思うのだけれど。今、《ペスト菌》は、北東アジア・朝鮮半島(北朝鮮)を中心としても蔓延っていて、非常に危険に感ずる……


  •  依然として症状は酷い。不思議な《夢》を見る……戦前の日本か、或いは未来の日本の姿の様な。私は、戦争を直接には知らない高度経済成長期の生まれだけれど。最早、日常生活も困難だが、イエスとマリアの《油絵》(タブロー)にマンガニーズブルーを彩色。マンガニーズブルーは、一番好きな色。今は、テレビで〔インターネットの闇 最前線〕との事で、ダークウェブの話題。現代のIT等テクノロジーの異常な進化を、文学の脈絡で捉え切れるとは思えず、厳然たる現実に対して礼を失すると云うものかも知れない……
     北朝鮮北東部、豊渓里(プンゲリ)の核実験場近くから八年前(2010)に脱北した、現在は韓国在住の作家・金平岡(キム=ピョンガン)さん(54歳)は、12日の北朝鮮・金正恩委員長と米・トランプ大統領との初会談の主要な問題で有った、北朝鮮の非核化について、『人権を尊重しない国が、本当に非核化出来るのだろうか?』と、懐疑的な見方をしているとの事……私は、寡聞にして、韓国の金平岡と云う作家は存じ上げず、インターネットで調べてみても良く分からないのだが……女性らしく、金さんの夫は北朝鮮の軍事技術研究を担う国防科学院の核物理学者で、80年代から二十年以上に亘り実験場に勤務し続けて、詳しい仕事内容を明かす事はなかったが、90年末頃から『(核実験場で)放射線を浴びた』と、何度も打ち明けた由……現在の、北朝鮮の金正恩に依る独裁・恐怖政治、体制の在り方を考えれば、仮令、配偶者に対してでも勤務する核実験場で放射線を浴びたと告白する事は勇気が要ったのかも知れない……今は、テレビニュースで米・トランプ大統領の姿が映し出され、拉致被害者の問題についての見解が報じられていた……金平岡さんの夫は、近所の診療所に通ったが肌は爛れ赤く腫れ上がり、それでも豊渓里を離れる事は赦されず(逆らえば、或いは粛清も免れないのかも知れない)、患部に塩水を付け、ステロイド剤を塗って凌いだものの、やがて歯が抜け落ち、肝硬変や腎臓病を併発し約十年前に他界されたとの事……カミュの《ペスト》を、昨夜も多少読んだのだけれど。カミュが《ペスト》を書いたのは、第二次世界大戦終結後間も無くで、それが今又ヴィヴィッドに単に文学上ではなくリアルな問題として感じられるのは、勿論不幸な事だ。私には、朝鮮戦争が容易に終結するとは思えず、様々な禍根を残すのではないか?


  •  症状は凄まじく酷い。何を書くべきか、もう良く分からず……北朝鮮・金正恩委員長と米・トランプ大統領のシンガポールでの初会談。文学の脈絡で、現実の総ての事象を捉える事等、出来る訳もない。特に現代では……今朝の新聞の一面も、金委員長とトランプ大統領の姿のアップで非常に耐え難い思い。『完全で、検証可能且つ不可逆的な非核化』(CVID)の具体的な進め方は全く分からず、拉致問題等、人権問題も果たしてどうなるのだろう? 奇妙なパフォーマンスの様にも見えた……金委員長は、「世界の人達からは、まるでSF映画の場面の様に見えるのでしょうね」との言……
     《アンネの日記》で知られる、アンネ=フランクが若しも生きていれば、昨日が89歳の誕生日だった。今、アンネが世界の情勢を見たら、果たしてどう感じるのだろう? ナチスに依るユダヤ人迫害を生き延びた、多くのユダヤ人達は、自国を必要としパレスチナの地を目指し、当時英国の管理下だったパレスチナではユダヤ人とアラブ人との抗争が激化する。そうした状況に対処する為、1947年、国連でパレスチナをユダヤ国家・アラブ国家・国連関連管理地区の三つに分ける分割案が採択され、その決定をユダヤ側は受け容れたものの、アラブ側は拒否……翌、1948年5月、英国に依る委任統治期間が終了後、テルアビブで初代首相ベングリオンに依る独立宣言が行われた……アルベール=カミュの、有名な《異邦人》に次ぐ第二作《ペスト》〔La Peste〕が発表されたのは、第二次世界大戦終結後間も無い1947年6月。私が、今手元に持っているカミュの《ペスト》(文庫本、昭和五十二年十五刷)の解説では、アルベール=カミュ〔1913―60〕は、今度の大戦中(第二次世界大戦)に初めて現れた新人で有った。と云う風に書かれており、一寸驚かされた。初版は昭和四十四年なので、日本では太平洋戦争(大東亜戦争)終結後、約四半世紀経った頃だけれど……カミュは、僅か数年で世界的な声価を担う作家と成り、一作毎に世界の視聴を聚(あつ)めつつ有った。と云う風に書かれている……大戦後仏文学界に於ける最大の存在は、ジャン=ポール=サルトルで有ったとの事だが、私は世代的にそうした事は知り得ずに来た。サルトルとボーヴォワールは、チェ=ゲバラと実際に会ったらしい。カミュの《ペスト》は改めて、新たな複雑な色彩を帯びて来た様に思える……

  • <<
  • 10473 10452
  • >>
並べ替え:
古い順
新しい順