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投稿コメント一覧 (1769コメント)

  • >>No. 20637

    大相撲初場所は四日目を迎え大荒れの様相。横綱稀勢の里は早くも3敗で横綱の危機に陥り、常勝の白鵬は張り手とかち上げが出来難くなったせいか、これも2敗の体たらくぶり、鶴竜1人だけが全勝で横綱の面目を保っています。これだと相撲協会が天覧相撲を断ったのは、正解だったのかも知れませんね。

    さて,そろそろ昨年見た映画のベストテンを考えなければと思っています。キネマ旬報のベストテンは早くも11日に発表されています。これによりますと日本映画の部のベストテンは、1位:映画 夜空はいつも最高密度の青色だ。2位:花筐/HANAGATAMI 。3位・4位:あゝ荒野 前後編。5位:幼子我に生まれ。の順になっています。この1位は納得出来るランク付けで異存のないところです。ただ2位の花筐/HANAGATAMI と3・4位の「あゝ荒野 前後編」については、ミニシアター系の公開で、首都圏では昨年の公開でも、名古屋のような地方都市では、年末か年が明けてからの公開となります。

    シネコン系の映画はほとんど同時公開ですが、ミニシアターや単館系の公開作品は、年末年始近くの公開作品は、来年に回すのも変ですし、どうしても宙ぶらりんになってしまいます。「花筐」は名古屋では現在公開中なので、今日見に行く予定でしたが、雨が降っていたので同居人を病院に運んだりして、今日は行けませんでした。今週中に見ようと思っています。「あゝ荒野 前後編」は、何故だかこの映画は公開中にDVDがレンタルされています。昨日レンタル屋へ行ったら10本ぐらい並んでいて、レンタル中は1本もありませんでした。この映画はあまり知られていないのか人気がないようですね。

    とりあえず昨年のベストテンは、これらを見てからにしようと思い、昨日「あゝ荒野 前後編」を借りてきました。先ほど見終えましたが、これは凄まじい映画でした。寺山修司の原作とのことですが、私は寺山修司という名前を知っているぐらいで、47歳で亡くなったこの人の作品はほとんど読んでいません。一度原作を読んでみたいと思いますが、映画の方は現在が舞台となっていて、若者の凄まじいばかりの生き様を描いた秀作だと思います。三島由紀夫や寺山修司のような、天才と言われた人たちの身体の中には、ある種の狂気が同居していたように思えます。その狂気の中にこそ、人間の本質が見えてくるようです。もう後がない。余白残0。

  • >>No. 20636

    皆様こんばんは。
    今日は全国的に3月下旬から4月中旬の暖かさだったようで、名古屋も外気は14℃まで上がり、車のエアコンを切って走っていても、寒さは感じない陽気でした。このまま春と言うことはないでしょうが、この陽気が続いて欲しいものです。

    さて一昨日ちょっとだけ書いた「ネイビーシールズ」についてですが、この映画は「ナチスの金塊を奪還せよ」と言う副題が付いています。フランスを占領していたドイツ軍は1944年、ノルマンディ上陸作戦で迫り来る連合軍に押され、フランスからの撤退が行われました。この時ドイツ軍は大量の美術品などと共に、フランス銀行の金塊を持ち出します。こう言う話はこれまで何度も映画化されていましたので、特に目新しいものではありません。この映画は運んだ金塊をあるところに隠すのだが、ダムの爆破でこの村が湖底に沈んでしまうと言う設定。

    そして話は現代へ飛び、アメリカ海軍特殊部隊「ネイビーシールズ」の活動が展開されます。サラエボ紛争で記者に変装したシールズの隊員が、敵の将軍を拉致しての逃走劇。猛スピードで戦車を飛ばしての逃走と、これを追う戦車群との重量級の大活劇は、テンポ良くまとめられていて迫力満点の戦闘シーン。こう言うのを延々と最後まで見せられたら、見ている方のスタミナが持たない。そこはちゃんと作り手の方も心得ていて、これはネイビーシールズの活動を紹介するプロローグに過ぎない。この作戦で命令を無視して暴走したシールズの5人のチームは、上官から大目玉を食う事になり謹慎処分。

    そして後半がいよいよナチスの金塊という宝探し映画となります。もちろんこれは軍の作戦ではなく、謹慎中に金塊のことを知った、5人のチームの単独行動となる。特殊部隊の戦略大作戦となるわけだが、装備、技術、経験、度胸などすべてが揃わないと成し遂げられない。そんなことは軍の装備や機材類を使わないと出来るはずがないという、非常にバカバカしい話のようだが、冒険活劇映画としてはなんとなく納得させられてしまう。それで前半のド派手な 地上戦と打って変わって、「海猿」みたいに、湖底に潜っての大活劇となります。

    作戦は見事成功するが、さてこの数十トンもある金塊をどうするのかに興味がある。そこはちゃんとJ・K・シモンズの上官が気持ちよく収める。こうした戦争を背景にした冒険活劇映画も、たまにはいいものです。余白残0。

  • 皆様こんばんは。
    今日の名古屋は二桁まで気温が上がり、寒い中でも比較的過ごしやすい1日でした。今日は松竹系のシネコンMOVIX三好まで出かけました。公開2週目で1日1回上映となったインド映画「バーフバリ 王の凱旋」を見てきました。インドではメガヒットの映画らしいのですが、日本ではもはやこのような映画では客を呼べないようですね。今日の客も僅か十数人と寂しいものでした。

    インドの映画界は今が最盛期のようで、日本で言うと昭和20年~30年頃と言ったところでしょう。昔のインド映画はサタジット・レイ監督の「大地のうた」や「大河のうた」のような暗い映画が多かったのですが、今のインド映画はどんな話であっても歌と踊りが入り、ミュージカルと活劇の要素が入り交じり、全体を包む音楽で流してし気持ちよく最後まで見せてくれます。日本のシネコンは「携帯電話を切れ」「おしゃべりはするな」「前の席を蹴るな」などと、上映前に映画を見るマナーみたいなものが、ひとくさり映し出されるのが常識となっています。そして日本の客は行儀が良くなりました。

    このようなことに対して、山田洋次監督は上映中に「前の席を蹴ったっていい」と言っています。日本の映画館でも、昔はターザンや鞍馬天狗が登場すると、ヤンヤの拍手喝采がありました。寅さん映画を見ていて、無軌道な若者が登場すると、画面に向かって「バカヤロウ!」と、罵倒する労働者風のオジサンも見かけました。ところが今の映画の客はシンと静まりかえってまるでお通夜のようです。そうしたことが寂しいと、山田監督は言っているんでしょうね。映画の作り手としては、客からの反応がないのが一番辛いと思います。

    ところがインドの映画観客は、まるで映画館の中でのお祭り騒ぎが当たり前のようです。そうなると作り手の方も元気が出て来て、客は何を喜ぶかが分かりますので、需要と供給のバランスが上手く作用して、映画はどんどん面白くなって発展して行くのでしょう。このように映画の需要を、供給者が理解していないと、映画はどんどん悪い方向へ進み、衰退に拍車をかける結果となります。今の時代に「君の名は」を作ってもお客は呼べませんが「君の名は。」のような、その時代に合った面白いもの作れば、客が来ることは証明されています。このように、客が何を望んでいるかを調査し開発する専門家が必要でしょうね。もう後がない。余白残0。

  • >>No. 20633

    皆様こんばんは。
    今日の名古屋も最高気温は6℃までしか上がらず、このところ全国的に寒い毎日が続いています。私は九州の出なので寒さと雪は苦手です。あまり暖かいニュースもないようですが、中学生の藤井聡太4段が朝日杯トーナメントで、佐藤名人に勝ち準決勝に進んだのは明るいニュースでした。17日に行われる準決勝の相手は、国民栄誉賞の羽生善治2冠とは楽しみなことです。今日から大相撲初場所も始まりました。一悶着あった相撲協会では、天皇皇后両陛下の観覧も断り、巻き返しを計っているようです。注目の白鵬は張り手とかち上げはやらなかったようですが、立ち会いの癖が身に付いているので、不利な立場に追い込まれたら、きっとまたやるでしょうね。

    女神湖さんは展覧会の準備とは、絵画を嗜まれるようで凄いですね。私のように何にも出来ない者にとっては羨ましい限りです。是非ともここに写真を貼り付けてください。

    >ハンドル不要なら、居眠りしてても目的地を設定したらOKかな?<
    そうでしょうね。目的地をインプットして、エンターキーを押せば、後はビールを飲みながら、仲間と麻雀にでも興じていれば、自然に目的地に運んでくれるでしょう。自動車ってのは身体を目的地に移動させる手段ですが、そうなるともうこれは自動車じゃなくてロボットの範疇でしょう。そうなれば人間が移動する必要もないんじゃないか。仮に私の実家が熊本で農家をやっているとする。

    大型テレビを車に積んで、行く先を入力してエンターキーで出発させる。無人なのでトイレ休憩もない。燃料がなくなる前に、自動で給油車を手配するので、追っかけてきて停車せずに給油出来る。目的地に着いたらテレビを降ろし、代わりに玄米3俵と三毛猫を1匹乗せてリターンさせる。そうすればその日のうちに、車は戻ってくるだろう。と言うのはどうだろうか。これだと間違って事故があっても、怪我人や死者は出ない。途中で米強盗に遭えば自動小銃で撃退する。こうなれば私のような不精者の天下だが、しかし猫が死んじゃうかも知れないなぁ~。

    なんてバカなことを考えながら、今日は行きつけのシネコンへ走り「ネイビーシールズ/ナチの金塊を奪還せよ」を見てきました。これは戦争映画と言うより冒険大活劇娯楽映画と言える。チームの上官で少将役のJ・K・シモンズが出色の出来。部下を口汚く罵るが、最後には客を泣かせるのがいい。余白0。

  • >>No. 20631

    今日は各地で今冬一番の寒さであったとか。名古屋も寒かったですが天気が良くこの地域では雪の心配はありませんでした。しかし北陸から日本海側にかけては、平年の何倍にも及ぶ大雪のようですね。雪国へお住まいの方たちは、日常の中に雪という要素が加わります。大雪は災害と違いますので、ボランティアの助けもなく、毎日の生活負担が私たちの何十倍にもおよび、大変なご苦労だとお察し致します。

    話は変わりますが、今日の地元紙の夕刊に、GMの完全自動運転車の写真が記載されていました。この車はレベル4に分類されるようで、ハンドルやチェンジレバー、ペダル類が何にもないと、何だかのっぺらぼうで不気味な感じもします。GMではこの車を2019年に実用化するとのこと。とうとう車もこのレベルまで来たかという気がします。しかし車を身体の一部として、運転を楽しむ向きには、こうした何でもお任せ的な車は、歓迎されないのかも知れません。

    人間は長い期間、輸送手段として馬や馬車を使用してきました。それから蒸気機関車が作られましたが、これは大勢の乗客や貨物を大量に運ぶことが出来ますが、それは線路が敷いてある地域に限られます。それぞれが思い思いの所へ移動したいと考え、馬の延長線上にある自動車が作られたのでしょう。駆動するエンジンの力を何馬力とか、駐車場の駐と言う字が車偏でなく馬偏というのは、歴史的に長かった馬の時代の名残でしょう。第二次大戦まで日本軍の大陸での活動は、まだジープじゃなく軍馬が主力でした。

    シネラマ超大作「西部開拓史」のエピローグを見ますと、昭和30年代のアメリカは車社会もピークに達し、高速道路が縦横に走り車の洪水でした。それから30年も遅れて日本も車社会になりますが、その頃の車は走る凶器と言われていました。それぞれ違う感情を持った人間が、それぞれの思いで車を運転するわけですから、トラブルが起きて当然でしょう。ピークの頃は交通事故による死亡者数が、年間一万五千人を超えていました。

    そんなことを考えると「車は人間に運転を任せてはいけない」と言う考えが出て当然でしょう。ここに来ての自動運転車の開発は、誰にも止められない世界的な流れになっています。特に私たちの世代にとっては、自動運転車の台頭は大歓迎ですね。免許証の返上は早まらない方がいいようですね。
    そんなことで、今日は余白が少なくなりました。余白残0。

  • >>No. 20630

    今日の名古屋は快晴でしたが、最低気温は-3.2℃で今冬一番の冷え込みでした。昼間も3℃ぐらいまでしか上がらず、震え上がるような空気の冷たさでした。こんな寒い朝に外に出たら、即座にパリッと凍って冷凍人間になってしまう。凍ったまま保存されて100年後に解凍して、復活出来ればそれもいいのでしょうが。その前にまず凍え死んでしまうだろう。こんな日は何もせず引き籠もっているに限る。どうやら長生きの秘訣は不精と引き籠もりにあるようだ。ウソツケ~ッ!。

    しかし不精ばかりしていると、見たい映画がどんどん通り過ぎてゆく。製作国ではナンバーワンの大ヒット作でも、シネコンの2週目になると、1日1回しか上映しないこともある。それも夜の1回となれば、あまり出かけたくない時間である。そんなこともあって大林宣彦の「花筐」や、インドの「バーフバリ 王の凱旋」などは、何とかしなければと思っていますが、シネコンやミニシアターが遠いこともあって未だ見ていません。

    昨年最後に見た洋画は「ユダヤ人を救った動物園」という映画でした。この映画にはまだ触れていなかったようですね。ナチスネタと言うのは、映画にするには格好の題材のようで、毎年何本か公開されています。昨年もこの映画と「否定と肯定」。これは見ていませんが、「ヒットラーに屈しなかった国王」と言うノルウェーの映画もありました。良きにつけ悪しきにつけ、年月と共に歴史の評価は変わってきます。杉原千畝が脚光を浴びたのは近年のことですね。それと言うのもあの当時の外交官は、ほとんどスパイの役割を背負っていたからだろう。

    「シンドラーのリスト」は、シンドラーと言うホーロー鍋屋さんが、ユダヤ人を低賃金でこき使ったことが、周囲の事情でたまたま人助けになっただけで、人道的に立派な人であったかどうかは定かではありません。「ユダヤ人を救った動物園」は、ナチスによるユダヤ人狩りで、多くのユダヤ人がゲットー送りとなっていた時代。ヨーロッパ最大規模の、ワルシャワ動物園を経営していた夫婦の話です。この映画は「~アントニーナが愛した命~」という副題が付いています。この副題でも分かる通り、この映画では、動物園の多くの動物たちと、ユダヤ人の命は同列に扱われています。

    ナチスに占拠され、無残に動物を殺された動物好きな夫婦が、ユダヤ人を園内の地下に匿って助けようとする話。後がない。余白残0。

  • >>No. 20629

    皆様こんばんは。
    今日の名古屋は快晴でしたが、最低気温が2℃まで下がり、最高は8度ぐらいであったと思います。午前中は同居人を病院まで運び、待っている間に読書だがあまり進まない。午後からは電気屋や中古屋にケーブルを探して歩き、AVアンプの接続に手間取っています。そんなことでこのところシネコンには行っていません。そろそろこれも始めなければと思っています。

    女神湖さんはジェーン・フォンダの西部劇「キャットバルー」をご覧になりましたか。私はこの映画は見ていないと思います。私はハリウッド西部劇のファンですが、ペキンパーの「ワイルドバンチ」を最後に、西部劇は衰退しましたので、その後に公開された西部劇は、見てないものの方が多いですね。かつてのハリウッドは、西部劇が一つのジャンルとして確立されており、隆盛を極めていた時代がありました。それもジョン・フォードが「シャイアンの秋」で、インディアン側に立った西部劇が公開されてから、騎兵隊が出てくるインディアン討伐ものが姿を消しましたね。

    あの当時のアメリカの開拓者は、野蛮極まるインディアンは人間じゃない。と言う感覚でどんどん撃ち殺していました。私たちが子供の頃に西部劇を見て、インディアンは殺してもいいと言う認識を持っていたことも事実です。インディアンだって人間だから、インディアンとは呼ばずに”先住民”と表現するようになってから、西部劇と言うジャンルはつまらなくなり、次第に衰退していったと思います。コトの善し悪しは別にして、この手の活劇は勧善懲悪でなくては受けません。その点でインディアンは悪であっても、その色彩と共に西部劇の華でした。

    ヘンリー・フォンダは西部劇のトップスターでしたが、ジェーンとピーターの姉弟は、日本で言うと長嶋親子みたいなもので、親の七光り的な要素が強かったと思いますが、ジェーンの方は俳優としても成功を収め、反戦活動家としても有名で現在に至っています。しかしピーターの代表作と呼べる作品は、デニス・ホッパーが脚本監督主演を兼ねた「イージー・ライダー」1本だと思います。この映画はアメリカで大ヒットし、ニューシネマの代表作とされていますが、私は特別に面白い作品だとは思いませんでした。ジェーン・フォンダは「チャイナシンドローム」の、2流の女性キャスターが良かったですね。

    と、話が脱線しましたが、今日はこれまで。余白残0。

  • >>No. 20626

    ブルーレイレコーダーを買おうとしたのですが、テレビが旧式のためにHDMI端子がついていないので繋げない。テレビを買い換えるのももったいないので、中古屋でHDMIが付のAVアンプを買いました。テレビとレコーダーの間にアンプを介すると何とか行けそうです。しかし中古のためにマニュアルがないので悪戦苦闘中です。

    >2時間の映画をを600本という感じですか?<
    いえいえ、トランパーさん。1分が1マイルの計算なので、120×50=6000と言うことになり、2時間の映画を50本見れば6000マイルになります。1月に10本見れば5ヶ月で達成と言うことです。しかし他のシネコンや単館系、ミニシアターなどへ行きますので、5ヶ月ではなかなか6000マイルにはなりませんね。

    トランパーさんは「盗まれた街」をテレビ放映でご覧になっていましたか。私が見せて貰ったのは、小雁さんがアメリカから取り寄せたもので、当然字幕は付いていません。小雁さんが要点は説明してくれるのですが、大筋は掴めても字幕がないのは、私には非常に苦しいですね。小雁さんは酒は一滴も飲まないのに、来客のためにサントリーで特別に誂えた“小雁”とラベルの貼ってあるボトルが用意してある。「わては飲めんさかいに、勝手にやっとくなはれ」と言い、グラスを出して貰いましたので、解らないなりに気持ちよく見ることが出来ました。それで忘れた頃に最中を持って、楽屋へお邪魔しところちゃんと覚えていて、快く迎えていただきました。

    女神湖さんは「007/ゴールドフィンガー」をご覧になりましたか。シリーズ第一作「007は殺しの番号(ドクター・ノオ)」を見たのは、私が20歳の頃でした。第二作が「007/危機一発(ロシアより愛を込めて)」。「ゴールドフィンガー」は第三作であったと思います。それからこのシリーズは忘れた頃に出て、ずっと続いているわけですが、中でも傑出していたのは「危機一発」であったと思います。アニタ・エクバーグの大きなポスターの口の中から出てくる奴を、ボンドが狙撃し一発で仕留めた後「女の口には気をつけろ」というセリフが洒落ていました。

    アストンマーチンの車輪から出てくる刃物状のものは、ベンハーのメッサラが乗っていたギリシャ戦車に間違いないですね。危機一発のヘリコプターで追われるシーンも、ヒッチコックの「北北西に進路を取れ」でしょうね。余白残0。

  • >>No. 20622

    今日の名古屋は1日中曇り空で、気温は2桁まで上がりましたが、風があって薄ら寒い1日でした。今日は家電量販店を何軒か見て回りました。ヤマダ、コジマ、ジョーシン、ケーズ、エディオンなどなど、この手の店は乱立気味ですが、これらの共通点は、売場はだだっ広いが、映画館と同じく客がいないことでしょうね。しかしそれぞれに特長を出さなければならないので、この業界も大変ですね。私がモニターとして使っているテレビは、プラズマの初期の製品なので、いま売られているレコーダーやプレイヤーが繋げない。いろいろ見て歩いたが、使えるものがないので考え直すことにしました。

    昨夜書きかけた「嘘八百」は、欺されて大損した相手に、仕返しをやると言う話で、これはロイ・ヒルの「スティング」あたりがヒントになっているのでしょう。主人公の小池(中井貴一)は、ワゴン車にガラクタを積んで、娘いまり(森川葵)を連れてのドサ回り的な骨董屋。こいつは20年間勉強したとのことで、骨董品に関しては弁が立つ。大阪の境にやってきた2人は、大きな屋敷で白壁の土蔵がある家を訪ねる。だいたい骨董品というものは田舎の旧家にあることが多い。

    この家の主人らしき男野田(佐々木蔵之介)が土蔵に案内し「骨董のことは解らんがこれ一つで車が買えると聞いている」と言って古い茶器を差し出す。小池はこれは偽物だと見抜き、買った骨董屋へ行って、これは偽物だと証拠を突きつけ、高額で引き取らせようという魂胆。しかし店主の樋口(芦屋小雁)は、高名な鑑定士棚橋(近藤正臣)と結託し軽くあしらわれてしまう。本当は野田もただの留守番で、こいつはしがない陶芸家である。そして彼の周りには贋作グループがあった。

    野田に一杯食わされた小池であったが、野田が気に入って意気投合し、千利休形見の茶器の贋作をでっち上げ、酷い目に遭った樋口と棚橋に仕返しをしようと企む。野田が土を探し茶器を作り、それぞれのプロが譲り状や箱をでっち上げ、弁の立つ小池が言葉巧みに説明し、オークションにかける。こんな貴重なものを海外に持ち去られては大変と、樋口は一億円の値を付けて落札。ここで小雁ちゃんが一億円の現金入りトランクを持って来るのが可笑しい。こうして贋作グループはまんまと一億円欺し取るのだが・・・。と言う話。

    と聞けば面白そうだが、脚本が練ってないので総じてつまらないと言う印象でした。余白残0。

  • >>No. 20621

    今日は成人の日でしたが、名古屋は朝から生憎の雨で、一日中止むことはありませんでした。これでは今日成人の日を迎えたお嬢さんたちは、貸衣装にしろ特別に誂えたものにしろ、早くから用意していた一生に1度の晴れ着も台無しですね。成人の日に雨というのも珍しいんですが、人ごとながらちょっと気の毒でした。

    昨日行きつけのシネコンで「嘘八百」という映画を見ました。客はざっと見て80人前後は入っていましたので、入りはまあまあでしょう。これでシネマイレージが5804マイルとなり、後2本見れば6000に達し、一ヶ月の無料パスポートが取得出来ます。しかしこの時期あまり見たいものがないので、先に延ばした方が良さそうですね。暫くグッと堪えて貯め込んで、集中的に見た方が徳のようですね。

    「嘘八百」には珍しい芦屋小雁さんが出ていました。この方は今年85歳になられるはずですが、私がテレビを見ないせいか、近頃名前を聞きませんので、どうされたのかと心配していました。そんな心配をよそにスクリーンに映っている姿は、元気そのものでした。小雁さんはフィルムコレクターとして有名です。そんな関係で私は30年ほど昔の話になりますが、名古屋公演の際に評論家の先生の紹介で1度お会いしました。

    小雁さんは名古屋公演のために、納屋橋のワンルームマンションを借りていました。そこには16ミリ映写機が持ち込んであり、何人かで押しかけてSF「盗まれた街」を見せて貰いました。小雁さんのコレクションは、主にホラーとSFだそうです。舞台やテレビではおかしな事をやりますが、普段は真面目で酒もタバコも一切やらず、ニコリともしないがとても気さくな人です。しかし舞台が引けると共演の女優さんを連れて、飲みに行かれるとのことで、そんなところはやはり芸人さんらしいですね。

    小雁さんは若い女優さんと何度も結婚していることでも有名です。そんなことも元気の秘訣なのでしょう。その何度目かのヨメさんがフィルムのコレクションを嫌がったそうで、一部を処分しています。そんなことを思うと私が捨てたフィルムなど微々たるものですね。数年前「裸の大将」の名古屋公演の際、楽屋を訪ねたら気持ちよく迎えていただきました。もう一度お会いする機会があれば、フィルムをどうやって保存されているのか、是非とも伺いたいものです。
    途中で脱線して「嘘八百」まで行けませんでした。余白残0。

  • >>No. 20620

    セリ、ナズナ、スズナ、スズシロ、ホトケノザまではスッと出てくるのだが、ゴギョウ、ハコベラが出て来ない。と言うわけで今日は七草がゆを食べる日。これで松の内も終わりです。春の七草は、今はセットでスーパーで売っているので、探しに行く必要はない。と言うことは1年に1回しか売れないものを、栽培している農家があるんですね。そして今日は町内のどんど焼きが神社で行われました。お飾りものを燃やした火で、お下がりの鏡餅を焼き、七草がゆを食べ無病息災を祈る。

    七草がゆを食べていますと、貧しい田舎でおかゆをすすって育った、子供の頃の思いが蘇って、涙がポロッと出て来ます。今はスーパーに行くと食品が山積みされていますので、若い世代は食べることは普通だと思っているが、昔はそうではなかった。それは古い映画を見れば一目瞭然で、食べると言うことにテーマが置かれていました。今井正監督の名作「また逢う日まで」で、破れた靴下を履いてベンチに座った、ヒロインの久我美子が、大学生の岡田英次にいみじくも言う。「人間って厄介な生きものね。だって1日3度もご飯食べなくちゃならないもの」。こんなセリフは今の人たちには解らないだろう。

    山田洋次監督の「運が良けりゃ」で、毎日郭通いで遊び呆けている道楽息子に、商家の父親が言う。「お前はいい歳をして、そんなことで俺が死んだら、なんで飯を食うんだ!」と怒鳴りつける。そこで砂塚秀夫演じる息子は「そりゃあ、おとっつあん、飯は、茶碗と、箸」と言う。これは山田監督のギャグだが、食べることが如何に困難なことかを、親が道楽息子に諭す場面だが、山田洋次監督は、笑いから本筋に入っていくのが特徴。

    今は成瀬巳喜男監督の古い映画を、DVDで見ていますが、これも食べられない時代の話が多い。その中で「放浪記」は林芙美子の自伝的な映画。ふみ子(高峰秀子)は母親(田中絹代)と行商をしながら、その日の糊口を凌いでいる。母親を九州へ帰し、ふみ子はカフェの女給をしながら暮らしているが男運が悪い。ここでふみ子は言う。「人間は食べなきゃ生きられない。食べるためだったら淫○でも何でもやるわ」。このように、3度のご飯を食べるって事は、辛くて悲しくて困難なことなのである。ふみ子は後に文壇に登場するが、食えない時代の方が長かった。モノ書きは請求書が切れないのが辛い。そんなことを考えながら七草がゆを食べる。余白残0。

  • >>No. 20619

    今日の地元紙夕刊1面の見出しは「星野仙一氏 死去」というニュース。1人の野球人の死がそれほど大きなニュースとは思えませんが、名古屋の野球ファンにとっては、特別な出来事なのでしょう。地元中日ドラゴンズのヒーローは、フォークボールの生みの親杉下茂。雨、雨、権藤、雨、権藤と言われ、新人で35勝の権藤博。そして現役の実績は大したことなかったが、勝負に賭ける気迫で闘将と言われた星野仙一と、この3人であったと思います。杉下92歳、権藤79歳で未だ健在のことを思うと、私より若い星野仙一70歳の死は早過ぎたと言えるかも知れません。合掌です。

    今年になってから洋画を2本見ました。スターウォーズの新作と、午前十時の映画祭で上映中のウッディ・アレン1977年の「アニー・ホール」です。アレンは今年で84歳になるはずですが、この人と言い87歳のクリント・イーストウッドと言い、毎年必ず新作を発表していますので、まだまだ2人とも創作意欲旺盛で元気なんですね。「アニー・ホール」は、そんなアレンがまだ42歳頃の作品で、この映画はアカデミー賞の作品賞、監督賞など4部門で受賞しています。

    ウッディ・アレン作品群の中で、「アニー・ホール」が特別面白いかと言えば、私はそうは思いません。私もアレンの映画は一部しか見ていませんが、アレンの映画はみな一様に面白く、その中で特別傑出したものはなかったと思います。そしてアレン映画の共通点は、やたらとセリフが多いことです。特にアレンが出ている場面は、セリフの洪水で一瞬も止むことがない。これはこれで面白いんですが、ビデオがなかった時代に、スクリーンを見ながら、メモを取る字幕翻訳者が一番大変だったろうと思う。字幕翻訳者は1本いくらの世界らしいので、アレンのセリフを追うのは、大変な苦労だったでしょう。

    ウッディ・アレンは、ギャグライターとしても有名でした。私が見た映画で一番面白かったギャグは、題名は忘れましたが、アレンが金庫破りをやる場面。アレンは目的の金庫がある1軒置いた隣の店を借り、地下へ穴を掘って金庫の部屋へたどり着き、金庫破りをやるわけです。アレンは医者の聴診器でカチカチと音を聞きながら、ダイヤルを回すが一向に開く気配がない。そこでアレンは内科医がやる触診を金庫の壁でやる。左掌を金庫に当て、右手でトントン叩くあれですね。これには腹を抱えて笑いました。余白残0。

  • >>No. 20618

    今日は年が明けて初めて曇り空の名古屋でした。今に雨が降り出しそうに暗く、そして寒い1日でした。こんな日は家に引き籠もって、何処へも出かけないに限る。今日も一日中VHSテープのデジタル化に取り組んでいました。PCに取り込むのは比較的簡単でしたが、DVDへの書き込みや、焼き付けが面倒でよく理解出来ない。何度も失敗して、おぼろげながら理解出来たものの、この方式だとDVD-R1枚に、1時間分しか書き込めないことが分かった。つまり2時間の映画はブルーレイに書き込む他はないんですね。画質の悪いテープの映像をブルーレイではもったいない気もするが・・・。

    あれこれ試行錯誤を重ねることで、山田太一さんのドラマ「家へおいでよ」を繰り返し繰り返し見て、主要なセリフも覚えてしまいました。その山田さんは昨年1月10日に、毎年年賀状を出す人たちに「今年から賀状は止めました」とのはがきを出したその日、家を出ようとして脳梗塞で倒れられたとのこと。そして山田さんは言葉がなめらかに出なくなり、断筆宣言をされました。山田さんは1昨年、東日本大震災のその後を描いた「5年目のひとり」が遺作となってしまいました。1年に1本ぐらいは山田さんの新作ドラマが見たかったのですが、残念でなりません。

    そんなことを考えながら、VHSテープの整理をしていたら、過去に録画した山田太一ドラマのテープがゾロゾロ出て来た。これは絶対に捨てるわけには行かない。これらはDVD化して残さなければならないと思い、目下準備中です。もっとも私があと何年生きられるか分かりません。私が死んだら捨てられるに決まっていても、こう言うことにはやはり執着を持ちたいものです。

    さて今年初めての週末です。成人の日を月曜日に持ってきましたので、会社へお勤めの方は、今年最初の3連休でもあります。この週末の新作は、日本映画では「嘘八百」がちょっと面白そうな気配です。偽物専門の骨董屋さんの話のようですが、骨董品にも1級と2級があって、本物より凄い偽物は、本物になり得るのか?と言うことらしい。しかしそれは買い手が決めることでしょうね。

    それから洋画の方では、インド映画史上最高の興行収入を記録した「バーフバリ 伝説誕生」の続編、「バーフバリ 王の凱旋」が面白そうです。これらを見たいと思っていますが、こう寒いと引き籠もり癖がついて、出不精になりそうです。余白残0。

  • >>No. 20617

    この正月は好天に恵まれ、初詣には絶好の日和でした。私は初詣には行かないタイプです。元旦に「スター・ウォーズ」の新作を見て、夜には13人集まりましたが、姫路の子供たちも帰り、また老夫婦2人だけの生活が戻りました。2日からは車も出さず、もっぱらDVDを見たりして引き籠もりに徹しています。
    女神湖さんは晦日から元旦にかけて、ハードな活躍をなさったようで、口内炎と関節痛が出て、お疲れのご様子ですね。インフルエンザなどに取り憑かれぬように、十分に休養なさって早く日常を取り戻して下さいませ。

    さて昨日の続きに少々お付き合いのほどを。成瀬巳喜男監督の遺作「乱れ雲」は、“交通事故の加害者もまた被害者である”と言うのが、テーマでもあると思えます。この映画は交通事故の悲劇が描かれていますが、公開されたのが昭和42年のことで、この頃の日本はまだ車社会ではありませんでした。松竹のトップスターであった佐田啓二や高橋貞二が、2人とも車社会以前に交通事故で亡くなったのも皮肉なものです。「乱れ雲」は2人が亡くなった後に製作されていますので、この映画は来たるべき車社会へ、成瀬監督の警告でもあったように思います。

    さて物語は、故郷十和田湖の旅館に帰った由美子だったが、この旅館の実兄はすでに亡くなり、義姉の勝子(森光子)が1人で旅館の切り盛りをしている。勝子には妻子持ちの恋人林田(加東大介)がいたりする。由美子は旅館の手伝いをするが肩身が狭い。生活を変えることでいくらか落ち着きを取り戻した由美子は、江田家の希望もあり離籍する。そして三島が、少ない給料から毎月仕送りしてくるのが苦になっている。由美子は青森にいる三島と会い、もう江田家を離席し、江田とは関係なくなったので、三島の仕送りを辞退する。そして由美子は私の前から消えて欲しいと嘆願する。

    商社の営業マンの三島は、客の接待で度々十和田湖を訪れ、何度か会う内に次第に2人は気持ちが接近し愛し合うようになる。しかし三島は願い出ていた転勤が決まり、パキスタンのラホールへの赴任がすでに決まっていた。ここで由美子の女心がゆらゆら揺れる。三島がいよいよ出立の日、決心した由美子は追いかけて、2人は一夜の宿を取る。しかしここで交通事故を目撃した2人に、忌まわしい過去が蘇り、結ばれることなく別れるという悲劇。この映画の絶品は森光子さんの宴会芸泥鰌掬いでした。余白0。

  • >>No. 20615

    皆様こんばんは。
    トランパーさん、箱根駅伝における青山学院、初優勝からの4連覇達成の快挙、おめでとうございます。毎年の祝勝会が楽しみですね。私の同級生で玉名高校のマラソン選手として、数々のトロフィーを取った人がいました。日大に入り箱根駅伝のメンバーに入っていましたが、練習中に膝を痛めてしまい、結局補欠で箱根を走ることは出来ませんでした。この人は平成7年に亡くなりましたが、昭和40年頃の遠い昔の話です。

    このところ年末に借りた、成瀬巳喜男作品のDVDを見ています。古い映画ですが日本語字幕が付いているのが、私にとっては有り難い。「乱れ雲」は昭和42年の公開で、成瀬巳喜男監督最後の映画となった、シネマスコープのカラー作品です。出演者は加山雄三、司葉子、森光子、浜美枝、草笛光子、加東大介など。この映画は交通事故の被害者と加害者の葛藤が描かれています。

    江田由美子(司葉子)の夫、宏(土屋嘉男)は通産省勤務で、アメリカの日本大使館への転勤が決まっていて、由美子は妊娠していた。そんな時宏は客の接待で箱根へ行くことになり、交通事故で急死してしまう。宏を轢いた車の運転手は、商事会社の社員三島(加山雄三)だった。三島は上司の止めるのも聞かず、葬儀に出席するが、江田家の親戚一同から罵倒され、その場を逃げるように退去する。

    妻の由美子は、夫がエリートコースで出世し、幸せの絶頂であったが、その喜びもつかの間で、夫を事故で失い不幸のどん底に落とされる。一方加害者の三島は、裁判で車の事故はパンクしたことにより、ハンドルを取られての不可抗力として無罪となる。無罪となれば被害者に賠償金を払う義務はないが、人を轢き殺したという事実には変わりない。三島は自分の給料の明細を示し、賠償金は長期の月賦で払う契約をする。

    三島は上司の了解は得ていたが、事故のとき接待のためコールガールを乗せていたことが問題となり、常務の娘順子(浜美枝)との婚約を解消され、出世コースを外され青森の出張所へ左遷される。そして由美子には月々ちゃんと送金してくる。一方の由美子は三島を憎み、「金は要らないから夫を返して!」と叫び三島を苦しませる。由美子は赤ん坊を堕ろし小さな会社に勤め、1人細々と暮らしているが、姉とも相談し十和田湖で旅館をやっている実家へ帰る決心をする。

    ああもう余白が少なくなったのでまた後日に続けます。余白0。

  • >>No. 20614

    今日は恒例の箱根駅伝の往路。トランパーさんご出身の青山学院は2位に終わりました。明日の復路に期待したいところです。私が会社に勤めている頃、独身の男どもがゴロゴロいました。私は「人生は箱根駅伝と同じだ。人生を完走した時、何が一番悲しいかと言えば、襷を渡す人がその場にいないことだ。今からでも遅くないので、結婚してゴールの後継者を作れ」とよく言いました。説得力がなかったのか、解散するまで結婚した人は1人もいなかった。

    ちょっと間が空いてしまいましたが、30日に書きかけになっていた山田太一ドラマを少々。セクハラ教授の寺崎は、月一万円で下宿人を募集。集まって来たのが、林田(筒井道隆)、かやの(鈴木砂羽)、礼子(小橋めぐみ)、カルロス(マルティン・ラミレス)の4人である。こうして知らない同志が教授の家で共同生活を始めるわけで、初めのうちは和気藹々で上手く行っていたのだが、若者と教授とは考え方が違うので、いろいろあって終いには大げんかとなり、みんな追い出してしまう。

    追い出してはみたものの、教授はまた独りぼっちの寂しさに襲われ、廃人みたいな生活をしている。追い出された方の若者4人は、先生がセクハラをやるわけがないと信じている。そこで林田はセクハラ嫌疑の張本人、吉岡京子をナンパして、事実を白状させようとする。ところが京子の方は恋人気取りで、なかなか言い出せずにいる。そんな林田を心配したカルロスは、4人で一緒にやろうと言い出す。

    そして林田は京子を欺して、教授の家に連れて来る。ここから後が山田節満載の面白さ。特に京子と礼子がツボを心得て上手い。礼子「先生が、そんな元気、ないと言っては、悪いけど、先生はそんなこと、する人じゃない」と言う。寄って集って京子を攻めると、初めは強気だった京子もついに白状する。京子「先生は、悪くない、悪いのは私、みんな私の、でっち上げ」と言って京子はさっさと帰ってしまう。

    ここで教授はへなへなとその場に崩れてしまう。ここでカルロスが「喜んでもいいのかな?」と言い、教授は「ああ、いいさ」と言う。カルロスが諸手を挙げて「先生万歳!」と叫び、後の3人も次々に万歳を唱えるわけだが、そのトーンがだんだん下がっていく可笑しさったらない。これで教授は大学へ復職するが、京子が引き籠もりになってしまう。そこで教授は「家へおいでよ」と京子を誘い大団円となる。余白残0。

  • >>No. 20613

    皆様こんばんは。
    今年の元旦は一点の曇りもない晴天で、気温も7℃とそれほどの寒さはなく、幸先良い年の明けでした。“一年の計は元旦にあり”などと申しますが、特に計があるわけでもなく、川の流れに身を任せ、自然体でシネコン通いや、読書などを心掛けようと思っています。

    トランパーさん、おめでとうございます。
    私も昨夜は「椿三十郎」のラストと、「赤ひげ」の終盤を見てしまいました。杉村春子の女郎屋の女将が悪態をつきながら、二木てるみを取り返しに、小石川養生所へ乗り込んで来る。二木が逃げると、大根を洗っていたおばちゃんたちが、前に立ちはだかって庇う。そして寄って集って手に持っていた大根で、杉村春子を凄い勢いで殴るんですね。杉村春子と言えばベテランの大女優です。その杉村さんをダイコンで殴るなどもってのほか!。これも一つのギャグなのでしょうが、脚本の井出雅人、小国秀雄、菊島隆三、黒澤明の、誰から出たアイデアか知りませんが、採用したのは黒澤に違いない。黒澤さんもヒッチコックみたいな、いたずらが好きな人だったのでしょう。

    今日は娘たちと「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」を見てきました。元旦のファーストデイでしたが、それほどの人出は見られませんでした。スター・ウォーズの客は15%ほどの入りでした。今度の新作も「昔々銀河系の彼方で・・・」と言うスーパーのナレーションで始まりますが、この映画は地球の話じゃないので、出て来るのは私たちと同じ人間じゃないわけですね。何故そんなことを思ったのかと言いますと、このシリーズはずっと見ていますが、モノを食べる場面がないですね。

    ここに出てくる人間のような生きものは、自然の要素を吸収するだけで、樹木みたいに生きていけるんでしょうね。それはヨーダが何百年も生きていることでよく分かります。チューバッカやロボット群と、人間の姿をした生きものは同列なのでしょう。しかし映画は人間が見るために作られていますので、便宜上英語を使ったりするのでしょうね。こうした内容のスペースファンタジーは、孫の代を超えて何百年でも続けられそうですね。しかし次第にディズニー色が濃くなっているのは否めませんね。

    今日は子供たちが皆集まっていますので、これからささやかながら大パーティを開きます。と言ってもただ酒を飲むだけの話です。しかし毎日ボソボソと1人で飲む酒より美味いですね。残0。

  • 皆様、明けましておめでとうございます。

    旧年中はわたくし目のつたない雑文にお付き合いくださいまして、誠に有り難うございました。

    今年も変わらず映画に関わって、できる限り続けていこうと考えていますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

    すべての皆様にとって、今年は良い年でありますよう、心よりお祈りいたしています。

  • >>No. 20610

    とうとう大晦日になってしまいました。そして今年も残すところ数時間。ここに来て言えることは、今年もどうにか生き延びたってことですね。来年はもっと衰えが目立つことでしょうが、大晦日まで長らえるかどうかまったく自信がありません。しかしこれも自分で決められないことなので、流れのままに身を任せるほかはないでしょうね。そんなことを考えながら今年も暮れてゆく。

    昨夜から姫路の次女の家族四人が来ていまして、数日間だけは6人家族になりました。明日は長女と長男の家族が来て、老夫婦と併せて13人が揃います。そんなこともこれが最後かも知れないので、集合写真でも撮っておこうと思っています。それはそれとして今夜は娘婿と酒を飲みまして、酔っ払って書き込みもままなりません。パソコンの前に座ったのですが、後ろの方で黒澤明の「赤ひげ」が映っています。女神湖さんの書き込みがあったので、どんな状態の放映かが気になって、久しぶりに背中の方でテレビを映して音だけ聞いています。

    大晦日の黒澤作品5本立てというのは良い企画ですね。その5本立ての真打ちとなるのが「赤ひげ」と言うのも組み合わせの妙でしょう。今日の5本の内、この「赤ひげ」と「椿三十郎」の2本が山本周五郎の原作ですね。「椿三十郎」の原作は「日々平安」と言う周五郎の明朗時代小説でした。この原作には剣豪は出て来ませんが、原作の大らかな風情がが見られるのは、団令子と入江たか子が出る場面だけで、後は黒澤の創作でした。しかし黒澤の娯楽時代劇としては「椿三十郎が」一番面白く出来ていますね。

    「赤ひげ」が公開されたのは昭和40年のことで、この頃から映画は次第に斜陽へと差しかかります。そんな意味でも山本周五郎原作の「赤ひげ」は、黒澤作品の集大成でもあり、映画最盛期の終末とも言える作品であったと思います。この映画が出た頃私はまだ23歳で独身でした。この頃には大勢の映画仲間がいましたが、同じ周五郎原作では「椿三十郎」と違い、「赤ひげ」は説教くさいので嫌だという人がいました。黒澤作品はどれも主人公が様々な出来事に出会う事で、人として成長する姿が描かれていたと思います。特に周五郎の作品は説教じみたところが目立つので嫌だったのでしょう。

    それから世界的に映画は衰退期に入り、現在に至っています。そんな意味で「赤ひげ」は日本映画の記念碑的な作品であったと思います。余白残0。

  • >>No. 20607

    皆様こんばんは。
    今日は12月30日。一昔前頃までは餅つきの音が聞こえたのですが、近年はとんと聞かれなくなりました。この近所でも数年前までは餅をついている音が聞こえましたが、おじいちゃんが亡くなってからは聞かれなくなりました。今日ホームセンターへ行ったところ、石臼と杵が売っていました。価格を見たら6万円もするんですね。

    こんなもの今時買う人があるのだろうか。家電メーカーから餅つき機なるものが出てからは、もう杵と臼で餅をつく人はいないようですね。だいたい今の日本人の暮らしには、竈はないし蒸籠もないし土間もない。我が家も早い時期から餅つき機を使っています。それで今日は餅をついて、神棚や床の間に鏡餅を飾りました。

    明日はいよいよ大晦日ですね。この日は例年朝から長女の嫁ぎ先に行くことになっています。ここは日本料理屋なので、大晦日に卵焼きを焼いてもらっています。世話になった人にあげたり、知り合いからの注文もあるので、毎年20本ばかり作って貰うのが習慣になっています。このあたりは岐阜県との県境で、木曽川の大橋を渡ると岐阜県となり、この地域では有名な稲荷神社があります。毎年孫どもを連れて荷神社に参拝して帰るのも習慣になっています。

    さて今年の映画は打ち止めましたが、VHSテープをPCに読み込ませて、DVDに焼くテストをするのに、山田太一のドラマ「家においでよ 最終回」を使い、ちゃんと書き込めているか点検するのに、DVDのデッキで通して見てみました。このドラマは21年も昔に放送されたものですが、今見ても目茶苦茶面白い。コトの善し悪しは置いといて、昨今は世界的にセクハラが流行しているようですが、山田さんはこの時点でセクハラの問題を扱っています。

    大学教授の寺崎(杉浦直樹)は、教え子にセクハラをしたとの疑いで、大学を停職処分になっている。親の残した大きな家に住んでいるのだが、どうも女房には逃げられたらしく、息子も寄りつかないようになり、1人住まいをしている。外へ出るとマスコミがうるさいので、家の中に引きこもって暮らしているのだが、訪れる人もなくこんな生活は寂しくて耐えられそうにない。そこで寺崎は家が大きいので、下宿人を置こうと考える。つまり彼は疑似家族が作れないかと考えるんですね。これは同じ山田さんの「春の一族」を思わせます。しかしこのドラマは完全にコメディです。続く残0。

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