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投稿コメント一覧 (1654コメント)

  • >>No. 20446

    皆様こんにちは。
    女神湖さん。あのうですね。
    >「映画と雑談スレ」と勘違いしていたみたいです。<
    勘違いしないでくださいませ。ここは映画と雑談のトピなのです。映画のことももちろんですが、それ以外の皆さんのお話で、私はずいぶん勉強させて貰っています。どなたも出ていらっしゃらない時は、ネタに困って映画のことを書きますが、本当は映画以外の雑談の方が面白いのです。

    今日は大失敗しました。どうせただなら何でも見てやろうと、「スイス・アーミー・マン」というコメデイを見ようと思い、行きつけのシネコンに走りました。ところが昨日と今日は上映時間が違うんですね。昨日見る予定で今日の時間をチェックしなかったのがいけなかったのでした。シネコンは映画以外の番組もあり、その日によって上映時間が違うこともあるんですね。

    午前十時の映画祭なら間に合う時間でしたが、こちらはフリーパスが効かない。急遽これを見ようと思ったのですが、このところただなのでカードだけ持って財布を持っていないことに気が付きました。それで仕方なく帰ってきました。バカですねぇ~あたしゃぁ。昼からは友人が来るので映画には行けそうにありません。

  • >>No. 20444

    皆様お早うございます。
    女神湖さんの今朝の書き込みを見てびっくりしてしまいました。
    どうも私の書き込みが暴走して誤解を招いたようです。
    と言っても女神湖さんの気分を害したことに対しては、謝らなければなりません。
    大変失礼しました。どうかご容赦くださいませ。

    はっきり言って「ユリゴコロ」は女性の方にはどなたにもお薦め出来ません。この映画は女性殺人者の血の呪縛がテーマとなっていますので、思わず目を覆いたくなる場面が多いのです。女神湖さんの以前の書き込みを思い出し。お薦め出来ないと書きました。こう言う映画を見て心が豊かになるはずもありません。

    ただアザミ先生にお勧め出来ると書いたのは、ご覧になる目的がはっきりしているからです。確かにこの映画のマツケンは、主演の松坂桃李より遙かにいいし圧倒的な存在感を見せてくれます。彼のファンとしては必見でしょう。

    「ユリゴコロ」の方がクオリティーが高いと書いたのは、私の中でのクオリティーであって、それはただの独りよがりに過ぎませんし、同意者がいるかどうか分かりません。こんな映画はくだらないと言う人がいても、私はそれに反論する教養も持ち合わせていません。

    映画でも他の芸術でもそうだと思いますが、その人がどう感じるかだと思います。「七人の侍」より「水戸黄門」がいいという人も、私の周りに何人もいます。「アンタそれは間違っているよ」とは誰にも言えません。私は映画仲間が何人もいますが「海街diary」が最高傑作だと言って顰蹙を買っています。

    ま、そんなことはどうでもいいんですが、新しい方が誰も来ないこの貧乏トピに、女神湖さんがせっかく来て頂いたのに、ここに来て去られるのは、私にとっては大きなショックです。なんとか戻って頂けることを切に願ってやみません。

  • >>No. 20440

    今日は娘の店が休みで、今年から就職した孫娘も月曜休みです。それで二人でやってきましたので、今日は映画に行けませんでした。今年は200本を目指して、6月まで100本見て順調かと思っていたのですが、7月8月と落ち込みまして、どうも200本は見られそうにありません。たぶん180本台かと思っています。


    アザミ先生、時空を超えて手紙をやり取りするっていう映画は「イルマーレ」ですね。これは私も大変好きな映画です。しかしこの元ネタは韓国映画の「イルマーレ」で、キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックが演ったのは、韓国版をハリウッドでリメイクした映画でした。私は両方とも見ました。韓国映画とアメリカ映画が、同じ題名というのは変のようですが、イルマーレとはイタリア語で海と言うことらしいので納得しました。

    >私の場合、映画を観るというより、愛しのケンちゃんに逢いに行くのですが。。。^^;<
    目的がどうであろうと、映画をご覧になるのは大変結構なことだと思います。女神湖さんにはお薦めしませんが、アザミ先生にはお薦め出来る映画だと思います。私は「ナミヤ・・・」より「ユリゴコロ」の方が、映画としてのクオリティーは高いと思います。この映画はミステリーなので、ネタバレは控えたいと思います。しかしアザミ先生お目当ての、愛しのケンちゃんことマツケンが、映画が始まって1時間以上経過しても、なかなか出てきませんねえ。

    まさか「関ヶ原」みたいな使われ方はしないだろう。とは思うものの、アザミ先生は不安になられるかも知れません。本当は前半の最も重要なワンショットに出ているんですが、これがマツケンだとは気が付かない。見ている客に気が付かれては困る撮り方となっています。しかしご安心ください。この映画のマツケンは最も重要な役割で、全裸でのセックスシーンを含めてなかなかの好演です。しかしマツケンは性的不能者を演じます。人を殺さないと生きてはいけないヒロインの美佐子が、酔客が行き来する盛り場に立っている。これはもう何の目的か解りますね。

    美佐子は「金が欲しいんです」と言うと、橋の上で出会ったマツケンは、不能者なのでもちろんその気はないんだが、財布から5千円札1枚を出して「今はこれだけしかないんです」と言うあたり、マツケンはいい味を出していますね。それからトラウマを抱え苦しんでいる、マツケンの葛藤が始まる。余白残0。

  • >>No. 20437

    大相撲秋場所も終わり、もうすっかり秋が居座った感じの名古屋です。
    女神湖さんは今日「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を見に行かれたことだろうか。私は今日は「ユリゴコロ」を見てきました。客は十数人しか入っていませんでした。ただ女神湖さんにはこの映画はお薦めできません。この話はまた後日にして、今日は昨夜の書きかけを片付けてしまいましょう。

    「東野圭吾作品史上最も泣ける感動作」というコピーがありますが、原作は知らず映画で私は泣けませんでした。奇跡的なことは現実社会でもしばしば見かけます。しかし奇蹟と言うのはあり得ない話です。廃家となった間宮雑貨店のシャッターを挟んで、中と外では32年の時差があるという設定は、文章では説明出来ても映像で表現するのは難しいと思う。夏帆が演じた「東京少女」では、明治の文学青年と平成の文学少女が、携帯電話で悩み事を話し合う設定は、あり得ない話にしても電波という空間があるので、なんとなく自然現象で納得してしまう。矢口史靖の「サバイバルファミリー」も同じですね。

    しかしタイトルに奇蹟の2文字がある以上、どんな話でも成り立つわけだが、それはある程度見る者への説得力がなくてはなりません。2012年に空き家のナミヤ雑貨店に迷い込んだ3人の若者は19歳である。そしてシャッターの外は1980年なので32年間の時差がある。そこへ手紙が舞い込んでくるが、この3人の若者はこの手紙に返事を出すことになると言う話で、ナミヤ雑貨店に関わった様々な人たちの、人生の断片が切り取られて語られます。

    後に女性起業家として成功するペンネーム“迷える子犬”こと、田宮晴美(尾野真千子)の悩み事に若者が返事を書く。その返事は「私の言う通りにすれば夢が叶えられるお手伝いが出来るかも知れない」などと書く。晴海はこの返事の通りに生きて資産を築くことになる。と言う一つの話があるが、彼らは2012年に19歳なので、バブル以後に生まれているはずである。それが何故生まれる前の世の中に詳しいのか。その説明がないと、奇蹟と言えども見る者が納得出来ない。それは浪矢の思いが時代を超えて、この若者達を動かしているのだろうと、勝手に解釈するしかない。

    とまあいろんな人生が出て来て、最後は一つの線に繋がって大団円となるわけだが、群像劇なのでどの登場人物にも、感情移入出来ないのがちょっと弱い。ああもう後がない余白残0。

  • >>No. 20435

    暑さ寒さも彼岸までと言いますが、このところ気温も下がり朝の散歩では肌寒さを感じるようになった名古屋です。

    北朝鮮ではM3.4の地震があったようです。震源の深さ0㎞とのことだから、何らかの実験に失敗したのだろうか。この国では核爆弾の地下実験には限界があると思う。一体実験場の周辺はどうなっているのか、たぶん福島の比じゃないだろう。それで今後は太平洋上で水爆実験をやりたいとの意向。これは予告なしでやるだろうから、又もや第五福竜丸の悲劇が繰り返されるのか。しかし北朝鮮のロケットは信頼性が低いので、核弾頭を付けて発射直後に自爆する可能性もある。何れにせよ恐ろしいことです。

    フリーパスの期限も迫ってきましたので、今日から公開の「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を見てきました。客は50人ほどの入りでした。私は東野圭吾の原作をまったく知りません。この話はファンタジーなのでしょうが、過去と現在が交錯した話は、文章では表現できますが、映画にするとセリフで説明することになるので、そのセリフが聞き取り難い私には理解できない部分が多かった。これが好きなタイプの映画だと、解らなければ只の内に何度も見に出かけますが、それほどには興味が湧かないですね。

    ナミヤ雑貨店の店主浪矢雄治(西田敏行)は、店はそっちのけでよろず相談と言うか、人生のカウンセリングのようなことが趣味らしい。何でも相談したいことを匿名で書いて、店のシャッターの郵便受けに入れると、翌日に返事が牛乳箱に入っているというシステムである。子供達の相談などは表の掲示板に貼り出したりしてある。この浪矢というおっさんは70代ぐらいだが、この人は人生の達観者なのだろうか。このおっさんの人となりが映画ではよく解らない。で、死の間際になってから、自分のしたことは果たして、人の幸せに役に立ったのだろうかと思う。

    またはそのことが逆効果になって、人を不幸にしてしまったのではないかと言う悩みが出てくる。それで将来この人達がどうなったか知りたくなる。で、将来に向けて手紙を書くわけだが・・・。時は流れ2012年になって、廃屋となりそのまま残っているナミヤ雑貨店に、養護施設仲間の19歳の少年、敦也、翔太、幸平の3人が、かっぱらいをやってこの廃屋に逃げ込むのだが・・・。これから先が「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたいなファンタジーとなる。あとがない。余白残0。

  • >>No. 20432

    皆様こんばんは。
    >よき友を持つことは、この年になるとかけがえのない財産ですね。<
    これは人生にとって最も重要で大事なことだと思います。世の中で友達がいないと言うことは、もっとも辛くて寂しいことではないでしょうか。金正恩が音頭を取って高校の同窓会を催したら、おそらく誰も来ないと思うよ。この人は軍の高官が意見を言うと、俺に楯を突いたと言って、みんなの見ている前で大砲を撃って処刑するらしい。そんなの見たらビビッちゃって、もう誰も助言はしなくなる。友達もなく信頼できる側近もいないだろうから、こう言う人間が一番寂しいし、またはた迷惑で怖いね。

    同居人が2級の手帳を持っていますので、最近はその恩恵にあやかっています。免許がなくても車は買えますので、仕事を引退してから初めて同居人の名義で買いました。自動車税は免除、高速道路は半額、駐車禁止区域でも、警察の除外カードを提示すれば、駐車出来るのが有り難い。これまではスーパーやシネコンへ行って、駐車場がなくてグルグル回って、開映時間が過ぎたと言うこともありましたが、この頃では店内の入り口に身障者用駐車スペースがあるので、もっぱらこれを利用しています。

    女神湖さん、私たちの書いたものはお金を頂いて読んで貰う、プロの物書きとは違いますので、誤字脱字、誤変換など、私はしょっちゅうで、気が付いても頬被りを決め込んでいます。足を延ばすが伸ばすになっていても、趣旨はちゃんと伝わっていますので、何の問題もなく、あまり気にかけることもないと思います。「羅生門」のテレビ放映版をご覧になりましたか。あの映画は黒澤監督が松竹で撮った唯一の作品でした。私も映画館で三回以上見ていますが、あの冒頭の土砂降りの雨の場面を見ただけで、私は嬉しくて涙が出てきましたよ。

    トランパーさん、彼岸花のきれいな写真を貼り付けて頂き、有り難うございました。彼岸花と言いますと、小津安二郎監督の「彼岸花」がありましたが、映画の中に彼岸花は出てきませんでした。大林宣彦監督の「22才の別れ Lycoris 葉見ず花見ず物語」と言う映画がありましたね。この時カピさんがリコリスのことを指摘されて、私は初めてこのリコリスの意味を知りました。「♪赤い花なら曼珠沙華 オランダ屋敷に鐘が鳴る・・・」と言う歌がありますように、九州でも曼珠沙華と呼んでおりました。
    ああもう後がない。余白残0。

  • >>No. 20427

    皆様こんばんは。
    「仕事人内閣」との触れ込みでスタートしたが、何にも仕事をしないうちに解散とは恐れ入る。解散なんて総理の腹一つで決まるので、今がチャンスと思ったのだろう。そんなことやってると北朝鮮に笑われちゃうよ。どさくさに紛れて「総理を狙う男」を自称する、名古屋の河村市長も、虎視眈々と出馬の機会を伺っている様相。まあ、選挙で大もうけする商売の人は喜んでいるようですが・・・。

    女神湖さん、こんばんは。
    キャスティングもそうでしょうが、やはりテレビドラマはセリフが命だと思います。山田太一さんの脚本を読みますと、ただ「うん」という短いセリフに大きな意味が込められています。それを役者が理解して発しないと、酷い物になってしまいます。その点ではテレビドラマには限界があると思いますね。映画の場合ですと、二人か三人で何ヶ月も旅館に籠もったり、山荘で共同生活などをして激論を交わし、それこそ血の出るような思いをして1本の脚本を書き上げます。山田洋次の「息子」における「国栄えて山河なし」なんてセリフは、一朝一夕で書けるものではありませんね。

    テレビドラマの脚本家も、旅館やホテルに籠もったりして書き上げますが、それはテレビ局が手配した旅館で、売り出しの脚本家はビジネスホテルですね。そんな状況下で書き手は、締め切りに追われて書かなければなりませんので、いいものが出来るはずがありませんね。もっともテレビドラマは、使い捨てが多く予算も限られていますので、テレビドラマの質は近年ますます落ちているようです。映画も同じことが言えますが、こんな状況ではいい脚本家も育たないでしょう。それには金がないと言うことは、世の中の景気が悪くなったのが大きな要因だと思います。

    「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は、私も少なからず期待しています。これともう一本の日本映画「ユリゴコロ」の方も面白そうですね。外国映画では、高級車専門の窃盗団を描いた「スクランブル」も面白そうです。それに単館系で公開されるミュージカル「ジュリーと恋と靴工場」という映画も楽しそうです。私も歳を取ってよく居眠りすることが多くなりました。と言うのもそれだけつまらないからとも言えます。私は特に耳が遠くなりまして、日本映画のセリフが聞き取れないので、最近はパイオニアの集音器を使っています。いずれにせよ歳を取るとすべてが難儀ですね。
    今日はこれにて余白残0。

  • >>No. 20425

    フリーパス月間ではあるのですが、このところあまりいいものに当たりませんので、ここ数日は映画を見ていません。今週末からは午前十時の映画祭も替わり小栗康平の「泥の河」「ナミヤ雑貨店の奇蹟」「ユリゴコロ」「あさひなぐ」などの日本映画。洋画では「アイス・アーミー・マン」「スクランブル」などが出ますので、来週はこれらを見たいと思っています。

    このところDVDをよく見ています。ミケランジェロ・アントニオーニなどの作品は、若い時は毛嫌いしていたが、歳を取ってから見ると面白いですね。それでも映画なんてのは、見る時の体調とか精神状態によってずいぶん違いますね。昨夜アントニオーニの「さすらい」を見ました。このDVDは数ヶ月前に一度見ましたが、何だか暗くてつまらないと思いました。しかし昨日再見したら一瞬も目が離せない素晴らしい作品。この手の映画は、見る時の状態でどうにでも変わると言うことを、極端に思い知らされた映画でした。

    イタリアも日本と同じ戦争に負けた国ですので、国情が似ていますね。日本の場合「国破れて山河あり」でしたが、イタリア映画を見るとそれは感じられません。寅さんが言うところの「庶民の生活は貧しいなぁ~」という所は日本と同じなのね。しかしどんな状況であっても男と女がセックスをするのは変わらない。霧がかかったようなイタリア寒村の情景が素晴らしい。主人公のアルド(スティーブ・コクラン)は、イタリアの寒村で機械工労働者をしている。イルマ(アリダ・ヴァリ)と同棲して7年暮らしていたが、イルマの夫が死亡したことを知らされる。

    アルドは7年も辛抱した甲斐があって、イルマが結婚してくれると思っていたが、実は逆だった。このときすでにイルマには新しい恋人が出来ていた。2人は大げんかの末、アルドは幼い娘を連れて、あてどのないさすらいの旅に出る。それからのアルドは、恋愛遍歴と言うより、セックス遍歴といった方がいい。7何前に愛したことのある女性を訪ねたり、ガソリンスタンドの若い精力的な女性と出会い、急速に接近したりするが、アルドはどうしてもイルマのことが忘れられない。その後も何人かの女性と知り合うが、長く続くことはなかった。

    この映画は愛の不毛というのがテーマでしょうが、愛はなくてもセックスはしたいというのが生きものの本能だろう。どこの国であろうと、男と女ってのは始末が悪いものです。余白残0。

  • >>No. 20424

    台風一過で今日の名古屋は晴天でしたが暑かったですね。9月も下旬に差しかかり、プロ野球セパ両リーグとも、早くも優勝が決まったようです。大相撲秋葉所はと言うと、3横綱の休場で頼みの一人横綱日馬富士は早くも4敗の体たらく。絶好のチャンスと思われた大関高安は三日目から休場で、早くも九州場所はカド番。同じく大関照ノ富士も6日目で休場でこちらは大関陥落。唯一大関豪栄道だけが1敗を守って頑張っている。こんな場所は見たことがない。この現象は何故だろうかと考えてみる。

    私は昔から大相撲はスポーツだとは思っていないので、この世界には八百長はないと考えていた。それが何時の頃からか大相撲に八百長問題が論じられるようになった。大相撲がガチンコ勝負になったので、この頃は力士でサポーターやテーピングしていない力士を見かけなくなった。あの身体でガチンコ勝負に徹したら、どうなるかは分かりきっている。だいたい見た目にもキタナイよね。昔の取り組みは八百長ではなく“申し合わせ”が主流だったので、きれいなな身体の力士が多かった。相撲は神事なので、もう一度昔の姿に戻してはどうだろうかと思う。そうしないと入門者がなくなり、外人力士一辺倒になってしまう。

    さて昨日の続きをちょっとだけ。サミュエルは娘のグロリアには、母親に捨てられたとは言ってなかった。母は情報部の仕事をやっていて、女007なのでロシアの悪人をやっつけないと帰れない、などといい加減なことを言って母を庇っていた。ところがその母親のクリスティンが、黒人のパートナーを伴って現れ、親権を主張するのでややこしくなる。グロリアは父親になついているが、母親が帰ってきたことを喜び、一緒に暮らしたいと思う。サミュエルの方にも娘を満足に学校へも通わせられないという弱みがある。しかし今更サミュエルもグロリアと別れることなど出来ないのである。

    それでクリスティンは裁判に訴えるのだが、判決は父親の子育ての実績が認められ、サミュエルの勝訴となるのだが。さてここで問題なのは、実はグロリアが不治の病で、余命が数年という事実を、クリスティンは知らなかった。念のためにDNA検査をしたところ、サミュエルはグロリアの父親ではなかったことが判明し、立場は逆転する。ここで大事なことは、生みの親か育ての親かという、昔の日本映画によくあったパターン。そのあたりがちょっと面白いのです。余白0。

  • >>No. 20423

    昨夜の台風は九州から四国を抜け、再び兵庫県へ上陸してから、急激にスピードアップし、アッと言う間に過ぎ去った感じでした。各地に水の被害が出ていますが、大惨事に至ることがなかったので、良かったかと思います。台風のどさくさで、政界では解散風が吹き始めたようですね。野党としては寝耳に水でしょうが、与党としては解散は今がチャンスなのかも知れない。来年まで延ばすと新進党はじり貧だろうが、小池新党に足下を掬われる可能性も出てくる。長期政権を目指す安倍政権としては、解散は今が最高の時期だろうと思われる。

    フリー券月間と言うことで、見なくてもいい映画も沢山見ています。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるの例えですが、行きつけのシネコンに限っていると、なかなか当たるもんじゃありませんね。そんな中で松竹系のシネコンで見た「あしたは最高のはじまり」という映画がちょっと良かったですね。南フランスの港町で、ヨットの操縦士をしているサミュエル(オマール・シー)は、夜になったら飲み歩く遊び人みたいな生活をしている。最後は全裸の白人女性を両側に従えて、夜明けを迎えるという結構な生活である。

    アメリカ映画だったら、こんな場面あり得ないような気がしますが、フランスの黒人は白人女性にもてるんでしょうかね。短距離やボクシングなど、黒人選手の独壇場ですが、セックスの方も白人とは比較にならないほど、格段に強いのだろうと思ったりする。しかしそんなことをやっていると間違いが起こる。ある日クリスティン(クレマンス・ボエジー)と言う女性が現れる。サミュエルは、こんな女性記憶にないと思っているが、このクリスティンは赤ん坊を抱いていて「これはあなたの子よ!」と言って、英国へ帰ってしまう。

    サミュエルは子供を抱えてロンドンまで追いかけて行くが、クリスティンを探し出すことは出来なかった。途方に暮れたサミュエルは、地下鉄でゲイのベルニーと知り合う。ベルニーは映画のプロデューサーで、スタントマンを探していたところだった。仕事のないサミュエルは子育てのために、スタントマンになって懸命に働く。それから8年後、サミュエルはスタントマンで成功し、家も持ち娘のグロリアは成長し、父と娘の絆は強固なものとなっていた。そんなところに、グロリアの生みの親クリスティンが現れ、グロリアの親権をよこせと言う。サミュエルは勿論拒否し裁判となるが・・。余白残0。

  • >>No. 20422

    皆様こんばんは。
    台風18号は鹿児島に上陸し、大分県に大きな被害をもたらし、今は四国に再上陸している模様ですね。これから徳島県、兵庫県、京都から北陸にかけて大きな被害が出ないといいんですが、今の台風は風より雨の方が怖いですね。午後3時頃の熊本は晴れていると言っていましたので、今度の台風はずいぶんゆっくりですね。やはり異常気象で、気象庁も過去のデータだけでは、予測が出来ないようですね。明日の天気は晴れ時々曇り、ミサイルの降る確率5パーセント、お出かけには防空頭巾をご用意ください。なんてことになるんでしょうかね。

    >ケンさんにお詫びのメールをしたつもりが夜にスマホをチェックしたらメールが戻ってきてしまい「???」、<
    ハハア、何のお詫びでしたか?。私は投げ帰した覚えはありませんが(笑)。スマホ宛てでしたか 、それともヤフーメール宛てでしたか。ただ9月13日のヤフーメール「テスト」とだけ書いたのは届いています。始め何だか分かりませんでしたので、これには返信しませんでした。

    それはともかく、車はスバルXVでしたか。この選定は正解であったと思います。自動ブレーキは各社いろいろの名前を付けているようですが、この分野においてはスバルとマツダが先行しているようです。トップメーカーのトヨタはちょっと送れているようです。そうですか前後に、ドライブレコーダーを付けられましたか。私は前面だけです。しかし万一のことを考えると、前後に付けた方がいいでしょうね。将来は自動ブレーキは義務づけられるでしょうが、中古車が多く出回っているので、みんながぶつからない車になるには30年ぐらいかかるでしょうね。

    >昨夜の『琥珀』が余りにつまらな過ぎて、<
    アザミ先生、そうですか。一昨日どうにも投稿できなくてサジを投げ、ドラマ「琥珀」の書き込みを思い出し、背中の方向に位置するテレビを点けてみました。ちょっと見ていましたが、どうにも頂けませんね。セリフがまるで書けていませんね。それに西田敏行はホンが書けていればもっと上手い役者です。テレビドラマはセリフが命です。山田太一さんのホンだと、ただ「ウン、うん、うん」と発しているセリフだけでも、奥行きがあってグイグイ引き込まれるんですね。たまに見るとこうなので、テレビドラマは総じてつまらないとなってしまい、見なくなってしまうんですね。

    今日はこれにて、余白残0。

  • >>No. 20419

    皆様こんばんは。
    台風18号の接近で、名古屋も今朝から雨が降っています。今日からシネコンも新作が出ますので、フリー券は有効に使わなくてはと思いますが、今週の新作は「エイリアン:コヴェナント」と「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」などと、ずいぶん長い題名ですね。只なら何でも見てやろうという主義なのだが、まあ雨の土日に行くこともなかろうと思い、今日は自宅から一歩も外へ出ませんでした。

    >「ぶつからない車」がもうすぐ届くらしいので、<
    ははあ、女神湖さん。車を買い換えられましたか。プリウスの新型ですか?。それとも他のメーカー?。確かに今は自動車の過度期でしょうね。若者の絶対数が減っている上に、車離れが進みますと新規購買層には期待できません。そこで各メーカーは高齢者に目を付けました。高齢者の免許年齢を引き上げるためには、その条件に合った装備をしなくてはなりません。人や建物には絶対にぶっつけない。高速道路の自動化、駐車場の完全自動化など、高齢者向けの車の開発が進み、数年後に高齢者専用車が実現しそうですね。

    行きつけのシネコンでは見るものがなくなったので、昨日は都心の単館系小劇場へ出かけ「ハイドリヒを撃て!」と言う映画を見てきました。第二次大戦中ナチス支配下のチェコで、英国とチェコの亡命政府は、抵抗組織の協力を求め、チェコを統治していたナチスのハイドリヒ大將の暗殺を計ると言う実話の映画化。亡命政府は暗殺者としてヨゼフとヤンの2人をチェコに送り込む。しかし抵抗組織側はハイドリヒ暗殺には反対する。彼らの言い分は、ハイドリヒを殺しても代わりが来るだけだ。それよりベルリンへ行ってヒトラーを暗殺した方が早いと言うわけ。

    暗殺が成功した場合、想像を絶するナチスの報復が怖いのである。ハイドリヒ1人を殺すため、何千人もの同胞が死ぬことになる。しかしヨゼフとヤンはそのために、特殊訓練をして送り込まれている以上、命令の実行が義務である。彼らは勇敢な英雄か、または無謀な挑戦者か。二人はそんな究極の問いを突きつけられたまま、多大な犠牲と引き換えに暗殺計画は実行される。激しい銃撃戦の末ハイドリヒは重傷を負い、数日後に病院で死亡する。そのために五千人の同胞がナチスの犠牲になった。この映画は支配される側の絶望が、如何に深かったかが描かれています。
    後がない今日はこれで残0。

  • >>No. 20417

    皆様こんばんは。
    今日も余白残0まで書いたのですが、
    どうも今夜は投稿制限に引っかかって、何度中身を読み返し、
    投稿を試みてもうまくいきません。
    今日はもう諦めることにしましょう。
    おやすみなさい。

  • >>No. 20413

    台風19号はベトナムの方向へ行ったようですが、18号は九州に上陸し、日本列島を縦断しそうな勢いを見せています。いつも思うんですが、台風は何故いつもあの方向から向きを変えるんでしょうかね。素直なコースで黄海から平壌の方へ向かっても、日本人は誰も文句は言わないのに、どうしていつも九州なのか。自然科学者は新コースを開拓しなくてはいけませんね。

    アザミ先生は当地で一番人気の蕎麦屋さんに行かれ、大して美味しくもなかったとの感想。まあ昔から評判の店ならいざ知らず、昨日や今日評判になったような店は、概してそうしたものでしょうね。私が蕎麦が一番美味しいと思ったのは、中津川の「くるまや」さんですね。もちろん「男はつらいよ」のとらやを改名した、くるまや以前からの古い店で、仕事でここを通る時は毎回寄ってとろろ蕎麦を食べていました。名古屋には元祖ひつまぶしの店があります。この店は建物も古く、車の通行量が多い道路に面していて、大きな駐車場もなく、地下鉄からも遠い場所に位置しています。

    私が映画に行く時、10時頃にこの前を通りかかりますと、早くも列が出来ています。みんな遠くからゾロゾロと歩いて来るんですね。これが掛け値なしの本物の列でしょうね。しかし万博じゃないんだから、私は並んでまで食べたくはないので、一度も行ったことはありません。しかし皆さん食べ物に関しては貪欲なんですね。私は何でも腹へ収まればいいタイプですので、あんまり美味しいものにはこだわりません。

    今日は朝から肌寒さを感じましたので、長袖のシャツを着て片道40分ほどの松竹系シネコンへ「あしたは最高のはじまり」という映画を見に行きました。このシネコンはチケットカウンターを廃し、自販機1本になったので私はあまり好きじゃないんです。以前自販機で買って中へ入ったところ、私の席に客が座っている。おかしいなと思ってよく見たら違う回のチケットでした。たぶん私が時間を間違えてタッチしたのでしょう。まあ中がガラガラだったので、そのまま居座りました。

    で、今日自販機を慎重にタッチしていたところ、女の子が寄ってきて「今日は4番シアターの空調が壊れていて、暑いですけどいいですか?」言う。わざわざ今日は長袖を着て来たのにこれか。サービスに飲み物とポプコーンの券をくれたのだが、私はそんなものに興味はない。暑い中での映画で、昔を思い出しました。余白0。

  • >>No. 20411

    皆様こんばんは。
    秋の日はつるべ落としと言いますが、ずいぶん日が短くなりましたね。晩ご飯を食べて車を仕舞う頃はもう外は暗くなっています。台風18号が接近している模様で、すでに宮古島は暴風圏に入ったとか。この週末はまた大荒れになりそうで、大きな被害が出ないといいんですが・・・

    女神湖さんお久しぶりです。この夏の天候不順のせいで体調を崩されましたか。特に季節の変わり目で気候も安定していませんし、私たちは互いに歳も取っていますので、くれぐれもご自愛くださいますように。私は今月は行きつけのシネコンはフリーパスですので、来月の2日まではこのシネコンに限り只です。5日と7日を除いて今日まで、一日一善を心掛けてきましたので、今月はすでに10本見ました。しかしこれでアニメを除いて全て見尽くしてしまいました。週末まで見るものがありませんので、他のシネコンか単館系へ行くか、または休もうかとも思っています。

    「ナミヤ雑貨店の奇跡」やアザミ先生が気にしている、マツケンの出る「ユリゴコロ」も、フリー券のエリアに入っていますので見ようと思っています。「ダンケルク」は10日に見ました。ご指摘のようにダンケルクは、ベルモンド主演でその昔に映画化されていますね。この話は有名な史実ですので、映画では何度も出てきますね。1940年、英仏連合軍はヒットラーのドイツ軍によって、フランス北端のダンケルク海岸に追い詰められる。背後は海で陸と空からはドイツ軍が迫り、完全に包囲された40万人の英仏兵士は絶体絶命の危機に陥る。

    この時チャーチルは、民間商船や小さな漁船まで動員して、民間人による史上最大の救出作戦が開始されます。この作戦によって約30万人ほどが救出されるという話です。日本が戦争に負けた要因の一つは、人の命は地球よりも重いという考え方の違いでしょうね。で、今回の新作「ダンケルク」はクリストファー・ノーラン監督によるもので、この監督はCGは使わず、大勢のエキストラをダンケルクの海岸に集め、圧倒的な映像と大音響で、まるで戦場にいるような臨場感を出しているのが特徴です。

    それだけに戦争における人間ドラマを期待すると、当てが外れてしまいます。これはIMAXのような、特殊大型画面で上映するように作られているのでしょうね。今月は20本ぐらい見ようと目論んでいるのですが、そんなに見るものがないですね。余白0。

  • >>No. 20408

    今日の名古屋は朝から小雨模様で、午前中には上がりましたが、日中の気温は26℃までしか上がらず、過ごし易い一日でした。これでエアコンは要らなくなりました。

    >映画って、なんで役所や渡辺謙ばっかりなんでしょう?<
    アザミ先生、見方によればそんな風に見えることは確かでしょうね。アザミ先生もご指摘のように、例えば浅田次郎という作者の信用で、原作を読まれるわけですね。私も映画作家の信用で見るわけで、特定の贔屓の俳優はいないわけです。例えばフォードの映画を見ると、いつもジョン・ウェインやヘンリー・フォンダが出てきても気になりません。黒澤明の映画でも、三船敏郎が出ない映画でも、例えば「生きる」や「虎の尾を踏む男達」など、素晴らしい映画は何本もあります。昔から映画は、①スジ②ヌケ③役者と言うように、俳優は映画の最も重要な要素ではないわけですね。ですから私は、毎回浅野忠信が出てきても気になりません。

    ①スジというのは主に脚本で、これを映像にするのが演出ですね。昔の名匠とか巨匠と言われた人は、自ら脚本も書いていましたので、脚本と演出が一体化したのが映画作家というわけです。②のヌケと言うのは、時々ここで私も書きますが、映写機の光源がフィルムを良くヌケて、スクリーンに達しているかと言うことです。つまり観客にはいつも綺麗な映像を見せなければならないと言うことでしょう。③の役者はもちろん俳優のことですが、宇野重吉さんは舞台俳優で、笠智衆さんは映画俳優です。その芝居には根本的な違いがあります。

    舞台にはカットはありませんし、あらゆる角度から全身を客に見られていますので、身体全体で長時間に渡って、芝居をしなくてはなりません。ところが映画は数秒から数十秒のカットで成り立っています。だから上半身だけのカットだったら、下はステテコを履いていてもいいわけです。丹波哲郎が岩下志麻と濡れ場を撮った時、岩下のおっぱいはあらわになっていたが、丹波が下に手をやったらジーパンを履いていた。それで丹波が怒って夫君の篠田正浩に電話して「お前はヨメさんにどんな教育をしているんだ!」と言ったエピソードがあります。

    それはともかく、大根役者と言われた笠智衆を、スクリーンの上では、宇野重吉に劣らない俳優に見せるのが、監督の腕の見せ所でしょう。しかし映画界も様変わりして、今では作家の信用で見られる映画は僅かです。余白0。

  • >>No. 20406

    >「三度目の殺人」とは役所が最後に自分を殺す(有罪になる)辺りにありそう。?<
    アザミ先生、そうですね。これですと先生の自殺と言うことになりますが、逆に生徒が自らを殺し、先生も殺したというようにも解釈できます。是枝監督は映画の中でジャッジを下したりしない人です。あくまでも観客に問いかけ、結論は観客に委ねると言うのが特徴のようですね。ま、映画に限らず芸術というものは、百人百様の見方で成り立つのが本来の姿でしょう。しかし映画が全て芸術である必要もないわけですね。

    今日はこの映画の物語に少し触れてみましょう。三隅は30年前に殺人事件で起訴され無期懲役の刑を受けている。今は仮釈放の身で再び殺人を犯して逮捕され、自分が殺したと自供する。しかし何の証拠もなく三隅の自白だけが全てだった。30年前に判決を下した裁判長重盛彰久(橋爪功)は重盛の父親である。彼は死刑廃止論者の温厚な裁判官だった。息子も子供の頃は、父親のような裁判官になるつもりだったらしいが、父親への反発もあって弁護士になった。重盛は30年前に親父が三隅を死刑にしていたら、今度の事件は起こらなかったはずだと言う。

    ところが被告人の三隅も同じように思っている。三隅は重盛に「世の中にはね、生まれてこなかった方がいい人間もいるんですよ」と真顔で言う。あのときに死刑にしてくれたらこんなことにはならなかったのだ。「自分がいると言うだけで周りの人を傷つけ、迷惑になっている」と言う。さてこのセリフは「海街diary」で、広瀬すずに言わせた言葉である。その広瀬すずであるが、「海街diary」で是枝監督に見出されて本格デビューし、その後売れっ子になり、再び是枝監督に起用される。広瀬すずは見事に監督の期待に応え、初の汚れ役をこなし、この2年間の成長の後が見られる。

    三隅は当初は単独犯を主張する。週刊誌で保険金殺人が出てくるが、このネタの出所も三隅本人だった。被害者の娘咲江(広瀬すず)が父親に暴行され、咲江が重盛に父親との性的関係を告白すると、俄然咲江犯人説が浮上する。そんなことが明るみに出れば、彼女に将来は目茶苦茶になる。それを庇っての三隅の単独犯主張か。それとも会社の食品偽装事件に絡んだ殺人事件なのか。三隅の供述が二転三転して、どれが真実なのか結論は観客に委ねられる。ま、不作の日本映画に一石を投じた「三度目の殺人」でした。余白0。

  • >>No. 20404

    今日も枕話は止めにして、昨夜の続きに暫しお付き合いください。
    アザミ先生。最後のオチが気になるところでしょうが、この映画にオチはありません。法廷サスペンス劇の形をしていますが、謎解きで最後にすっきりする映画とは違います。じゃあこの映画のテーマは何だと聞かれれば、これは非常に難しい問題ですが、私の貧弱な頭で考えますと、福山雅治演じる主人公重盛を教育して、人として成長させる話ではないかと思います。もっとも40半ばの男を教育と言うのもヘンなのだが。

    重盛は弁護士はビジネスで、正義や真実などはどうでもいい。裁判は勝てばいいんだ。と言うのが信条の男である。重盛はニコリともしない女検事に「あなたたち弁護士が真実を闇に葬ってしまうのだ」と皮肉を言われる。言われた重盛は「ナニ、真実?」と言ってせせら笑う場面がある。そんなものは法廷では何の役にも立たないんだという論法である。そんな男だから妻にも愛想を尽かされたのだろう。妻と別れて中学生の一人娘がいるのだが、親権も妻に取られて会わしてはくれない。

    娘の方は、パパはエライ弁護士だと思っている。それで父親に会いたくなると警察に補導されるような悪さをするわけ。それで親の連絡先を教えると重盛がやって来て弁護士の名刺を差し出すと、交番の警官は「弁護士さんでしたか、これはどうもどうも」と恐れ多い顔をする。娘は得意満面で、2人は会いたくなると、そういうことを繰り返しているようだ。こう言う鼻持ちならない男には教育を施すことが必要である。そこで重盛の教育をする先生が、役所広司が演じる三隅というわけである。

    先生と生徒はガラス越しの接見室で対峙する。ここでは先生がガラスの向こう側の拘束された身で、生徒がこちら側の自由の身という構図が非常に面白い。三隅はこの教室で難問を提示する。重盛に難しい問題を出して、次の接見の宿題を出す為に供述を二転三転させると言うわけ。そうすることによって教育の効果が徐々に出てくる。それまでの重盛は真実などはどうでもいいと突っぱねていたのだが、何度も三隅塾へ通うようになって、真実が知りたいという欲望を持つようになります。そうなると当然正義感にも目覚め、教育の成果が見られます。

    とまあ、こんな風に見るのは私1人だけでしょうが、もう一度見ればまた違って見えるのかも知れない。それが映画と言うものの面白さでしょう。明日につづく残0。

  • >>No. 20402

    今日から公開の是枝裕和監督の「三度目の殺人」を見てきました。朝一番の回で客はざっと50人ほど入っていました。しかしあまり若い客は見当たりませんでした。ホームドラマを撮ってきた是枝監督としては、初めての法廷サスペンス劇となっていますが、この映画をひとことで言うと役所広司の芝居を見る映画と言えます。今回の役所広司は殺人犯の役を演じます。是枝監督としては初めてのシネマスコープ作品ですが、シネスコの画面の縦いっぱいに映る、役所広司どアップの顔の芝居が素晴らしい。対する主役の福山雅治だが、役所の前では顔の芝居が貧弱に見え、ずいぶん見劣りがしてバランスが取れないのは、やはり映画俳優としての貫禄の違いだろう。

    映画のタイトルは「三度目の殺人」であるが、役所広司が演じる三隅は殺人罪で30年刑務所生活をして、出所して再び殺人事件を犯し即座に自白する。この事件の裁判が行われるわけだが、殺人は二度しか犯していないのに何故「三度目の殺人」なのか。これはドラマの進行で観客が判断することである。三隅の弁護を引き受けたのは重盛(福山雅治)というエリート弁護士である。この男は裁判に勝つことだけにこだわっており、依頼人の利益になれば真実などどうでもいいという考えである。三隅の場合、殺人は自分がやったと自白しているので、裁判での争いはその動機である。計画殺人か咄嗟の殺人かで刑が変わるので、狡猾な重盛は動機をでっち上げようとする。それによって死刑が無期懲役になれば、弁護側の勝利となる。

    この映画は拘置所での接見の場面が7回もあって、その大半を占めている。ガラス一枚を挟んで向き合う接見室での、三隅と重盛のやりとりが迫力があり、この映画最大の見せ場となっている。三隅は重盛が現れると「やあご苦労さん、いつもお世話になります」なんぞと言って機嫌良く迎える。この殺人事件は、三隅が勤め先を首になり、社長を惨殺してガソリンをかけて燃やしてしまったというもので、しかもその事実を三隅は全て自白しているので、裁判に争点はなく事件は単純なものだと思われていた。しかしある週刊誌が、この事件は被害者の妻が保険金をかけて、夫の社長を殺した殺人事件だとスッパ抜く。

    しかしこの後、三隅の供述は接見の度に二転三転し、何が真実だか解らなくなってくる。この7回の接見で、役所広司が7変化を見せるところが大きな見せ場。明日へ続く余白0。

  • >>No. 20401

    皆様こんばんは。
    日本には昔から村八分という言葉がある。これは10ある付き合いの内、火事と葬祭という二つだけは残しましょうと言うことらしい。トランプ親分が北朝鮮に対して最強の制裁決議案を、国連に採択させようと目論んでいる。しかしこの制裁も中・ロの協力がなくては成り立たない。トランプ親分は北朝鮮を「村10部にしろ!」と叫ぶが、中・ロは2部ぐらいは残して「村八分」でいいだろうと言う。悪いのは独裁者ただ一人であって、こやつを排除するために、全員を排除するのはいかがなものだろうと言うのが、中・ロの言い分だろう。これはたぶん平行線に終わると思われる。

    アザミ先生、明日からは新作が何本か出るのですが、それまでのつなぎとしてパイカリを見ようとしたのですが、早くも昨日の一日一善は躓いてしまいました。つなぎで見る映画なら、上映期間終了間際で、夜一回しか上映していないものだとあるのですが、歳を取ってからはあまり夜は出歩きたくないんですね。で、今日は、今日から公開の中国映画「西遊記2~妖怪の逆襲~」なんぞと言う映画が目に付いたので、朝から見に行ってきました。「西遊記2」と言うからには「西遊記1」があったと思うんですが、そんなのがあったことさえ知りません。

    これがまた箸にも棒にもかからないような酷い映画でした。たぶん昨日中止したパイカリよりもくだらないことは間違いないでしょう。こう言う映画は只はおろか、お金を払ってでも辞退した方が賢明である。それでも客は20人ほど入っていました。三蔵法師を頭とする孫悟空などのカルテットが、妖怪ハンターと称して貧乏旅行をするコメディなのだろうが、三蔵法師が何にも出来ないくせに、大きな顔をして頭ぶっているのが孫悟空以下の3人は気に入らない。なんとかこやつを殺そうとするのだが、三蔵法師が童謡を歌うと孫悟空が踊り出してしまう。と言う仲間の内輪もめでは笑えないね。

    エンドロールが終わって、映画館の客席の映像が出て来る。客はおまけの映像があると言って、なかなか席を立たない。そこへ掃除の叔父さんが二人やって来て「この映画は大作じゃないのでおまけはないよ」と言っても客が納得しない。そこでもう1人の叔父さんが電気メガホンを取り出し「大作じゃないのでおまけはない!さあ、行った、行った!」と、客を追い出しにかかる。客を馬鹿にしているという、唯一ここが面白かったね。余白0。

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