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南アフリカ ランド / 日本 円【zarjpy】の掲示板 2017/02/16〜2017/02/28

  • >>689

    よっこらしょと。
    一応、煽っとくか。
    ・・・・・・・・・・・
    高値の南ア・ランドに死角、健全化進める財務相に更迭懸念
    2017/02/23 14:25 日経速報ニュース

     外国為替市場では、高値圏にある南アフリカの通貨ランドに死角ありとの警戒感が広がりつつある。これまでの相場上昇を支えたのは同国の財政健全化への期待だが、その旗振り役を担ってきたゴーダン財務相が更迭されるのではないかとの懸念がくすぶるためだ。ゴーダン氏の去就を巡る臆測は過去にもランド相場を揺さぶってきた。現実となれば同国からの資金流出は避けられない。

     ランドは22日、1ドル=12.9ランド近辺まで買われ2015年8月以来、1年半ぶりの高値圏に上昇した。きっかけは富裕層への増税や歳出削減の方針を打ち出したゴーダン氏による2017年度の財政演説だ。市場には「財政健全化の路線が確認できた」(SMBC日興証券の平山広太新興国担当シニアエコノミスト)との安堵感が広がった。

     だが、投資家はランド相場に強気一辺倒というわけではない。「財政バラマキ路線」を好むとされるズマ大統領にとってゴーダン氏が厄介者に映っている可能性が高いためだ。今年1月には現地メディアが「ズマ大統領が内閣改造によりゴーダン財務相を更迭して後任に国営電力会社の元最高経営責任者(CEO)であるモレフェ氏を指名する」との観測報道を伝えた。

     ゴーダン氏の後ろ盾は投資家の信頼だ。「市場は同国財政の信認をゴーダン氏が握っていると考えており、更迭は難しい」(野村証券の中島将行外国為替アナリスト)との声がある。それでも懸念は消えない。与党は同国議会の財政委員会に空席を1つもうけており、「そこにモレフェ氏が入れば財務相就任の準備は整う」(SMBC日興の平山氏)との見方がある。ズマ大統領に近いモレフェ氏に財務相が交代すれば「バラマキ路線」へのシフトは十分にありうる。

     その場合、現時点で投資適格ぎりぎりの「トリプルBマイナス」(S&P、フィッチ)である南アの外貨建て長期国債は格下げの可能性が高まり、資金流出が加速しかねない。前任のネネ氏を更迭した15年12月やゴーダン氏に政治的疑惑が浮上した昨年8月や10月など、ランド相場はたびたび急落に見舞われた。再び財務相の去就がきな臭くなってきたため、ランド安への反転予想は増えつつある。