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●始覚――始めに覚りありき――目的を明確にする●

禅の見性(本性の覚)というと、煩悩のすべてが無くなった境地と、お気楽な貪欲を旺盛にする
人も多いが、そうではない。それは、菩提という目標、ゴールを明確にすることである。

人生はマラソンのようなものである。
マラソンのゴールがなければマラソンにならない。
そのゴールを明確にして、マラソンという旅の途中を、深刻にならず真剣に生きる。

ゴールが菩提であり、そのゴールを明確にして目指す志をもつということを菩提心という。
人生は、この菩提心に尽きるではないか。