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投稿コメント一覧 (851コメント)

  • 『蓬莱』今野敏
    ゲーム開発をしていた社員が、発売を目の前にして電車事故で亡くなった。
    しかし、会社の社長が怪しげなヤクザ者に、蓬莱というゲームの販売をやめないと、どうなっても知らないぞと脅される。
    ゲームにはどんな秘密があるのか、社長は戦う決意をし、安積警部補が事件を担当します。

  • 『樽とタタン』中島京子
    小学校から坂の下の喫茶店で、母が迎えに来るまで過ごす少女の目から見た出来事。
    30年もたった今、少女の記憶なので、うる覚えの事もありつつ、子供の目から見たの当時の大人の出来事が暖かく語られる短編たちでした。

  • 『調毒師を捜せ』大沢在昌
    副題はアルバイト探偵です。
    都立高校製のリュウは父親を手伝って、事件の解決にバイクを使って走り回ります。
    コメディタッチながら、アクションありの短編です。
    シリーズもので、1980年代に書かれています。

  • 『夏雷』大倉崇裕
    再読だったのですが、面白さに引かれて読みました。
    特に山田という謎の人物が槍ヶ岳に登りたい一心でトレーニング励む姿と、便利屋倉持との間に交流が芽生えてくる過程は謎もあってぐいぐい来ました。

  • 『スマホを落としただけなのに』志駕晃
    北川景子主演で映画が公開されます。
    人は良いがちょっと頼りない恋人からプロポーズされている麻美。
    その恋人がうっかりタクシーでスマホを落とし、その画面に映る麻美をシリアルキラーが標的に。
    ネット社会のもろさをひたひた迫る恐怖を描いています。
    伏線もあって、そういうことかと展開します

  • 『完全犯罪の死角』香納諒一
    副題は刑事 花房京子です。
    輸入家具販売の会社を継いだ妹留理は、不当な申し出をしてきた兄とその愛人である秘書を、別れ話のもつれに見えるよう細工して殺してしまう。
    そうは思えない刑事花房京子がじわりじわりと追い詰めていきます。
    凍上する周囲の人たちが丁寧に描かれているので、物語に厚みが出ていました。

  • 『再起』江上剛
    総会屋として逮捕されたことで、生まれた娘にも自分が父であるとは名乗れず、叔父としてきた。
    その娘が大手企業の秘書として勤めていたが、会社のゴタゴタに巻き込まれて自殺してしまう。
    その真相を明らかにするため、動き出す。
    かつては敵側であった、捜査三課の元刑事もこの勇次を頼って、知り合いの災難の解決を頼む。
    過労死、欠陥マンションなど様々なテーマの短編があり、ひこきこまれました。

  • 『上野駅13番線ホーム』西村京太郎
    鉄道描かれたミステリー。
    具体的に事件が起きたのが何年とは書かれていないのですが、まだ上野発の北斗星が健在で登場します。
    レストラン経営の社長を、勢いで殺してしまい、その社長が持っていた寝台カシオペアのスイートのチケットと自分の北斗星のB寝台のチケットを交換して逃げることから事件が始まります。
    寝台列車で旅をしたことを懐かしく思いながら、読みました。

  • 『幸福な会社』阿川大樹
    大日本鉄鋼という大会社を、事業の失敗をして辞めた旭山。
    横浜のマンションの一室に、旭山を社長としてセクハラを訴えて異動を提案された風間と新入社員の男性楠原が配属される。
    仕事の内容は鉄に関係のない仕事、不況の中では鉄の需要は落ち込み、回復を待っているだけでは会社は持たないと、新しい発想で取り組む。
    発想を切り替えていくことで気づくこと、考えさせられながら楽しめます。

  • 『ストロングスタイル』行成薫
    プロレスの小説です。
    小学生のときに父とともにプロレスが大好きで、いじめられっこにプロレスの面白さを教えた大河。
    しかし、いじめの場面でその子に技をかけて失敗して、怪我をさせてしまい、父はプロレスの関係のものをきっぱり捨てて見なくなってしまった。
    大河は、その後スター選手となり、いじめられっこだった小林も別のところでプロレスを続けていた。
    プロレスのことは知らなくても、楽しめる小説でした。

  • 『演じられたタイムトラベル』土屋真二郎
    気づくと知らない空間に閉じ込められており、扉を出るとかつてゲームを一緒に作った仲間達も同様に囚われていた。
    ゾンビに襲われるゲーム世界に閉じ込められ、仮想ショッピングセンターの中を矛盾を起こさずに脱出を目指すが、失敗は容赦なくゾンビ化、あるいは命を落とす。
    ゲーム世界の動きが今ひとつピンと来ないところもあるのですが、ストーリーに引っ張られて読みました。

  • 『不惑のスクラム』安藤祐介
    NHKの土曜ドラマの原作です。
    高橋克典が演じた主人公の丸川は、痴漢の容疑をかけられ、絡んできた相手に暴力をふるってしまい、運悪くその相手が亡くなってしまい服役していた。
    薬を飲んで死のうと川原にいたところにラグビーボールが飛んできて、そのボールを見事に蹴り返して練習に誘われる。
    生きていく気持ちを見失っていた丸川がラグビーをやることで変わっていく。
    また、チームの面々も個性的で引き込まれます。

  • 『時の罠』
    辻村深月、万城目学、湊かな恵、米澤穂信によるアンソロジーです。
    作風はそれぞれなので、1つ1つを楽しめました。
    辻村さんのタイムカプセルを埋める話は、子供が見る先生と大人が見る先生が像が違うというのが興味深く、また大人になった子どもとの受け止めの違いがうまく描かれていました。

  • 『怪物』福田和代
    定年を間近に控えた香西刑事には、人には話したことのない死が起きた場所に存在する匂いを感じることができるという不思議な能力があった。
    まだ、若い頃に少女が誘拐され、殺されたうえ、骨が遺族に送られるという事件の捜査にあたり、容疑者の若者の部屋で少女の声を聴きながら、証拠がないまま時効を迎えてしまう。
    そんな刑事が失踪事件を調べるうちに、妙なことに気づき、巻き込まれていく。
    予想外の物語の展開に、驚きながら読み進みました。

  • 『八月十五日に吹く風』松岡圭祐
    太平洋戦争の状況が悪くなったころに、北の熱田(アッツ)島では兵士が取り残されて、手りゅう弾を使用しての自決で多くが亡くなった。
    そこへ兵を送った陸軍の上官と海軍の上官は、兵士を見捨てるようなことになったことを悔いていた。
    次の標的となる鳴神島の兵士たちを何とか救援すべく、艦を送ることを決定した。
    鳴神島に残された兵士からの視点と救援に向かう軍の人々のエピソードを交えて、迫力のある小説となっています。
    史実に基づきながら書かれているということでの重みも読みながら感じました。

  • 『38口径の告発』今野敏
    歌舞伎町特別診療所が副題です。
    歌舞伎町で診療所を開いているシングルファザーである外科医の犬養のもとにある深夜、銃で撃たれた中国人が運び込まれる。
    しかも、その中国人の去ったあとにやってきた人物は撃ったのは刑事であり、厄介ごとに巻き込まれたくなかったらとりだした銃弾を渡すようにいうが、犬養は断る。
    しかし、翌日その名指しされていた刑事が診療所に聞き込みに来た時の不審な感じから、一体何を信じたらよいのかわからなくなる。
    犬養ともう1人の刑事のやりとりにハラハラしつつ、応援したくなります。

  • 『リカーシブル』米澤穂信
    中学1年生のハルカは、父親が会社のお金を持ち逃げして行方不明となり、継母とその息子小学生のサトルと坂牧市に引っ越しをしてきた。
    ここへ引っ越して以来、サトルは町のことを知っているとか、これから起こることがわかるというような不思議なことを言い出す。
    ハルカは新しい土地で浮かないように慎重に行動する女の子で、リンカという友達ができてうまくスタートしたかに思えたが、怪しい出来事が続く。
    文章の中から浮かび上がってくる怪しい雰囲気にそろそろと読み進んでいく感じでした。

  • 『何もかも憂鬱な夜に』中村文則
    子どもの頃に親を亡くし、養護施設で育った主人公は、今は刑務官をしている。
    刑務官という仕事をしながら、内面に暴力的な衝動をもっている自分を知っている。
    そんな職場に、夫婦をめった刺しをした若者が収監されてきて、その生い立ちは情状酌量されるほどひどいが、本人は刑を軽くされることを望んではいない。
    施設にいた頃に主人公は自殺未遂をするが、施設長がとどめ、彼に語った言葉などしみてくるものがひっそりと出てきます。

  • 『蒼い瞳とニュアージュ 完全版』松岡圭祐
    内閣調査室の宇崎がキャバクラの放火事件を探りに警察まで出た先でであったのは、ブランド品を身に着けてお姉系ファッションの臨床心理士一ノ瀬恵梨香。
    鮮やかにキャバクラの女性たちの口を開かせ、事件の犯人を言い当てて去っていった。
    次の日に発生した重大事案に彼女の力を借りようとするが、キャリアが浅い人物は入れられないと反対されるも、2人で行動。
    ハチャメチャな所もあって目が離せない主人公です。

  • 『共犯捜査』堂場瞬一
    娘が生まれたばかりの皆川刑事、誘拐犯の身代金受けわたしを車で追っていて、犯人は岸壁から海に車を突っ込んで死んでしまう。
    そして誘拐されていた人材派遣業の社長の娘は、遺体で見つかる。
    失敗を挽回すべく、謎の多い事件を追っていると、以前の東京の知り合い刑事から誘拐を自白した強盗犯がいるとの連絡。
    絡み合った事情が少しずつ明らかになっていきます。

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