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投稿コメント一覧 (942コメント)

  • 【みずほ証券のレーティング】※長文すみません

    みずほ証券2/16付のレポート(目標株価65,000円への変更)は私も読ませてもらっていますが,これに関する投稿についてやや誤解があるような気もするので,以下に要確認と思われる点を提起しておきます。


    ■「来期のラインナップが発表されない限り2000万台は無理」について

    みずほ証券のレポートではそうは言っていないと思います。来期のSwitch販売数予想については2,300万台を維持していますし,説明文の文言を引用すれば「足元の落ち着いたスイッチ本体の販売動向や,19/3期のパイプラインの全貌が見えていない」ことから「『様子見』したくなる気持ちも理解される」としながらも「みずほ証券の従前からの期待通り,もしかしたらそれ以上に,スイッチの普及戦略に沿ったラインナップが19/3期(以降)に準備されていると判断される」ことを根拠に「『買い』に変更はない」としています。

    この文脈であれば,現状では来期のラインナップに不透明感は残るもののそこに十分期待はできる,と言っているように見えますがいかがでしょうか。


    ■「株価65,000円=時価総額10兆円規模=純利益1兆円規模=スイッチ8,000万台」について

    三菱UFJの例を引き合いにした投稿がありましたが,PERの違いなどからこの類推には無理があろうかと思います。

    もし任天堂の株価が65,000円になれば,発行済み株式数は141,669,000株ですから時価総額は9,208,485,000,000円(約9兆2,000億円)になります。確かに10兆円規模といって差し支えないレベルですが,任天堂の場合,他の業種に比べてPERは高めになりますので「だから純利益は1兆円規模のはず」とはなりません。

    みずほ証券の場合で言えば,ここ1年ほどは,19/3期を基準とした目標株価の設定に当たって「プラットフォームサイクルで将来期待を織り込む時期の妥当レンジ(17倍~27倍)の上限程度」を適用しています。すなわち,19/3期の利益水準をはじき出して,そこからネットキャッシュなどを考慮した後に27倍程度のPERをかけて算出しています。

    実際,みずほ証券が想定する19/3期の純利益は2,460億円で,その利益に貢献するであろうSwitchの予想販売台数は2,300万台です。

    一方,業種やサイクルの違いなどがあり,三菱UFJのPERは10倍くらいが妥当とされているようですから,ここを一緒にするのは無理があるかと思います。

    そもそも1年間でSwitchを8,000万台も作ることもできないと思いますが,仮にそんなことができてしかも全部売れてしまう勢いがある状況なら,逆にPERが10倍ということはあり得ないはずです。

    スイッチのプラットフォームサイクルをどう想定するかについて議論の余地はあるにせよ,従前の経験を適用して来期に25倍~30倍程度のPERを想定することには私も異論のないところです。

    任天堂の時価総額が10兆円規模になるときに根拠となる予想純利益は,だいたい2,500億~3,000億円程度が妥当じゃないかなと思います。もちろん,その先にも稼ぎ続ける絵が描けていることが高いPERを支える条件ではありますが。

  • 【預言者さんの心境】

    たまに神様のお告げを私たちに伝えてくださる預言者さん。いつも同一人物なのかどうかはわかりませんが,前回年末にいらした方については最後にお気持ちを記されてから全消去されましたっけね。

    記載事項が正しいのであれば暇をもてあました小口のホルダーさんのようですが,ホルダーが暴落をあおるという構図もなんとも不思議です。

    言うまでもなく,株価が暴落するのは神様の仕業でも悪魔の仕業でもなく,人間による売りが殺到するからです。「暴落するから逃げてください」と喧伝する行為は,それが信用される場合には不必要な売りを招いて結局は暴落の原因そのものになり,結果として悪魔の正体は預言者さん自身だった,ということになってしまいます。預言者さんは「そしてその悪魔は私です」とでも言いたいのでしょうかね?

    実際には誰も信用せずスルーとなるのでなんら影響を与えずに終わりますが,だとすると何のためにこの行為があるのか理解に苦しみます。

    まぁそもそもホルダーでもないのかもしれませんね。数百万~千万単位の資金を投じている人達を相手にいかに稚拙な書き込みをしているか,今の自分が客観的にどう見えているのか,それこそ神様に聞いてみていただきたいものです。

  • 【成長鈍化と呼ばずに…】

    アホルダーは「上振れ余地」と呼んでいます(^^)

    仮に会社予想の通り昨年同時期を下回ったとしても,Switchと「ゼルダの伝説」の発売月が含まれている前年と比べると今期の4Qは特に大作ソフトの発売もないのでそれはそれで仕方ないかな,程度の話かと思います。

    この先,「メトロイド」「ポケモン」「スマブラ」などのローンチが見えてきたり実際に発売されたりすれば,その期の売り上げはまた押し上げられることでしょう。

    もっとも,この先はこうした波に左右されない収益源が増えていきいますのでソフトの有無で四半期決算にやきもきするステージも終わりが近いでしょう。

    目下アホルダーのメインシナリオは「4Qで上振れして着地,19年3月期は有料ネットとIP商売,スマートデバイス事業(スマホアプリ)で安定収益の基盤を構築」です。もちろんSwitchの商売もハードの普及とともに引き続き拡大していくでしょう。成長鈍化ということはないと思いますよ。

    …とはいえ株式投資は自己責任。現実がどのように推移するか,ご一緒に興味深く見届けていきましょう(^^)

  • 2018/02/03 21:12

    【LABO GARAGEが持つ可能性】

    ニューヨークで行われたNintendo Laboの体験会のレポート動画が増えてきましたね。

    先ほどいくつかを眺めていたのですが,CNETのレポートで「LABO GARAGE」なるものの言及がありました。何だそれ,と思いつつ検索をかけてみると,日本でも昨日IGNが「Toy-Con Garage」として紹介していたのですね(どちらが正式名称かわかりませんが)。迂闊にも今まで知りませんでした。


    IGN Japanでは「Toy-Con Garage」を次のように説明しています。

    「バラエティキットのバイクのToy-Conは従来、レーシングゲームのコントローラとして使うものだが、Toy-Con Garageを利用することでバイクでリモコンカーを動かすように、プレイヤー自身でプログラミングすることもできる。」


    また,CNETでは次のようにレポートしています(というふうに聞こえます)。

    And here's the surprise. The toys are programmable. LABO GARAGE will allow anyone to customize how card board creations communicate and connect. Use the motorcycle handle bars to control the RC car, or maybe even make an electric guitar with cat sounds.

    (そしてここでサプライズが。これらのオモチャはプログラム可能なのだ。「ラボ・ガレージ」によって,誰でもダンボールで作ったモノがどのようにコミュニケーションをとったりつながったりするかをカスタマイズすることができる。バイクのハンドルバーを使ってリモコンカーを操作したり,猫の鳴き声のエレキギターを作ったりすることだってできるかもしれない。)


    LABOのキットに同梱されているダンボールと出来上がっているソフトははいわばお手本で,それをヒントにして想像力を膨らませながら子どもたちに独自のダンボール工作とソフトのカスタマイズ(プログラミング)を促すのが任天堂が提案する「新しい遊び」なのかもしれませんね。

    これなら,過去に電子ブロックで遊んだオッサンたちもプログラミング教育に興味津々のお母さんたちも巻き込んで大きな話題になりそうです。日本の17日のキャンプが楽しみですね。

  • 【見えないピースは】

    連投すみません。今回の説明会で見えてきたことがある一方で,

     ・Miitomo終了後,ニンテンドーアカウントの活用(収益貢献の仕組み)をどう構築するか
     ・DeNAとの協業の意義をどこに見出すのか
     ・QOLの進捗状況は
     ・中国へのアプローチに関してNVIDIAのSHIELD向けソフト供給が持つ意味合いは(←これ,なんで誰も聞かなかったんだろう?)

    といった点については依然として情報が不足しています。このあたりに思わぬリスクが潜んでいなければいいのですが……。

  • 【Switchプラットフォームのビジネススパンなど】

    任天堂のウェブサイトで説明会の質疑応答が掲載されていますね。読んでみると,すでに報道で引用されている「一人1台」の発言を宮本氏がしていることが改めて確認できました。

    また,Switchのライフに関して質問が及ぶと同氏は「これまでのハードのライフサイクルは 5 年から 6 年ほどでしたが、それよりもっと続くようにでき
    れば⾯⽩いと思いますので、どうぞご期待ください。」と発言しています。

    ここでも,従前の据置機のような「1つのハードで5~6年回して次の新型機で新たな博打」みたいな商売モデルとは決別しようとしていることがわかります(なかなか市場には理解してもらえていないようですが)。

    今回の説明会の内容と君島社長の新聞インタビューでの発言,さらに今回の決算でわかった高収益構造まで合わせて整理すると,

     ●Switchプラットフォームを長期間維持させる方針であり,そのために
      ・過去の資産の活用と有料ネットによる安定収益の基盤を作り,
      ・販売量が稼げる大作ゲームと利幅の大きい新作ゲームで利益をあげ,
      ・一方でLaboのような新ジャンルも開拓して親世代や新規顧客層の支持も集め
      ・サードパーティも儲かる環境を作って巻き込んでいき,
     ●スマートデバイス事業ではコンスタントに年4桁億円の利益を目指し,
     ●IPを使った映像ビジネス,テーマパークビジネス,ライセンスビジネスも展開してゲーム事業との相乗効果をあげながら収益を膨らませる

    という方向性がより明確に見えてきました(まぁこの板の古参の皆さんにとっては言い尽くされていることで,その自信が少し上乗せされた程度ですけど)。

    これらの全体像が見えるのがだいたい20年3月期,果実として決算に出始めるのが21年3月期頃でしょうか。そこまで首尾よく進めば,その頃には任天堂は単なる「ビデオゲーム屋」ではなく「楽しい娯楽を創造する企業」(宮本氏)として真っ当な評価されていることでしょう。

    そこまでの過程を気長に楽しみたいと思います。

  • 【ちなみに】

    昨今の任天堂の株価の値動きについては中長期のホルダーは「決算に向けて上がってきた」と思っています。感覚が月足くらいなんですね。

    一方,短期の投機が主戦場の方からすれば「決算でこの急落」という感想でしょう。時間軸が違うので話がかみ合わないと思います。

    証券会社のレーティングは数日単位での実績値を見て更新するものではなく,おおよそ1年~2年後くらいの予測をもとに,それを織り込むであろう半年~1年後あたりの株価を考えるものでしょう。

    時価総額云々で話すのであれば,今期の実績ではなく,2年後の商売内容・利益水準と2年後から見たその先の見通しの観点で,例えば任天堂とホンダがどうなっているらしいか,そこで議論をしたいなぁと思いますがいかがでしょうか。

  • 【御説御尤も】

    仰るとおり,証券会社のレーティング(目標株価)を鵜呑みにするのは危険ですね。

    ただ,まともな証券会社である限りは,

    >大衆に株を買わせるにはどういうレーティングが最も有効かの観点

    の部分は,

    「顧客に株を買わせて儲けさせるにはどういうレーティングが最も有効かの観点」

    かなぁと個人的には思います。まともな会社であればそういう努力はしているでしょう。

    もちろん,本当にそうかどうか(その証券会社が「まとも」かどうか),そしてレーティングの根拠には妥当性があるのか否かは顧客側の責任において見極めるべきでしょう。ただ,レーティングを全否定してしまうことには鵜呑みをするのと同様の危険性があると思います。

    ともあれ,株式投資は自己責任で,ですね。

  • 【日経上田氏の署名記事】

    今朝の電子版に出た日経の記事(任天堂、「スイッチ」絶好調の中で打つ布石)ですね。

    この記事,後半がちょっと突っ込みどころが多いなぁと思って読んでいました。せっかくの機会なのでアホルダー目線で突っ込んでおきます。


    >日経平均株価が387円高と今年2番目の上げ幅を記録した1日、任天堂の株価は0.5%高にとどまった。

    →そもそも任天堂株は日経平均などのいわゆる「地合い」とはあまり連動しません。日経平均銘柄と任天堂との間で,資金が行ったり来たりする想定の方が合理的に説明できる場面が多いのは周知のことでしょう。


    >前日の決算発表にあわせて18年3月期の業績予想を上方修正し、19年3月期のスイッチの販売目標も「2000万台を超えられれば」(君島社長)と今期を上回る見通しを示したにもかかわらず、だ。

    →決算前にその上方修正をすでに織り込んで株価の上昇が起こっていたことや,着地点に至るまでの乱高下はスルー?


    >この差(上場来高値との差)を埋めるためには、収益構造を変える取り組みの成功が不可欠になる。

    →やっと日経でも「収益構造」の4文字が登場しましたね。ここまで長かったなぁ。アホルダーは,その収益構造を変える取り組みがすでに進行中で,かつ成功すると思っています。この記事によれば,それが成功すれば上場来高値との差すら埋められる,という解釈にも取れます。援護ありがとうございます♪

  • 【楽天証券今中氏のレポート】

    金曜日と言えば今中さんのレポートですね。今回は任天堂の決算直後ということで私も楽しみにしておりました。で,今ざっと目を通しました。

    LABOの可能性と「1人1台」の可能性について関連性を指摘しながら紙幅を割いて言及しているのが印象的ですね。まだひとつの可能性に過ぎませんが,次の想定は証券会社の中でも一歩踏み込んだ内容でしょう。

    ーーー引用ここから
    中長期的には1人1台需要の開拓がどの程度進むかもポイントです。累計販売台数約1億台のWiiは基本的に1家庭に1台でした。これに対して、ニンテンドースイッチが1人1台需要を獲得すると、累計販売台数はWiiの2倍以上、販売地域が中国やアジア圏に拡大すると、Wiiの2~3倍に拡大する可能性があります。
    ーーー引用ここまで

    また,みずほ証券同様,任天堂がSwitchの商売で今中氏の想定すら上回る高収益構造を作っていたことに驚きを隠せない様子ですね。

    ーーー引用ここから
    会社側のニンテンドースイッチ・ソフト販売予想が私の予想を下回ったにも関わらず、会社予想営業利益が私の予想を上回ったことはサプライズです。私が考えていた以上に、任天堂は効率的に利益を生み出せる会社だったのです。

     今後の訪問取材等を経て決算内容を精査しますが、ニンテンドースイッチ用ソフトの開発コストが私の想像よりも安く、比較的安いコストで作ったソフトが大量に売れたことが、大きな利益を生み出すことになったと思われます。
    ーーー引用ここまで

    もちろん,今回もレポートの結びは「引き続き投資妙味を感じます」。

    安定の安心感です(^^)

  • 【ちなみに】

    アホルダー系証券のひとつ,みずほ証券が決算に対してコメントを出しています。感想文程度のものですが,下に引用してみます。

    ーーー引用ここから
    任天堂が1月31日に18/3期3Q決算及び通期計画の上方修正を行った。いずれもポジティブであるが,3Q営業利益実績が1,165億円とQUICKコンセンサス予想(727億円/7社)はもちろん、みずほ証券想定(860億円)をも大きく上回ったのはポジティブサプライズと言っていい程の好業績であろう。自社ソフト比率やDL比率、もしかしたら、スイッチ本体のマージンなどが、みずほ証券想定を上回ったことが、期待以上の3Q営業利益の要因と思われる。実は、これらの1つ1つには違和感はなく、「やはり強かったか」と思える水準。そのため、「サプライズと言っていい程の」という表現を使ったが、これらが全体的に良好ということがスイッチの商品サイクルのトレンドであるなら、構造的なポジティブとも評価されるため、今後精査したい。
    ーーー引用ここまで

    わざわざ「みずほ証券想定をも」と表現するあたり,自分たちが市場よりも「盛って」予想している自覚が伺えますね(^^)

    かなり楽天的なシナリオを描いたつもりが,実は任天堂はその上を行く収益構造を作って稼いでいるらしいことがわかってきたーーそんなところでしょうか。「構造的なポジティブ」。いい言葉ですね。みずほの驚きが伝わってきます。

  • 【アホルダーの考え方】

    こういう日は掲示板がにぎやかですね。やり過ごそうとも思いましたが,同内容の投稿が頻繁に繰り返されて閉口気味なのでアホルダーの見解を少し紹介しておきます。

    Q:時価総額7兆円を裏付ける利益がないじゃん。
    A:18年3月期で見るとそうかもしれませんが,この先今と同じ利益水準で商売をするわけではありません。アホルダーやそれに近い見解の証券会社は19年3月期で営業利益3,000億円前後,20年3月期では4,000億円超を視野に入れています。

    Q:スイッチあと1年経っても合計2,000万台なの?
    A:君島社長は1年後の累計販売台数ではなく来期1年間で2,000万台は売りたいな,と言っていますので誤解なきよう。ちなみにアホルダーは19年3月期,20年3月期ともそれぞれ2,300万台~2,500万台あたりを想定しています(2020年3月には累計6,000万台~7,000万台くらい売れている計算)。

    Q:スイッチもう売れなくなるでしょ。ピークアウト?
    A:現行型でも5~6年のライフがあると想定しますが,Wiiなどと違い,その後に全く別のゲーム機を出すのではなく同じプラットフォームでマイナーチェンジ機かパーツ単位のアップグレードをしていくと想定しています。DSからNew3DSに至る過程やWindowsPCのアップグレードのイメージに近いでしょう。NVIDIAと長く付き合う覚悟をしたことには意味があるはずと考えています。

    Q:配当低い!株主軽視!
    A:2年後に営業利益4,000億円超,EPS 2,500円程度が達成できそうだと判断してその時の配当を計算し果実を待つ姿勢なら悪い投資ではないと思います。まぁ短期の方にはない発想でしょうけど。

    Q:目標株価なんて不要!証券会社が自己利益のために撒いてるエサでしょ。
    A:確かにどう捉えるかは各自の自由ですが,少し時間をとって60,000円台を出す根拠に耳を傾けてみてもいいのでは。もちろん,18年3月期ではなく少なくともその1年先を想定して。

    Q:マリオカートツアー来年3月なの?そんなに開発かかるの?
    A:来年の3月ではなく来期中と言っています。

    あとは……何かあったような気もしますが忘れました(^^;)

    掲示板がにぎやかなのは悪いことではありませんが,あわてて投稿している皆さん,少し立ち止まって情報の咀嚼なり仮説の検証なりされてみてもいいのではないでしょうか……。

  • 【通期経常利益のナゾ】

    Q3で出した数値をなんで通期で下回るんだ? と頭をひねっていたら,日経にこんな1文がありました。

    「売掛金など外貨建てで保有する資産の評価替えを予定しており、今期末に為替差損を計上する。」

    なるほど。

  • 【プロの情報発信者の発言】

    返信いただき恐縮です(^^;) ご無沙汰しておりました。

    私も結構検証好きなほうで……。もし自分が信じた情報や自分の判断に誤りがあった場合にその原因やいきさつを確かめることができるように,というつもりでやっているのですが,こと任天堂株に関しては「ずっと正しい」判断をされる方と「いつまでも頓珍漢な」判断をされる方にきれいに分かれますね。

    株式市場やゲーム業界に「詳しい人」がおそらくお金を取って発信している情報をあれこれ見てきまして,任天堂に関しては

     ・東洋経済
     ・SMBC日興証券
     ・カブドットコム証券
     ・松井証券
     ・つばめ投資顧問

    が発信するものについてはほぼ信頼ができないという判断をしています。深く考えて外すならまだしも,これらの看板で発言している人達はリサーチも考察も浅はかなんですよね(おっと失礼!個人の感想です)。こちらの古参の方の発言や考察のほうが遥かに参考になります。

    ともあれ,やっとエンジンがかかってきた東証ディズニーランドのニンテンドー・ザ・ライド。ともに気軽に楽しんでいきましょう(^^)

  • 【「証券のプロ」諸氏の過去のコメントを掘り起こす】

    日経マネーの4月号というと,去年の2月に出たやつですね。Switch発売直前のタイミングで,株価23,000円台の頃でした。

    今改めて読むと楽天証券の今中さんのコメントの妥当性と,「買えない」と評価した2氏のダメっぷりが際立ちますね。以下に晒してみます。


    【楽天証券 今中能夫氏】
    新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」は冬に向けて成功するビジネスモデルだとみている。任天堂株には引き続き投資妙味を感じる。

    《評》さすがアホルダーの星,今中氏。ブレずに「妙味を感じる」のコメントを貫いています。実際,言っていることはその通りになりました。


    【マーケット・ジャーナリスト 和島英樹氏】判断:「買える」
    スマホゲーム進出,ガチャ課金とタブー視してきたところに着実に進出してきている。「ポケモンGO」は任天堂ブランドとキャラクターの強さを見せつけた。

    《評》「買える」の判断はいいとして,その判断材料が頓珍漢。当社はスマホ屋に成り下がったわけではありません。


    【松井証券 窪田朋一郎氏】判断:「買えない」
    「ニンテンドースイッチ」がブレークする期待は既に株価に織り込まれている。スマホ課金が成功したとしても,時価総額2兆円企業の株価を押し上げるのは難しい。

    《評》23,000円台のどの辺にSwitchブレークが織り込まれているのかぜひ伺いたい。時価総額6兆円を超えてもまだ織り込めてないと思うのですが。


    【カブドットコム証券 河合達憲氏】判断:「買えない」
    ゲームの主戦場はスマホに替わっている。スマホゲームは面白いぞと普通の人達に気付かせてくれたのが「ポケモンGO」の功績。株価3万円で相場は終わった。

    《評》どこから突っ込めばいいのか……。とりあえずポケモンGOの功績は「任天堂のIPパワーはすごいぞ」とスマホゲーマーに気付かせた点です。いろいろ勘違いが甚だしいのでrirariraさんに弟子入りして一から学び直しましょう。

  • 【株屋さんの予想のおさらいと明日の注目点など】

    18年3月期の通期予想について,アホルダー的に注目している株屋さんの見解もおさらいしておきましょう。

    《本日の発表》
    営業利益:1,600億円
    EPS :999.18円
    年間配当:500円

    《楽天証券》*今中さんのレポート
    営業利益:1,550億円
    EPS :882.4円
    年間配当:440円

    《みずほ証券》*小林さんのレポート
    営業利益:1,450億円
    EPS :949.0円
    年間配当:480円

    楽天証券とみずほ証券はこれまで(現在見えている商売に限るものの)アホルダーの見解に近い分析をしてきていると思いますが,今日の発表はこれらの予想値をも上回ってきたんですね(しかも控えめな計算で(^^))。立派だと思います。

    ちなみに,目標株価については楽天証券は62,000円~64,000円,みずほ証券は60,000円としていますが,これらはいずれも18年3月期のEPSではなく主に19年3月期予想(それぞれ1689.9円,1881.3円)から計算しているはずです。18年3月期のEPSを基準に現在の株価の妥当性を判断しようとすると思わぬ結果を招きかねませんから注意が必要でしょう。

    また配当の低さを強調する向きもあるようですが,ホルダー諸氏はご承知の通り,ここは「連結営業利益の33%」か「連結配当性向50%」で計算したうちいずれか高いほうを年間配当にしています。水準として非難されるレベルではないでしょう。たまたま現在が,目覚しい成長に向けて動き出した段階なので,それを織り込んだ株価から見ると低く見えるだけです。

    また,赤字になれば当然配当なしの計算になるところ,過去には最低でも100円の配当は出してきました。そうした姿勢を見れば経営陣に向かって配当に文句をつけるのは筋が違うと思います。

    ともあれ,今回も無事着地となり何よりです。

    後は明日の説明会で,今後の収益構造に関して何かヒントがないか,注目したいと思います。

    個人的には,(1)Switch Onlineやマイニンテンドーでどう稼ぐかや (2)QOLがどうなったか,(3)IPをどう使っていくか,(4)中国市場とNVIDIAのゲームストリーミングをどうするつもりかあたりで何かないなぁと期待していますが……。

  • 2018/01/25 11:44

    【miitomo終了】

    これは驚きました。

    個人的に,もっとポテンシャルの高いアプリだと思っていただけにかなりネガティブな印象を受けます。miitomoは「ニンテンドーアカウント普及の旗振り役」であり,ある種のプラットフォームまで成長するのではと思っていた頃もあっただけに残念です。

    これをバネにしてさらに効率的なサービスが待っているのならいいのですが,「Wiiの間」に続いてmiitomoの可能性も活かしきれなかったというのは現時点ではネガティブに感じます……。

    そしてDeNAとの関係もちょっと不安……。

  • 【優秀な知育玩具】

    製品を購入しなくても,社会見学や人間観察,特許と意匠,ネットの有用性と危険性,ブーメランの投げ方など様々な勉強ができるんですね。ここまでできるピアノは世界の中でも任天堂製だけでしょう。たいしたもんです。

  • 【次元の違う収益構造】

    >Wii相場と違う次元で営業利益が中期的にも成長

    そう,そこなんですよね。

    巷ではSwitchの売り上げをWiiのそれと比べながら「どこでピークアウトか」を探る向きも少なからずありますが,任天堂はもはやそんな短期サイクルの単一ハードの売り上げに依存するような一本足打法の商売からは脱却しています。

    ご指摘のSwitch Onlineやモバイル事業,そして来たるべき映像事業やIP商売,あるいはなぜNVIDIAと永きにわたり付き合っていく覚悟をしたかなども,「WiiのピークアウトやWiiUの不振から何を学びそれを踏まえてどんな収益構造を設計しているのか」という視点で捉えるべきでしょうね。

    しかるに,市場ではそういう視点でのレポートが未だに皆無に等しい状態です。Switchが増産だとか段ボールが売れそうだとか,そんな個々の構成要素でこれだけ株価が反応するのであれば,任天堂が描いている絵の全体像が見えてきたときには一体どうなってしまうのでしょうかね。

  • 【ロボット相撲と言えば……】

    そういえば,ソニーが去年発表した「toio」ってもう発売になっているんでしたっけ?

    年末に発売予定だったものが今年の1月(=今頃)に延期とのアナウンスがあったきりでその後の動きを追えていないのですが,先行予約した人にはもう届いているのでしょうか。

    toioでは「絶対位置センサー」による2つのキューブの動きとリングでの操作が注目を集めました。尺取虫のように動く様子や「ロボット相撲」のような対戦をする様子も印象的でした。ユーフラテスやレゴ,バンダイとのコラボも発表されていて先の展開も期待させるものでしたが,気がつけばあれから半年,延期以外の続報がないようでちょっと心配です(ちなみに発売延期の公式の理由は「一部部品の調達に時間を要したため」とのこと)。

    一方の任天堂のLaboのほうは,あの商品構成で「部品の調達に……」というリスクはまずあり得ないので発売日の厳守もその後の生産数のコントロールも格段に容易でしょう。

    両者,異なるアプローチでそれぞれの魅力はありますが,こと生産計画管理の面ではLaboに軍配が上がりそうですね。

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