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投稿コメント一覧 (1430コメント)

  • >>No. 5731

    こんばんは。
    午後からやっと晴れたので、お墓参りに行ってきました。
    普段は閑散とした墓地が、色とりどりの花で別世界でした。
    しばらくご無沙汰でしたので、近況報告をしましたが
    両親の所に届いたでしょうか?

    今日も寺山修司作品で、この詩集のタイトルにもなっている
    「秋たちぬ」です。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

       秋たちぬ      寺山修司

    砂山に
    盲目が吹いた
    あかい笛

    海にいま
    入日が果てる。

    かなしい景色

    おおい
    おおい

    夏は逃げて行った。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    *夏の終わりの海岸風景、
     ちょっとスケッチのような作品です。
     海の青と沈む太陽の赤のコントラストが
     美しいですね。
     原文は「おおい」の2番目の「お」がレ点の逆の記号ですが
     変換では無理のようです(汗)。

  • >>No. 5730

    こんにちは。
    お彼岸に入りましたね。私も墓参に行かないと…。

    沢山の俳句のご紹介とhanaikada氏の評をありがとうございます。
    亡くなってしまえば、みんな好い人と思わないといけない、と
    常日頃夫に言われています(汗)。
    私が、ついつい亡き両親への愚痴を口にするときです。
    お墓に行くと、中也の「骨」という作品を思い出します。
     >ホラホラ、これが僕の骨だ、
     生きていた時の苦労にみちた
     あのけがらわしい肉を破って、
     しらじらと雨に洗われ、
     ヌックと出た、骨の尖(さき)。

     で、始まり

    特に3連の
     >生きていた時に、
      これが食堂の雑踏の中に、
      坐っていたこともある、
      みつばのおしたしを食ったこともある、
      と思えばなんとも可笑しい。

    この部分が、何とも言えず可笑しいです!

    hanaikadaさんが挙げて下さった作品の中で
    私が惹かれるのは、初めの作品
     >いさかひし日もあり夫の秋彼岸 清水かつ

    と最後の

    >秋彼岸大谷廟に妻を訪ひ 廣瀬義一   です。

    清水さんの作品は、けんかしたことさえ懐かしいという
    妻としての心情が心に響きます。確かに…と共感します。
    廣瀬さんの作品は、hanaikadaさんもお書きのように
    「訪う」という表現が好いですよね。生前の妻に逢いに行く
    という想いです。故人とは思っていないのでしょう。

    西行の
    >おしなべてものを思はぬ人にさへ心をつくる秋の初風

    という作品(新古今和歌集)が紹介されている本を読みました。
    西行ならずとも、秋の風情を感じる季節になりましたね。

  • >>No. 2869

    G-clefさん、こんにちは。
    こちらは朝から雨です。秋雨前線なのでしょうね。
    いよいよ扇風機を片付けるべきか、と迷います(笑)。

    お嬢様のご婚約、心からお喜び申し上げます。
    寂しくなりますが、これも立派なご成長の証ですよね。
    我が家は息子が2人ですので、女の子には縁がなく
    早く可愛いい嫁さんを、と願ってはいますが
    こればかりは親の力の及ばないことですので(汗)。
    G-clefさんご夫婦は、これからお忙しくなられると思いますが
    ご無理のないようにお願いしますね。お元気なご両親に
    祝っていただけるのが、何よりのはなむけと思います。

    沢山の本のレビューを載せて下さって、ありがとうございます。
    村上さんの「カンブリア宮殿」は、私も時々観ております。
    世の中で活躍されている方は、やはり着眼点が違いますよね。
    凡人の私には余り参考にはなりませんが、感心しながら観ています(汗)。
    折原一さんというお名前は、初めて目にしました。ホラーの要素が
    たっぷりのようですね。是非予約してみます。
    「夜の側に立つ」は、予約中ですが、未だ順番が回ってきません(泣)。
    小野寺さんの作品は好きなので、楽しみです。
    中山さんのミステリーは、作曲家の名前が多いなぁと思っていましたが
    この作品は軽いエッセイのような感じですね。作家の舞台裏という感じで
    読めそうですね。

    私が読んだ本を載せてみます。
    ・「大人は泣かないと思っていた」(寺地はるなさん)
    連作短編で、読後感が良い作品でした。地味で口が重い青年が少しずつ
    自分を出していく姿が素敵でした。

    ・「崩れる脳を抱きしめて」(知念実希人さん)
    本屋大賞にノミネートされた作品、作者の知念氏は現職の医師です。
    ターミナルケアの病院に入院中の女性と、研修でここに来た青年医師の物語、
    というと非常に陳腐な気がしますが、この作品はミステリ-の要素充分で
    最後まで読まないと、その面白さに気づきません。

    ・「わかって下さい」(藤田宜永さん)
    一部が重なる連作短編です。老いを迎えた男性の昔を懐かしむ心情が
    そこはかとなく漂う作品ばかりで、じ~~んとしました。特に老画家と
    老ギタリストの話は秀逸です。

    では、この辺で失礼します。
    どうぞ、お元気でお過ごしくださいますように。。。

  • >>No. 2867

    しげさん、こんにちは。お久しぶりです。
    こちらは日中は暑く、夕方から土砂降りという日が
    続いています。来週のお彼岸までに秋らしい天気に
    落ち着くのでしょうか?

    一か月の間に色々なことがありましたね。
    自然災害は天の怒りか?と思えるほどの猛威で
    被害に遭われた方のお気持ちを察すると
    本当に言葉もありません(泣)。
    大坂なおみさんの活躍は、国民に希望を与えてくれました。
    彼女の笑顔がキュートですし、日本語も可愛いです。
    安室さんの引退は、オバサンには寂しいことですが
    彼女がそういう選択をされたので、仕方ありませんね。
    これからも、また素敵な人生を送ってください、と
    言うのみです。
    樹木希林さんの訃報は、「万引き家族」を観た私には
    驚きでしたが、最後まで女優として全うされたのだと
    思うことにします。
    私は初めて知りましたが、G-clefさんのお嬢様のご婚約
    本当におめでとうございます。しげさんがお書きのように
    これこそ、トップニュースです!!

    「朝日嫌い」のご紹介、ありがとうございます。
    私はタイトルから想像して、朝日新聞の記事についての
    批判かと思っていましたが、当世の若者の意識のお話でしたか。
    学生運動の余波をかぶって学生生活を送った者としましては、
    保守と革新の捉え方は、???です。
    私にとっては、全くの異星人です(笑)。

    話は変わりますが以前、しげさんが紹介くださった
    「敗れても 敗れても」を私も読んでみました。
    別の本で、日本に野球が紹介されたばかりの頃
    一高野球部が強かったということは知っていましたので、
    その流れで六大学の中に東大が入った事は驚きませんが、
    今となりましてはプロ級の選手が勢ぞろいの私学と同等に
    戦うことは、非常にキツイでしょうね。
    でもこの本を読み、そんな厳しい中、日々の練習を怠らず、
    まずは一勝を目指す姿に感動しました。
    二桁勝利の日が来ると好いですね。

    他に五木寛之さんの「七十歳年下のきみたちへ」という
    エッセイ(講演集?)を読みました。灘高生と早大生に
    向けてのメッセージです。その中で詩歌(文学)は元々
    吟遊詩人から発生しているので、ボブ・ディランが文学賞を
    受賞したのは当然という話が載っていました。文字で書かれた
    ものより口承文学の歴史の方がずっと深いでしょうから
    確かに!と納得です。

    では、この辺で。どうぞ、お元気で。

  • >>No. 5727

    こんばんは。
    暑い寒いも彼岸まで、と言われていますが
    今年は当たっているのでしょうか?
    願わくば…と祈ります。

    今日は寺山修司の未発表詩集「秋たちぬ」から
    「鬼灯」を載せてみます。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

       鬼灯      寺山 修司

    叔母さんの
    垣根の
    鬼灯は
      かんだら甘く
      苦かった
    死んだ則子ちゃんの
    歌ごえが聞こえるような……


    ー空には
     雲が浮いていた。


    叔母さんの
    垣根の
    鬼灯は
      吹いたらまろく
      ふくらんだ
    かなしい則子ちゃんの
    髪の匂ひに
    ーほうら
     飛行機も飛んでいる。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    *西條八十と同じように、子供が亡くなる事が、
     そんなに珍しいことではなかった時代が
     かつての日本にはありましたね。
     鬼灯から連想された則子ちゃんへの思いが
     そこはかとなく伝わってくる作品です。
     昭和26年の作品だそうです。

    道端で萩の花を見つけました。
    季節は確実にめぐってきますね。

  • >>No. 5726

    こんばんは。
    こちらは只今雨が降っています。
    先ほどまで土砂降りでしたが、やっと収まりました。

    地鎮祭、おめでとうございます。
    ここまでの道のりが大変でしたね。
    でも、亡くなったご両親もお喜びでしょう。
    我が家は、一番暑いときに一週間の外装工事でしたが
    それだけでも、何か疲れてしまいました(汗)。
    これから少しづつお家ができ上るのを、ご自分の目で
    お楽しみくださいね。

    樹木希林さんの訃報、彼女らしい最期だったと思います。
    「万引き家族」の映画を観ましたが、お祖母ちゃん役で
    存在感を発揮されていました。
    得難い女優さんでしたね。ご冥福を祈ります。

    西條八十の「三七忌」のご紹介、ありがとうございます。
    四十九日のような法要でしょうか。
    偽りと知りつつも慰めてくれる人、またそれを受け止める人
    辛い試練を乗り越える人間の処世術なのでしょうね。
    でも、その中に人の温かさを感じます。

  • >>No. 5723

    こんばんは。
    こちらは雨の一日でした。
    秋雨前線の影響とか。。。
    カラッとした秋空を見たいです。
    雲もどんよりとした雲ではなく
    すっきりと線を引いたような筋雲、
    これでないと秋とは言えませんね。

    今日は高田さんの「むらさきの花」です。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

      むらさきの花       高田 敏子

    日々は平穏である
    長女は四部屋の社宅に住み
    二児を育てながら
    料理とケーキ作りに熱中している

    次女は二部屋のマンションに移り
    靴のデザインを仕事として
    土曜か日曜日にはもどって来る
    テレビの前でコーヒーを飲みながら
    きっということば
    この家 寒いわ もっと暖房を強くしたら?

    息子も三部屋のマンション暮らし
    一歳半の男の子数え唄をうたう
      ひとつ ひよこが 豆くって ピヨピヨ
      ふたつ ふたごが けんかして プンプン
    愛らしい妻も声をあわせて
    唄は何回もくり返される

    私はもう 子といさかうこともなく
    折々の訪れをのどかな笑顔で迎えている

    この平穏な日々
    何をほかに思うことがあろう
    毎夜私は 縁先につながれて眠る赤犬の
    いびきを聞きながら目をつむる
      
    眠りにつくまでの道には
    岩山があって
    植物図鑑の中の
    むらさきの花が咲いている
    根に毒をもつというトリカブトの花
    むらさきの花を好む私の心の奥にも
    この花の根に似たもののあることを知っている

    根の毒を舌先になめながら
    眠りの道に入るまでの さびしさ

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    *戦争のような子育てを終え、子供たちの自立を見届け
     親としての責任を全うしたはずが、何となく落ち着かない
     いったい何故? 自分に向き合うと次々に出てくる毒(?)を
     高田さんはシニカルにお書きです。
     平穏な生活の隙間に忍び込む想いは、寂しさや心細さが遠因かも知れませんが
     誰しも、この棘を宥めながら生きていくしかなさそうです。

  • >>No. 2864

    月虹さん、こんばんは。
    台風と地震、こんな災難が次々とやってくるとは…
    何かの警鐘かな、と思ってしまいました(泣)。
    普段、何の疑問も持たずに使っている電気や水道が
    使えなくなったら、本当にパニックですよね。
    被害に遭われた方々が、早く元の生活を取り戻せますように
    祈ります。

    「国宝」は地元の図書館に予約しましたら、まだ入っていないそうで
    リクエストをしました。吉田さんは作品ごとに雰囲気が違うので
    期待しています。歌舞伎界のお話ですね。芸事の世界は庶民には
    縁がありませんが、研鑽に次ぐ研鑽で痛ましいですね。

    私は帚木蓬生さんの「襲来 上下」を読みました。
    法華経の開祖日蓮と彼の弟子(最初はお世話係)見助の物語です。
    私は子供の頃、毎月本屋さんから伝記(偉人伝?)が届き
    それを読むのを楽しみにしていましたが、日蓮ではなく
    逆の立場の法然や親鸞を読んでいましたので、読み始めた時は
    多少違和感がありました。でも読み進んでいくうちに、オォ~!と
    思う点が沢山あり、この師弟関係を熱く感じました。
    またこの作品には、モンゴルからの襲来(元寇)の場面が登場し
    凄惨なシーンがありました。対馬や壱岐の人たちです。
    歴史の授業では、風(台風?)に救われたような話がありましたが
    この作品では、対モンゴルに備えた緻密な警備が出てきました。
    上下で650ページの圧巻でしたが、読み応えたっぷりでした。

    他には「婚活食堂」(山口恵以子さん)
    松本清張賞になった「月下上海」のような重苦しいいミステリではなく
    食堂のおばちゃんの雰囲気です(笑)。楽しめながら読めました。
    「大人は泣かないと思っていた」(寺地はるなさん)
    連作短編で、ほのぼのした作品でした。地味な人物に光を当てて
    進めていくところが気に入りました。
    「父からの手紙」(小杉健治さん)
    どんな展開になるのが見当がつかないミステリっぽい作品ですが
    最後はエッ!と絶句して、納得しました(笑)。

    では、この辺で。読書の秋到来です。
    すてきな読書ライフを送られますように。。。

  • >>No. 5722

    こんばんは。
    比較的涼しい一日でした。
    枯葉を集めたり、生垣の下に溜った落ち葉を掃きました。

    大坂なおみさんの人気は凄いことになっていますね。
    決勝戦での的確なレシーブに、驚きました。
    またサービスエースも多かったですよね。
    相手からすると、あんなギリギリのコースを攻めてこられたら
    お手上げだったことでしょう。
    いやぁ、良い試合を見せてもらえました。

    岩田正さんの短歌(川柳?)のご紹介、ありがとうございます。
    一番心に響いたのは
    >生くるとは負目をもちて生くること
     負目知らねば生くると言はず      です。

    完璧な人など存在しませんので、負い目があるのが当然ですが
    なかなか正面切って言えないところがキツイですよね。
    負の部分を抱え、それを何とか穴埋めしようと生きることこそ
    尊いのかもしれません。歳を重ねて見えてくるものですね。
    岩田さんの作品には、老いを生きる知恵が感じられて
    力をいただきました。
    ・「良いこと」にのみ、耳を傾けること
    ・負けを認めず「終戦」と呼びたくなる心境
    ・老いてから気づく景色の深さ
    ・お笑い番組を見て、危機的状況から目を逸らす安直さ
    決して責められることではなく、生きる知恵ですよね。

  • >>No. 5719

    お早うございます。
    こちらは風が強いですが、まずまずの好天です。

    相変わらず村野四郎詩集を読んでおります。
    今日は「秋の化石」です。
    学生時代、地質学専攻の私としましては、逃せない作品です(笑)。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

        秋の化石    村野 四郎

    第何号かの台風がそれていった秋
    ひろげていた朝刊に
    ふと おもしろい記事をよんだ
    ー古代生物メガケロスの巨大な角発見ー
    この洪積世のシカは
    頭上の角がしだいに発達し
    ついに その重みのために滅亡した とある

    こんなコッケイな夢のシカは
    今では
    どこのやぶかげにもいないだろうが
    ただ へんに心にのこるのは
    そうした論理が化石したまま
    何万年も地のそこに
    腐らずに在ったということだ
    さもあらばあれ

    その不運なシカのまなざしを
    あわい芙蓉の陽ざしのなかに
    ふっと 幻覚してみるのも 秋
    没落の季節のゆえであろうか

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    *そういえば、化石でしか見ることはありませんが
     アンモナイトの最期(?)も、奇形が沢山出来て
     滅びたと言われています。
     生物の「種(しゅ)」としての寿命は1億年とか。。。
     長いのか短いのか分かりません。
     村野さんが、このような形で滅んだシカに思いを馳せるのは
     やはり秋の日だからでしょうか?
     生命力が旺盛な夏が過ぎると、下降気味の秋が控え
     やがて極寒の冬に入る、というのが世の習いですが
     生命の理にかなっている気がします。
     最近、芙蓉の花を見かける機会が増えました。

  • >>No. 5718

    お早うございます。
    こちらは好天で、風が気持ち良いです。
    >秋来ぬと目にはさやかに見えねども、風の音にぞ~ 
    の世界です。

    永窪綾子さんの「笑う木」のご紹介、ありがとうございます。
    同じ作品を何度載せて下さっても、私の記憶の容量は
    極端に少ないので、ノープロブレムです(笑)。

    お年寄りと木が一体化している感じが好いですよね。
    こんなお年寄りが、私の理想です。
    百日紅は、ついつい木肌に触れてみたくなりますよね。
    スベスベで、羨ましい(笑)とか…。
    亡くなったおじいちゃんを思い返すように
    木肌に触れる子供も素敵ですね。
    脈々と伝わる「想い」が感じられます。
    hanaikadaさんのご感想も、おじいちゃん→子供
    へ移ったそうで、未来を見つめていらっしゃる証拠ですよ。
    お互いに長く生きていれば、色々な良いことに出会えそうです。

  • >>No. 2862

    お早うございます。
    北海道は地震で、大変なことになっていますね(泣)。
    台風で地盤が緩んでいた所に、大揺れが来ましたので
    ひとたまりもありませんよね。恐ろしいことです!!
    ~備えあれば…~ と言われても、憂いは大きいです。

    原民喜さんの生き方は、それ自体が一つの物語(短編)のようです。
    昔は太宰治や坂口安吾、檀一雄のような破天荒な作家がいましたが
    彼らとは違う意味での、尋常ではない生き方でした。
    旧仮名遣いは読みにくいかもしれませんが、慣れれば
    何ということはありません。飛ばし読みもOKですし(笑)。

    荻原作品、相変わらず面白いですよね。
    どの作品から読み始めるかで、好みが分かれるでしょうが
    「明日の記憶」を読んだ上司が、「なかなか恐ろしい作品だった!」
    と職場で話題にしていました。その後彼が氏の作品を読んだか否かは
    不明です。私は、座敷わらしのほんわかイメージが好きですが
    本当は悲しいお話ですよね。
    こけしも「子消し」に繋がると聞いた覚えがあります。

    奥様の通院のお付き添い、お疲れ様です。
    マサさんの元気が、奥様のご回復の元ですので
    是非明るくお過ごしくださいね。

    では、この辺で。また暑さが戻ってきましたが
    先日来の猛暑はなさそうで、安心しております。
    お互いに、日々元気で過ごしましょうね。

  • >>No. 2859

    G-clefさん、こんにちは。
    お住まいの広島では、そんなに大きな被害はなかったようですが
    大阪や関西国際空港では、大変だったようですね。
    こちらも一時期風が酷く、近所の小中学校は午前授業だったようです。

    村山さんの「星をつなぐ手」のご紹介、ありがとうございます。
    私の早速地元の図書館に予約を入れました。他に予約された方がいないので
    じきに読めると思います。このシリーズが、これで終わってしまうのは
    本当に残念ですね。
    私も本を買うときは、地元の本屋さんに足を運ぶようにしています。
    大型書店は別にしても、個人経営の本屋さんがどんどん姿を消すのは
    何か寂しいですよね(泣)。できる限り、応援したいと思っています。

    私が最近読んだ本を挙げてみます。
    ・「この世界で君に逢いたい」(藤岡陽子さん)
    ややミステリめいた内容なので詳細は省きますが、旅行で与那国島を訪れた男女が
    島に宿る霊(呪いではなく、この世から去った人に会える)に導かれ…という展開です。
    最後は、やっぱり藤岡さんの作品だ!と思わせる温かい収め方でした。

    ・「大奥づとめ」(永井紗耶子さん)
    11代将軍徳川家斉時代、と書くとちょっと退いてしまいますが、女同士のドロドロした
    世界とは無縁で、大奥で働く女性を連作短編集として扱ったものです。
    いわば、「お仕事小説」で、とても面白かったです!

    ・「あのとき僕が泣きたかったのは、悲しかったからじゃない」(瀧森古都さん)
    独立した短編5話、それぞれが涙腺が緩む作品です。特に不登校の息子(中3)と母親の
    関係を綴った「真昼の花火」など家族の再生の物語が中心です。

    ・「ハレルヤ」(保坂和人さん)
    保坂さんの作品は観念的で難しいと思っていましたが、この連作短編集に登場するのは
    殆どが猫で、すらすら読み進められました。どんなに愛情を注いでも、最期は免れません(泣)。
    そういう別れのシーンを淡々と描いていらっしゃり、猫と飼い主の関係が深いです。

    では、この辺で。
    また暑さが戻ってきましたが、お元気でお過ごしくださいね。

  • >>No. 5715

    こんにちは。
    こちらは台風一過の好天ですが、夏に逆戻りの感が。。。
    西日本は色々な被害が出ましたが、hanaikada家はご無事でしたか?
    我が家では、プランターに植えたお花が何本か折れました(泣)。
    そのままでは可哀想なので、仏壇に供えています。

    hanaikadaさんは、ニュートンをお読みになるのですか?
    私は、時々本屋さんで立ち読みする程度です(汗)。
    「世界を変えた書物展」ですか。チェックしてみます。
    初版本とは、本当に凄いことですね。
    キュリー夫人の時代のX-rayは、世紀の大発見だったのでしょうが
    現代はMRIが主流のようで、レントゲン撮影は被ばく量の観点から
    お勧めしませんよ、とかかりつけの医師に言われました。
    人間ドッグのオプションについて相談した折のことです。

    今日も村野四郎さんの作品で「九月の歌」です。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

        九月の歌    村野 四郎

    燃えのこった

    グラジオラス

    薔薇の木の下の方に

    蜂の巣がある

    私は煙草をくわえて

    梨畑から出てくる

    この頃 私の歌は涸れ

    頭の上には軽い経木帽が

    そして

    経木帽は蝉の殻をつけて

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    *秋になると、何となく心淋しくなり(メランコリー?)
     自分の来し方行く末に想いを馳せる機会も多くなりますよね。
     村野氏が旺盛な創作欲から、数多くの作品を残されたことは
     良く知られていますが、氏にもご自分の詩心の枯渇を
     お感じになることがあったのですね。
     ちょっと涸れた感じのこのような作品も、素敵です。

    ついでですが、この作品の最後にセミの抜け殻が登場しますので
    我が家のセミの抜け殻のその後を載せてみます(笑)。
    あの大風にもめげずに、しっかり葉の裏にしがみついていました。
    オー・ヘンリーの「最後の一葉」のようですが、
    本物の抜け殻です!!

  • >>No. 5712

    真ん中辺に、ちょっと茶色のものが見えると思います。
    それが抜け殻です。
    ズームにしましたら、不鮮明になってしまったので
    普通に撮りました(汗)。

  • >>No. 5711

    こんにちは。
    こちらは昨夜は雨で涼しかったですが、午後から晴れました。
    途端に暑さが戻りました(泣)。台風も来ています。
    大型台風、どうぞお手柔らかに…と願います。

    杉山さんの「退屈」のご紹介、ありがとうございます。
    十年ひと昔とは言いますが、何も変わらないとは
    ある意味、ビックリですよね。
    歳を重ねることで、建物もポストも格子戸も
    少しずつ古くなっているはずでしょうが
    肝心の長谷川君が、変わらずにいたことこそ
    大いなる喜びです! 
    しかし、その喜びには、皆 案外鈍感です。
    「退屈」と、一言では片づけられない神様のお力が
    はたらいているような気がします。
    変わらないことに感謝ですよね(笑)。

    デパ地下には最近縁がありませんが、まめなhanaikadaさんは
    色々とお買いになっているようですね。
    試食の時と、帰宅後自宅で開いたときの味のギャップ、
    これが何とかならないか?と後悔することが多々あります(汗)。
    もう少しあったら…と思う程度の少量をお求めになることを
    お勧めします。

    先ほど気づきましたが、金木犀の葉の裏に蝉の抜け殻が付いていました。
    もしかしたら、我が家の庭の土の中から出てきて羽化したのかも?
    と夫が感心していました。画像は相変わらず上達しないままで
    失礼します(泣)。

  • >>No. 5708

    こんにちは。今日から9月(秋?)ですね。
    こちらはどんよりとした天気です。
    相変わらず大気は不安定だそうで…。
    この天気のせいか、何となくすっきりしないので
    今、気分転換を兼ねて、家中の掃除をしました。
    最後は拭き掃除で終了です。水拭きは気持ち良かったですよ。
    狭い家ですので、そんなに手間はかかりません(汗)。
    暑さで葉の色が変わってしまった観葉植物の葉も
    思い切り切りました。新しい葉が控えているようなので
    涼しくなってから出ておいで、と言いたくなります(笑)。

    先日見つかった現在詩文庫15冊は、少しづつ読んでいこう
    と思います。楽しみは取っておかないと…。

    一番端っこにあった村野四郎さんの「秋の日」を載せます。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

       秋の日     村野四郎


    私はきょう
    死んだ彼と一緒に歩いた
    木犀やコスモスの墻(かきね)の向こうに
    青い空のある道を

    わたしは花をとって彼の釦の穴にさしてやろうとした
    すると彼は痩せた胸骨を硬くしてあらぬ方を見ていた

    遠く流れていた雲
    涯てなく深い青空
    彼の眼を捉えていたものは何であったろう

    道には枯れた蔓草が乱れていた
    鶏があわてて逃げた
    彼の冷たい影の中で虫がないていた

    言おうとして言えなかった
    私のたくさんの言葉
    きこうとしてきけなかった
    彼のたくさんの言葉
    それから悲哀の中で騒いでいた
    よわよわしい鶸(ひわ)のこえ――

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    *新即物主義の詩人と言われていますが、秋の風景の中で
     亡き友を慕う想いが溢れていて、抒情的な作品ですね。
     友があらぬ方向を見ていたのは、自分とは住む世界が違ってしまったから
     と受け取りましたが、hanaikadaさんはいかがでしょうか?
     この作品に流れる秋の風情を、早く味わいたいものです(泣)。

  • >>No. 5707

    こんばんは。
    普段とは違い、随分早い時間のご投稿ですね。

    俳句は、私には無理です(汗)、ということで。。。

    長田さんの「なくてなならないもの」のご紹介、
    ありがとうございます。

    >なくてはならないものは、けっして
     所有することのできないものだけなのだと。

    本当にそうですよね。
    貧富の差(今で言う格差)が生まれたのは稲作のせい
    と学生時代に学んだ覚えがあります。
    保存がきくものを手に入れたために、物を所有するという感覚が
    生まれたのでしょうね。
    でも、逆に考えると、所有に関係ないものだけが
    本当に必要なものとも言えますよね。
    何も持たずに生まれたのですから、何も持たずに消える
    というのが一番理にかなっているようです。
    ここまで達観できると、もっと暮らしやすい世の中に…
    と思いますが、現実は厳しいです(泣)。

    今日、棚を動かしましたら、後ろから思潮社の現在詩文庫が
    出てきました。
    ラッキー!と思いましたが、ずっと気付かずにいた私は一体???

  • >>No. 2857

    奥様を亡くした後の原は、生きる屍のような状態でしたが、
    何としてもあの惨禍は書かないと…と思ったようです。
    敗戦後の彼の生活は貧しさとの闘いだったようですが
    書くべきものを書いて、自分の生を閉じたという感じです。
    遠藤氏が「美しい死」と書いておられます。
    有名な2作は、文庫でも置いてありますので、もし気が向かれましたら
    マサさんも手に取ってください。
    私が感心したのは、梯さんの原氏に対する畏敬の念です。
    全篇、氏に対する愛情を感じました。

    また、お尋ねの「ざっかけない」という言葉ですが、私は全く知りません(汗)。
    東京の方言だそうですが、私も栃木の田舎育ちですので、縁がない言葉です。
    こんな狭い国でも、地方によっては言葉が聞き取れないことがあり
    焦りますよね(泣)。
    以前、秋田県にスキーに行った折、電車の乗り合わせた年配の方のおしゃべりが
    さっぱり???でした。
    お役に立たなくて、申し訳ありません(泣)。

    では、この辺で。暑さを乗り切って頑張りましょうね。

  • マサさん、こんばんは。
    今日も蒸し暑かったですね。
    子供たちの学校が始まった所が多いそうですが
    エアコンがない教室も、まだまだ多いらしく
    どうやってこの暑さを凌ぐのか、心配です。

    原民喜の作品は、若いころ読みましたが
    梯さんの評伝が出たので、読んでみました。
    有名なのは「心願の国」と「夏の花」ですが、
    それ以外に散文や詩もあります。
    先日観た映画「羊と鋼の森」の中にも、原民喜の文章が
    引用されていました。良い文章についての原の想いは
    良い調律にも繋がっているのでしょう。
    こんな文章です。
    ~ 明るく静かに澄んで懐しい文体、少しは甘えてゐるやうでありながら、
    きびしく深いものを湛へてゐる文体、夢のやうに美しいが
    現実のやうにたしかな文体……私はこんな文体に憧れてゐる。
    だが結局、文体はそれをつくりだす心の反映でしかないのだらう ~

    実家が裕福だったため、一時期夜学の英語教師をした以外
    殆ど職業に就くこともなく、短い一生を終えました(自死)。
    彼の作品は「三田文学」(慶応大出身者たちの文芸誌)に
    掲載されたものが大部分ですし、教師を辞めた後は
    ここの編集者をされていたようです。
    遠藤周作氏とも三田文学を通じて知り合い、かなり深い交友を
    結んでいました。原が亡くなったのは、遠藤氏がフランス留学中で
    フランスの住所宛の遺書があったそうです。
    三田文学は1910年に永井荷風が始めたそうですが、西脇順三郎、
    佐藤春夫、石坂洋二郎、加藤道夫、柴田錬三郎、山川方夫、山本健吉、
    松本清張、江藤淳など数多くの作家を出しています。
    原民喜の話に戻りますと、実家から結婚しないなら今後仕送りは止める
    と半ば脅される感じで一緒になった奥様の貞恵さんは、非常にできた方で
    原の才能をひたすら信じて、励まし続けられたようです。
    残念なことに結核で早世しましたが、この結婚生活が原にとっては
    一番幸福な時期だったと思います。戦争も原爆投下(彼は広島出身)も
    まだ先のことでした。原爆の直接的な被害には遭いませんでしたが、
    無数の無辜な人々が死んでゆく姿を、目の当たりにしたことが
    その後の執筆に繋がりました。 <続きます>

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