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投稿コメント一覧 (1712コメント)

  • >>No. 20545

    皆様こんばんは。
    22本ばかりあった劇映画の16ミリフィルムを、リールを取り外しスチールとアルミ、フィルムを分別する仕事がやっと終わり、明日可燃ゴミに出せばやっと完了です。後はベータとVHSのテープが数百本あります。これも廃却したいと思っていますが、このカセットはバネやビスなどの金属を含んでいます。これをバラすのは大変だと思い、保健委員に相談したところ、カセットは丸ごと可燃ゴミで処理出来るとのことで、内心ホッとしているところです。

    今日からシネコン系で公開された「gifted/ギフテッド」を見てきました。2回目の上映でしたが客は20人程度でした。題名の「ギフテッド」とは才能のことらしい。これは数学の天才少女の話です。こう言う子供を持った親や周りの人たちは、さぞや大変だろうと思います。私の知り合いにも一人女の子がいますが、小学校へ入り、1+1=2、2+2=4、4+4=8、なんてことは馬鹿馬鹿しくてやっていられないわけです。それで授業は上の空で、自分の好きなことをやっている。そして試験になったらすべて満点。そんな状態で育ち、特待生で高校に上がりました。

    「ギフテッド」のメアリー(マッケナ・グレイス)は、小学校1年生だが数学の天才で、大学生でも難しい問題を、たちどころに解いてしまう。そんな風だから学校なんかつまらなくて行きたがらない。そんなメアリーの父親は誰だか分からず、母親は天才的な数学者だったが自殺したらしい。そんな境遇のメアリーは、叔父のフランク(クリス・エヴァンス)と二人で住んでいる。フランクはボートの修理などをして生活しているが、元々は大学の准教授で哲学などを教えていた。フランクは亡くなった姉との約束があったらしく、すべてを捨ててメアリーと共に知らない土地へ来て暮らしている。

    フランクは姉との約束で、メアリーを普通の女の子として育て、女として幸せになることを願っているので、天才が発覚するのを一番恐れていた。生意気盛りのメアリーであるが、小学校に上がると授業なんて馬鹿馬鹿しくてやっていられないので、登校を拒否するようになる。学校側もメアリーが普通の子と違うことに気が付き、当校で教育することは出来ないと言う。学校側はギフテッドの学校を薦めるのだが、フランクは何とかして普通の学校へ残してくれるように頼み込むのだが・・・。もう後がないので明日へつづく。余白残0。

  • >>No. 20544

    大相撲九州場所も終盤に入り、横綱白鵬がやっと負けてヤレヤレ。しかし今日の白鵬は負け方が潔くない。相手の嘉風がもろ差しを狙い一気に寄り切り、白鵬は土俵下に仰向けに転がり、起き上がって行司にクレームを付けた。どうも立ち会いのクレームらしいが、こんな光景は前代未聞である。嘉風はきっちり両手をついて構えていた。これに白鵬が土俵に手をついたかどうかも分からず飛び込んで行った。この動作でクレームを付けても通るはずがない。当然行司は無視して嘉風に勝ち名乗りを上げた。それでもまだ白鵬は不満顔で土俵上に突っ立っているので、弓取り力士が戸惑っていた。だいたい白鵬とアベシン、この手の顔の一人勝ちは胸クソが悪い。

    cukさん、書き込み有り難うございます。
    わたくし目は15の時から社会の底辺労働者をしておりましたので、学生生活の青春時代と言うのがありませんでした。映画の仲間が何人もいますが、みんなその時期に映画を見て本を読んで音楽も聴いています。その人達は今の新作をそれほど見ていません。私は若い頃に出来なかった反動が今出ていると思います。しかし歳を取ってから新作を年間200本見てもダメですね。映画や文学などには、人生に役立つことがいっぱい出て来ますね。しかし歳を取ってからそれらが解って、あの時はああすれば良かった。こうすれば人生も変わっていただろうと思っても、それらはすべてが後の祭りです。

    先日友人から借りたDVDで、1947年製作の「カーネギー・ホール」を見て、特にその感を強くしました。この映画は音楽映画の傑作だと思います。ドラマはたいしたことないのですが、当時の高名な音楽家や指揮者が実名で登場し、ほとんどフル演奏をします。そして当時の録音とは思えない最高の音質で聞かせます。音楽を通して聞かせ、その中でカットを割り込む手法は、現在ではコンピューターで繋ぐので容易だと思うのですが、当時の技術ではどうやって撮ったのか見当も付かない素晴らしさで、特にルービンシュタインのピアノ演奏は魔術師とも言える素晴らしさ。指揮棒は使わず10本の指でニューヨークフィルを指揮するストコフスキーに圧倒されてしまいます。

    クラシック音楽が元になって、あらゆる新しい音楽が発祥したのでしょう。私はどちらかと言えば“津軽海峡冬景色”の方で、若い頃にクラシック音楽を敬遠したことを、今更ながら後悔しています。余白残0。

  • >>No. 20542

    cukさん、書き込み有り難うございます。何しろご覧のような貧乏トピでして、わたくし目がネタバレの独り善がりをやって、細々とつないでいるトピです。何も映画の話にこだわる必要もありませんので、書き込みの方を宜しくお願いいたします。
    「きみに読む物語」をテレビ放映でご覧になられましたか。書き込みを拝見しますと面白そうですが、残念ながら私は見ておりません。ジェームズ・ガーナーとしては後年の作品のようですね。ガーナーの映画は何本も見ていますが、中でも印象深いのは、ジョン・スタージェスの「大脱走」墓石と決闘」の2本と、ジョージ・シートンの「36時間 ノルマンディ緊急指令」が特に面白かったですね。

    ちょっと前に20本余りあった16ミリフィルムを、酸化腐食させてしまったことを書きました。昔はニトロ系のフィルムで危険物でしたが、昭和20年代から不燃性フィルムになりました。このフィルムは、その後にプリントされた物なので自然発火による火災の心配はありません。しかし腐食したものをそのまま何時までも持っている訳にはいかない。それで町内の保健委員と相談し、家庭用可燃ゴミで処理することにしました。

    不燃性フィルムを可燃ゴミで処理するのはオカシイようですが、燃えないわけではなくゆっくり燃えるんですね。なので正確には“緩燃性フィルム”と言った方がいい。すでにフィルムの時代は終わっているので、こんな話に意味はないが、処分するには分別と言う問題がある。通常の映画館で使う36ミリフィルムは、ロールに巻いた裸の状態で缶に入っています。しかし16ミリフィルムは1巻ごとにリールに巻かれています。リールは鉄やアルミで出来ているので、これを分けなければなりません。

    リールを分解しなければ、ゴミとしてのフィルムを取り出せません。そのためにリールを破壊するのですが、これが大変な仕事です。どうしても人の力で破壊出来ない物は、フィルムをハサミで切らなければならない。映画に興味のない人は何も感じないのだろうが、映画ファンを自認する者としては、山本富士子や有馬稲子、久我美子や若尾文子やなどを切り刻んでいると思うと、罪悪感に苛まれます。現在ではおばあちゃんだが、フィルムに映っているのは全盛期の女優さんである。そんなことを考えると、フィルムを廃却するのは勇気の要る仕事です。俺は一体何やってるんだろうと思ってしまう。余白残0。

  • >>No. 20540

    皆様こんばんは。
    寒くなり特に歳を取ると、朝ふとんから出るのが辛くなります。起きても仕事に行くこともないから、もう少し寝ていようと思い寝坊してしまう。今朝も11時近くまで寝ていました。

    特に新しい話もないので、昨夜途中だった「ローガン・ラッキー」のつづきを少々。007役者のダニエル・クレイグは、上半身裸の場面があるが、鍛え抜かれた素晴らしい体躯である。一方ローガン兄弟の方は、兄がびっこで左手がない弟と妹の3人。この一家だけでは現金強奪なんて出来っこない。ここでジョーの登場となると、こいつがアクションを一手に引き受ける設定だろうと思うのだが、それもちょっと違うようだ。見た目とは違ってこいつもゆるキャラなのである。ただそれだけで笑ってしまう。

    ところがジョーはまだ服役中だった。出所を数ヶ月後に控えているが、出所を待っていてはレースが終わってしまうので、計画はご破算になってしまう。そこで兄弟はジョーを一時脱獄させて、仕事が終わったらまた戻す計画を立てる。そのために弟のクライドに車でコンビニに突っ込ませ、刑務所へ入れて脱獄の手引きをさせる。そうすれば2人には鉄壁のアリバイが出来るという寸法。この計画はまんまと成功する。

    びっこのジミーは、仕事をクビになる前までは、競技場の地下の仕事をしていたので、その時に現金の流れを知る。売り上げの金は送風管を使って、地下の大金庫へ落とすというシステム。勝手知ったるローガン兄弟と、ジョーの弟2人を加え一味は地下へ潜り、金庫を爆破する段になる。兄弟はジョーがダイナマイトを使うと思っていたが、ジョーはスーパーで買って来た物を組み合わせて爆発物を作る。兄弟が信用しないので、ジョーは仕事の途中で壁に化学式を書いて講義を始める。ジョーはアクションはダメだが頭がいいのだ。ここが可笑しいのなんのって最高に笑える。

    金庫を爆破し送風管を外して、送られてくる札をゴミ袋で受け、禁固に残っている金はバッキュームで吸い取り、一味は見事に現金強奪に成功する。金の一部は見つかるが、この手の犯罪は被害額がはっきりしないのがミソである。一味は残った金をゴミ処理場から掘り出し、迷惑をかけた部外者にも金を分配する。FBIの女捜査官が乗り出してくるが、刑務所へ戻った2人の鉄壁のアリバイは崩すことが出来なかったが・・・。後はそれなりのオチが付くのは泥棒映画の常識。余白0。

  • >>No. 20539

    皆様こんばんは。
    一桁の気温が定着し、例年よりちょっと早い気がしますが、いよいよ本格的な冬の到来です。冬と言えばストーブか炬燵でしょうが、日本家屋と日本人には昔から炬燵が似合うようです。しかしこの炬燵ってやつは、私のような不精者にはどうもイケマセン。この中で横になるともうなかなか出られない。このまま炬燵の中で生涯を過ごせないかと思ってしまう。だから出来るだけ炬燵は敬遠しているのですが・・・。

    今日は日曜日だったので、朝からコーヒー屋へ行ってコーヒーとサンドイッチの朝食。家へ帰って炬燵に入るのをぐっと堪えて、行きつけのシネコンへ走りました。この週末から公開のスティーブン・ソダバーグ監督の「ローガン・ラッキー」を見てきました。客はざっと40人ほど入っていましたが、これでマイレージは4547マイル貯まりました。後120分の映画を12本ばかり見ると6000マイルとなり、1ヶ月のフリーパスが取得出来るので、正月までは間に合いそうな気配です。

    「ローガン・ラッキー」は、ソダバーグの「オーシャンズ・シリーズ」のような現金強奪作戦を描いていますが、どちらかと言えば「黄金の七人」に近い。この手の映画はそれぞれのプロが集まった精鋭部隊というのが常識ですが、この映画は派手なアクションとは違い、ゆる~いコメディと言ったところが特徴と言えます。高校でアメフトのスター選手だったジミー・ローガン(チャニング・テイタム)は、膝の故障でプロの道を断たれ、炭鉱夫の仕事も足が悪いためにクビになる。ジミーは女房に逃げられ、可愛い娘とも別れて暮らす、金なし仕事なし家庭もなしと三拍子揃ったしょぼくれ男。

    この男にはクライド(アダム・ドライバー)という弟がいるが、彼はイラク戦争の地雷で左肘あたりから切断し、義手を付けてしがないバーテンをしている。ジミーはそんなしょぼくれ人生を一発大逆転する計画を持っていた。それはスピードウェイで行われる、全米最大のモーターカーレースの売上金を、ごっそり頂くと言う現金強奪計画だった。ジミーは弟のクライドと、カーマニアで美容師の妹メリー(ライリー・キーオ)を仲間に誘い込み、ローガン一家でチームを組むが、な~んか1人足りないな~と思う。この計画には金庫を爆破するプロがいないと成り立たない。

    それで出てくるのがジョー・バンクで、これが007役者のダニエル・クレイグである。残0。

  • >>No. 20538

    皆様こんばんは。
    なんだか夜になってから急激に冷え込んだ名古屋です。日本海側では大雪の恐れありとのことで、真冬並みの寒さです。後期高齢者としては、この冬の寒さを乗り切るのが最大の課題です。

    今夜は町内の自主防災会訓練の説明会がありました。防災訓練は来週の日曜日に行われますが、午前9時に大地震発生という想定で行われます。消防署から課長が出向いて、それぞれの役割分担と、消火や救護などの訓練の説明がありました。何時発生するか予想出来ない地震に対して、備えあれば憂いなしと言うことで、非常事態に対して訓練をやっているといないとでは大きな違いがありますので、地域防災の観点からは有意義なことでしょう。そんなことで今夜は遅くなってしまいました。

    災害は異常気象によるものが多いと思います。前作「不都合な真実」から10年が経ち、氷河は溶け続けその影響は早くもマイアミに及んでいます。海水の上昇で道路は冠水し、非常用のポンプでは埓があかない。だからと言って地面をかさ上げするなんて容易に出来ることではありません。この氷河が溶け続けると、海面が6メートルも上がるとのデータが出ています。そうなると我が家はもちろん、名古屋市の大部分が冠水してしまう。そんな都市は世界中にいっぱい存在します。そうなったらもうお手上げです。

    ゴアさんは10年でいろいろな気候変動のデータを集め、世界各地でこの事実を訴え講演を行っています。この人の話はユーモアも交え、パネルを使って解り易く説明する。その話は蓄積されたデータと、事実に基づいているので説得力があります。災害地に出かけセミナーを行い、地球温暖化対策の指導者を養成しています。ゴアさんは自分が死んだ後、この運動が経ち消えてしまうことを一番恐れているようです。任期中のことしか考えない時の為政者とは大違いと言えるでしょう。

    トランプ氏はゴアさんを徹底的に非難し、パリ協定を離脱しました。パリ協定に批准した世界各国がCO2削減を達成しても、アメリカ一国のために元の木阿弥になってしまう可能性がある。アメリカがゴア氏を大統領に選んでいたら、世界もずいぶん変わっていただろうと思う。たぶんこれからはトランプ氏とゴア氏の戦いになるものと思われます。地球は私たちの命です。戦争なんかやっている時ではないだろう。「不都合な真実2」を見て、そんなことを考えてしまいました。余白残0。

  • >>No. 20537

    今日の名古屋は快晴で昨日よりも寒さが幾分和らぎ、日中は暖かい一日でした。
    女神湖さんは来週にかけて目の手術をされる予定でしたか。同居人も先月白内障の手術をして、まだ時々眼科へ通っていますが、以前よりよく見えるようになったと申しております。映画ファンにとって目は一番大事な機能です。点字の本はあっても、点字の映画はありません。どうぞ大事になさってくださいませ。私は耳が悪いので、日本映画のセリフが聞き取り難くて難儀していますが、映画を見るには目と違い耳はまだ補助的と言えます。それで日本映画でも字幕着きを好みます。

    今日から公開の「不都合な真実2 放置された地球」というドキュメンタリーを見て来ました。この映画は「不都合な真実」で、アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞し、主演したアル・ゴアは2007年に、地球温暖化防止の啓蒙活動が認められ、ノーベル平和賞を授賞しています。アル・ゴアと言えばクリントン政権下で副大統領を2期務め、2000年の大統領選挙の一般投票で勝利を収めたものの、選挙人投票でジョージ・ブッシュ候補に敗れ、その後政界を引退しました。

    「不都合な真実」が公開された後、ゴア氏はマスコミから「これはとんでもないプロパガンダだ」とのそしりを受け、反対派から袋だたきに遭うという辛苦をなめています。しかしゴア氏は屈することなく信念を貫き通します。あの映画から10年の歳月が流れ、地球温暖化現象はゴア氏の予想通りになりました。今度の続編では、世界各地で異常気象下での大災害の模様を突きつけ、ゴア氏のその後の活動が描かれています。この人が偉いと思うのは、氷河が溶けて濁流となっている現場に足を踏み入れ、災害の現地を必ず訪れる。そして現地でセミナーを行い、地球温暖化対策なくしては、人類の未来がないことを訴えるのだが、反対派の意見にも耳を傾ける。

    オバマ政権下の「パリ協定」でインドが最後まで反対する。インド首相の言い分は「欧米先進国が150年に渡り温暖化の原因を作った。私たち途上国はこれから150年間 化石燃料を使う権利がある」と主張する。しかし本当は金がないのである。ゴア氏は水面下でアメリカ企業と交渉し、ある約束を取り付ける。この提案にインドも折れてパリ協定は採択される。しかしその後トランプ政権が登場し「ゴアの言うことは嘘っぱちだ!」とぶち上げ、パリ協定を離脱する。余白0。

  • >>No. 20535

    今日の名古屋は日中の気温が一桁になり、またいっそう寒くなり、いよいよ冬の到来です。巷ではクリスマス商戦で、イルミネーションも輝く季節です。喪中はがきが飛び込んでくると、ああもう歳末なんだなぁ~と言う感慨に耽る。そろそろ年賀はがきの準備もしなくては・・・。人間歳を取ると川の流れが早くなり、一年があっという間に過ぎてゆく感じがします。もうすぐ人生の滝壺が見え、真っ逆さまに落ちてゆくのだろうか。

    女神湖さん、私は株も賭け事もやりませんので、あまり株価の動向を気にしていませんが、バブル後の最高値を記録して、今はまた下がって来ているようです。あのバブル崩壊からすでに26年が経っていますので、あれは私が50歳の頃であったと思います。しかしあのバブルにはバブル景気というものが伴っていたわけです。当時は一般庶民もバブル景気の恩恵を大いに受けました。それだけにショックも大きなものでした。現在がバブルだとすると、単に株価の上昇だけで、一般庶民の給料は上がっていないし、消費も落ち込んでいるので、好景気を感じる要素は何も無い。ここがバブル景気との大きな違いでしょう。

    このところシネコンに行っていませんが、ちょっと前に「ノクターナル・アニマルズ」という映画を見ました。題名の意味は“夜の野獣たち”と言うことらしい。冒頭は一糸纏わぬ女性がダンスをやっている。普通、このような場面を見ると、男としては楽しいわけですが、この場面に限っては楽しくない、まったく楽しくない。むしろ吐き気がしてくる。それは何故かと言うと、150キロはありそうなブヨブヨに太ったその姿は、スターウォーズに出てくるジャバを思わせる、極めつけの酷女である。それはもう楽しいなんてもんじゃない。思わず逃げ出したくなり、自分は一体何を見に来ているんだろうと、ナサケナクなる。

    こんな形でスタートする映画なのですが、これが意外と面白いのね。冒頭の場面はマニアが集うアートのパーティのようです。つまりこれ極めつきのアートなんだろう。このギャラリーを経営するスーザン(エイミー・アダムス)は、別れた夫の小説家エドワード(ジェイク・ギレンホール)から、校正前の小説の原稿が届く。それはスーザンとの別れから着想を得て書かれた小説だった。スーザンの現在とエドワードとの過去、小説の中身の三つが交錯してのサスペンスの連続は一見に値する映画でした。余白0。

  • >>No. 20532

    秋も深まり、春には満開の花で楽しませた桜の木も、紅葉を過ぎ落ち葉となって舞っています。この時期はイブ・モンタンの「枯れ葉」がよく似合う季節です。あちこちに落ち葉の吹きだまりが出来、銀杏の実を拾っている人の姿も見られます。紅葉もいいが今は、落ち葉焚きと言う訳には行かないので厄介ですね。

    今日は昼から久しぶりに会社へ行ってきました。この会社も時代の流れには抗しきれず、今月いっぱいで廃業することになりました。我が社は自動車用ターボの部品を作っていました。ターボは排気ガスが出るのが前提の補助装置なので、EVへのシフトで産業構造が変わり、次第に要らない部品となってきます。新しい仕事に取り組むには人材も資本力も無いので、必然的に廃業となったのです。引退したとは言え、56年間も務めた会社が無くなるのは、私としてもそれなりの感慨があります。

    急に廃業するとターボメーカーとしては困るわけで、この仕事をメーカーの社内に取り込まなけらばなりません。この仕事は私が苦労してゼロから立ち上げて、今日に至っていますので、長い年月で積み重ねたノウハウがあります。そんなことで今日はメーカーの副社長がやってきて、そのノウハウを譲ってくれと言う話でした。それでパソコンにぎっしり詰まったデータを、USBに落とそうか、メモリーチップにしようかなんぞとやっていますので、私は「エーイ!面倒くさい。パソコンごと持って行って、そちらのいいように利用してください」と言って、ノート型の本体ごとそっくり渡しました。会社が無くなってはノウハウなど何の執着もありません。

    あ、女神湖さん遅くなりました。今日は抜歯されましたか、出来たら歯は抜かない方がいいようですね。私はまだ22本残っていますが、昨年1本抜いたのを後悔しています。入れ歯だと何を食べても美味しくないですね。同居人は1本もありませんので、今インプラントの工事をしています。これってスイス製のチタン合金で出来ているらしくバカ高いのね。プリウスをフルオプションで買える価格にびっくりです。この工事が完成すれば美味しく食べられるかと期待はしているようですが・・・。

    ベルヌイユの「ヘッドライト」をご覧になりましたか。ずいぶん昔見ただけなので細かいことは覚えていませんが、初老のトラック運転手を演じたジャン・ギャバンが、独特の男の哀愁を帯びていい映画だと思います。余白残0。

  • >>No. 20529

    日が短くなり朝の6時はまだ暗い。散歩に出た時はどんよりとした曇り空でしたが、その後雨になり一日中小雨模様の名古屋でした。今年最後の九州場所も三日目を迎え、熱戦が繰り広げられています。初日から連敗の日馬富士は、巡業先での暴行事件が発覚し、ついに休場となりました。どうも朝青龍時代から、モンゴル力士には問題が多いようです。これで日馬富士も引退に追い込まれるでしょうね。柏鵬時代に例えると日馬富士は柏戸の役目でしたが、これでまた白鵬の一人勝ち時代が続くのでしょうかね。

    女神湖さんは早くもお正月の準備ですか。障子の張り替えなど、イマドキやる人は少ないでしょうね。「海街diary」では4姉妹が障子を貼っている風景があり、私も子供の頃はよく手伝っていたので懐かしかったですね。今の私の家も障子が12本入っていますが、障子の張り替えをやったことは一度もありません。20代の頃から付き合っている映画の友人が、親の代からの建具職人ですので、定期的に張り替えを頼んでいます。今の新築の家はほとんどがメーカーハウスなので、建具の注文はほとんどないのが現状です。しかし障子の張り替えの仕事はたまにあるようですね。昔ながらの畳屋さんや、建具屋さんなどは、もはや商売として成り立たない時代になりました。

    私もデ・シーカの「ひまわり」は午前十時の映画祭で初めて見た映画です。デ・シーカの作品では「自転車泥棒」がベストだと思いますが、この「ひまわり」もいいですね。原発が出て来たことには気が付きませんでしたが、旧ソ連の自然の厳しさと、気候風土が良く出ていた映画でした。ローレンもマストロヤンニも、決して美男美女とは言えませんが、これは戦争に引き裂かれた、おじさんおばさんの悲しい大人のラブストーリーでした。あの当時はこんな話は世の中にいっぱいあったと思います。一銭五厘で戦争に駆り出された親を持つ世代としては共感が持てます。こうした悲劇を生むのは、やはり徴兵の年齢と恋愛・結婚年齢が重なるからなんでしょうね。

    このところ山田太一さんの旧作ドラマを集中的に見ています。「想い出づくり全14話」「小さな駅で降りる」「いちばん綺麗なとき」「奈良へ行くまで」を立て続けに見ました。この人のドラマは目茶苦茶と言える予想外の展開を見せますが、やりっ放しでなくちゃんと説明しますので納得し、思わずう~んと唸ってしまうのですね。余白残0。

  • >>No. 20527

    女神湖さんは「ショーシャンクの空に」のテレビ放映版をご覧になりましたか。あれは「スタンド・バイ・ミー」と並ぶ、スティーブン・キングの非ホラーものの2大傑作でしょうが、私は「スタンド・・・」の方はあまり強い印象はありませんが「ショーシャンク」はなかなかの傑作だと思っています。主人公のアンディー(ティム・ロビンス)はあの若さで銀行の副頭取と言う設定でしたので、経理関係では超エリートだったのでしょうね。それが不倫をした妻殺しの容疑で終身刑が言い渡される。

    それでショーシャンク刑務所に収監されるのですが、そこにすでに20年も服役している先輩のレッド(モーガン・フリーマン)がいた。アンディーは本当は無実の罪で、事実が解き明かされる話だと思っていたのですが、どうも映画のテーマは違っていました。原題は「刑務所のリタ・ヘイワース」で、刑務所生活がテーマのようです。アンディーは銀行時代にはグラマー趣向でリタ・ヘイワースのファンだったのでしょう。それがマリリン・モンローとなり、ラクウェル・ウェルチへと時代が変換します。

    それから20年の歳月が経って、アンディーは独房から忽然と姿を消してしまう。園芸趣味のアンディーは、園芸用の小さなツルハシを手に入れ、せっせと根気よく独房の壁を削っていたのですね。映画ってのは嘘ですが、1日0.5ミリ削れば日曜祭日は休みだとしても、一年300日でも1.5センチ削れます。10年で1.5メートル、20年で3メートルの勘定になるので、物理的に壁を貫通することは可能です。出た砂は1日では僅かなのでトイレに流せばバレないだろう。しかし問題は出る時です。

    貼ってあったラクウェル・ウェルチのポスターを、腹ばいで外に出たアンディーは、どうやってポスターを元へ戻したかが疑問です。あれだけの大きな穴を壁に空ければ、外との気圧が違うので、ただぶら下げただけのポスターでは、下がヒラヒラと揺れるのですぐバレてしまう。あの場面を見るとちゃんとしっかり貼ってあった。それにしても20年間に一度も、独房のローテーションがないというのもおかしな話です。

    そんな映画の嘘は別にして、レッドとの友情を中心にして、アンディーの経理手腕で刑務所長の不正金を見事に横領しメキシコに逃れ、40年の刑務所生活で仮釈放のレッドと、ラストでの再会が感動的で、見る者に大きな開放感を与えた傑作でした。余白0。

  • >>No. 20525

    皆様こんばんは。
    今日は10月に見た映画を整理してみましょう。先月は新旧作併せて15本見ました。文字数の都合で午前十時の映画祭で見た「天国と地獄」「野良犬」「泥の河」の旧作3本は除いて、新作のみを面白かった順に並べてみます。

    1.「女神の見えざる手」ジョン・マツデン監督
    寸評:ロビイストがビジネスとして成り立つアメリカ議会のシステムが面白い。
    2.「青空はいつでも最高密度の青色だ』石井裕也監督
    寸評:格差社会に生きる若者のひたむきな生き方に共感を覚える一編。
    3.「彼女がその名を知らない鳥たち」白石一彌監督
    寸評:どんな酷い仕打ちを受けてもひたすら彼女を愛する阿部サダヲが哀しい。
    4.「ネルーダ」パブロ・ラライン監督
    寸評:ノーベル文学賞詩人を描いた斬新で叙情的なサスペンス追跡劇。
    5.「エルネスト」阪本順治監督
    寸評:ほとんどスペイン語発声ながらオダギリジョーが違和感なくしゃべる。
    6.「ゲット・アウト」ジョーダン・ピール監督
    寸評:白人の恋人の実家で恐怖の体験をする黒人青年を描いたホラーは怖い。
    7.「僕のワンダフル・ライフ」ラッセ・ハルストレム監督
    寸評:50年に3度生まれ変わる犬の飼い主への愛情が胸を打つ一編。
    8.「ミックス」石川淳一監督
    寸評:卓球スポ根映画ながら共に挫折したガッキーと瑛太のコンビがいい。
    9.「アトミック・ブロンド」デヴィッド・リーチ監督
    寸評:シャーリーズ・セロンが接近戦のプロを演じる本格スパイアクション。
    10.「バリー・シール/アメリカをはめた男」ダグ・リーマン監督
    寸評:武器を運び痲薬を持ち帰り札束で身動きが出来なくなるトム・クルーズ。
    11.「アウトレイジ」北野 武監督
    評:ヴァイオレンス一辺倒でドラマの部分が弱いのは意図的だろうか。
    12.「ナラタージュ」行定 勲監督
    寸評:私の贔屓の監督だが単純な恋愛感情に基づかないので理解し難い。

    とまあ、並べてみましたが、10月で特に印象深いのは「女神の見えざる手」を見ていると、日本ではロビイストという会社が、ビジネスとして成り立たないのがよく解ります。「エルネスト」で広島を訪れたゲバラが「日本人はこんな酷い目に遭って何故怒らないんだ」「核戦争には勝者も敗者もない」という言葉が印象的でした。

  • >>No. 20524

    皆様こんばんは。
    私の車もリコールの対象ですが、ディラーから詫び状みたいなはがきが1通届いただけで、メーカーからは何の連絡もありません。はがき1枚62円にしても、100万台だと6200万もかかるので、そう簡単にはいかないのでしょうね。しかし一度客の手に渡った車を回収し、出荷前検査をやるのにどんな意味があるんでしょうかね。そうなると走行距離によって新基準を作成しなければならないので、売って一ヶ月未満ぐらいの車でないと不可能に思えますね。この件は客から出たクレームではないので、1回目の車検のサービス券を渡した方が、客の方も喜ぶと思うんですがね。

    >今後、EVが主流となり主な輸出国である中国にシフトする為だそうですが、トヨタも同じ傾向でしょうか?<
    たしかに車がEVにシフトされますと、エンジン関係やラジエーター、触媒関係、ミッション関係、油圧パワステ関係、キャブレーター、スパークプラグなどなど、1万点以上の部品が要らなくなるので、それらの部品メーカーと下請け会社何千社かの仕事がなくなり、日本の産業構造が変わってしまいます。トップメーカーのトヨタとしては責任がありますので、当面はエンジンを残すHVやPHVを主力車種として、EVへのシフトをできるだけ長く引き延ばし、産業界と歩調を合わせてEVへ移行するものと思われます。

    女神湖さんのご主人は、まだそれほど認知症は進んでいないようで安心しました。まあ、私と似たり寄ったりでしょう。私は外で何かやっていて、道具が足りないので家の中に入るのですが、さて何を取りに来たのか忘れてしまいます。それでまた外に出て行って、ああそうだったと思うことがしばしばです。家内がイオンモールへ連れて行けと言うので出かけるのですが、国道を直進するのをインターで左折してしまう。「アンタどこへ行くの?」と言われてハッと気付きます。習慣になっている喫茶店に足が向いてしまうんですね。新しい情報を頭に入れるとふわっと忘れてしまい、習慣になっている道順は身体が覚えているんですね。

    「手紙は覚えている」で、認知症の酷いクリストファー・プラマーがワーグナーをピアノで弾いたり、震える手で拳銃を持っているのに、引き金を引けば確実に相手を倒します。これらはみな身体が覚えているんですね。それがラストの伏線になっているんですが、なかなか気が付きませんね。後がない余白残0。

  • >>No. 20522

    皆様こんばんは。
    今日は思いっきり朝寝坊をして、同居人の買い物に一度付き合って出たきりで、その他は家でDVDを見たり本を読んだりと、ぐうたらをして過ごしました。根が無精なものですから、その内にシネコンへ行くのも億劫になり、ひねもすのたりのたりかな、の生活になってしまうんでしょうね。

    >助手席の夫が何を思ったかサイドブレーキを急に引いてしまったのです。<
    女神湖さん、そんなことがありましたか。高速道路の100㎞走行で、事故に繋がらなくてほんとうに良かったですね。サイドブレーキは駐車した時に使うもので、ワイヤーで引っ張っているだけですから、急ブレーキにはなりませんが、走行中に引くと減速しますが制動灯は点きません。後続車両が十分な車間距離を取ってないと、追突される危険がありますね。そんな事態にならなくて本当に幸運であったと思います。サイドブレーキは助手席の右側に付いているものが多く、子供がいたずらすることも考えられますので、運転席にある足踏み式がいいように思われます。

    人生も終盤に差しかかりますと、若い頃には考えも及ばないことが起こりますね。それが悲劇になることもしばしばです。私の知り合いの夫婦で、DVと言うか夫婦げんかが絶えず、妻に暴力を震っていたらしい。ところがご亭主の方が脳梗塞を患い、手足が不自由になりました。そうなると夫婦が穏やかになるかと言えば、そうではなくDVの立場が逆になりました。奥さんの方が、それまでに積もり積もった恨みが爆発したんですね。身体の不自由な夫に殴る蹴るの乱暴の限りを尽くし、警察沙汰になりました。ご亭主の方は即座に入院し意識不明の重体に陥り、数年生きていましたがそのまま亡くなりました。

    >息子たちに話しても「ガンガン言うと余計ボケる」と私を牽制して帰る。<
    この息子さんの意見はもっともで大事なことだと思います。認知症が進んでいる人は、自分は正常で周りのみんながオカシイと思っている節があります。頭ごなしに「アンタが間違っている!」と言うのは、何の進展もなく逆効果になると思います。相手がはっきり間違っていても、ぐっと抑えて相手に話を合わせるという、理不尽な思いやりも必要ではないかと思います。義父が90過ぎて認知症が酷くなった時、私はそんな付き合いをしていました。口げんかをするよりその方が楽ですね。ああ、もうあとがなくなってきました。余白残0。

  • >>No. 20520

    座間市での忌まわしい事件後も、SNSの「死にたい」と言う投稿は一向に減らないようです。そりゃそうでしょうね、事件と死にたい願望とは、同じ死ぬんでもテーマが違うと思う。そのほとんどは虐めに遭っている子供達でしょうが、これらはほとんど家庭の環境にも問題があるのでしょう。昔のように大家族だとこのような問題も少なかったようですが、核家族になってからじいちゃんばあちゃんの役割がなくなり、子供達だけが取り残されているような気がします。

    そうなると孤独による自殺願望は、子供達だけの特権ではなくなってくる。お年寄りにも同じことが言えると思います。定年退職した途端に夫婦関係が冷え込み、離婚するケースも多く、また家庭内別居している人も私の周りに何組もいます。妻による陰湿な虐めや夫の横暴、嫁による老夫婦の虐めなど、この世代特有の問題も多いと思う。この世代になって独りぼっちになるとSNSはやらないので、心の拠り所さえなくなってくる。子供達だけでなく高齢者にとっても、今は不遇の時代と言えるでしょう。

    そこで一つ「シニア世代自殺願望の部屋」と言うトピを立ち上げてはどうだろうか。この世代だと座間事件のような輩は出てこないだろう。互いにそれぞれの悩みを打ち明けることで、いくらか気持ちも落ち着いてくるものと思われる。少なくとも映画のトピより大勢の人が集まるんではなかろうか。定期的にオフ会の大パーティを開いて、それぞれの意見を発表し、残された人生を思いっきり謳歌する。中にはカップルが出て来たりする。じいちゃんが花束を持ってばあちゃんの前に捧げ、心を込めて「お願いします!」と言うと、ばあちゃんが「ゴメンナサイ!」と応える。こういうのってイイネ!。

    女神湖さん、私も最近はアザミさんに個人的なメールなどのやりとりはありませんので、まったく様子が分からなくて、とても心配しています。アザミさんは私たちよりまだ若くて行動派なので、ひょっとして事故にでも遭われたんじゃなかろうかと、そんな余計なことを考えたりします。なんと言っても何年もお付き合いした仲間ですので、もしこのトピをお開きでしたら、何か一言でも書き込みくだされば安心します。どうぞ宜しくお願いします。

    今日は午前十時の映画祭でクルーゾーの「悪魔のような女」を見てきました。さすがに最後の二重構造の大どんでん返しには、思わず唸ってしまいますね。余白残0。

  • >>No. 20518

    皆様こんばんは。
    このところ一ヶ月以上、アザミ先生がお見えになりませんね。どうなさったんでしょうかね。お体の具合でも悪いんではなかろうか。それとも気分を害されたのだろうかと、何だか余計な心配をしてしまいます。お変わりがなければ、また書き込みの方を宜しくお願いします。

    昨夜ちょっとだけ書いた「ラストレシピ」について、もう少しお付き合いください。この映画は料理の達人を描いた映画なんですね。この映画を見ていると料理も芸術だと思えてきます。私は料理が人を幸せにする映画は、比較的好きな方です。「リトルフォレスト春夏秋冬」や「深夜食堂」なども、どちらかと言えば料理が主役なので好きな映画です。これらの映画を見ていると、なんだか日頃口にしている物と違い、同じオムライスでも特別美味しそうに見えますね。

    「ラストレシピ」に出てくる充(二宮和也}は、両親もなく施設で育った天涯孤独な男。充は仲間の柳沢(綾野剛)と一緒に施設を脱走する。2人は板前の修業をして、数年後はレストランを経営する。充は料理については天分があって、一度口にした味は決して忘れない“麒麟の舌を持つ男”と言われ、店は繁盛していたのだが、こいつはいっこくな男で自分が気に入らない客は追い出してしまう。そんなことが度重なると、客が離れついには店が潰れてしまう。充は料理の極意を極めるため、周囲には一切妥協しない。こう言う男は世間では歓迎されない。

    充は店の借金を返すため、金持ち相手の出張料理人をやっている。世の中には金持ちって人種はいっぱいいて、一皿百万円のオムライスに惜しげもなく金を払う。そんな充に中国料理界の重鎮から依頼が舞い込む。旧満州国で天皇の料理人だった山形直太朗(西島秀俊)が考案したフルコース“大日本帝国食菜全席”を再現して欲しいという依頼だった。その報酬は五千万円と言う。充は山形と共に失われたレシピを追い、当時の生き残りの関係者を探して奔走する話。ここから先は当時の山形直太朗夫婦の話が主に描かれ、本当はこちらが主役で、包丁の研ぎ方からして堂に入っている。

    後半はミステリー仕立てで、充の出自が次第に明かされ、物語の意外性が楽しめる一編なのだが、二宮和也がヘタクソで、料理の達人にはどうしても見えないミスキャストと言える。最後は思いがけない結末になるのだが、料理の映像が美味そうなのが取り柄の映画でした。余白残0。

  • >>No. 20517

    トランパーさんはフィジーからお帰りでしたか。私にはフィジーってどんな国なのかまったく知る由もありませんが、世界で幸福度がベスト5と言うと、安心安全で心豊かな国なんでしょうね。トランパーさんが、日本の現実には戻りたくないと言われる気持ちも解る気がします。たしかに日本は時代の変化と共に、物質的には恵まれた国にはなりました。こうなると人の心も変わり、幸福度との両立というのは難しいようですね。しかしそれも外に出て日本を見るとよく分かるんでしょうね。アメリカのような銃社会で、銃乱射事件が常態化した国から見れば、銃砲刀剣類が厳しく規制されている日本は、まだまだ安全安心の国と思われます。しかしトランプ氏のような大統領と、一辺倒で親密な付き合いをすると、日本も犯罪が常態化するのかも知れないと思うと怖いですね。

    女神湖さん、昨夜は一足違いですれ違いになってしまいました。
    >映像は我が家のテレビも8Kになったか? と思うほど素晴らしく美しい北アルプスの山々を見せてくれます<
    テレビも東京オリンピックの頃から、8Kが主流になってくるかと思われますが、いま家電量販店の展示で見ると、有機ELテレビが圧倒的な画質ですね。特に黒の再現力が抜群です。この有機ELは液晶やプラズマと違い、バックライトがないので5㎜程度の薄型なのが特徴です。これでブルーレイディスクで映画を再生したら抜群の画質が得られると思います。しかしまだ50~70万程度と高価な点と、パネルが韓国LG製品なので胸クソが悪く買う気がしない。

    そんなこととは関係なく、テレビドラマのロケーションの写真はきれいだが、ドラマが薄っペらく見えるのは、写真はプロが撮るので映画並みだが、ドラマとなると締め切りに追われ、脚本にかける時間の余裕がないので、どうしても投げやりになってしまうのは仕方のないことでしょうね。山田太一や倉本聰のような、力を持っている脚本家がいないと言うことも原因でしょう。

    今日は「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」という映画を見てきました。主人公の佐々木充(二宮和也)は、合羽からげて三度笠とも違うし、“♪包丁一本さらしに巻いて旅へ出るのも板場の修行”とも違う。こいつは包丁数本と料理道具一式が入った、大きなキャリーボックスを引っ張って、依頼人のところへ出張して料理を作り、一皿百万円の料理を作る異色料理人。余白残0。

  • >>No. 20514

    来日したトランプ大統領が「日本は北朝鮮のミサイルを迎撃すべきだった。侍の国なのに理解出来ない」と言ったらしい。この言葉を聞いて、来日したゲバラが広島の平和記念公園で献花した際に「日本人はこんな酷い目に遭って何故怒らないんだ」と言った言葉を思い出しました。この2人の言っていることは同じだと思います。しかしまだ戦後が残っていたゲバラの時代とは違うわけで、イマドキの日本人が侍精神は持っていないし、自分が侍だとも思っていない。アメリカの大統領が未だに日本を侍の国だと思っていることが、私には解せない。

    しかしそれは日本側にも責任があると思う。野球の国際チームを「侍ジャパン」などと名乗っているので、誤解を招くのではなかろうか。アメリカ人が日本刀アレルギーなのは間違いないと思う。戦後進駐軍の占領時代は、チャンバラ時代劇の製作を禁止した。それで片岡千恵蔵は、刀を2丁拳銃に持ち替え「多羅尾伴内シリーズ」などで、かろうじて食いつないだ。アメリカは銃社会であるから、拳銃で撃たれて死ぬのは怖くないらしい。ところが同じ死ぬんでも、日本刀で首を切り落とされたり、手足をちょん切られて死ぬのは怖い。死後の形が壊されるわけで、それは人間としての尊厳までもが破壊されると考えるのだろうか。

    トランプ大統領は今日、初めて天皇陛下と面会して懇談した。その際に陛下がテキサス州の銃乱射事件に触れ「大統領は心を痛めておられるものと察します」との言葉をかけられたが、大統領は「どこでも起こり得ることです」と応じて、気にもかけていない様相。共和党は銃規制法案には反対派で、銃器メーカーから莫大な献金を受けているので、オバマ大統領が手を付けたこの法案は棚上げである。この法案を巡ってロビイ活動の模様が描かれていたのが「女神の見えざる手」でした。この映画の中でヒロインのエリザベスはこんなことを言う。「日本人は厳しいテストに合格した者だけが、フグの料理が出来る。拳銃もそうすべきだ。命に関わる武器を誰でも手軽に買えるのは改めるべきだ」との持論を展開する。

    「ボーリングフォー・コロンバイン」でマイケルムーアが、ライフル協会の会長だったヘストンに突撃インタビューを試みる。「あなたは一度も命の危険に遭ったことがないのに何故銃を手放さないのか」との問いに、ヘストンは「権利だからだ」と言う。これでは銃社会はなくなりませんね。余白0。

  • >>No. 20513

    今日はトランプ大統領が来日したようですね。横田基地で演説した後、ついでに安倍首相とゴルフとか。ま、今日は日曜日なのでゴルフもいいでしょう。しかし日本のメディアもアメリカのメディアも、大統領と言わずにトランプ氏と呼ぶのは何故だろうか。オバマ氏とかブッシュ氏とは言わなかったと思う。プレジデントとは呼ばずミスタートランプと言う。ってことは、アメリカのメディアに倣い、日本もトランプ氏を大統領とは認めていないんでしょうかね。当のトランプ氏はこれをどう思っているのだろうか。

    今日は今月になって初めてシネコンへ行って、スティーブン・キング得意のホラー「IT/イット“それ”が見えたら、終わり。」と言う映画を見てきました。この映画はアメリカで大ヒット中で、ホラー小説の第一人者スティーブン・キングの非ホラー「スタンド・バイ・ミー」や「ショーシャンクの空に」を超えて、キングの原作ものではナンバーワンの大ヒットらしい。「ショーシャンクの空に」は傑作だと思いますが、「スタンド・バイ・ミー」については、名作としての評価が高いのだが、私は何の感銘も受けませんでした。しかし今度のキング作品は正真正銘のホラーです。従って女神湖さんには絶対にお奨め出来ません。こんなん奨めたらナグラレちゃいそう(笑)。

    この映画は「スタンド・バイ・ミー」と同じく、落ちこぼれの少年少女達の勇気と友情が、命がけの怖い経験をすることで、やがて深い絆となって成長して行く姿が描かれています。つまり「スタンド・・・」にホラーの要素を与えてかき回すと、どうなるかという話ですね。ここで言うITとは、得体の知れない生きものと言うことでしょうかね。平和なアメリカの田舎町で、子供の失踪事件が多発する。内気で引き籠もり気味のビルの弟も行方不明となる。

    ビルと仲間達はそれぞぞれ、自宅や町中で恐ろしいITと遭遇する。ITは邪悪なピエロに姿を変えて現れ、大人には姿が見えないのが特徴。このまま放置すれば多くの子供達がITの餌食になってしまう。ビルと6人の仲間達は、始めはみな尻込みをするが、命の危機となれば結束して、ITに立ち向かう決心をすると言う話。七人の子供達の個性がしっかり描き分けられ、それぞれがITに襲われる恐怖のノンストップムービー。ホラーに理屈は要らない。とは言えこの映画は「スタンド・・・」より遙かに面白くていい映画です。余白残0。

  • >>No. 20512

    皆様こんばんは。
    女神湖さんは市田ひろみさんをご存じでしたか。服飾評論家のようでしたから、その業界では知られていたのでしょうね。私は「手錠」を一度、自分で映写したものを見ただけですから、まったく記憶にありませんでした。映画俳優にもいろいろありまして、自分の出た映画は一切見ない人も多いようですね。亡くなったハナ肇さんなんか、山田洋次作品は全部所有していたようです。そして仲間が集まった時に自宅で映写していたようです。私は思いがけない話で、市田さんと接触を図ろうと目論んでいたのですが、肝心のフィルムが消滅していて残念でございました。

    >終戦時に日本に原爆投下したフイルムを厳重に保管されている倉庫の缶から開けた途端、何とも言えない臭いで辟易したとか、<
    私も以前に一度フィルムの箱を空けた途端に、もの凄い異臭を発したのでびっくりした経験があります。これは強烈な酸の匂いでした。フィルムはある期間を過ぎると、表面が酸化してしまうらしい。それから枯れ葉みたいに崩壊してしまうんでしょうね。映画関係の人がフィルムを長期間にわたって、保存するにはどうしたらいいかと、その筋の国際機関に相談したところ、日本のような湿度の高い国での保存は難しい、自分で考えなさいと言って突き返されたそうです。30年ぐらいは大丈夫だが、50年も経つとこうなると、分かったことだけでも収穫だと、評論家の先生も言っていました。

    先月見た映画の整理もしなければと思っているんですが、いま考えると10月に見た新作で一番は「女神の見えざる手」ですね。日本で何かの法案を成立させるのは、政権与党に属する議員の数で決まってしまいます。ところがアメリカの議会は党束がないんですね。つまり議員は党の方針に関係なく、自分の信念に基づいて自由に投票するシステムになっているようです。ここにロビイストの出番があるわけです。法案の賛成派と反対派がクライアントとなり、それぞれロビイスト会社に大金を出して依頼する。依頼を受けたロビイストは、ただ勝つことだけに専念し、議員個人と接触して、議員を説得して票を集めるわけですね。

    つまりアメリカの政治は、ロビイストによって左右されているんですね。「女神の見えざる手」のヒロインは、銃規制法案に賛成の団体から依頼を受けていますので、正義感とか信念とは関係なく、反対派との丁々発止の駆け引きが面白いのですね。

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