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投稿コメント一覧 (1428コメント)

  • >>No. 3710


    【誰にともなしに、独り言レス―その2644】

    Last Astronaut

    と、わたしが呼びたいジョン・ヤングはシルバー教授に言わせるなら―

    Archetypical Extraterrestrial

    (He was described by Lee Silver, the California Institute of Technology professor who trained many Apollo astronauts, as the “archetypical extraterrestrial”.)

    >シルバー教授のヤング評は「地球外生命体」("the archetypical extraterrestrial")―実際その(NASA における華々しいまでの)キャリアを思えば、故郷の宇宙の水になじんでる、或いは地上より大気圏外での生活のほうが肌に合ってるてな感じで、正体は地球人に成りすましたエイリアンといったところか。

    まさに E.T. の存在はジョン・ヤングが証明しているとばかりの表現ですが、シルバー教授の絶対的評価―

    Young was really more dedicated to getting maximum return from his missions probably than anybody else.

    That’s a difficult thing to say, because there were so many dedicated people.

    But if I had to pick one man to lead an expedition where he had both to master the medium and at the same time keep his eyes on the scientific goals, I would pick John Young.


    >「一人選ぶならジョン・ヤング」


    わたしが Last Astronaut と呼ぶ思い入れに通じるものがありましょう。

  • >>No. 3709


    【誰にともなしに、独り言レス―その2643】

    グリソムの証言―

    "I took a bite, but crumbs of rye bread started floating all around the cabin"

    "I must admit that as test pilots John and I were not quite as fascinated by sea urchins and sandwiches as we were the chance to carry out some real 'firsts' in space flight"


    ヤングの証言("Forever Young")―

    "A couple of congressmen became upset, thinking that, by smuggling in the sandwich and eating part of it, Gus and I had ignored the actual space food that we were up there to evaluate, costing the country millions of dollars."

    "Today the theater that took place inside the meeting room that day strikes me as totally comic, but I can assure you that those testifying for NASA at the time were not smiling."

    "I didn't think it was any big deal, it was very common to carry sandwiches — in fact, the corned beef was the third sandwich that had been carried on a spacecraft."

  • >>No. 3708


    【誰にともなしに、独り言レス―その2642】

    誰にともなしに、独り言レス―その374

    ヤングと言えば、先にジェミニ 3 の爆笑サンドイッチ事件のことを書きましたね―首謀者 ウォーリー・シラー、運び屋 ジョン・ヤング、実行犯 ガス・グリソムの顛末を。

    あれは、市販のコーンビーフサンドをシラーが買って差し入れてやって、こっそり受け取ったヤングがグリソム船長に手渡して食べさせただけで、ヤングは自分では口にしてません。

    が、念願かなって(?)アポロ10ではサンドイッチを、それも自ら手作りのチキンサラダサンドをぱくついてます―こりゃ、あのコーンビーフサンドじゃなくて、本物のチキンサラダサンドの味だ、とか何とか言って。

    実は、アポロ10で初めてギャレーにサンドイッチの材料(パンとチキンサラダスプレッド)が用意されたそうなんですよ―ヤングが(性懲りもなく)こっそり持ち込まなくてもいいように。 (←としか思えない)


    [ 参考 ]

    グリソムとヤングの実際のやりとり―

    Grissom: What is it?

    Young : Corn beef sandwich.

    Grissom: Where did that come from?

    Young : I brought it with me. Let’s see how it tastes. Smells, doesn’t it?

    Grissom: Yes, it’s breaking up. I’m going to stick it in my pocket.

    Young : Is it?

    Young : It was a thought, anyways.

    Grissom: Yep.

    Young : Not a very good one.

    Grissom: Pretty good, though, if it would just hold together.

    Young : Want some chicken leg?

  • >>No. 3707


    【誰にともなしに、独り言レス―その2641】

    グリソムが(何しろ大好物ですから)さっそくパクつくと、ゼロG のカプセル内で、無重力サンド(ライ麦パン)のクズが計器パネルのほうに漂い散って行くんで、慌てて食べるのをやめたそう。

    この一件は、後に「如何なものか?」と議会で問題になって(グリソムが言ったとおり)本当にオオゴトになったんですよ。(チーフのディーク・スレイトンまでもが、監督不行き届きってことで厳重注意されたらしい―なのに、真犯人のシラーは知らん顔してたらしい)

    (ある議員のクレーム―"My thought is that ... to have one of the astronauts slip a sandwich aboard the vehicle, frankly, is just a little bit disgusting"   NASA の対応―"We have taken steps ... to prevent recurrence of corned beef sandwiches in future flights")

    それ以降、手荷物検査?が厳しくなって、ずいぶん締め付けられる羽目になったのでありました。

    蛇足

    サンドイッチはココアビーチの Wolfie's から、シラーが前の日に買ってきたもので、シラーに言わせると一晩中冷蔵庫に入れてたから全然大丈夫だということらしいですけど、やっぱりな… 絶対、それが怪しい。

  • >>No. 3706


    【誰にともなしに、独り言レス―その2640】

    ジョン・ヤングの訃報に詳細なものなど当然なくて、わずかにサンドイッチ事件に触れた例えば―

    >65年 3月に「ジェミニ 3号」で初めて宇宙飛行。その際、無断で船内にサンドイッチを持ち込んだエピソードでも知られる。

    >こっそり宇宙船にサンドイッチを持ち込んで怒られた伝説の宇宙飛行士 ジョン・ヤング氏 死去 87歳

    といった程度の記事を見かけるくらい。


    サンドイッチ・スキャンダル 関連レス再掲―

    誰にともなしに、独り言レス―その257

    ガス・グリソムとジョン・ヤングは同じ朝食(伝統の打ち上げ定食)をとり、かつ同じ状況下にありながら(ヤングはモリー・ブラウンのことを「素晴らしい宇宙船 spacecraft だが、最低の船 boat だった」と)、ヤングが辛うじて我慢できたのにグリソムが戻してしまったのは、ひょっとしたらサンドイッチが原因か―

    ヤングは、グリソムのためにと、こっそりサンドイッチ corned beef sandwich を持ち込んでます。

    それは、バックアップだったウォーリー・シラーが差し入れてやったもの。(冗談好きのシラーにすれば「宇宙じゃテイクアウトできないから、ケイタリングしてやったんだ」と軽~いシャレのつもりでしたが、もちろん規則違反)

    で、予定通り用意されてた公認の(つまり旨くも何ともない)宇宙食をとる段になるや、ヤングはやおらスペーススーツのポケットからその隠し持ってた何やら非公認の(つまり美味なる)ブツを取り出して「食べるかい、船長?」と、グリソムに手渡して驚かしてやったんですね。(←「ライトスタッフ」で、シラーがビックリ箱でふざけてるシーンを思い出すでしょ? ちなみにヤングも海軍のテストパイロット)

    それ見てビックリ仰天のグリソム船長が言うには―こりゃ、オオゴトだぞ (in big trouble)

    ヤングが、何が?と訊くと―マスタードがついてない! (No mustard)

    [ヤングの証言("Forever Young")―"It didn't even have mustard on it,"  "And no pickle." ]

  • >>No. 3705


    【誰にともなしに、独り言レス―その2639】

    Forever Young―永遠のジョン・ヤング

    陰々滅々の暗~いイメージ("doom and gloom")で人前で話したがらなかったヤングをディーク・スレイトン(chief of the astronaut office)は―

    "John was one of the unsung heroes of the Astronaut Office, a real hardworking guy who did whatever you asked him to, no problems. The only thing that held him back was that he was not comfortable with public speaking; he tended to freeze up and give one-word answers."

    と評していたが、後年シャトル・ミッションの chief of the astronaut office になったヤングがミーティングで黙ってぺーパーに目を落としたままなのが常なのを皆はジョークにして―

    "Does anyone know the color of John's eyes?"


    Last Astronaut to walk on the Moon はジーン・サーナンだけれど、わたしにとっては最強の準ライトスタッフことジョン・ヤングこそ、最後のアストロノート Last Astronaut ―

    "永遠のラスト・アストロノート"

    だと言いたい。

  • >>No. 3704


    【誰にともなしに、独り言レス―その2638】

    ジャック・シュミット(Harrison H. Schmitt, Ph.D., Apollo 17 Lunar Module Pilot)は House Subcommittee for Space(Feb. 16, 2017)での―

    The Moon is on the Path to get to Mars and Beyond

    と題したプレゼンで―

    To meet these challenges, I am convinced that the Moon is a necessary stepping-stone to Mars, with great geopolitical and scientific value in its own right.

    Only three days away, rather than many months, the Moon provides necessary resources, engineering verification, operational training, physiological insights, private sector partnerships, and the immediate geopolitical high ground.


    I believe, Mr. Chairman, Congress and the Administration should move America back into Deep Space, sooner rather than later.

    と説いていて、月は火星への重要な足掛かり―また行くしかないとなるわけです。

  • >>No. 3703


    【誰にともなしに、独り言レス―その2637】

    その日は The 45th anniversary of Apollo 17 (月面着陸 December 11)でトランプ大統領に―

    "Today, we pledge that he will not be the last, and I suspect we’ll be finding other places to land in addition to the moon, what do you think, Jack? "

    とふられたジャック・シュミットは―

    "Yes, we should. Learn from the moon."

    と(いかにも scientist-astronaut らしく)応じている。

    関連レス―

    誰にともなしに、独り言レス―その901

    シュミットは 3回の船外活動を 4回に増やしてくれと(ホワイトハウスに電話して大統領に直に掛け合ってもいいと)訴えたが却下され、そのことで船長のサーナンがクリス・クラフトに(「白いスカーフは外せ」 という言い回しで)調子こいてんじゃない(「月に行けるだけでありがたいと思え」)と咎められて、今回のミッションの要件を肝に銘じておけと忠告される―Just come back alive.「無茶をしないで生きて帰って来ること」

    NASA は最後の月ミッションで下手にケチをつけたくなかったので内容は二の次、とにかく ゴタゴタを起こさず無事に遂行できさえすればそれでよしという完全に守りに入ったスタンスだったことが窺えます。

    対し、シュミットの―

    President Nixon sent up a message congratulating us on the "last exploration of the moon in this century". Boy, that made me mad, because we were just getting good at it! (「ニクソン大統領からメッセージが届いてたんだけど、今世紀最後の月面探査の成功を祝うというんだ。悔しかった… これからって時だったのに」)

    と(やっと手馴れてきた月面探査がアポロ17で幕切れにされ)憤懣やるかたない発言からも、その入れ込みようが分る。

  • >>No. 3702


    【誰にともなしに、独り言レス―その2636】

    トランプ(バズ・オルドリンやジャック・シュミットらに囲まれて in the Roosevelt Room at the White House December 11, 2017)いわく―

    "Exactly 45 years ago, almost to the minute, Jack [Schmitt] become one of the last Americans to land on the moon,"

    "Today, we pledge that he will not be the last."

    "The directive I'm signing today will refocus America's space program on human exploration and discovery,"

    "It marks an important step in returning American astronauts to the moon for the first time since 1972, for long-term exploration and use. This time we will not only plant our flag and leave our footprint — we will establish a foundation for an eventual mission to Mars and perhaps someday to many worlds beyond."


    This time we will not only plant our flag and leave our footprint―どうやら、本気のようです。

  • >>No. 3701


    【誰にともなしに、独り言レス―その2635】

    トランプ(NASA)- 安倍(JAXA) は有人月探査(2020~)の参加協力を合意しているそうで、今後ほんとにプロジェクトが具体的に進捗していくと楽しいけどなぁ…

    関連レス―

    誰にともなしに、独り言レス―その880

    NASA は 2019年に再び月に行き 2024年までに月面基地を建設するという計画を発表しましたが、これは(わたしの偏見では)あくまで単なる予定であって、あまり(全く)当てにならんのじゃなかろうか。

    と言うのも、先のアポロ計画とは時代背景が決定的に違う―つまり、当時の冷戦相手 ソ連との熾烈な宇宙開発(軍事利用)競争がケネディに大胆な宣言をさせ、NASA は(否応なしに)その公約どおりの期限内(1969年)にアポロ11を月に着陸させたわけで、これを更に個人レベル的な言い方をすれば、もはやイェーガー的な資質―即ちライトスタッフの時代ではないと思われるゆえ。

    時代精神にライトスタッフ―果てなき限界に挑戦する資質というものがなければ、アポロの月着陸はなかったに違いない…


    誰にともなしに、独り言レス―その1163

    参考

    もとより予想はしていたものの、残念ながらアメリカの有人月ミッションは予算不足のため破棄される風向き― "No bucks, no Buck Rodgers." と皮肉った見出し記事もある。


    誰にともなしに、独り言レス―その1442

    月に降り立ったアームストロングの第一声―

    That's one small step for(a)man, one giant leap for mankind.

    にしても、月(LM 下部ステージの梯子上)に置いてきたプラークの銘―

    Here men from the planet Earth first set foot upon the Moon, July 1969 A.D. We came in peace for all mankind.

    にしても 一々 for all mankind でございと宣うが、なことは口先だけ(建前)―でなきゃ、これ見よがしに(風もないのに)星条旗を翻させはしまい。

    ※ ようやく 現在の ISS に至って宇宙開発は for all mankind ぽくなってはきたか

  • >>No. 33471

    で、ちょっと気になる話が伝えられておりまして―

    リバティベルの打ち上げ直前に、その 70本のボルトの内の 1 本だけ不具合 misaligned なのが見つかったんですよ。

    でも、調べたら残りの 69本で問題はないってことで、その 1 本は外したまま飛んだらしいんですけど、考えてみりゃ随分いい加減なシステムじゃないですか―それでよくも malfunction は絶対にないなんて言えたもんです。

    もっとも、ガス・グリソム自身も認めるように、それがハッチが勝手に吹っ飛んだ原因ではないのは確かなよう。

    と言うのも、ボルトの不具合は爆発を不完全にこそすれ、ひとりでに爆発を起こさせるように作用するとは考えにくいからですね。

    問題の the misaligned bolt は、その後 ガス・グリソムがずっと持ってたそうであります―記念に。

    参考

    リバティベルのハッチ部分を調べたところでは、爆発の焼け跡が付いてなかったとか―ということは、そもそも爆発そのものは起きてなくて(←実際、スイッチは押されてないんですから)、なぜかハッチ(カバー)が脱落してしまったという何ともオソマツな malfunction の可能性もあるっちゃあると言えるわけですよ。

    ただし、焼け跡を付けずに爆発した実例もあるらしいので、まあ何とも言えませんでしょうけど、それだけでは。

    70本のボルトの内の 1 本だけを除いたところで、それでどうにかなるとも思えませんが…ちょっと気にはなる話です。

  • >>No. 33466

    Liberty Bell 7

    ガス・グリソムはスプラッシュダウンして後、カプセル(リバティベル7)を沈めてしまう。

    「ドリーム」ではニュースキャスター(TV)が―

    Liberty Bell 7 capsule is stalking on water. Gus Grissom is out of the capsule. Rescuers are gonna bull him from the Ocean waves. Unfortunately, Liberty Bell 7 capsule... is lost.

    と報じ、実際の記録フィルムではない作った映像のハッチが(え~そんなにぃ…って感じさせるくらい)派手に吹っ飛ぶシーンがある。

    これも映画としての脚色(誇張)―大げさな演出に見えますね。(「ライトスタッフ」じゃ、そんなに吹っ飛びません)

    ちなみに―

    誰にともなしに、独り言レス―その251 (2003/12/25 msg908)

    リバティベル以降のサイド・ハッチは、パイロットが乗り込んだ後、外から 70本の爆発ボルトでねじ留められまして、脱出時にスイッチを入れると全ボルト(←穴を開けてわざと弱くしてある)に仕掛けられた mild detonating fuse が同時に爆発して、一瞬の内にハッチ(カバー)を 25フィートばかり吹っ飛ばす仕組み。(ですから、余裕こいてる時には、外から気長に70本のボルトをはずしてもらってハッチを開けて再利用してもいいわけですが、ウォリー・シラーは余裕綽々のフライトだったにも拘らず、リカバリーされた空母の上で、わざとシグマ 7 のハッチを吹っ飛ばして試してみたんですね、どんな具合かを)

  • >>No. 3700


    【誰にともなしに、独り言レス―その2634】

    誰にともなしに、独り言レス―その1180

    参考 2

    ラヴェル(トム・ハンクス)のセリフ(If we can keep the Earth in the window, fly manually, the co-ax crosshairs right on its terminator.)では地球の影の縁(明暗境界線 terminator)を窓の照準に合わせると細かく言っていて、そのとおり(太陽に照らされた)半月状の地球の弦を照準線に重ねるようにコントロールする。

    ヒューストン(管制官の誰か)のアイデアで太陽(№46)そのものを方位基準にするのは PC+2 噴射の前(月の裏側に回る時)に―

    a Sun check in the alignment optical telescope(AOT)of the Lunar module

    をやっていて、ヘイズが―

    "(looking through the AOT there and)the Sun is right at the top and it maybe about 2 degrees to the right of the cursor, so that looks real good."

    などと交信している。

    単純に考えて、太陽(や 地球)は大きいので(小さな星とは違い)浮遊物に邪魔されずに AOT(六文儀)を使えるにしても(径が大きいぶん)それなりの誤差が生じそうだが、果たして上首尾のドンピシャ調整になったらしい。 (The alignment with the Sun proved to be less than a half a degree off.)

  • >>No. 3699


    【誰にともなしに、独り言レス―その2633】

    [再掲]

    誰にともなしに、独り言レス―その1179

    参考 1

    交信記録によれば、地球を窓に捉えて手動でコントロールするというのは本当はラヴェルの(その場の)思い付きではなく、ヒューストン(capcom のヴァンス・ブランド)のほうから―

    "We don't want to power up the spacecraft completely, so that means no computer or mission timer. We'll simply go with a manual burn, with you controlling the engine with the Start and Stop switches. For attitude, what we're going to want to do is manually orient the spacecraft to place the Earth in the center of your window. If you hold it there throughout the burn, the attitude will be correct. Got that?"

    と提言してきたのを、ラヴェルが―

    "Roger, I think so."

    と(言われなくても)そのつもりだといった感じで同意していて、このシーンもハリウッド式に演出されているのが分かる。

  • >>No. 3698


    【誰にともなしに、独り言レス―その2632】

    And I remember the ground said, “Yeah, we thought you would remember those procedures.” And so, maybe it was very appropriate that I was on Apollo 8. And we used the Earth and the Earth’s terminator as a guiding post, and we burned to get back in the proper angle to get back home again.


    このアポロ 8 での backup navigation plan のテストは(全くの怪我の功名とでも言うか)ジム・ラヴェルが celestial navigation の際にコンピュータのキー操作を誤って enter すべきところを(うっかり)clear キーを押して合わせた照準を消去してしまったので、ミッション・コントロールは(しょーがねぇーなぁとばかりに)Earth’s terminator 方式を試してみたら上首尾だった―けれど、すっかり忘れられていて、いざ アポロ13 のトラブル時もホントは誰も直ぐには思い付かなかった―てなケッサクな話です。


    その2433(msg3492)~2438(msg3497)参照

  • >>No. 3697


    【誰にともなしに、独り言レス―その2631】

    「ドリーム」の主人公 キャサリン・ジョンソン Katherine Johnson は Langley Research Center の Guidance and Navigation Department に所属していて、"Known for accuracy in computerized celestial navigation" などと紹介されている。

    「アポロ 13」で LM の軌道修正を(浮遊物が邪魔で星が定められず)地球を基準にしてやるシーンがあるが、ああいうシステム(navigate-by-stars method)の基本的な計算は彼女に負うていた。

    実際にアポロ13(1970)でジム・ラヴェルらが地球の明暗境界線(Earth’s terminator)を窓の照準に合わせる手順(the terminator method)は奇しくもアポロ 8(1968)の CMP だったジム・ラヴェルがやって一度だけ経験していたことで、ご本人の証言(1999)―

    LOVELL: We are no longer on the free-return course. Well, what could we do? We had everything was shut down. We don’t have that guidance system anymore. We don’t have anything. And that’s when they said—you know, they gave us the procedures about using the Earth. And I said, “I know those procedures, because we had them developed in Apollo 8. And when I was doing the navigation stuff, we developed those procedures. But we took them out of our flight manuals after Apollo 8 because we never thought they’d ever be used.”

  • >>No. 33465

    Friendship 7

    「ドリーム」でジョン・グレンのカプセルにロゴをデザインする シシ・ビビィ Cece Bibby の短いシーンがあるが、実際にはロケットの発射台 gantry の天辺まで上がって描くわけなので、そこにレディースが立ち入ることすら禁じられていた当時の(シシ・ビビィが後でジョン・グレンから話を聞かされて推測した)グレンとボスのやりとり―

    John: "I want the artist who designed that to put it on by hand."

    Boss: "Well, that's a woman."

    John: "So?"

    Boss: "She'd have to go out to the launch pad and up to the top of the gantry."

    John: "Is she handicapped in some way?"

    Boss: "Well, she's a woman." (To boss being a woman was a handicap.)

    John: "Is she afraid of heights?"

    Boss: "I don't know...but she's a woman."

    John: "Why don't you find out from her whether she has some objection to going up to the top of the gantry to paint this for me. Let me know what she says."

    あのワンカットに(肌の色以前に)レディース差別の含みを持たせてるとまでは思えないけれど、シシ・ビビィはフレンドシップ7の件でクビになりかけたりさえしたんですよ。(独り言 その2220~ 参照 https://textream.yahoo.co.jp/message/1095592/a5ia5a4a5ha59a5bfa5ca5ua4olbebana4ga49/1/3268

    まあ「ドリーム」は映画としての脚色(誇張)が多々あるにしても、そんな時代だったということでしょう。

  • >>No. 33457

    Hidden Figures

    邦題が「ドリーム 私たちのアポロ計画」から単に「ドリーム」に変更された件につきまして(ご要望とてないけども)不肖 sohkusa、お答えいたしましょう―

    わたしら鍛え抜かれた真の純正ライトスタッフ・ファンは映画の内容がアポロ計画ではなくマーキュリー計画だからどうのこうのなどと目くじらを立てたりはしませんで、ここは大きく構えてのスタンスなのであるが、ただ「私たちのアポロ計画」を削除したらしたで「ドリーム」だけってのもアイソなしって気もするけれど、こういう(一般受けする)タイトルだから公開にこぎつけられたのであるなら結構なことで、とやかく言うまでもなかろうね。

    蛇足―アポロ計画と謳うのは間違いなのか?

    ジョン・グレン(フレンドシップ7 1962年2月)は確かにアポロ計画ではなくマーキュリー計画であるにしても、NASA は 1960年 7月にアポロ計画を表明し、アラン・シェパードのフリーダム7(1961年5月)の直後に早くもケネディ大統領の月に行くよ~ん宣言(1961年5月25日)なのであるから、全体像は確実に月ミッションに向かっており、時間軸上 マーキュリー計画とアポロ計画は同時進行どころか、本筋のアポロ計画 真っ只中とさえ言いうる。(と、わたしは思う)

  • >>No. 3696


    【誰にともなしに、独り言レス―その2630】

    「ドリーム」Hidden Figures にジョン・グレンのカプセルに Friendship 7 とペインティングするシシ・ビビィが一瞬だけ映る―扮するはグレン役(Glen Powell)の実母(Cyndy Powell)らしいので楽屋オチに使われたにしても実際の写真のままの雰囲気でよろしいね。

    が、如何せん―肝心のジョン・グレンが全然(100% エド・ハリスに)似てないのがなぁ…

    その時の Cecelia "Cece" Bibby の証言―

    "Glenn wanted 'Friendship 7' done in script. He wanted it applied by hand and not by stencil and a can of spray paint. The first trip out to the pad was to find the area where I was to do the painting on the spacecraft and to measure, because I [wanted] to do a large cartoon so I could trace it onto the capsule. I would use chalk to transfer my design to the capsule."

    "When I got up to the top of the gantry I encountered the Pad Leader [Guenter Wendt], who informed me that women weren't allowed up there. I was told to leave immediately. I told him he'd have to take it up with John Glenn and I went ahead and did my job."


    こんな シシ・ビビィ と ギュンター・ウェント のシーンを想像するのも楽しいじゃないですか。

  • >>No. 1685

    「月のひつじ」のひみつ

    ひつじはキリスト教徒のことで、月のひつじとは暗にアポロ11 のクルー、特に(こっそり月で聖餐式をやった)バズ・オルドリンを指している。

    もちろん月のうさぎをシャレてはいるが、うさぎは宇宙飛行士が当初 lab rabbit(実験用うさぎ)と揶揄されていたことにも掛けてある―

    なんてのは(うさぎの目のように)真っ赤なウソぴょ~んであります。

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