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投稿コメント一覧 (8974コメント)

  • >>No. 87

    間違えた

    山は「願峰」やった

    ちとまとまりがなくなって一回に収まらず

    ほな

  • >>No. 85

    願宝堂奇談
    アホルダー百物語

    「株精…休日閑話」後編

    金田君というのはウチへ遊びに来るんだからやはり悠長な男には違いありません
    ただ愛田君とは全く対象的なのです
    岩石みたいな顔をして全くモテない、ソッチの方は一生、プロのお世話になるからいいやとウソぶいている
    これも家に資産はあるほうで当人は親のコネでテレビ局へ入りました
    いまの仕事は夕方に再放送するアニメの翌日放送分を作る、CMを入れてマスターテープからダビングしてその日の業務は終了だそうで
    仕事に熱意はあんまりなくて金が趣味なんだとか
    ウチへはもちろんただ遊びに来るだけですが、話題はたいてい株で高値掴みした失敗談に終始する
    今回もまたガ◯ホーをナンピンしまくったら大含み損になったというので、愛田君とは全く対象的で、思わずこちらが感無量といったところでした

    翌週のことです
    愛田君が蒼い顔で目を充血させてやってきた
    「彼女が消えました…」
    「家出かい、蒸発したのか?」
    訊くと首をふって、
    「目の前で雲散霧消したんです!」
    聞けば例の美人は2人で家で夕食中に突然、苦しみ出すと、
    「あっ、父が切られました…次は母が…いまは私…」
    驚いた愛田君は立ち上がってただ震えていた
    「私は人間ではありません。あなたに一目惚れして親にも無理をいった自分は自業自得でも、こんなふうに別れてあなたを1人にするのは気の毒で口惜しい…今日までありが…」
    ハッと気づいた愛田君が腰の引けていたのを恥じながら慌ててかけより彼女を抱きしめると…もうそれは中身のない服だけでした

    わけもわからず一晩、泣き明かしてから再びN県のあの家を訪ったそうです
    「景色は一変していました。願峰の麓は辺り一面、サンバの木が伐採されて、家は残っていましたが明るい中でいま見ると崩れかけた廃屋で長年、人が住んだ気配もありません。ただ家のすぐ前に真新しい切り株が三つ残されていただけです」
    「『聊斎志異』に菊の精と契る話があって日本でも『多満寸太礼』では柳の精と契るが、いまどきそんな体験をするのはキミならではだろうな」
    メソメソする相手に同情するより感心していると、今度も金田君が現れた
    「先週から始めてやっと全部、損切りしましたよ!」
    私は思わず、
    「モテないからって人の恋路を邪魔するなよ」
    「ハア?」
    物理的には目の前に居並ぶ2人は全く別な宇宙の住人なのでした

    ほな

  • >>No. 83

    願宝堂奇談
    アホルダー百物語

    「株精…休日閑話」中編

    愛田君は先月、N県へ行ったそうです
    「山奥の半導体工場に用がありまして」
    「君とは妙な取り合わせだな〜」
    「まあ、野暮用です。要件は無事に済んで、帰りにふと思い出しました。近くに伯父さんの家があったんです。子供の頃、一時期、そこへ預けられていたことがある。もう伯父夫婦もいませんが、ふと懐かしくなってその場所を訪ねる気になって、途中まで工場のクルマで送ってもらって歩きました。記憶を頼りに山中をウロつくと、ひときわ高い峰の麓にそれらしい景色があって、もっとも辺り一面、見覚えのない曲がりくねった木が生えていました。昔は杉や檜の山だったんですが。そろそろ伯父の家の辺りだと思うと、目の前に美人が」
    「妙だね」
    「妙です。電撃的な出逢いです。ギリシア彫刻を薄味に削ったような美人が宵闇の中に立っていて、こちらはポーッとして黙っている、向こうもジッとこちらを見ている。やがて彼女はついと姿を消し、こちらは道を聞こうと追いかけると、先方が駆け込んだ木の間に埋れた家が、まさにかつての伯父の家でした」
    「手間が省けたね」
    「残っていても廃屋だと思っていたら、そこには老夫婦と不似合いに若い娘がいたんです。一家は歓迎してくれて、泊まることになりました」
    「展開が早いな」
    「酒と食事をふるまわれつつ老人に『後ろの山は何というんです?』『願宝と申します』『人が踊るようなシルエットの木が群生していますね』『サンバの木です。株分けしたら爆発的に増えまして』そんな悠長な挨拶を交わしながら目は横に控える娘に向かう。彼女もこちらをチラチラ見ている。と、老夫婦は急に居住まいを正して『娘をもらってくれまいか。一目惚れしたというておる』こちらも驚いて『実は私も。喜んで』と答えました」
    「ますます展開が早いな。イケメンは突発的にデキ上がるから油断できない」
    「それで、籍だとか手続きは後でいいというんで、そのまま翌朝、連れ帰りました。以来、毎日がシアワセなお陰で、こちらにも足が遠のいたのです」
    「唐突なだけにロマンティストの面目躍如だな。この次はぜひ同行して美人の顔を拝ませてくれよ」
    「見るだけですよ」
    「当たり前だ」
    そこへもう1人やってきた
    金田という男です
    開口一番
    「マイッたな〜。エラい含み損になちゃって」
    こちらは全く色気がありません

    続く

    ほな

  • >>No. 78

    願宝堂奇談
    アホルダー百物語

    「株精…休日閑話」前編

    第八十三の男が語る

    私はいたって世間の狭い人間で、いや、好んで狭くしているといってもいいのですが、考えるとそれには理由があるのです
    人間はまず動物に生まれ、睡眠、食欲、性欲といった生得的な欲望で動くエゴイストから始めて、成熟すると肥大した大脳による想像力からくる共感性によって利他主義になる、他者との交流こそが人生の価値となる理屈で、人間が社会的動物といわれる所以です
    が、実際問題、生きるのに金は必要な一方で、ただ生きていても1円も入って来ない、必然に人は無理して稼ぐハメになるから、他人を道具にして人間関係を手段と見なすことになる
    社会とどれだけ深く関わって貢献できるかとは思い至らず、社会からどれだけ分捕るかを競うのが人生だと、最後まで動物のシッポを引きずっていることになる、現にアメリカでもコレが大統領になっています
    ルソーの「自然(原始共産制)に還れ」という嘆きはエゴイスティックな風土への反抗の代表でしょう
    私自身は特別に立派でもなんでもないが、やっぱり損得尽くしはウンザリだから、自分でもよくわからない難しい言葉を講釈してなるべく横着に世を渡っている、さいわい向学心のない学生さんが多いからいままでボロを出さずに済んでいます
    それでも10年20年と活動していると、弟子とも友人ともつかない若い連中が、この忙しい世の中にあって無駄話をしにやってくる
    ただ顔を見に来て「なんとなく安心する」なんていうやつもいる
    主人の留守に何人も集まって酒盛りしていることもある
    まるで太平の逸民のサロンか閑人倶楽部です
    さて、お話はここからで、最近、ちょっと妙なことがありました
    ウチへ来る中に愛田くんというのがいるのですが、これは彼の話です
    順序として彼について説明しますが、これがロマンティックな美青年なのです
    学業は優秀でそれも大学院まで行って国文学をやろうというんだから、就職なんかハナから頭にありません
    家に興産があるのをいいことに万葉集でも研究して人生を使い切ろうという手合いです
    それが久しぶりに、例によって唐突に訪問していうことには、
    「実はこのたび結婚して、いや、正式には同棲なんですが」
    「同棲で正式ってのはおかしいね」
    「そうなんですが、これには特殊な事情があるんです」
    そう前置きして顛末を語り出した

    続く

    ほな

  • >>No. 49

    こんばんは〜

    上がったな〜
    街金さんの実力発揮?

    今度は知的財産権
    5.5兆円の関税
    貿易戦争も辞さずやて
    トランプは何遍でも市場を掻き回す
    自分で揺さぶって相場で儲けてんのか?

    レシートが10円?
    10円で売れるんかい?
    そしたらレシートを売ったときのレシートは?

    1円の買い物を繰り返して10万枚のレシートを手に入れると
    100万円に化ける?

    ほな

  • こんばんは〜

    下がったな〜
    1円とはいえ
    ちっと戻すと手仕舞いが出るなら
    だんだん下がる悪循環

    日経は無事、ダブルトップ形成に向かうかどうか?

    アホルダーを救う研究やて?
    救う気があるかどうか? 会社はすでに
    アホルダー向け「リアル脱出ゲーム」配信中

    待つか?
    買い下がるか?
    買うて損切り繰り返しか?

    ここで一句
    「アホルダー 梅雨の相場の 茹でガエル」

    ほな

  • 東芝が日本最大7000億円の自社株買いやて

    そないな金があったら優良銘柄ガンホ買うたらええのに

    きっと社内でも喧々諤々の議論があったけど

    この投稿を見たのが決定打になったのとちゃうかな〜?

    ほな

  • >>No. 2503

    猫な〜

    サビ猫、昨日よりだいぶ治ったぽいけど
    まだちとビッコ引いてるかも?

    変化といえばいろいろあるけど
    例えば、鳴き声
    サビ猫は前はつきまとうけど触れず「ミャウミャウミャウミャウ…」とねだっていたのが、「ヒャヒャ、ヒャヒャ」に変わって最近は頭や身体をすりつけてくるようになって、昨日は声を出さずジッとして、今日はカエルの潰れたような鳴き声に

    黒猫は前からなついてて、あまり鳴かずスリスリ、1ヶ月ぐらい前から抱っこしたりしてたら、2週間前から伸び上がって爪を立ててこっちの足や服にブラ下がったりして登りたがる、やたらと「クー、クー」鳴く

    その他、当初と比べると、ずいぶんいろいろ発見がある
    2匹の性格の違いとか

    ほな

  • こんばんは〜

    下がったな〜
    やはり不自然な値持ちやったか?
    E3始まってもうネタもなし?
    280円も節目やでいったん反発(のフリ)するか?

    ガンホにおける街金さん効果といえば
    経済学者、アナリスト、アホルダーの間では
    1投稿につき2円下がるのが定説になってるけど
    明日以降もさらなる検証は続く

    キタの問題もアタマが痛いし腹も立つけど
    他もロクなニュースがあれへんな〜

    ワールドカップのスタジアム取材
    レポーターがダウンジャケット着てたで
    カザンにいても寒いとはさすがロシア

    住民の癒しになってた川のニシキゴイ
    家族連れに盗まれたんやてよ〜
    コイ泥棒とは罪が深い

    数十年ぶりの民法大改正
    昔はテレビばかり見てるとバカになるといわれ
    昭和35年には大学生がマンガを読むとニュースになって
    最近はテレビ離れのうえにマンガすら読まずにゲーム三昧
    …と思えばついに「日本人の精神年齢18歳に改定」やて!

    ほな

  • あ、ホンマや

    いつものクセで話を大きくしてもたわ

    スマソ

    ほな

  • 慢性森下中毒ちゃうやろか?

    実は板の全員が街金さんの帰還を待っとったんや

    またよろしう

    ほな

  • こんばんは〜

    下がったな〜
    E3て?
    いま材料で動いてんのか?
    あるいは値持ちしてんのか?

    米中会談は大枠の確認
    サプライズなくして長くかかる?
    米中怪談になるのとちゃうか

    明日はイベント通過で出尽くし?
    普通はそうなるけど今回はどないやろ
    コトがコト、また相場だけに

    街金さんも他の人も復活やてな〜
    鮭が生まれた川を遡上するように
    一度感染したらモリシタンは一生モノ
    アホルダー症候群ちゃうか

    急に用事が入ったりして
    猫の手も借りたいとこやけど
    庭に来るサビ猫が今日は鳴きもせず
    たいていジッとうずくまってると思えば
    左前足を捻挫したみたいやで
    故障中では借りられへんがな

    心配や〜

    ほな

  • こんばんは〜

    上がったな〜

    米朝、まだやったんか

    コンサートとリサイタルとライブとギグは
    厳密にはどう違うのやろか?

    もんじゃさんが行方不明で
    創作欄がスカスカ
    与太郎ひとりだけ悪目立ちするやんか
    みんなも遠慮せんでネタやったらええのに

    さらにmiyaさんまで消えて板が激変
    質より量の問題ではあるが…あ、いやいや

    ほな

  • 後編ちと急いだら粗くなった

    「ズラズラと前に」が「ズラズラと目に」になって

    「お愛想を」が「お愛想えお」になった

    他にもあるかも

    ほな

  • 願宝堂奇談
    アホルダー百物語

    「渡し舟の女」後編

    第八十二の男が続きを語る

    立派な蒔絵の重箱をズラズラと目に並べると中身も立派にご馳走が入っている
    全員の目が釘付けになりました
    「夕べのうちに何とかこれだけあつらえました」
    お妾さんの言葉にも、誰も応じる者がない
    緊張と沈黙が舟の上を支配する間が空いて、
    「私ひとりでは片付きませんから、よろしければ皆さんもお手伝い願います」
    「では…せっかくだからお手伝いしましょうか」
    「そうですよ。お誘いを断っては失礼で申しわけありませんから」
    奥方連が手のひら返しで飛びつくと、家来たちも右へ習えで
    すっかりピクニック気分の川下りに変わっちゃってね
    変わるといえば、驚くのは奥方連の豹変ぶりです
    全く人の心は当てにならない
    先刻までの意地悪は一瞬で影を潜めて、いつの間にかお妾さんの両隣に引っ越してお愛想えおいってるんですから
    「船頭さんも、お疲れでしょう、どうぞ、これへ」
    しまいに私も、舟を川岸に休ませてご相伴に預かりましたがね

    だが驚くのはこれが最後じゃなかったんです
    食事が済んだと思うや、奥方二人は元の位置に戻って、元のようにお妾さんを完全無視し始めた、家来たちもこれに倣ったのはいうまでもありません
    いやもう人間はゲンキンなものです

    お妾さんもまた黙ってしまって、やがて用済みの重箱を手にとりました
    高価な品でもいまは荷物になるだけだというんでしょう、空になった重箱を一段ずつ川面に流し出しました
    船べりで身をよじって外向きになって、向かいの六人には背を向けた格好です
    最後のひとつを流すとき、水の上に、涙をひとつ落としました
    見たのは私ばかりです

    そこから先はもう、人間の荷を運んでるんじゃなくて、舟に一幕物の芝居でも乗せている気分でしたよ
    もちろんちゃんと届けましたがね

    半日、川を下るだけの道中で、しがない川舟の上にもこんなザンコクなドラマを演出してみせるんだから、何だか知らないが願宝だのアホルダーだのって言葉が魔法の呪文みたいに思えましたよ、ええ、全くです…

    ほな

  • 願宝堂奇談
    アホルダー百物語

    「渡し舟の女」前編

    第八十二の男は語る

    私の若い時分ですからずいぶん古い話です
    江戸から明治に看板を掛け替える頃ですからね
    そのころは有名な○○の渡しにいたんですが時節柄、マトモな定期便は廃止になって、すると船頭なんてのは元が一人親方みたいなもんだから、私も河原に小屋掛けして自前の小舟でチャーター専門になりました
    あるときまだ夜明け前というのに戸を叩くものがある
    「舟を出してくれ。急ぎの用だ。礼ははずむ」
    見れば若い侍が二人、御女中(腰元)らしい娘が二人、後ろに主人格とおぼしい三十路ばかりの年増が三人控えて都合七人、たいてい仔細ありそうです
    単純に向こう岸というんじゃなくずっと下流のある場所まで運んで欲しい、そこに迎えが出ているという
    いざ出発と乗りこむと、年増のひとりと他の六人とで両舷に分かれて座る
    「もうちょっとバランスよく願いたいんですが」
    「かまわぬ。出せ」
    こっちは大いにかまうんだから、仕方なく全員の荷物を一方に寄せて何とか無事に漕ぎ出しました
    川上に出ると安心したのか退屈したのか、六人組はお喋りを始めた
    中心になるのは主人格の二人の年増
    聞くともなく聞いていると、思った通り、さる藩の重役の奥方二人が若党と腰元をひとりずつ共に急ぎ旅、残るひとりの年増はというと、これは御家老のお妾さんらしい、六人は全くこの人を無視しています
    どうやら奥方連は正妻の立場をアイデンティティにしているもんだから、ことさらに妾との差別化を図っているんですね
    誰と名指しこそしないがことごとにイヤミや当てこすりをいう
    何よりアホルダーとかいって、お妾さんが相場に手を出した失敗が大ネタらしい
    自分の食い扶持ぐらい稼ごうという心算だから健気とも殊勝ともとれそうだが、魔がさしたか株屋の口車に乗ったか願宝を高値掴みして大含み損だそうで
    自分で稼ぐ頭のハナからないらしい奥方連は全然、同情がありません
    当のお妾さんはというと聞こえないフリをして、向かいに腰を下ろしたまま黙ってただ微笑んでいる、さすがにちょいと寂しそうでしたがね

    やがてだいぶ日が高くなった
    「船頭、まだ着かぬか?」
    「ご辛抱願います。まだ一刻はかかりましょう」
    一方に、奥方連はしきりと空腹を訴えだした
    そのときです
    お妾さんが抱えていた風呂敷を解くと、茶筒と五段の重箱が現れました

    続く

    ほな

  • 願宝堂奇談
    アホルダー百物語

    「彷徨えるアホルダー」

    第八十一の男は語る

    学生時代の友人がバーを開きました
    場所は高円寺の、新青梅街道から北にちょっと折れた辺り
    せっかくだから日時を決めて他の仲間も呼ぼうとなってプチ同窓会です
    その席でこんな話が始まった
    「ウチの猫が行方不明なんだよ。もう15年も飼ってるんだが、フラッと出たきり一週間も帰らない。オレはいいけど奥さんが心配してさ」
    「猫は死期を悟ると姿を消すっていうじゃないか、人に死に目を見せず」
    「迷信だよ。動物には自分が死ぬ観念がないだろ」
    「じゃ、象の墓場もウソか?」
    「当たり前だ。戦前の冒険小説じゃお馴染みでも。群れが洪水で全滅した痕を見つけたり、もっと信憑性のある説明だと、大量の象牙を抱えた密猟者が犯行をゴマかすのに象の墓場を見つけたとコジつけたといわれている」
    ここで南方から戻ったばかりという日焼けした一人が、
    「ちょっと話がズレるが死の彷徨ってのは、あるにはある。漢方で有名な冬虫夏草ってあるだろ? 蛾の幼虫とかいろんな昆虫にキノコが寄生したのを日本じゃ総称してそう呼んでいるが。あれと似たやつで、漢方にはないが、タイワンアリタケという菌類が、その名の通りに…」
    「タイワンに寄生するのか?」
    「アリに寄生するんだよ。それもアリを支配してゾンビ化してしまう。寄生されたアリは生けるシカバネ。菌は脳神経節には入り込まず、脳は破壊せず運動機能を損なわずに操るから驚きだ。アリはアテもなくフラフラ歩いてしまいにどこか木の葉でミイラ化する。菌は子実体を伸ばして胞子をバラまくんだ」
    「古典ホラーSFみたいだな〜」
    …ふと気づくと影の薄い参加者がいます
    喋らず顔色も悪く、確か昔はフツーに明るいやつだったがと声をかけると、
    「実は株を高値掴みしてさ。ナンピンを繰り返して全財産注ぎ込んだら含み損拡大して不安と不満で他のことは頭に入らない…あ、こうしちゃいられない」
    虚ろな目で立ち上がると操り人形めいた動きで表へ出て行く
    心配になってみんなで後をつけたんですが、まるでアテもなくあっちへフラフラこっちへヨロヨロ、通りから暗い路地まで彷徨うやつを、こっちも酔っ払いばかりだから、ついに見失ってしまいました

    後日またバーに行くと、
    「あいつ、あれから見ないな。連絡も取れないらしいぞ」

    いったいどうしちゃったんですかね〜?

    ほな

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