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文学と文学賞。。

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  • 2017/06/20 17:50
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    新たなトピを立てました。。

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    ryuichiro 6月20日 17:50


     何と云う病気の酷さ。激痛、激痛……伊豆沖で、アメリカ海軍のイージス艦がフィリピン籍のタンカーと衝突、遂に米兵の戦死者が出た。私個人はそう認識している。トランプ米大統領が能登半島沖、日本海に原子力空母二隻を配置、日本の自衛隊もそれに合流し北朝鮮牽制の為と称し演習を行ったのは明らかに戦争行為で解かり切った話。南スーダンへの自衛隊派遣もそうだが。日本の平和憲法の理念には反している……15日の《共謀罪》法の強行採決で、私の中では矢張り何かが変わった。日本の民主主義・政治は否定された。大袈裟だろうか? だが、恐らく私だけではないだろう。沈黙を守っているのが賢明と云うものなのだろうが。中島敦が書いた、司馬遷の小説を思い出す。司馬遷は武帝に仕えたが、怒りを蒙り、名誉有る極刑ではなく侮辱的な《宮刑》(腐刑)に処せられる。絶望しながらも、司馬遷は自害は思い留まり《史記》の完成を目指す。つまり、それが文学と云うものなのかも知れない。これは余談だが、中島敦等の名作の文庫本に、今風の下らないイラストの挿し絵の表紙を付けるのはどうか止めて貰えないだろうか? 小林多喜二の《蟹工船》は大昔に一寸読んだ。既に著作権の期限が切れており、一昨日ネットで読み返してみたのだが矢張り決して面白くはなかった。社会(共産)主義が駄目なんだと云う事は、もう実証済みだろう。旧ソヴィエトのゴルバチョフ大統領は、日本を『最も成功した社会主義国家だ』と評して述べたそうだが、成る程、確かにそうかも知れない。兎に角、私には耐え難い。流石に、安倍政権の支持率は低下したとの事……私は、今更もう文学がどうこうと云う訳ではないのだが、文学とは、何処かで政治と結び付いていなければ結局無意味かも知れない。それは、唯の言葉遊びに過ぎない。島田雅彦氏は、『三島由紀夫は、文学の変革が世界の変革に繋がると何処かで信じていたのではないか』と云う風に評しているが……三島由紀夫の思想は、政治的には、簡単に言えば『天皇を中心とした、自衛隊の正規の国軍化』『その為の憲法改正』。三島は、戦後日本の文化的荒廃、偽善性を嘆き、それら諸悪の根源は戦後にアメリカ支配下で作られた(平和)憲法で有るとしていた。しかし、皮肉にも、今彼の悲願は実現しつつ有るのかも知れない。私は、三島由紀夫は好きだが、彼の怨霊・亡霊が復活しない事を心から切に願う。今日は非常に暑い……


  •  日本て云う国は本当に奇妙だね。一方では、沖縄でAKBの総選挙。下らないにも程が有るよね。何故、牛馬の様に人間の女子の品評会をやるのかな? 私は、既に戦時中の空気が戻って来た様に感じています。深夜、床に就くと、ひりひりする焦燥感に囚われる。遠くから、B29爆撃機が飛来して来る様な。必ずしも、私の強迫観念だとは言えない。事態を軽視すべきではない。母は、末期癌で死が迫った頃、NHKの野坂昭之さん原作の番組を繰り返し見ていました。両親は、太平洋戦争(大東亜戦争)を体験し知っている。私は、まさか、自分の世代が再びそれに脅かされるとは、夢にも思わなかった。この世は、全く何が起こるか解からない。作家の高橋源一郎さんが、独自に訳された『教育○×』をネットで読みましたよ……『教育○×が、教材として使用される事は否定されない』? 何故、そんな事が許されるのか? M学園で、幼稚園児達がそれを諳んじている姿をニュースで見て、薄気味悪さにゾッとした。父は、それを読まされたそうだが。安倍首相や、今の内閣・大臣達は戦争を直接には知らない世代でしょう。それが何故、戦時中の亡霊が今更蘇って来たのかな? 古黴の生えた……『教育○×』を日本国民・青少年の倫理規範として再び採用しようと云う、とんでもない考え。著名な脚本家の、倉本總さんが「何だったら、俺が教育○×の代わりに書いて作ろうか?」と、テレビ番組で仰有られていたが、私は、他人が作った倫理規範を押し着せられるのは真っ平御免だ。それなら、例えば正統的な仏教の方がまだマシではないか。15日の《共謀罪》法の成立以来、私は疑心暗鬼に駆られています。現にそうなって仕舞ったのですよ。そう感じている、日本国民は多いのではないか? それに、法の中身云々以前に、国会での正式な手続きがすっ飛ばされたのだ。もう、議会制民主主義ではない。滅茶苦茶な話。安倍首相の独裁……三島由紀夫がね、自決前の対談で、ファシズムを懸念する古林氏に対して「今に解かります。今に解かります」と何度も言っていたのね。私も、漸く今その意味が解かった。《豊穣の海》は怖いですよ。三島は、文学どうこう以上に不思議な作家だよね。もう、面倒臭いからはっきりと書いた。それにしても病気が余りに酷い。こんな病気でさえなければ、無用な危険(リスク)は冒さず、もっとゆっくりとした時間を家族と一緒に凡々と生きたい……


  •  ああ、もう独り言は疲れたな。馬鹿らしい……一寸ね、面白い記事を見付けました。日本のクリスチャンの人のものですね……【共謀罪うんぬんで、キリスト教界隈は『戦前の空気が戻ってくる』『トモギ村の隠れキリシタンたちのように私たちクリスチャンは迫害される』『教会に国旗掲揚が義務付けられる』なんて見当違いの大騒ぎをしているようです。私の友人の教会も似たようなもので、これまで福音派は政治的発言を控えているというかあまり関心がないように思えたんだけど、なんていうのか…福音派界隈でも反安倍の勢いはけっこうなもののようです。ここで安倍さんや共謀罪のことに触れるのは知識がないのでやめておくけど、キリスト教界隈がここまで騒ぐと、教会が『政治的保守派を排除する』ということになりはしまいか。教会の中で『クリスチャンなら○○に反対すべき』って空気を造るのはぜひやめていただきたいもんだ。まったく、排他性の塊のようだよキリスト教。保守的な考えを持つ兄弟姉妹を説得したり距離を置いたり、はては自民党議員に『あなたはクリスチャンとして恥ずかしくないのか』的な手紙を送ったり。そして手紙を送ったことをディボなんかで発表して『エイメーン!』て盛り上がってるの。なんて排他的なんだろうね。全ての教会がこんなんとは思わないけど。キリスト教界が監視されるとか、クリスチャンが逮捕されたり拷問されるとか…そういうことが起こる前に、教会は政治思想がかみ合わない人をあらゆる形で排除すると思うよ。世の牧師さんたち。まずは自分たちが犯しそうな罪を心配したらどうだろうか。教会から排除された私としては『安倍政権で宗教迫害が起こる~!大変だ~!』なんて笑わせます。迫害と虐待、排除は教会の得意技でしょうに】 成る程、少し感心をさせられた。プロテスタントだったんだね……


  •  平成29年6月16日、金曜日。レスは一向に来ないね。まあ、それでももうこの際仕方がない。私は、酷い病気です。身体の病気です。今も激痛なんです。決して、嘘ではありません。明日、どうなって仕舞うのかも解かりません。一体何故なのか? しかし、それと同様に、今、日本と云う国家では不可解極まりない事が起こっている。AKBの総選挙は中止になりましたね。まあ、それは別に構わない……余り、直接的に書くのは危険かも知れない。幾ら、私が無名の一般人でも。例えば、三島由紀夫は、良くも悪くも昭和と云う時代を象徴する代表的な文学者だったろうと思います。私は、三島の思想は理解出来ないし、賛同もし兼ねる。ただ、小説や戯曲を多少は読んだだけで。《豊穣の海》「春の雪」で、三島は、古代印度のマヌの法典と云うものを引っ張り出して来るんです。それは、人間の倫理の規範と云うか、謂わば宗教的な因果律としてそれを恣意的に採用したのですね。別に、本気で信じていた訳ではなかったのでしょう。《豊穣の海》の結末を、三島は、当初考えていた構想と全く違うものにしたのだそうですが、必然的にそうせざるを得なかったのでしょう。本当は、主人公の本多繁邦は救済される筈だった。《豊穣の海》とは、月面のクレーターの名前なのだそうで、実際には生命は存在しない死の世界なのですね。結局、三島の分身である、主人公の本多繁邦は救済される事はなかった。《豊穣の海》の結末で、本多は、仏教とも異なる、怖ろしい相対的な虚無の世界へと陥ってゆく。人間の精神の絶対的な空虚・虚無へと。それは、果たして何を反映していたのか? 何故か、私の側には何時もこの書籍がある……


  •  本日、平成29年6月15日、《共謀罪》法が成立。

     ネット・ニュースで見た、作家・室井佑月さんのコメント、『選挙に強い、メディアを抑えている、という自負があるのか、まさに「安倍一強」時代の、やりたい放題という印象が強い。どう考えても、加計学園問題、東京都議選への影響を最小限に抑えるため、中間報告という技を使って採決を急いだとしか考えられない』『法律の中身以前に、金田勝年法相自身、国会で野党の質問にまともに答弁できず、明らかに内容を熟知できていなかった。無理して通過させる必要は全くなかった』『採決が強行され、無力感もなくはない。近い将来、親しい人にさえ何を考えているか言えない密告社会・監視社会がやってくると思うとぞっとする』『「国民は馬鹿だから、時が経つと忘れる」と思われているかもしれないが、私は今日国会で起きたことを忘れない。次の選挙で意志を示したい』との事でしたけれども……

     皆さんは、この問題を一体どの様に思われますか? 小説等、表現の自由にも掛かって来るのか。今朝の新聞では、国会議事堂前でデモを行う市民達の写真も見ましたが。こうした事例は欧米では稀なのだそうです……

  •  日本は、これから果たしてどうなるのでしょうね? 政治的な事は、矢張り危険なので余り掲示板には書けない。どうせ、レスも来ないのだし。馬鹿馬鹿しい。まあ、広島で被爆した作家・原民喜の文学や、三木清を忘れない様にしたいですね。三島由紀夫の怨霊は、まだ鎮まっていないねえ。今の日本を、予見していたのかも知れない。「文学とは、思想ではなく言葉のマチエールだ」まあ、三島が、ヴァーチャルなポストモダンの先駆者だったのかも知れない。VRは、AIと同様に危険だと思うのだけどね。「文学など、どうでも良い。ノーベル文学賞もいらない」晩年の、三島由紀夫の言葉です。ああした文学者が、現実的な行動に移ると悲劇が生まれる。まあね。日本の戦後の精神の空虚・虚無は怖ろしいね。それを、文学と行動で体現したのかな……今や、《ゲスの極み 乙女》だからねえ……まあ、俺にはもうどうだっていい。病気が酷くってね……生きてさえいれば……

  •  もう、すっかり春ですね。最近、書籍は読まなくなったな。昨夜は、倉田百三の「出家とその弟子」を一寸ネットで読みました。でも、私は、親鸞の宗教思想には余り興味が無いので。難しいですね……所謂、文学と云うのも。本当に難しい……至難の業……それより、国際情勢が果たしてどうなるのでしょうね?

  • 4月ですね。今はもう、小説のネタも特になしないのでしょう。中島敦は、芥川賞を受けられなかったのですね。自分の原稿は焼いて仕舞ってくれと、奥様に言ったのだとか。

  • 3月ですね。今は、AIが書いてくれるので、人間の作家はもう必要有りませんね。冗談ではなく、本当にそうした時代を迎えて仕舞いました。テクノロジーは、文学処か、人間の概念を変えるのでしょう。嘗て、三島由紀夫が、[精神が肉体の外部に出ない限り、人間の概念は変わりませんよ]と、語っていましたが、現代はITに拠り人間の精神が外部に置換される様になりました。それは、恐るべき事だと思うのですが、誰も余り真剣に考え様としないのは不思議に感じられます。


  •  もう、既に2月ですが……

     新年、明けましておめでとう御座います……

     芥川賞受賞が、次から次と有って、とても覚え切れません……

  • >>10082


     amatalawさん、書き込みを有り難う御座います。
     御返事が遅くなって仕舞い、大変、申し訳有りません。

     山下達郎さんと言えば、私は、大瀧詠一さんが好きでした。
    「はっぴいえんど」は、心地の良いダルさですね……

     ところで、先日ネットのニュースで見たのですが、『吾輩はアンドロイド』だとかで、夏目漱石そっくりの人形(ロボット・アンドロイド)が製作され、自作を朗読するのだとか。非常に、真に迫った物でした。やがて、ネクサス6が開発され、フィリップ=K=ディックの《悪夢》の世界は現実となるのでしょうね……

     それと、《ピース》の又吉さんの相方の、綾部さんは気の毒ですね。
     《芥川賞》も、罪作りだなあと思います……

     先月、久し振りに書店で、坂口安吾の『白痴』の文庫本を購入したのですが、又吉さんの顔写真入りの帯が付けられていて、不快で堪らずその帯は外しました。
     兎に角、営利目的が第一で、書籍を売る為には手段を選ばない、今の日本の出版業界には疑念を抱かざるを得ません……

     職業作家になるのは、M-1で決勝に残るよりも難しいかも知れませんね。私は、病気ですし、もうそうした夢は諦めましたが。日本の作家に、期待もしていません……

  • 「クリスマス・イブ  山下達郎」


    メリー・クリスマス !



    きっと君は来ない
    ひとりきりのクリスマス・イブ
    ……


    人間、ふられるときは、事前にわかるものでしょうか

    好きですね、むかしから この曲

    さすが ぶおとこの、山下達郎さんならではの名曲です




    芸人でも すべる前は自分でわかるんではないでしょうか
    結構、声が小さくなり 自信がない感じが伝わってきます




    年末年始の孤独感
    クリスマスタイミングで分かれるカップルも多いですからね

    特に若いころ、心のターンテーブルにいつもこの曲が載っていたような気がする



    そういや米倉涼子さんが離婚されたとか





    それにしても 多くの人の心に残る名曲を世に出した
    山下達郎さんは素晴らしいです


  •  心機一転で、ニックネームを、「トピ主」から「ryuichiro」に変更を致しましたので、どうか、今後も是非宜しく御願い致します。これ迄の投稿も、変更したニックネームの方になっていますので、正真正銘本物です。これを機に、更に、充実したトピックになればと願って居ります。私はもう、専業作家の夢は諦めましたが、結局、このトピで得た物が最も大きく非常に貴重で有った様に感じており、愛着を持っています。龍一郎は、本名です……

  • >>10078


     書き込みを、何時も有り難う御座います。御返事が遅くなって仕舞い、大変に申し訳有りません……

     ポストモダンの旗手は、確かに、大袈裟な表現で有ったかと思います……
     田中康夫さんは、「なんとなく、クリスタル」で一世を風靡されて、今は政治家を為さっていらっしゃるのでしょうか。「なんとなく、クリスタル」は、まあ謂わば、バブル時代のテレビのトレンディー・ドラマの様だと言ったら不味いでしょうか。しかし、現在の、少子高齢化の問題への指摘も含まれていたのだそうですね……

     島田雅彦さんは、私は、「僕は模造人間」を文庫本で読み面白く感じました。ですが以前、島田さんが《文學界》で書いていた事を読み、それ以来嫌になって仕舞いまして。その内容は、作家と出版社の編集者、読者、書店の店員等を侮辱する物だったのですけれども。しかし、島田さんは、村上春樹さんとは違い、三島由紀夫に対する強い拘りが有る方らしいですね。村上春樹さんに対しては、批判的な立場との事ですが……

     島田さんは、田中康夫さんらと共に、湾岸戦争への自衛隊派遣に反対し「湾岸戦争に対する文学者声明」を発表されたそうですが、そうした活動と云うのも果たしてどうなのでしょうね? 文学者と云う表現も何か……

     先日、NHKのEテレで、川上某と云う、芥川賞の受賞歴の有る女流作家の方と、映画監督・演出家の様な方との対談番組を見て、ふと感じたのですが、それは、私は個人的に、文学に何処か僅かでも罪悪感を覚えない人達は、好きではないと云う事です……

     村上春樹さんの、内外の文学賞の受賞歴には、唯々驚かされるのですけれども。村上さんは、エルサレム賞(社会の中の個人の自由の為のエルサレム賞)も受賞されたのですよね。確か、英語のスピーチを為さっていましたが。その、エルサレム賞の趣旨に就いては、私は生憎と知らないのですけれど……

     私が気になるのは、作家の表側・公の部分もそうですが、それと同時に、ミクロな視点からの思想的なディティールなんです。例えば、私は、三島由紀夫が好きなのですが、晩年の、三島の思想的ディティールには疑問で虚偽に思えるのです。掲示板の性質上、余り、日本の国体・宗教・政治等に言及するのは危険な為、これ以上は差し控えさせて頂きますが……
     ポストモダンと呼ばれる物と、それ以前の物との間には、余りにも大きな断裂が有りますね……

  • >>10077

    ポストモダンの旗手とは大げさです。
    日本では田中康夫や島田雅彦が良く取り上げられるようです。

    村上春樹は唯のエンターテインメントのライトノベルの旗手に
    しか思えません。

    ノーベル文学賞や芥川賞は未だ権威主義的な価値観の尾っぽを
    持ち続けています。両方とも村上春樹には相性が悪いでしょう。
    あえて言えば純文学ではない直木賞を狙う方が格率は高いでしょう。

    文学を方向性によって大雑把に分類するならば、
    1)大きな社会的テーマを持つタイプ。政治小説や経済小説もその一部。
    2)個人的体験などを心理的、哲学的視点から考察するタイプ。
    3)純文学的、技術的なまたは方法的な新しさを求めるタイプ。
    4)エンターテイメント的な要素で読みやすく楽しませるタイプ。

    村上春樹は四番目タイプだと考えます。

  • >>10076


     書き込みを、有り難う御座います……

     私は、ノーベル文学賞の傾向に就いては、浅学で知らず、大変に申し訳有りません。ただ、感じるのは、日本での芥川賞と同様に回数が多く、受賞者数も多過ぎるのではないかと云う、ごく素朴な疑問です……

     開高健氏の代表作は、「パニック」「裸の王様」「輝ける闇」等でしょうか。太平洋戦争(大東亜戦争)終結後、十数年が経った1950年代半ば過ぎから、60年代後半に掛けて書かれた様ですが。開高氏は、それ程深くヴェトナム戦争に関わっていたのですね。ヴェトナムの僧侶が抗議し、焼身自殺を遂げたのは、衝撃的でしたが……
     大江健三郎氏が、開高氏に就いてそうした発言を為さったのは、私は、存じて居りませんでした。大江氏の作品で印象的だったのは、「死者の奢り」「犬の世界」等ですが、「死者の奢り」は、芥川賞候補に上ったものの、その回には開高氏が受賞されたのですね。大江氏の「死者の奢り」は、生々しくリアルですが、氏の想像の産物なのだとも聴きましたが……

     村上春樹氏の小説は、私は、「ノルウェイの森」よりも後の物は読んでは居りません。ただ、T=カポーティーのノンフィクション・ノベルに近い様な作品に一寸眼を通しましたが、矢張り、興味が持てませんでした……
     私が、村上春樹氏に関して個人的に感じるのは、「風の歌を聴け」だったか、小説の中で三島由紀夫に就いて一寸触れ、しかし「僕たちには関係がなかった」と云う様に、ごく簡単に切り捨てていて疑問を覚えました。それと、全共闘にも無関心なのですよね……

     しかし、だからこそ、村上氏はポスト・モダンの旗手として成功を収めて、これ程迄の脚光を浴びる様になられたのかと思います。毎回、ノーベル文学賞候補として名前が上がりますが……
     村上氏は翻訳もされていますし、日本の国文学よりは、寧ろ欧米の文学の方にシンパシーが有るのでしょうね。一度、自作小説を英語で書かれてから、日本語に直してみたと云う話を、以前に読みました……
     私個人は、日本の伝統的な文学の方に興味が有ります。好きな作家は、夏目漱石・芥川龍之介・太宰治・三島由紀夫・梶井基次郎・中島敦・原民喜等ですけれども。それでは、現代作家では誰が最も好きか? と、訊かれたとしても、答える事が出来ません。現代の日本社会は、良質な文学・小説等が生まれる様な土壌ではない様にも思えます……

  • >>10073

    私もあなたと同じ意見です。

    特に最近のノーベル文学賞は社会性を重視して原体験に基づく
    民族性とか社会的圧力や抵抗に影響するモチーフが底流に流れる
    作品が受賞しています。

    戦後の日本人の作家では開口健ぐらいでしょう。ベトナム戦争に
    従軍し九死に一生を得て、又ベトナム民間人の苦汁を舐める生活を
    目のあたりにした体験や帰国後ベ平連に参加して常に当事者意識を
    持ち続てた結果生まれた「輝ける闇」や「夏の闇」などは、あの
    大江健三郎をして「開口さんがもう少し長生きしていれば僕よりも
    先にノーベル文学賞を取っていたでしょう」と言わしめた作品です。

    あの社会的体験のない上っ滑りのチャラい村上春樹とは対極の人です。

    何か最近はそれを意識して「社会の陰」など薄っぺらな批評家めいた
    発言で失笑を買ってます。何だその社会の陰とは?とは誰も質問しません。
    日本の軽いマスコミが取り上げているだけで世界中から無視されています。

  • >>10074

     
     amatalawさん、書き込みを有り難う御座います……

     2017年、霧に眩むロサンゼルスを舞台に、アンドロイドの懊悩をスタイリッシュに描くと云うのは、リドリー=スコット監督の「ブレードランナー」でしょうか。フィリップ=K=ディックの、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」が原作の……

     初めて「ブレードランナー」を見た時の、衝撃は忘れられません。フィリップ=K=ディックも見て、自分のヴィジョンが映画化された事に驚かされたのだそうですが。その頃、ウィリアム=ギブソンの「ニューロマンサー」が発表され、SFはサイバーパンクの流行を迎えて、日本の漫画・アニメーション・ゲーム等にも影響を与えたのかと思います……
     私個人としては、押井守さん演出のアニメ作品や、漫画では木城ゆきとさんの「銃夢」が優れていると感じました。日本での、そうしたSF作品群は、アメリカ・ハリウッドのSFXを駆使した映画にも、逆に又、影響を及ぼした様にも感じています……
     それより、更に昔先立って、大友克弘さんが「童夢」や「AKIRA」を既に発表されていたのは、非常に驚くべき事に思えます……

     確かに、空を飛ぶ自動車は未だですが、IT・SNSは、一寸異常と思える程の進化を遂げましたね。パソコンも、初期には、ブラウン管のテレビの様な物でしたが。未来を予測する事は、今や、誰にも出来ないのではないでしょうか……

     こうした時代に、文学・小説等が果たして如何なる意義を持ち得るのか、極めて困難に思えるのですが、まあ、私は余りにも堅苦しく考え過ぎなのかも知れません。今でも、小説の需要は有りますし、娯楽としても勿論愉しまれているのでしょう。私個人は、もう、小説を娯楽(エンターテインメント)として読む事はなくなり、自分でそうした物を書く様な余裕が、精神的にもなくなって仕舞いましたが……

     amatalawさんも、将棋やノーベル賞に纏わる新たなトピを立てられたのですね。生憎と、私は将棋に就いて詳しくないのですが。ノーベル文学賞が、ボブ=ディラン氏に授与された件では、賛否両論が有る様ですけれども。ボブ=ディランの態度で、ノーベル賞委員は非常に混乱を来たしているらしいですね。しかし、如何にも、ボブ=ディランらしいなとも、私は個人的に思います。ミュージシャンに、文学賞が授与されると云うのは、どうなのでしょうね……

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